その娘は、芽生えた願いを叶えたかっただけだった。
人間になりさえすれば、上手くいくものだと信じて疑わなかった。
愚かな事だと止められても、産まれた恋心を止める事が出来ず。
昔教えられた『運命の恋人』が彼だと信じ、その身を投じた。
よって、自らに与えられた役目を放り投げ、男に走った娘に重い罰が下された。
命ある者達に興味を抱かず、何も知らずその場にいたら、苦しみを味わう事などなかったろうに。
罰に抗い、胸に抱く熱い想いが真実だと知る為に奔走してきた娘の物語は、これで終る。
娘は、罰を受け入れた。
仕方がない、仕組まれた罰から逃れる術など、持ち合わせていなかったのだから。
幾度も転生を繰り返した。
彼に会う為、彼好みになる為、一目見る為、言葉を交わす為、邪魔せず傍にいる為、嫌われても近くにいる為、自然に傍にいる為、彼に逢いに行く為。
願いを変え続け、娘は最終的に「勇者」に辿り着いた。
自らが所持する途方もない力を発揮出来、人の役に立つ「勇者」というモノに焦がれた。良い事をしたら、少しは褒めて、認めて貰えるのではないかと懸命に考え辿り着いた結論だった。
娘は、最初から願いを間違えていたのだ。
「古の、光を。
遠き遠き、懐かしき場所から。
今、この場所へ。
暖かな、光を分け与えたまえ。
回帰せよ、命。
柔らかで暖かな光は、ココに。
全身全霊をかけ召喚するは、膨大な光の破片。
私の力を、貴方に。
私から貴方への、愛の証。
私の唇から漏れる言葉は、貴方の為に。
私から溢れる全ての力は、貴方の共に。
貴方によって生かされる私は、貴方の物。」
そうして勇者は、最期に「魔王」を選ぶ。
※注意※
この物語は、全章全てが一連の流れとなっております。その為、ここから読んでも意味不明です。読まれている方を前提に書いておりますので、ご注意ください。現在リマスターを追っている方でも、理解不能の状態です。
☆☆この物語は章で投稿を分けていますが、別作品ではありません。続きものです、同じ登場人物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 20:40:42
1646文字
会話率:7%
私は愛が欲しかった。
最終更新:2019-02-22 14:13:02
763文字
会話率:16%
ユキマイ国神王サキは、愚行の後始末に追われていた。
親友にして騎士長のサクと迎える、ちょっぴりやばいアフター・バレンタインとは……
「咲也・此花」シリーズスピンオフ、突発アフターバレンタイン企画です!
バレンタイン乗り遅れただけだろって言
わない。誰得とかってもっと言わない(泣)
この作品単体でも読める全年齢向け! 全年齢向けコメディです。Rな要素はございません。
気楽に笑っていただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-15 20:04:05
1742文字
会話率:28%
あの人の国が戦争で負けてなくなった。
私の大事な人はその国の王と呼ばれる存在だった。
そして愛したあの人が国のため死に、私のために自分の首を差し出した
死ぬ間際、言霊を操るあの人は"生きろ"、という言霊を私に刻み付
けた。その強い言霊は呪いとなって死ぬことが許されなくなった─
かつて小国の王妃だった彼女の生き続けるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-19 13:51:20
4199文字
会話率:9%
もう二度と会えない人を懐かしく想うとき
最終更新:2017-09-23 12:12:59
553文字
会話率:5%
入って行くのは気持ちが良くて
出て行く時は痛苦しくて
始まった日には間違っていたの?
