少年は困惑していた。
黒髪黒目、至って普通の高校生の彼は、眠っていた筈だが…
気がつけば異世界の誰かに憑依などと笑えない状況になっていたのだ。
金の髪に紺碧の瞳。現実では明らかにありえない眼の色彩に驚いたのは懐かしい。
さらに言えば、木陰に
放置させられて居て傍らには剣が置いて在った事もだが。
通りがかった一人の女性が彼を拾った。
群青色の髪に透き通る様な青い瞳。
寡黙でほとんど喋らない彼女は彼女なりに少年に愛情を注いでいく。
何時しか二人の距離も近くなり、傍らからは歳の離れた姉妹の様にも。
師であり恩人であり、名づけの親でも有る彼女と共に、憑依した少年は今日も波乱万丈に生きていくかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-28 14:32:03
4713文字
会話率:15%
弟を虐めで失くした帰国子女の少女、紺野香帆。
弟の通夜の日に、彼女の前に現れた謎の少女は失意の香帆に二枚の鏡を渡す。
深夜の二時、旧校舎の東階段にある大鏡の前で合わせ鏡をすると、≪鏡さま≫が一度だけ会いたい人に会わせてくれる。
その言葉を残
し、少女は消えた……。
謎の少女の言葉を信じ、儀式を試した香帆。
だが、それは決して開けてはいけない禁断の扉を開くための、呪われた儀式に他ならなかった。
猟闇師シリーズ第七弾。
犬崎紅が、死後の世界と人の因果について語ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-01 11:14:17
136354文字
会話率:37%
ノイゼス大陸の最も小さく弱い国、ラヴィーナ。そのラヴィーナの第二王女カレナは、大陸一の軍事大国ブルグミュラーに輿入れが決まる。政略結婚であるこの婚姻に、カレナは不安を隠しきれなかった。なぜなら、相手は存在自体を疑われているほど表舞台に姿を現
すことない謎に包まれた王子だったからだ。カレナは無事に婚姻の儀当日を迎えることが出来るのか。婚姻相手であるフランツを愛するようになるのだろうか。――――王族同士の政略結婚を主題にする恋愛ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-18 00:30:59
201956文字
会話率:35%
ノイゼス大陸で最も小さく弱い国、ラヴィーナ。その王都クラインリートで暮らすエヴェリンが勤めている王立図書館には、毎週必ず古書を一冊借りていく騎士の少年がいる。王立図書館の利用者とその受付。ただそれだけだったはずなのに。貴方は騎士以外の姿をな
ぜ見せてはくれないの?――――異世界純愛ファンタジーですが、ファンタジー要素は皆無です。「青銀の闇 黄金の夜明け」の数年前の物語です。物語は独立していますので、そちらを読んでいない方でも問題なくお読み頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-10 00:14:20
25240文字
会話率:35%
彼の人は今日も果実を手に携えてやってくる。彼の人の低い声に、その瞳に、芳しい香りに。今日もわたしは溶かされる。
最終更新:2010-02-15 02:59:54
3799文字
会話率:18%
2チャンネルのスレで即興で書いたビリーの話。
その時、小話のお題として出されていたのが、「迷子のビリー」「みかん」「イチゴ模様のパンツ」でした。
キーワード:
最終更新:2011-02-12 15:07:16
835文字
会話率:10%
死んでしまった友人への回想録(フィクション)です。
キーワード:
最終更新:2009-12-02 00:50:18
12105文字
会話率:11%
「それはどういう事ですか?!拓司先生。まだ事件は終わってはいないと、そう言う事ですか?」
「少し落ち着きたまえ、紺藤君」
キーワード:
最終更新:2010-12-10 22:16:11
1966文字
会話率:76%
先生?スーパーアイドルと生徒の秘密夫婦の物語私紺野結衣15歳旦那様葵ひろき26歳二人が玄関で出会ってから、始まる秘密の秘密の物語
最終更新:2010-12-04 22:02:53
231693文字
会話率:6%
左裂翔真、18歳。「Kitty's House」と言う名の何でも屋の一員。ペット探し、鍵開けなどの日常の雑務から、裏社会のちょっとヤバメなお仕事までこなしていた彼の元に入った1本の電話。「"黒の切り札"を救ってくれ」と言
う依頼を受けた事から、彼の日常は崩壊する。
現れる「怪人」は、悲しみを生み出しそしてそれを喰らう存在。
それに対抗できるのは、「黒の切り札」である無感情な青年・ファウストと「青の切り札」である翔真だけ。
煌く紫紺の稲妻と、吹き荒ぶ漆黒の疾風は、今日もこの街を駆け抜ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-01 00:00:00
34816文字
会話率:39%
裕福な貴族の娘であるクリスティーナ。母は居なかったが、優しい父や使用人たちに囲まれて、幸せな毎日を送っていた。ある日、金色の髪に紺碧の瞳を持つ、完璧な容姿の男が現れて、彼女の生活が根底から覆されることになるとは、彼女も周囲の人々も、誰一人予
想さえしていなかった。勝気なじゃじゃ馬姫と、愛を知らない男の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-13 11:40:56
24019文字
会話率:29%
高校へ入学した一人の少女を取り巻くほのぼの学園生活です。
最終更新:2010-08-31 18:31:08
9646文字
会話率:33%
百山町に引っ越してきた桜庭孤紺と不思議な力をつかい、変な人たちと戦うゆかいな仲間たちのお話。
ギャグ・恋愛・シリアス・ファンタジーごちゃ混ぜです。変人多め
キーワード:
最終更新:2010-07-10 15:48:07
563文字
会話率:60%
春夏秋冬なつみの人格は急変した・・・・・・。
去年まで醸し出していたカリスマや満開の桜の様な笑顔は消え、常に禍々しいオーラを放つようになった。
その原因は何なのか?
