異世界より降臨した一人の勇者。彼の活躍で平和を取り戻した世界。誰もが歓喜に沸く中で、「私」は心が渇くような心地でいた。
――勇者?魔王討伐?糞でもくらえ。そんな誰でも書くような題材を書いたとして、何の意味がある?誰の印象に残る?誰の心を動
かせる?――
作家の卵である「私」の願いはただ一つ。
「自身の存在で、誰かの心を動かしたい。誰かにとって特別な存在になりたい。」
そんな思いを胸に創作を続ける「私」にとって、書店で十把一絡げにして扱われる勇者の冒険譚など、忌避するべきものでしかなかった。
「誰かの特別」となるためには、誰も知らず、それでいて興味深く、刺激的で、なおかつ勇者の冒険譚と並べたとしても、決して色あせることのない物語を作るしかない。
そんなある種の強迫観念に駆られ、少しずつ焦燥していく「私」は、ある日、酒場で一人の老人に出会った。
騎士の厳めしさ、少年の無邪気さを併せ持つその老人。
彼こそが「青い瞳のペンドルトン」
かつては腕利きの衛兵として、王都を縦横無尽。様々な手柄を打ち立てた、古強者なのだった。
彼の語る昔話が、今の彼の語る教訓が、そして何より彼の青い瞳が、かたくなな「私」の心に、少しずつ変化をもたらしていく
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-14 23:17:59
11354文字
会話率:21%
白でも、黒でもない。
そんな状態を心地よいと思う女。
白でも、黒でもない。
そんな状態を作り出している男。
白か黒か、その答えはどちらに?
――そんな物語。
最終更新:2016-03-07 15:50:41
1555文字
会話率:48%
私、精神障害者的見地から見た障害者についての差別偏見蔑視構造を戯作ピエロ的タリラりラン騒ぎ的手法で手術台の上で裸(笑)いや解剖してみる実験小説にしたく、よろしく読んで頂戴よ。(^0^)/ほほほほほほほほほほほほほほ諸兄よ頼むわいm(__)m
最終更新:2016-02-16 20:09:12
58937文字
会話率:5%
噛み合うようで噛み合わない、だけれどそれが居心地の良い関係。
バレンタインにちなんで。
最終更新:2016-02-14 14:48:33
1566文字
会話率:53%
親にナイフをむけられて、殺されそうになった少女李楼美(いるみ)は、自分の魔法で親を殺してしまった。親殺しと街中で噂され、居心地が悪かった。そんな中、ある少年龍我(りゅうが)と出会い、一緒に過ごしていく。お金は回復魔法を利用して、病院を開いて
いるが、その病院には、どーしても助けが必要な人しか、たどり着けない。なので、滅多に人が来ない。そんな中、2人はどうなるっ?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-10 21:34:45
859文字
会話率:37%
南 春風は《Peace alive》の社長である。三年前、妹の海香(うみか)と共に叔父の義信(よしのぶ)から逃げ、世界を股に掛ける有名グループ企業《鷺ノ宮グループ》会長、鷺ノ宮 源一郎に助けられる。
そして、二年間、源一郎の元で学び、《
Peace alive》を起業した。
《Peace alive》の社員は春風を含め、六人。
女子なら誰でも憧れるプロポーションを持つ《Peace alive》のお母さんこと、三浦 華凜(かりん)。
源一郎の孫で、品行方正、頭脳明晰のお嬢様、鷺ノ宮 雪乃。
元気印のムードメーカーで瞬間記憶能力の持ち主、前川 せきな。
素性不明、ふわふわ銀髪の愛されキャラ、アリス。
国宝級プログラマーとして成長した、海香と共に運営している。
しかし、雪乃の協調性の無さや海香の引きこもり等決して望ましい状況では無かった。
そのような中、《Peace alive》史上最大の事件が起きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-07 01:49:07
71391文字
会話率:65%
魔術契約事務所「フォークロアの庭」へようこそ、
土地神様との契約内容の見直しから召喚獣との物理訴訟まで請け負います。
国際政治の中心地、スフラーフェンハーヘ共和国において、表でも裏でも花形の職業が二つあります。それは弁護士と契約士です。
前者は人同士、或いは企業同士の訴訟を取り扱うのに対して、
後者は召喚した魔獣が言うことを聞かない、誤って悪魔的な存在と契約してしまったのでクーリングオフしたい、はたまた建設現場から古の遺跡がでてきて封印された精霊種が見つかったので契約したい等、人が遭遇する魔術的な事案に対して法的側面と現実的な側面からトラブルシューティングや法廷闘争を行う者たちのことです。
国連の契約高等弁務官事務所登録の契約士であるエギュベル・オードヴィは契約士になって約十年、スフラーフェンハーヘ共和国の首都に事務所を構えて契約士業を営んでいましたがそんな彼の下に特殊な案件が持ち込まれます。
それは王権神授説を証明してほしいというものでした。
そして物語は始まります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-30 07:00:00
31862文字
会話率:34%
秋葉原のメイド喫茶で働く神楽亜利亜にはもう一つの顔があった。
グールハンター。
グールになった町の人間を排除する掃除屋だった。
着心地が良く動きやすい体操着に着替えると、M-4を手に持ち今日もグールを掃除する。
最終更新:2016-01-27 09:00:00
2501文字
会話率:41%
オレは記憶を失い、どうしたら良いのか皆目検討も付かなかった。
そんなオレが出会ったのは、白い白い一人の女。
耳に心地好い声。優しげな笑顔。それらに惹かれて手を伸ばす。
そんな記憶喪失のオレを拾ったのは、白い彼女だった。
でもそんなのは、只の淡い幻想でしかなかった。
彼女は実に、人使いの荒い人間であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-27 01:13:17
1152文字
会話率:24%
