学校や家庭になじめず、どこにも逃げ場がなく追い詰められていた高校生ハル。
彼だけには「新大陸」が見えた。
すべてを振り切るようにして渡った「新大陸」でハルは様々な人と出会い、忘れていた「大切なもの」を取り戻していく。
最終更新:2024-12-10 13:17:10
146565文字
会話率:16%
「エクソダス」というのは、いわゆる「出エジプト」。日本でも、幕末の坂本龍馬が「脱藩」と云って、いままでの窮屈な「お国」を脱出して、新天地を求めます。それは、家庭、職場、地域、学校、宗教、あらゆる支配―被支配の関係にあることなのだろうと思いま
す。そのエクソダスには当然、ゴールにたどり着くまでにさまざまな困難や失望や絶望は付きまといますが、信じる心をもって、勇気を持ちながら前に進み続けることで必ず道は開けます。
そんな希望と感動の魂のストーリーです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-03 11:44:09
7243文字
会話率:8%
俺は月下光、高校2年生。俺の通っている学校は部活動が盛んな学校だ。スポーツはもちろん、文科系部活動でも優秀な成績を収めていたりする。また学校側も自由な校風であり、多種多様な部活動の申請を許可している。
俺も英雄についての部活「英雄部」の立ち
上げのため、生徒会の部活動統括部門である副会長の辰巳詩音先輩に部活動申請したのだが、即却下されてしますが、俺の前に4人の部活動申請者がおり、その4名の申請者とともに「合同部活動」を立ち上げることになるのだが。
その申請者も部活動も個性派揃いだった。
緑鳥ひな、「BL部」申請。黒髪ロングの3年生、二次元から現実の男性同士のカップリングを好む、いわゆる腐女子、「漫画研究部」に入部したことがあるが、オタクばかりで退部。そして部費のためにBL部を申請にいったが断られる。
天宗瑠璃、「魔法少女部」申請。水色の髪をしたサイドテールの1年生。魔法少女系のアニメが大好きで、お気に入りのキャラクターにコスプレして街を歩いたりするが、自身はめちゃくちゃ恥ずかしいらしい。コスプレ衣装のため部活動を申請するが断られる。
鎌城春香、「飲食部」申請。茶髪ショートカットの同級生。食べることが大好きで、地域では名の知れたフードファイター。常日頃食べることが日課のわりには全然太ってはいない。「家庭科部」に入部したが、調理中に材料を全部食べてしまい。クビになる。飲食費のために部活動を申請し、断られる。
樹海リアス、「観光部」申請。金髪ツインテールのイギリスと日本のハーフの帰国子女。日本が大好きで観光目的で日本に転校。まだ話し方が片言である。観光するために部活動を申請したが、旅行費を学校が出すわけなく却下された。
彼女たちと俺によるバラバラだが、一つの部室で合同部活動が始まろうとしているのだが、どうなることなのだか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 22:14:16
65412文字
会話率:57%
「えへへー♪ アキトくん、どうどう? 新しい制服似合ってる?」
届いたばかりのまっさらな高校の制服を着たひまりちゃんが、ファッションショーでもしているみたいに、僕――神崎暁斗(かんざき・あきと)の目の前でくるりと回った。
短いスカー
トがひらりと舞い、僕は慌てて視線を上げる。
「すごく似合ってるよ。まるでひまりちゃんのために作られた制服みたいだ」
「やった♪」
僕とひまりちゃんは血のつながっていない義理の兄妹だ。
僕が小学校のころ、クラスに母子家庭の女の子がいた。
それがひまりちゃんで、ガリガリに痩せていて、何度も繕ったであろうボロボロの古着を着ていたこともあって、
「貧乏神が来たぞ~!」
「貧乏が移っちまう! 逃げろ~!」
心ない男子たちからは名前をもじって貧乏神なんて呼ばれていた。
「うっ、ぐすっ……」
ひまりちゃんは言い返すでもなく、いつも鼻をすすりながら俯いてしまう。
そして当時の僕はというと、自分こそが神に選ばれし特別な人間だと思い込んでいたのもあって、ひまりちゃんがバカにされているのを見かけるたびに、助けに入っていた。
そして父さんが食堂を経営していたこともあり、僕はひまりちゃんを家に連れ帰っては一緒にご飯を食べた。
それはいつしか、ひまりちゃんのお母さんも含めた家族ぐるみの付き合いになっていき。
ある時、僕の父さんとひまりちゃんのお母さんが再婚して、ひまりちゃんは僕の義妹になったのだ。
「これからは毎日一緒にいられるね!」
