人間、牙琉レンは高校二年の青春真っ盛りである。
そう、青の春と書いて青春。
だが、……皆まで言わずとも知れよう。残念だが、お話にあるような青々しい春など普通は送れるわけはない。
それに、彼は人との関わりを持たない人間であったし、真っ当な人間
関係を築こうとも思っていない。
そんなわけで、レンは褒められたものではない青春時代を過ごしていた。
レン本来の性質も、あんまり青春時代とは相性が合っていなかった。
そう、牙琉レンは――自が認める中二病なのだ。
とはいえ、さすがに、おおっぴろげに『右手が……』なんて馬鹿なことはしない。中二病なのは心の中だけだ。認めているのは、知っているのは自分だけ。
友達はいない、出会いもない、だがそれでもこの中二病のおかげでレンは日々を多少なりともは楽しくこなすことができていた。どちらかといえば、レンの中二病は彼の足を引っ張るのではなく、むしろ助けてくれていたのだ。
そんな日常を過ごしていたある時、レンは人生に大いに関わる転機と遭遇する。
道端に、人が倒れていたのだ。……真っ黒な装いに、血みたいなケチャップを撒き散らし、全身に包帯をぐるぐる巻きにしていた少女が。聞くと「しくじった、わたしとしたことが……」なんてブツブツ言っている。
その少女を一目見た時から『同類』だと判断したレンは、この少女と関わることにした。
だが、違った。
そんなものではなかった。
この少女は、紛れもなく、紛れようもなく、異端も異端、人智を超えた存在だったのだ。
彼女の名はヴィンフォース=シュバルゲン。
邂逅したその瞬間から。
『同類』ではなく『本物』だった彼女とレンのダークネスな関係が始まったのだった――。
※忙しくなるまでは毎日更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-17 22:13:24
623220文字
会話率:33%
田中喜一。
大柄で四白眼、自然と醸し出される威圧感、ブツブツと独り言も多く、友人はほとんどいない。
幽霊やオカルト関係にも詳しいので、中学からの付き合いになる宅間竜造だけはちょくちょく話を持っていくが、やはりボッチのようだ。
……が、実は。
最終更新:2019-04-21 18:00:00
2884文字
会話率:45%
駅のトイレの個室をあけると先客がいた。
便器の向こう側の壁の片隅に向かって、フードをかぶり、くるぶしまでの黒い細身のロングコートの男が立っていた。
男はえんえんと何かブツブツ唱えながら壁をひっかいている。ここはだめだ。
俺は入れる個室を求め
てトイレ内をさまようが…
びろうですみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-08 02:36:46
4440文字
会話率:7%
日常的な学園生活を自分なりに満喫していた柏木悠太は、クラスメートと一緒に異世界へと召喚された。
しかし、悠太は傍にいた幼馴染みの柏木悠子と共に、クラスメートとは違う場所に飛ばされてしまった。
サブカルチャーにどっぷり浸かる悠太の知識と、
常識的な悠子の行動で、二人はクラスメートと合流するため旅に出る。
(悠太目線)
学校にいたら急に光に包まれて、何?って思ったら悠太が抱き付いて来て、気が付いたら森の中でした。
悠太は一人でブツブツ言って変なポーズ取ってるし、誰もいないし、これからどうしよう?
(悠子目線)
ラノベを知らない勇者・悠子と、サブカル知識のみの一般人・悠太の、仲間を求めて異世界二人旅。
二人は無事、仲間と合流出来るのか?
(作者目線)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 20:00:11
2557文字
会話率:25%
十五歳の誕生日のプレゼントに、親父から嫁を探してこいと家から追い出された。
なんでも我が家のしきたりで子が十五になったら旅をさせろというのがあるらしい。
そんなこと初耳で寝耳に水だと訴えるが、手渡された僅かな旅銀と家宝の剣を片手に「嫁を見つ
けて武名を世に轟かせるまで帰ってくるなとか、簡単に言ってくれるな」とブツブツ言いながら辺境の故郷を後にした。
のどかな世界で困っている人を見過ごせない、お人好しで天然な主人公ビリーが行く先々で起こる様々なトラブルを解決していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-27 16:25:51
14560文字
会話率:59%
小説を書いていて、言葉について徒然なるままに考えた事。
専門家ではありません。皆様には既知のことをブツブツ言うかもしれませんが、悪しからずご了承下さい。
クトゥルフ神話ネタも散見されますが、それも悪しからず。好きなんです(笑)
完全不定期
な、独り言兼グチ兼備忘録なり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-19 20:48:48
13998文字
会話率:8%
私がネカフェで執筆してたら隣のブースの人がブツブツ独り言がうるさかった。
注意したら逆ギレしてきたので応戦していたが、いつの間にか談笑してしまっていた。
その人はニートらしく、異世界に転移したことがあるらしい。そのニートのお話。
最終更新:2018-01-08 01:41:22
1093文字
会話率:0%
あらすじは、ありません。
最終更新:2017-10-10 20:00:00
260文字
会話率:0%
時は2492年。世界の中心は中華連合帝国を中心に回っている時代。火星鉱物の発見により巨大化した中華連合帝国。
其れに意を唱える残り6カ国。
2492年7月5日メルシェーダ議長は中華連合帝国 CUEの横暴な要求に意を唱え宣戦布告を申しつ
けた。
