日常は簡単に壊れるんだ―――。
大室鷹也(おおむろたかや)は学校の帰りに謎の女性によって鎖で動きを封じられて異世界に《奴隷》として連れ攫われた。
信頼できるのはその時自分が掴んでいた異世界に転移したという現状によって、神格化してしまった桜の
木の枝。
彼女と共に戻る手段を探すためにそして、異世界に移動する門を破壊する者になった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 20:48:56
83528文字
会話率:44%
1910年(明治43年)夏。画家雪村長光(ゆきむらちょうこう)は、伊豆を素描旅行している内に、時代に取り残されたような小さな村に迷い込み、野宿することにした。その夜、水音に気付いた長光が行ってみると、女物の着物が木の枝にかけられ、水浴びをし
ている者がいる。月明かりに照らされた人影は女ではなく、少年だった。
「蛍草(ほたるぐさ)を摘むと雨になる」という村の迷信と、少年を巡る村人達の中で、少年に魅了された孤独な画家は、次第に蒼の迷宮へ取り込まれて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-04 13:06:33
47663文字
会話率:31%
通勤途中に見つけたのは、木の枝に座る赤いレインコートの小さな女の子だった。
最終更新:2017-02-27 12:24:04
3325文字
会話率:15%
古い集合住宅が立ち並ぶ通りには枯れかけた植木が佇んでいます。
その木の枝で暮らすミノムシは灰色の景色の中で道行く人々の様子を眺める事だけが楽しみでした。
小さく弱い者たちの生と死にまつわるお話です。
最終更新:2017-01-01 20:07:09
4564文字
会話率:34%
僕は、人と違う何かが見えた。それが、よくないこともわかっていた。だから、祖父のやっていたやり方で立ち向かうと決めた。そして、それがあまりにも無謀だったことに気がついたのは、僕が投げ飛ばされ木にぶつかり意識が朦朧とした時だった。必死に手元に
転がる石や砂や折れた木の枝を投げて逃げようとするが近づいてくる気配は変わらない。絶対絶命の状況で僕の頭をよぎったのは、式符を投げる祖父の姿だった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-07 10:00:00
6657文字
会話率:46%
僕は高校と隣接する自然公園の奥の奥に、一本の大木が立っているのを知っている。彼はどこまでも木の枝を広げ、そこに悠然と構えていた。僕は放課後になるとその場所に通い、彼に身を寄りかからせて、密かに読書を楽しんでいた。だが、そんなある日、一人の少
女がその木の元にやって来る。彼女は泣いていて、その想いを言葉にして大木に届けていく。僕は彼女の声が聴いていられなくて、そっと顔を覗かせた――。一本の大木を巡る、高校生の青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-03 17:24:19
9393文字
会話率:40%
『あなたが欲しい能力を一つ、この紙にお書きください』。不運な事故に巻き込まれ、突如選択肢を与えられた数十名の人々。その中にいた一人の青年は、自分が大好きなゲームとよく似た異世界で、その大好きなゲームのような能力を得られるかもしれない夢を見た
。そんな趣味に己の全てを捧げ、そのためだけに突き進み続けた青年の――完全に趣味全開なだけのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-24 17:00:00
18599文字
会話率:57%
雪が降り積もる朝、俺はある女性と出逢った。この突然の出逢いが俺にとって未来への羅針盤となった。
最終更新:2016-01-31 14:01:26
4105文字
会話率:47%
こちらの島から あちらの島へ
白い大橋が海原に架かる
海はあざとく光り
風は羽ばたきシャツを洗う
躯体に打つ泡には秘めたる雲がーー
秘めたる雲が泡沫に消えても
意味はすべて そこにあると
遊ぶように消えても
それでいいと
最終更新:2015-12-10 12:34:14
213文字
会話率:0%
鳥は、身を守る為に地上を捨てた。
独りでは寂しい大空も、仲間がいれば心強い。
遠く遠くを目指した一羽は、やがて疲れて、独り木の枝にたどり着く。
楽園は、どこにあったのだろうか。
最終更新:2015-12-04 01:33:19
979文字
会話率:27%
38歳の奥山勇太は関東にある上浦市の市長だ。民間企業に勤め、東京で働いていたが、地元・上浦市の現状に憤りを感じ、1カ月前の市長選で初当選した。
日曜日の夜、選挙戦を共に闘った仲間と焼き肉を食べた帰り道、見知らぬ少女に突然、声をかけられる。寒
い12月で、周囲には誰もいない。少女に川辺まで連れて行かれると、一本の木の枝が伸びて奥山の胸を貫通。奥山の中身と木の中身が入れ替わってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-06 13:16:29
64990文字
会話率:39%
自殺を決意した男、ウェンズデー・テルは、首をくくるための縄を仕掛けた木の枝に剃刀が刺さっているのを発見する。
不思議に思いそれを引き抜いた時、何者かに急襲されるが・・・?