そんなひまりちゃんは年々綺麗になっていき、いつしか「女神」と呼ばれるようになっていた。
対してその頃には、ただの冴えない凡人であることを理解してしまった僕。
だけどひまりちゃんは昔助けられた恩義で、平凡な僕を今でも好きだ好きだと言ってくる。
そんなひまりちゃんに少しでも相応しい男になるために。
女神のようなひまりちゃんの想いに応えるために。
もしくはいつか、ひまりちゃんが本当にいい人を見つけた時に、胸を張って兄だと言えるように。
高校進学を機に僕はもう一度、僕をがんばってみようと思う――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 07:20:00
112396文字
会話率:44%
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人
として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的なサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
この作品は「カクヨム」「ノベルアッププラス」「アルファポリス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 21:36:36
113826文字
会話率:59%
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人
として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 23:17:49
107430文字
会話率:52%
高校3年生の主人公は、家庭内の問題から逃れるため、学校の周りを歩きながら勉強していた。ある日、友人の皐月から都市伝説について聞かされる。その都市伝説は、夜遅くに不審者に遭遇し、奇妙な質問をされるというものだった。皐月自身もその不審者に遭遇し
、SCP財団の名刺を渡されたという。
その夜、主人公は家庭内暴力に耐えかねて家を出る。商店街でスーツ姿の女性、中村に声をかけられ、皐月が見せたのと同じ名刺を渡される。中村は「SCP財団」の一員であり、異常存在を確保、収容、保護する組織の一員だという。
主人公はその後、奇妙な体験をする。中村に再び遭遇し、異常存在に襲われるが、気がつくと再び放課後の自転車置き場に戻っていた。まるで時間が巻き戻されたかのように感じるが、現実のような悪夢の中で再び日常に戻る。
しかし、再び目覚めると、見知らぬ場所で手錠をかけられている。中村が現れ、ここがSCP財団の日本支部であることを告げる。主人公には全てを忘れるか、財団の職員になるかの選択肢が与えられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 14:54:12
4706文字
会話率:55%
催眠アプリはエロから昇華するッ⁉ ラブコメ×エロギャグ×恋愛群像劇
猥談で陰キャからエロキャラへと成り上がった高校一年生・九々一蜂。
ある日、催眠アプリを発見した蜂は普段からツンツンの妹に試してみると本物だと知る。
学校にて友人
との会話からクラス一番の美少女・花畑緑仙に告白することになった。
催眠アプリを使って成功し、帰りにホテルに寄ったのだがそこで緑仙から家庭内暴力を受けていることを知る。
催眠アプリを使って解決するのだが、妹と緑仙の記憶を消すのを忘れていた。
翌日、妹に再び催眠アプリを使用するのだが、間違って自身に催眠してしまい、命令を全て聞く奴隷となってしまった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 13:28:22
70021文字
会話率:33%
【毎日6:40に更新予定(水曜日はお休み)】
『1年間交尾しなければ戻れるよ』
ある日、2人の男子高校生は長い石階段を登っていた。
1人は地味な見た目で親にハズレと言われた『早乙女 葵生』
もう1人は高身長ヤンキー『ケン』
「これならバ
ズるぞ!」「そうだな!」
石階段の先にあったのは、男根みたいな岩を祀った神社。
ユーチューバーとしてビッグになろうとしている2人は、動画を撮っていく。
『ねえ、君たち、いい加減にしてくれませんか?』
妙な声が聞こえて振りむと、ロリっ娘が出てきた!?
直後、まばゆい光に包まれて――
目が覚めると、葵生の体は女の子になっていた!?
しかも巨乳美少女。
今まで2人だけだった高校生生活が激変していく!