愛の証明に利用しないで
最終更新:2017-09-08 17:00:13
547文字
会話率:10%
婚約者から贈られた『愛の証』が散る時、新たな物語が紡がれる。
全2話予定。
各話主人公が変わります。
R15は保険。異世界転生は2話以降の人物が該当に当たります。
恋愛要素は微糖。
ご都合主義作品の為、内容は薄っぺらいです。
最終更新:2017-08-11 18:00:00
19588文字
会話率:15%
美貌を第一王子ユークリードに見初められて婚約したエヴェレッタ。
彼女は王族も出席する社交界で、次期王妃に相応しくなろうと頑張っていた。
しかしある日、ユークリードはそこに見慣れぬ女を連れてきた。
エヴェレッタは、彼から衝撃的な言葉を聞くこと
になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-02 07:00:00
2143文字
会話率:40%
敷地には広い庭がある。義母が、こよなく愛した庭である。季節ごとに花が植え替えられ、決して他人に手を触れさせなかった……義母の庭。
最終更新:2017-03-11 05:14:32
782文字
会話率:0%
はるかが好きだ。はるか以外の女に靡くわけないだろ。
はつやがすき!はつやじゃないおとこのひとはすきじゃないよ!
私は神だよ。ちょっとした試練をやろう。どんな状況下でもお互いの愛に偽りないか見極めてやる。
は?誰だお前。はるかが好きなことに変
わりないけどな
おじさん?はつやだいすき!
だから神だよってば。お兄さんでもいいよ。これから色々やるんだけど、愛の証明ができたらなんかご褒美あげるよ。
ああ、はるかかわいい。
はつやすきー!
ああああはるか可愛いなあああああ
神だよ。話全然聞いてないね。もう勝手に進めちゃお。
始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-11 11:01:50
22473文字
会話率:29%
どこにでもいそうな、ごくごく普通の大学生カップル“ユキ”と“ハナ”。だが、ふたりにはなかなか周囲に漏らせない、ある重大な悩みがあった。それもズバリ“体の相性”! 愛は性を超越するって? そんなに現実は甘くない! ふたりはこの難局を乗り越えて
、愛の証を立てることが出来るのか!? 若い男女それぞれの視点で送る、基本シリアス、時々コメディな純愛ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-30 22:00:00
22177文字
会話率:26%
近世ヨーロッパの小さなとある町。 この美しい田舎町は夜になると魔物が暗躍する場所へと変わる。 アヴリルは吸血鬼と人間のハーフであり名うてのヴァンパイアハンターだったが、いつしか自分の仕事に疑問を持つようになっていた。
ある日、アヴリルは
狩りに失敗し、吸血鬼の王とその従者センメルに捕われて血を与える契約をすることになった。吸血鬼のエサとしての生活は案外平穏であり、心優しい王に次第に魅かれて行くアヴリルだったが、「ハーフ」と契約すると力が強まるという噂を知り、その真相を追究するためにハンターの本拠地である大本院へ向かう。
そこで教主から、全ては教主の策略であると聞かされる。ハーフの血は実は王の力を弱めるため、この期に乗じて王を討伐することがアヴリルの本当の任務だった。アヴリルは王と二人きりとなり討伐の機会を伺っていたが、王の元婚約者についての話を聞き、決意が揺らぐ。その時王の叔父であるヘンリーが現れてアヴリルの銃を奪い、王を撃ってしまう。ヘンリーはアヴリルも殺そうとするが王が庇って代わりに深手を負う。
牢につながれたアヴリルだったが、センメルの計らいで放たれて大本院に向かい教主と対峙する。しかし、そこにヘンリーが現れて教主とアヴリルを倒しこの世界の王となろうとする。とっさの機転で辛くもヘンリーを倒したアヴリルはその足で城に向かう。自分を倒させて契約を解くために王に銃を向けるが、芝居を見抜かれる。そして王は、今までの償いがしたいなら一生仕えよ、とアヴリルを妃にすることを決めた。
結婚の儀の前日、王はアヴリルに全てを知った上で叔父をあぶり出すために撃たれたと話す。身を呈してアヴリルを庇ってしまったことだけが誤算だったと語る王には、陰謀渦巻く王宮で生きて来たものの風格があった。
そして婚礼の儀で王はアヴリルに愛の証として真の名前をつげ、アヴリルは王の想いを受けいれた。吸血鬼たちの宴は夜通し続いたのだった。
Pixiv自作品「武装少女と吸血鬼は相性が悪い」を改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-21 14:50:36
19528文字
会話率:56%
子どもが欲しくて、義務となったセックスを繰り返す、サトミとコウ。
予期しない妊娠で愛し合っていたはずの男に去られたミカ。
セックスは、愛の証じゃないのか。
失望して、傷ついて、裏切られた3人がたどり着いた場所には、風が吹いていた。
最終更新:2015-08-29 17:39:57
6026文字
会話率:35%
超短編小説。ショートショート
女が求めるのは男からの愛の証明。
宇宙よりも大きな、究極の愛の証明とは!?