去年まで春夏秋冬の大ファンだった主人公はこの今世紀最大の謎解きに挑戦するこ
とを決断する!
が、しかし時を同じくして2人の下に舞い降りた謎の生命体は世の終焉を宣告する!
分かったことは唯一つ、春夏秋冬はこの謎の生命体が原因で変わってしまったこと・・・・・・
熱くて甘酸っぱくて泣けて興奮できる、学園異能バトルが切って蓋を落とされる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-20 16:25:36
4748文字
会話率:27%
悪友によって治外法権の学園に入れられてしまった健斗。悪友だけではなく、様々な奇人変人のトラブルに巻き込まれてしまう。とりあえず、平和な学園生活を目指す彼の話。
最終更新:2010-05-25 03:45:41
27283文字
会話率:49%
数々の苦難を乗り越え、遂に魔王を倒したシンク。それが偽りの事実だとも分からずに……。
最終更新:2010-04-15 17:16:33
3318文字
会話率:38%
初めまして、俺の名前は紅(こう)赤(せき) 灯(ひ)焔(えん)。はっきり言って、この名前よりも『地獄(じごく)の業(ごう)焔(えん)』という二つ名の方が有名だ。
そんな俺は金属アレルギーで常に手袋をしている。喧嘩をするときは別だけど……。
好きな事は家事と星を見ること。逆に、嫌いな事はピーマンを食べる事、ゲームをやる事、数学の勉強をする事に自分勝手なやつを見る事の四つ。
こんな自己紹介で悪いんだけど、俺は今体育館の中にいる。その理由は――
入学式
それが行われるのは桜と梅が咲き、新しい出会いを予感させる季節――春という季節がやってきた事を意味していると思う。
初々しい制服なんて自分で言うものではないけれど、初めて着る制服――ワイシャツに、黒ズボン、紺色のカーディガンと水色に黄色の校章があるネクタイ――に身を包んでいる俺は校長の挨拶を右から左へと聞き流す。
朝とも昼ともいえない微妙な時間帯に、暖かな陽射しが窓から差し込む体育館は俺ら新入生を祝福するというより眠気を誘っている。
「ふ、ふぁ~~」
欠伸をしながら壇上を見上げると校長の話はもうすぐ終わりそうで、
「最後になりましたが保護者の皆様……」
とお決まりのセリフを言っている。
早く終われ!
そう心で呟きながら来賓が壇上に上がるのを見ている事しか出来ない俺は、
「すいません。気持ち悪いので保健室に行ってもいいですか?」
近くにいた先生に声をかけて許可を貰い体育館を後にした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-24 15:00:21
66823文字
会話率:34%
先輩と僕の恋愛。
先輩から送られた初めてのメール。
僕×先輩の短編です。
最終更新:2010-05-12 22:33:48
1354文字
会話率:55%
同じ会社に勤める澤村と南。
部署は違えど付き合い始めて早数年。
世間体もあり一緒に住んだりはしていないが
週末はお互いの自宅を行き来する仲に。
今回のテーマは「いちゃってる」です。
最終更新:2010-05-10 20:51:28
2269文字
会話率:54%
自分は何をしたいのかわからない。少女はただ平和に生きたいだけだった。だが、ある日その平和は鐘の音とともに、無情にも崩れさっていく―――……
彼らは皆、心に何かを抱いている。他人に理解されることのない‥‥何かを。
最終更新:2010-03-25 07:26:55
359文字
会話率:0%
中途半端な僕らのはなし。
キーワード:
最終更新:2010-01-24 20:59:06
276文字
会話率:62%
俺は鈴木博之、近くの紺碧高校に通うごく普通の高校2年生の男子。
だけど2年になって早々出会ったのはいろいろあって俺には敵対的な幼馴染だった。
漫画とかアニメとかゲームだったらここからとんでもない恋物語が始まると思うけど、俺はどうなるんろう
?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-22 22:39:57
20828文字
会話率:58%
渋谷駅に、倒れている青年がいて。
キーワード:
最終更新:2010-01-20 07:43:52
1575文字
会話率:23%
電車の中で、私はあの時を思い出す。
最終更新:2009-12-16 02:32:10
2763文字
会話率:30%
営業部の河西と言う男。そして彼を天敵と定める女、紺野。
一方的に河西を避ける紺野に対し、納得の行かない河西が近付いて……。
2016/05/01誤字修正。
最終更新:2009-11-20 12:13:10
7500文字
会話率:38%