体育祭、夏休み、文化祭、就活、卒業。
先生、クラスメイト、恋人、嫌いな親。
家庭環境や学校生活に振り回されながらも、少し変わった高校3年の1年を満喫していく
だけど、今までの青春を取り戻すように生きるケンはどこか不気味で、不信感を抱きだす葵生。
問いただすと、ケンは難病で余命がほとんどなくて――
どんなに不幸でも2人なら笑い合える。バカをやれる。
そんな儚い幻想を守り続ける。
ケンの最期は――
葵生の決断は――
この1年間は、この2人をどこへ向かわせるのか。
様々な葛藤を抱えながらも、後悔のない青春を目指す。
ほろ苦青春ジュブナイル。
※カクヨムでも同時掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 23:05:07
100491文字
会話率:39%
多種多様な魔人種が互いを牽制し合いながら治められている国――
その国の東方にある四方山脈に囲まれた土地『クラウサ』で生まれた夜の民ナイトウォーカー種の娘は貧しい家庭で育った。
録に食事も取らせてもらえず、学校に通わせてもらえず、身体を売る
ことすら強要されかける日々――
しかしある事件を切っ掛けに『蒼い血』という上位の存在となり、その力をクラウサ領主に見初められ、養女としてクラウサ家に向かい入れられることとなった。
剣にも魔法にも政にも非凡の才を見せ始め、クラウサ領主のお気に入りというだけには収まらず、国内の他の魔人種達からも重要人物として、一目置かれていくことになっていく。
そんなある日、現魔神王陛下が崩御されたことで、次期魔神王の選出が始まる。本人の思いとは別に、色々な思惑が重なり合って、娘の魔神女王へ道が少しずつ開けていく。
ナイトウォーカー種の娘の波瀾万丈の人生記。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 07:00:00
274468文字
会話率:43%
今年から高校生になった、山岸良一。
彼の家庭は家庭内での暴力が酷く、学力も身体能力も何も無かった。
家に帰れば、親に怒鳴られ、蹴られ、殴られ。
自分がいつどうなるのか、行く先が見えない生活を送っていた。
そんな毎日を送り就職しろと中学校
を卒業してから親に言われたが彼は、高校に行きたいと親に土下座をして学費が最も低い高校に入学することになった。
入学できたから、嬉しいも何も無いが春休みが終わり。
入学式があり、自分の教師の顔を初めてみた。
クラスでの初めての学活があり、そこで教師が言い出す事に彼は驚愕するのであった。
現代社会で起きる様々な出来事を組み込んだ、学園ストーリー。
これを、読んだ後のあなたが変わってくれることを信じて。いじめなどに悩まされている、子供たちに送る...。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 20:58:26
5417文字
会話率:43%
日本の一般家庭、藤邑家に生まれ十六年、ひとりっ子という事情で、両親からの愛情を受け育った僕の名は暁人。
ある日の朝、いつも通り自分のベッドの上で目覚めた僕は、横で美少女が寝ているのに気付く。
慌てた僕は写真を撮り両親の部屋でそれを見せるが
、妹の可愛い寝顔がよく撮れていると言われてしまう。
絶対変だと部屋に戻ると、美少女が起きており、自分は異世界からやって来た、一つ下の妹で英莉菜だと言い、僕以外の人間に僕の妹という記憶を改竄したとも言った。
その日から、家や学校…何処であろうと、妹(自称)が僕に甘々してくる日常が始まった。
妹だけど、妹じゃないから…いいよね?
線引き曖昧系ラブコメ開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 00:10:00
66153文字
会話率:49%
某アニメの影響か、バイクに乗って旅をするかっこいい女性に憧れてしまった女の子は、入念?な旅の準備をしました。
外国語を習い、護身術で太極拳を習い、バイクの免許をとり、日本文化も知らなければと茶道まで習った女の子は、大学時代に塾講師や家庭
教師で貯めたお金を持って念願の旅に出ます。
そして、辿り着いたのは何故か異世界。
これは異世界転生ファンタジーのパターンかと喜ぶものの現実は甘くなく、チートどころかマイナス・スタートで、問題だけが突きつけられます。
えぇ?!言語チートは?!チートな魔力は?!なんか周りの貴族の視線、怖いんですけど?!
言葉を覚えて魔法も勉強して、側近も育てなきゃだし… 学校作って領地も発展させて、とにかく自分の立場を安定させる!!