ある日突然この世界で目覚めた私。自分の名前や何故ここにいるのかさえ分からない。周りの風景は初めて見る光景のようだが、思い出という名の記憶は虚ろで本当に初めてなのかも分からない。ただうっすらと言葉や物に対する知識はあるようだ。辺りは夕焼けに染
まり、ざわざわと人々の声が入り混じり不思議と不快感は無い。むしろそのノイズが今は心地良く感じる。
果たして自分が誰で、何をするためにここにいるのだろうかーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-26 21:19:23
2911文字
会話率:46%
舞子はいつも夢を見た。
赤い花の中を彼と歩く夢。
それはとても幸せな心地よい夢であった。
ある日、舞子に結婚の話がされる。
それはもう決まっていて、断ることは出来ない。
相手との顔合わせに後に母親から重大な話があった。
それはとても信じら
れないことで…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-25 19:02:48
19483文字
会話率:30%
もうすぐ父親になる僕。部屋には母親の手作りの風鈴。心地よい音はするのだが、どんなに風が吹いても「ちりん」とたったひとつしか鳴らない。
ある日の午後、僕は部屋でゆっくりとくつろいでいた。妻は実家で落ち着いている。
そんなゆったりとした時
間の中、玄関の呼び鈴が鳴った。
覗き窓から訪問者を確認すると、そこには僕の父親がほほ笑みながら立っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-15 11:10:39
4348文字
会話率:20%
ため息は白く色づいてから透明になっていくのに、透明になりきれない自分は白いまま教室を漂っている。
居心地の悪い教室の隅。言葉はマフラーの毛糸に絡まって、誰のもとにも届かない。
たったひとりの家族にも、傍にいるクラスメイトにも名前を呼ばれない
空間で、名前をなくした少年は、名前を呼ぶ少女のまぼろしを見続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-08 23:50:10
7843文字
会話率:29%
気ままじゃいられないこともあるんだな。
―――ウチのご主人様は不毛な恋をしている。所帯持ちのくせして、自分より年若い女の子に恋をしているのだ。けれども、まあ、あの女の過剰ともいえる小言と職場の居心地の悪さを考えれば、なんとも言えないんだけ
ど。まったく世話の焼けるご主人様だわ。仕方ない、いっちょ一肌脱いでやりますか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-07 17:25:57
6250文字
会話率:38%
人に気を遣ってばかりの和也と物事をはっきりという隆文という少年二人が自分たちの悪いところを直そうと努力するという、まあ少しコメディ少ししんみりって感じの物語です。
最終更新:2015-12-28 00:00:00
1523文字
会話率:72%
29歳、独身、一人暮らしの有紗。ある日突然、目を開けたら知らない草原にて一人ポツン。なんで!?言葉が通じて日本かと思いきや異世界!?ナイスミドルに拾われて、衣食住さらには仕事も与えられたはいいけど…ヘタレ王も毒舌宰相も女装家にも興味は無い!
私は地球に帰りたいんだ!だがしかし居心地良くなってきたぞ…これ以上誰かに優しくされたら困る。いつか帰る日を夢見ながら、日々過ごしていくが…どうやらまわりは放っておいてはくれないようで……(本編完結済み、12/27番外編を投稿しました!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-27 09:40:00
277009文字
会話率:42%
滅亡に貧した世界。
『博士』と呼ばれる女は、自分自身のクローンを使役し、毎日命を作っては実験を繰り返していた。
彼女の目的は、『左手の爆心地』から、あるものを持ち帰ることなのだが。
最終更新:2015-12-27 07:40:52
2707文字
会話率:60%
読書と食事が生きがいの少年、仁見由。ある日、車に轢かれて死んだはずの彼は、人の魂を管理する存在、グリム・リーパーである少女、グリムと出会う。彼女に誘われて、由は転生局で働き始めた。
転生対象者の希望調査や現世での死んだ人の魂回収の手伝い
など、転生局の雑用をこなす毎日。その歪みながらも平穏な日々に居心地のよさを感じ始めていた由は、まだ気づいていなかった。転生局が存在している意味を。グリムが隠している秘密も。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-21 23:59:06
207626文字
会話率:43%
青年が目を覚ますとそこは、見渡す限り真っ白の謎空間で青年は寝転んでいた。
寝心地が良かったので、ずっと寝転んでいると、どこからか、声を掛けられ、声のした方を向くと、謎の美女が椅子に座っていた、青年は、美女と話しをして、幼馴染を助けた代わりに
、トラックに轢かれて死亡したことを思い出す、が、幼馴染が無事だから別にいいか~なんて気楽に思いつつ、美女が特典を選んでから転生させてくれるそうなので、特典を選ぶために、渡されたサイコロを手に取る。
少し?コメディ要素を含ませていく予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-10 19:35:48
13757文字
会話率:42%
2015年12月3日――転居を機に、日記を書く事にした。
私はつまらぬ販売員であるが、些か、拙い文章を書く事が出来る。
平安の頃には、日記とは他人が読む事を前提に書かれたと聞く。
私もまた、この良き街の暮らしを、時折は他人の目に晒そうかと思
う次第である。
――ところで、今朝、ローカル新聞の、古いのを拾った。
丁度先週、列車が六両、乗員乗客合わせ148名を乗せて、神隠しにあったそうである。
ここは嵯峨崎市なる、住み心地の良い街である。
嵯峨崎市とは↓
『嵯峨崎地域新聞』
http://press.sagazaki.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-06 00:40:32
7552文字
会話率:1%