これは、彼の戦いの物語。
毎回字数を千字以内で収めているので、
一話一話は相当短いです。
ですので、その分たくさん投稿しようと思います、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-13 15:48:59
13580文字
会話率:36%
バドミントンをしていたら、シャトルが柿の木の枝に引っ掛かってしまった。登って取りに行くが、どうも妙なことになる。
最終更新:2014-09-25 00:25:58
1724文字
会話率:16%
面倒なことはしないのが信条の高校一年生の藤倉連斗は、友人の守池夢路に夏祭りに連れられていく。友人たちと仕方なく祭りを巡っていると、木の枝になぜか引っ掛けられたTシャツを発見する。疑問を抱く友人たちによって、嫌々ながらも推理をするはめに……。
最終更新:2014-09-23 20:52:35
11201文字
会話率:49%
雨の降りしきる帰り道。目の前に、道路に覆いかぶさるような、大きな木の枝葉があった。 〈No.30〉
最終更新:2014-07-30 02:00:00
1002文字
会話率:5%
ある日の放課後、主人公の少年がふと学校の廊下にある窓の外を見ると、木の枝に掴まった女の子が困ったような笑顔で少年の方をみていた……
最終更新:2011-06-16 18:16:59
5252文字
会話率:56%
かつて弟が嫌いだった。そんな主人公が昔の不思議な出来事を振り返る。「壷中天」「胡蝶の夢」と一応同一設定の話ですが単品でも読めます。
最終更新:2011-06-12 11:58:23
27706文字
会話率:14%
いつの間にか年をとり、気づけばもう五十代。昔の夢とは違う今の仕事。冷え切った家庭。家族が寝静まるころを見計らって帰る日々。そんなある日、偶然入った喫茶店。「やり直したい、と思うことはありますか?」
最終更新:2010-03-24 11:42:41
23811文字
会話率:14%
退屈な日常にうんざりしていた、そんなある日。友達から教えてもらった店で、ある物を買った。「壷中天」と一応つながっていますが、単品でも読めます。
最終更新:2009-08-24 14:30:00
23221文字
会話率:38%
首吊りのあった木の枝をほしがる女。その女を追う男。
女は幸せになるためにその枝にあるまじないをする……
最終更新:2010-10-13 00:48:18
7071文字
会話率:35%
ある休日、妻が、庭にある柿の木の枝を落としてと私に言った・・・。
最終更新:2010-05-15 16:26:38
432文字
会話率:11%
一人ぼっちの青い子猫には夢があった。『鳥になって大空を自由に飛び回りたい』片羽の無い小鳥には夢があった。『自分の知らない世界まで行ってみたい』しかし小鳥の夢は絶望を迎える。木の枝で雨宿りをしているところを悪い野良猫に襲われ片羽をちぎられてし
まったのです。これは夢を追う子猫と夢を失った小鳥の小さくも大きな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-01-22 22:22:59
12201文字
会話率:39%