気がつけば救国の英雄、国の重鎮(でも、本人に自覚なし)、国王すらも手を出せない存在になっていて…
何とか異世界を生き抜こうとがんばる女の子の話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 12:17:58
907594文字
会話率:13%
タバコの所持という濡れ衣で停学処分をくらった水瀬奏真は、家庭でも母親の愛人がのさばり家にもいられなかった。奏真の心の支えは学校の友達と幼馴染であり親友の直樹だったが、ちょうどその頃直樹は女子生徒に告白され付き合い始めたばかりだった。停学処分
のこともあり、親友の直樹ともギクシャクし、奏真はますます孤独に陥る。どこにも居場所がなくゲームセンターで時間を潰していると不良に絡まれてしまう。そこに密かに憧れていた先輩。瀧本が現れ、助けてもらった奏真はこれはチャンスとお近づきになるべく懐くようになる。構ってもらえ、可愛がってもらう日々。信頼、仲間。愛情を得た奏真は、今までとは違う環境に夢中になり、ますます直樹との距離が開いていく。離れてしまった奏真を寂しく感じ元気を失う直樹。付き合っていた彼女にも素っ気ない態度をとってしまう。そこで明らかになったのは、そもそもの発端である奏真の停学処分が仕組まれたものだったことを知り、直樹は仲直りを試み奏真の元へ走る。そこで目撃したのは瀧本と愛し合う奏真の姿だった。男同士のその光景に、直樹は衝撃と同時に奏真への感情が親友を越えたものだと初めて気がつく。素直になれない直樹と奏真を見守る瀧本。直樹は奏真と仲直りをするためにキャンプを計画する。ちゃんと話そうとするが、あろうことか奏真にキスをしてしまいフラれてしまう。自暴自棄になった直樹は街で出会った大人の男、玉木に寂しさを埋めてもらうのだがその男の正体はとんでもない奴だった。トラブルに巻き込まれ、様子がおかしくなっていく直樹に気付いた奏真が救いに行くが、返り討ちにあってしまう。複雑な人間模様と、儚く危うい青春ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 21:59:48
184678文字
会話率:43%
高校2年生の陽愛は地元の高校に通う女子高生
陽愛は毎日が憂鬱でたまらなかった。
陽愛の人間関係はあまりに複雑な関係のものであった。
家は「普通」の家庭ではない。
陽愛は家での自分と学校での自分を作っていた。
本当の自分とは何なのだろうかと悩
みながら複雑な人間関係にもがきながら生きていく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 14:25:50
1284文字
会話率:16%
母子家庭で育った魔法使いのタイチが、主人公。
タイチは小学校までの魔法修行をおえると、中学生の時、寄宿学校にはいる。ルームメートは、「壁抜けの魔法」が得意なシュン。タイチは「イメージを一時、現実化する」魔法が得意だ。
そんなころ、タイ
チの母は、原因不明の病気になる。
タイチは、母の病気がなんとか治らないかと模策するうちに、寄宿舎の部屋のルームメートである同じ魔法使いのシュンと、人間のリカ、そしてあとから合流したマコトらと共に、魔法使いアイのつくった「太陽の沈まない国」に迷いこむ。そこでは、タイチらの魔法は効果が失われてしまっていた。
アイは、クレヨン・コーポレーションという学習塾経営を中心とする会社の代表者だった。さらに、その会社では、一度咲くとかれることのない「黄色い彼岸花」を開発、市販していた。
「太陽の沈まない国」は、アイに近づき、その後、行方不明になった、タイチ、リカ、シュン、マコトが、拉致されているときに共通にみた幻想の世界で、それは、アイの頭の中にある幻想の世界でもあった。
幻想の世界は現実の影であり、たとえば、「貨幣」はコピヤという人形で出現している。また、4人の過去の回想が、その世界にも出現している。
この「太陽が沈まない国」はその存在が空気のようにあたりまえなものとなっている、黄色い彼岸花=欲望、としての現代の貨幣経済社会の比喩でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 08:15:16
100187文字
会話率:36%
家庭環境や学校での人間関係に悩む少年《新星 白》は、山の上の廃神社で喋る石と出会う。実は石は《アストレイ》と名乗るエイリアンだった。次第に二人は親友となっていく。一方、白を取り巻く環境は少しずつ悪い方に向かっていく。
そんな感じ!恋愛感情
ではないですが、BL的表現があるので一応作品に含まれる要素にボーイズラブを入れておきます。目指せハッピーエンド!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 23:05:56
27906文字
会話率:43%
「私」はある日、猫として生まれ変わった。人間の頃の記憶はおぼろげだったが、何故か異常なほどの解放感があった。「私」は中学校の飼い猫として気ままな日々を送る。生徒の中に一人だけ、注意を惹きつけられる女子生徒がいた。彼女の正気のない目が、人間