最終更新:2015-04-15 16:59:04
806文字
会話率:39%
あらゆる感情と感情のぶつかり合い。曝け出された本性で唾を吐き散らしながらも真剣な様は、醜くも美しい。
殺意と悲しみ。復讐心と絶望。快楽と理性。向上心と怠惰。諦観と愛情。肉欲と愛情。嫉妬と愛情。
どんな場面であれ感情が感情を叩き潰して相手を顧
みず、喰らいつくしてなお足りず膨れ上がる様はまるで自己増殖するスライムか細菌でも見ているようだが、それが我々の中に隙間なく蔓延り、隙あらば皮を突き破り噴出しようかというマグマの如きもので、そしてそれがあればこそ我々が我々であるという証……人間というものだとすれば、あぁ、真なる決着はどこにあるのか。
さて、これは解答のただ一例にして、模範例。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-26 01:15:19
6630文字
会話率:50%
ブーゲンビリアの花束と愛の証を君に渡そう。
記念日にしよう。今日という日を。
心に誓ったけれど・・・。
最終更新:2014-01-16 03:00:00
646文字
会話率:12%
誰かの呼び続ける声に応えようとして僕は目覚めた。視界には見知らぬ白い、病院の天井があった。状況が把握できない僕に恋人である彼女が抱きついてきた。
「ずっと、待ってた。ずっと、ずっとずっと、待っていたの。あなたが目覚めるのを」
わけがわ
からないまま彼女を抱きしめ返しているうちに僕は全てを思い出す。自分がどうしたのか、そして彼女に対して取り返しのつかないことをしてしまったことを。
九ヶ月振りに目覚めたという僕は罪悪感に悩まされながらも、なぜか好意を持ち続けてくれ続けている彼女を突き放すことができずに退院後、共に一夜を過ごしてしまう。
そしてわかる罪深き事実とやがて失踪する彼女。
僕に彼女を探し出す資格はあるのだろうか?
彼女の行方は、そしてその理由と二人の結末は……?
※「愛の証明」http://ncode.syosetu.com/n7892y/を読んでもらった方がより楽しめるかと思います。
※R15レベルの表現があります。 ただしこれはあくまでそういう表現が苦手な人のための表記ですので、そこのところをご理解下さい。内容はシリアスです。
※更新再開は十一月以降になりそうです。申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-30 01:08:01
5562文字
会話率:21%
「ねえ、俺のこと愛してるなら、死んで証明してみせて……?」ある日、彼氏がおかしなことを口走る。クールな女の子とその彼氏の、えー何言ってんのあんた、な話。
最終更新:2013-11-17 18:08:55
1948文字
会話率:46%
俺はおもすぎる。なおしたくてもなおせない。
最終更新:2013-01-19 00:29:18
3066文字
会話率:49%
夏になるとワタシのもとへやって来る彼は会う度に自分の「愛の証」としてワタシに痕を残していく。その他は何もしない、何も言わない。そんな彼をワタシはただひたすら待つしかない。
最終更新:2010-06-25 19:13:48
2780文字
会話率:20%