幼い頃から繰り返し見る夢。その夢に導かれるように翠は夢境の館に迷い込んだ。訪れた人の願いを何でもえるというこの館には、三人のあやかしが暮らしていた。そこで、館の女主人に元の世界に戻りたいのなら頼みを聞いてほしいと丁寧に脅され、翠の奇妙なア
ルバイトは始まった。勤務先は死者の世界とあらゆる世界の間にひっそりと建つ夢境の館。依頼人は様々な世界から次々に訪れる。仕事内容は依頼人が願いと引き換えた品物の管理だ。どうやらあやかし達は品物に触ることができないらしく、翠は非常に重宝されている。
願いを叶えた依頼人のその後が記された本の眠る館の書斎。三人のあやかしと一人の人間は今日もこの部屋で次の依頼人を待つ。
※三人称にして書き直すことにしたので、こちらは更新停止します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-22 23:33:50
46415文字
会話率:42%
夢だけど、少し違う。
ノンレム睡眠から多分覚醒した起き抜けに、ぬぼー、と僕の体が突っ立ったまま脳ミソが創り出したお話です。
僕の脳ミソはきっとピンクでプヨプヨなんでしょうね。
最終更新:2017-02-10 12:05:11
404文字
会話率:0%
***魔法使いの少女が、魔法探しの旅をします。
*ほぼすべてのお話に挿絵をつけております。
*
**挿絵が彩る、少女の魔法の世界。**
絵本のような幻想を、あなたに。**
16/06/13 挿絵のあるお話
のタイトルに「*」マークをつけました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 00:19:17
33767文字
会話率:42%
少女の幻想文学の「とける心とける旅程10」の中で、ハルが食事中にマオリに語った内容です。
最終更新:2015-12-28 15:54:22
2308文字
会話率:35%
少女の幻想文学の「魔法の価値を問う5」の続きです。
最終更新:2015-03-21 15:03:51
654文字
会話率:27%
雅之は雪が嫌いだったことを思い出した。
舞台は東京から青森へ帰る新幹線。雪をテーマにしたお話。
ゆきのまち幻想文学賞へ応募した過去作です。
最終更新:2016-11-20 23:19:54
3330文字
会話率:34%
『ゆきのまち幻想文学賞』なるものがある事を知って、ためしにとテーマに沿ったものを作ってみる。
400字原稿用紙10枚だから思ったより難しいので、応募はせずにとりあえずこっちに投稿。
最終更新:2016-11-17 18:25:28
2267文字
会話率:20%
自分が機械だと気づき始めた少女。
恋人のために、機械になろうとする少年。
やがて老いていく身体に意味を見いだせない女。
言葉の話せない動物を軽蔑する男。
発達した科学の中で、愚かになっていく人間と機械を、魚たちは笑っていた。――
蒼い蒼い空を、悠々と泳ぎながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-25 00:56:58
13011文字
会話率:36%
かつて殴り書き録にて連載していたものをいったん削除して、短編として独立させることにしました。
今回は、「ジャンルを絞ることって、必要なんでしょうか。ひとつの作品の中にいろいろ要素があったって、いいのではないでしょうか」を書いた時期が、私がエ
ンターテインメント志向だったころなのに対して、これを書いている時では、「幻想文学」を自分の作風として位置付けていた時期に書きました。一応また、作風が変わるかもしれないので、過去形にしています(笑)。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2016-09-13 00:25:50
1128文字
会話率:0%
死神の街。奇怪な怪物が闊歩する隔離された街と、少年少女の物語。
最終更新:2016-07-31 23:40:11
10205文字
会話率:39%
これはね、本当に見た夢だよ。信じないかい?はっきりし過ぎだって?とにかくね、夢に違いないのさ。
図書館が好きなやつ、幻想を希求するやつ、怪談が好きなやつ、なんでもござれだ。
ちょっと俺の夢に入ってきてご覧なさい。喫茶店みたいなもんだから。
最終更新:2016-09-24 15:26:16
2751文字
会話率:15%
放射能汚染により、人類がスペースコロニーに住処を移してから数百年。
コロニーの寿命により、人々は再び故郷の星に帰る方法を探っている。
八度の無人調査機派遣を経て、初めての有人調査が行われることになった。
たった一人で惑星ナディエージダへ向
かう主人公と、宇宙航行用自律プログラム・クドリャフカがそこで見たものとは。
※カクヨム、pixivと同時掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-25 19:26:26
3398文字
会話率:38%
第26回ゆきのまち幻想文学賞「落選作品」です。
雪離れした子供たちに雪を見せてあげたいと思う主人公の話。
ほのぼのした感じで読んで下さい。
最終更新:2016-04-17 09:17:34
2079文字
会話率:44%