の頃の自分の目と似ていたからだった。暑さに倒れていたある日の「私」を、彼女(中元依子)は助けてくれる。それが縁となって「私」は依子の家にも出入りするようになる。そこで「私」は一匹のメス猫(ミケ)と知り合う。ミケは以前から依子の家に出入りしており、今までの依子の複雑な家庭環境による苦労を「私」に教えてくれる。そして「私」は白昼夢を見る。そこには一人の女子生徒が登場する。それは「私」が中学生の頃の記憶だった。その夢は「私」に深いトラウマを呼び起こす。体調を崩した「私」は依子の手で動物病院に運ばれる。
「私」はミケから聞いた依子とのエピソードを思い出す。そこには気を狂わされた一匹の黒猫が関わることになる。そのエピソードから「私」は依子の異常なまでの自己犠牲を知る。そして「私」は夢の中の女子生徒について、自身の記憶を手繰り寄せる。その記憶は「私」の人格形成に、深い影をもたらした過去だった。「私」が運び込まれた動物病院は、依子の友達(芦沢鈴)の父親が営んでいた。「私」に新たな記憶がフラッシュバックする。父子家庭であるこの親子には、壮絶な過去があった。その過去を人間の頃の「私」が知っていた。
依子には思いを寄せる人がいた。その少年(白川悟)は生まれた頃から病気を患っていた。「私」は二人を見守っている。少年は死について思い巡らす。依子は未来の可能性を思い悩む。そんな二人の会話から「私」は、自分の妻との記憶を思い出す。しかしその記憶は「私」が最も思い出したくない過去だった。「私」は自分の妻との記憶を辿る。そして「私」は人間の頃の憂鬱に引き戻されるのだった。その後、依子にいくつもの辛い出来事が重なる。そして「私」と出会ったもう一人の男子生徒(杉本和彦)との縁が、物語をさらに動かしていく。絶望に落ちる依子を、果たして「私」は救い出すことができるのか。自らの重い過去と向き合いながら、新しい「今」を生きる「私」の、破滅と再生の物語を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 00:00:00
127327文字
会話率:7%
優花は高校一年になったばかりの15歳。誰もが振り返らずにはいられない、長い黒髪の美少女だ。しかし、その顔と気の強い性格が災いして、中学時代は女子から反感を買い、孤立した日々を送っていた。そんな優花の心のよりどころは、九つ離れた兄 数馬と、
その妻の佳代の二人だけだった。両親は5年前に交通事故で亡くなっていたのだった。
そんな優花の家に、佳代のいとこである竜が中学校の卒業式の日から居候することになった。竜は優花と同い年で、複雑な家庭の事情があると聞かされていたのだが、彼はそんなことを全く感じさせないほど明るい少年だった。竜は毎日のように優花をからかったり怒らせたりして楽しんでいる様子。優花はできる限り竜と関わりたくないと思っていた。だが、日々の出来事を通して、二人の距離が少しずつ縮んでいく。
桜町に住む人々の物語第一弾。優花と竜の、ベタな少女漫画のようなストーリーの幕が上がります。
2018・4月 タイトル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 00:48:46
456614文字
会話率:46%
公立東町高校の赤狼と呼ばれ恐れられる学校1の不良、赤井雅狼。
成績優秀で見た目も真面目な学校1の優等生、白木真鳥。
しかし2人には裏の顔がある。
赤井雅狼は姪に過保護な家庭的な叔父。
白木真鳥はポンコツドジっ子な姪。
ある朝、階段を踏
み外した真鳥を雅狼が助けたことから学校では保っていた距離感がバグり始めた。
2人を取り巻く学校生活の中で出会う友人と、これまでの時を過ごしてきた大切な家族。
日常生活だけではなく学校生活も共にする叔父と姪がお互いに向ける感情は純粋な家族愛。
しかし周囲の人間たちとの関わりの中で芽生える恋慕や劣情が2人の強固な家族愛をかき乱す
かもしれない。
叔父と姪はお互いまだまだ思春期真っ盛り。
2人の関係は叔父と姪に始まって、どんなカタチに辿り着くのか。
ラブコメ展開を家族愛で塗り直す2人を見れば周りだけがドギマギさせられる、無自覚青春ラブコメ。
━━━━━━━━━━━━━━━
木曜休載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 17:00:00
195226文字
会話率:63%
貧乏な家庭に生まれた辻堂要は将来家族を養うため、幼い頃から人一倍勉強に励んできたが高校に入学する日の朝、謎の人影に攫われ勢いのままに超有名お嬢様学校、聖クリスティ学園に入学させられてしまう。
お嬢様だらけの中、騒がしくも忘れられない要の青
春が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 20:04:30
24870文字
会話率:48%
魔術の難しい本が読めるレイは変人と呼ばれ、いつも仲間外れ。家庭教師のアンリ先生だけが理解者だった。
友達が欲しい。
悩みを抱える中、10歳の誕生日を迎えて魔術学校に入学することになる。
レイは魔術師の才能に目覚め、大人でも驚く技を次々に
習得していく。
しかし、あまりに優れた才は周りの人々にも影響を与えることになり……。
〝神童〟と呼ばれる少年の、悲しき無双ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 10:05:09
91199文字
会話率:45%