函館へ単身赴任した男性と、傷心の女性との一冬の恋物語。
ゆきのまち幻想文学賞で見事落選を果たした恋愛短編小説です。
もし宜しければご笑覧下さい。
自サイトで投稿済みの作品になります。
最終更新:2016-04-08 22:00:00
3307文字
会話率:40%
雪の少女の叶うことのない恋物語
最終更新:2016-03-19 19:36:08
2246文字
会話率:50%
学校からの帰り道で待っていた従弟のケイタと一緒に帰る僕。ケイタはまだ九歳だから、雪の降る夜道は少し危ない。
二年ほど前にゆきのまち幻想文学賞に応募した作品を少し手直ししたものです。
最終更新:2016-03-19 10:58:01
3988文字
会話率:41%
満月の夜、沖縄の海に雪が降る話。(ゆきのまち幻想文学賞落選作。供養投稿です)
最終更新:2016-03-16 18:25:23
3654文字
会話率:33%
――放課後の教室で、あたしは、雪の結晶を拾った。
ちょっぴり苦い、バレンタインデーの話。
2013年の、ゆきのまち幻想文学賞に出していたお話です。
最終更新:2016-01-22 19:15:57
3433文字
会話率:36%
ことしはじめての雪が降った朝。あたしはへんてこなおじさんに出会った。
おじさんは、雪で飴をつくる職人で。ひとつぶ舐めると、ふしぎなものが見えるんだ。
第23回ゆきのまち幻想文学賞・予備選考通過
最終更新:2014-11-07 14:32:20
3134文字
会話率:35%
熱帯植物館に生えるアンブラーレ草の最後の一日。
最終更新:2015-10-06 16:06:09
2288文字
会話率:5%
地の底から逃げてきた少年は
苦しみと怒りを抱えている。
それを払うように人を殺してしまうが……やがて…。
最終更新:2015-04-01 02:38:29
5145文字
会話率:0%
傭兵であるアベルは、リューベクの町で休暇を過ごしていた。
ある夜、アベルは安居酒屋ニドヘッグで商人の男と出会う。
その男は数日前に竜を見たと話す。
そして男はアベルを唆(そそのか)す。
竜を殺して鱗を奪い、それを諸侯や司教に献上すれば騎士に
なれると。
アベルは男の話を疑うのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-25 17:32:33
7490文字
会話率:49%
暗い部屋に、一つの蝋燭の光が灯された。
蝋燭の前に居る、一人の老人の横顔に弱々しい光があたる。
はじめは弱々しかった蝋燭の明かりは、酸素を呑み込み、次第に強くなっていく。それに比例し、部屋を照らす明かりもよりいっそう強くなった。
老人は白い口髭と白髪を生やしており、その白いそれは揺り椅子の上で、老いた人の雰囲気と同調するようにゆっくりと揺られている。老人の膝には温かそうな膝掛けに、湯気のたっている、これまた温かそうなマグカップが手と共に置かれていた。
老人は思いふけているのか、懐かしいものを見ているかのような、穏やかな目で遠くを眺めている。
不意に老人は、周りを見渡した。部屋は薄暗いのを考慮しても目立つものはなく、木製のテーブルと本棚の最小限の家具しかなかった。無機質な木の壁がさらに寂しさを強調している。
老人は本棚に目を止めると、その本棚に手を伸ばし、一冊の本を取り出した。その本の表紙には『日記』と書いてある。
老人は温かそうなコーヒーが入ったマグカップをテーブルに置き、『日記』という本を我が膝の上で開いた。
しかし老人は本を開いた直後、内容を見ることなくまぶたを落としていた。
寂しい部屋には、老人の小さな寝息だけが響きわたった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-03 20:27:08
6529文字
会話率:11%
玻璃のアモルファス。町角の模型屋。鳥になっていく恋人に絶望する青年。すべてはある一つの町で起こったできごとである。各話読み切りの小品集です。不定期更新中。
最終更新:2015-08-31 23:46:06
5527文字
会話率:22%
第25回 ゆきのまち幻想文学賞 落選作。
季節は夏の始まり。年の離れた兄から一通の絵葉書が届く。ぼくたち「ユキ」の輝く季節が終わろうとしていることなんて、知らされる前から知っている。ぼくのユキは「冬だから死ななくちゃ」ならない。つまり、成長
しゆく身体を持つぼくは、「夏だから生きなくちゃ」いけないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 03:55:05
3396文字
会話率:44%
孤独な"星の旅人"ローレンの物語、第4節(1~3節はサイトに移動しました)。どれも短く、それぞれ独立していますので、何かの合間に、少し空を見上げるくらいの気持ちでお読みください。Twitterにて「#好きな天体教えてくれ
たらそれをネタに短いお話書く」というタグでお題をいただき、短いお話を書いていく企画。一つずつ更新しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-18 21:44:45
2852文字
会話率:46%
瓦礫の世界で天使は歌った。
最終更新:2015-03-25 17:57:28
6666文字
会話率:0%