これによりCUEと残り6カ国の戦争が勃発するが、この戦争には期限があった。それは今までエネルギーの供給をCUEに頼っていた残り6カ国は1年以内に火星採掘現場を占拠出来なければエネルギーが尽きてしまうからだ。
戦争開始まで後6日に迫った地球軌道ステーションニューセイル基地で、如月悠那3等級少尉は受け入れられない現実を目の当たりにした。
真逆戦争になる何て…。
彼は心の底から自分の境遇を怨んだ。
彼に取っての兵士とは企業に就職する事と余変わらない。働きお金を稼ぐ所と言った感じだ。だから命を掛けて戦う等考えてもいないし、もとい熱い愛国心なんて物も持ち合わせていなかった。
そんな境遇をブツブツとニューセイルの港で戦艦を見乍ら愚痴っている所に1人の少女が現れる。冴木沙也伍長である。
冴木伍長と出会い冴えない如月少尉の運命が急速に変わりだす。そして戦争の渦に巻き込まれ乍ら如月と冴木の恋の行く末はー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-10 22:21:00
330051文字
会話率:44%
何気ない独り言を会話してる風にしてみたら面白いのではないかとブツブツ独り言してたのを文章に起こしてみた。
これは悲しき独り言を少しでも面白く出来たらとやってみた結果である。
最終更新:2017-01-02 23:42:06
304文字
会話率:100%
飲み屋で、奇妙な老人と出会った。
老人は巾着袋に口元をくっつけ、なにやらブツブツと話しかけていた。隣の席のオレとしては、どうにも気になってしょうがない。
最終更新:2016-09-15 17:43:27
1037文字
会話率:44%
いつも変わらず平凡に高校生活を送っていた主人公。
ある時いつもどおり下校し、ひとり言をつぶやきながら交差点の信号が青になるのを待っていると、向こうのほうから全力で走ってくる一人の少女とぶつかった。(というか、一方的に腹に突っ込まれた。)
「一人でブツブツしゃべっているイタイあなた、助けてください!」
見た目10才くらいの少女が唐突にそんなことを言ってくる。
うん…まあとりあえず一言。
俺はイタイ奴じゃない!!
少女の他にアホな幼馴染やすごい先輩などなどが俺の平凡な日常に終止符をうつ!
こんなにも狭い地球の片隅で起こる、主人公のほのぼの?いやたぶんドタバタしてほのぼのなラブコメディ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-04 10:00:00
36667文字
会話率:52%
魔法回路を作成する時、俺はブツブツ独り言を言っていて………
最終更新:2015-08-04 12:00:00
3001文字
会話率:15%
二十一歳、大人初心者。
酒が大好き、実家暮らしのアルバイトフリーターが地元の居酒屋で一か月に数回の贅沢を堪能する模様を描いている。
「酒があるからこそ、料理が引き立つ。良い食い物こそ、酒が美味くなる」
この相乗効果を、オッサンになりきれ
ない中身オッサンが独り言のようにブツブツとボヤく内容です。
※お酒は二十歳になってから。この小説も、読むのは自由ですが飲むのは禁物です。 お酒を知るには、未成年では早すぎかもしれません。
※内容が某一人グルメに似ているのは承知の上です。寧ろ、リスペクトしています。
ですが、内容は至ってオリジナル。自分の経験を活かした半フィクションとなっております故、ご承知のほどを宜しくお願い致します。
※更新は不定期です。ただ、一話が更新されたらその月中には完結すると思います。(現在第二話執筆中。経過日数約5か月ちょい、前言撤回)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-29 14:03:55
38760文字
会話率:14%
世界の中心に位置する「世界樹」の守護者ティンクは、ある日<神の啓示>を受ける。
その啓示にある「勇者の末裔」というやつが、とんでもない守銭奴勇者だった…
これは、頭脳明晰・妖精ティンクが、守銭奴勇者を導き、なんとか魔王を倒してもらおうと、
いろいろ画策する物語です。
守銭奴勇者に無事、魔王を討ってもらえるのか? ティンクは世界に光を取り戻すことができるのか?
ここに今、守銭奴勇者と魔王軍の戦いは始まった!
「ニートだからって馬鹿にしてんじゃねーぞ!こう見えても俺は一流トレーダーで、株で1時間で何百万も稼いだことあるんだぞ!ブツブツブツ…」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-30 17:11:13
9115文字
会話率:64%
学校が始まって一週間。クラス代表こと椿に課せられたミッションは引きこもり少女てまりを学校につれて来る事。だがもちろん、一筋縄で行くはずも無く・・・
やっぱり、自分が書きたいジャンルはラブコメだなと思い(ファンタジーは無理だった)、大好き
な80年代アニメの調子で、3月に3がつの、4月に4がつのリアルタイム更新・・・したらトンデモなくブツブツな話に仕上がってしまいました。行き当たりばったりは苦手だったらしい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-08 21:21:27
92299文字
会話率:60%
ぐうたらべえの独白をブツブツと…
最終更新:2015-01-24 12:14:42
817文字
会話率:6%
大学に入ったばかりの桜木美香子はサークルの先輩辻村竜二と付き合い始めたがうまくいかなくなり破局。……と、こんなもんでいいのか? 短いかな。今ひとつあらすじって勝手がわからんな……「あんたさっきから何ブツブツ喋ってんの」わっ。びっくりさせるな
。「なんか破局とか不穏な単語が聞こえ……」いいからいいから。気にするな。さあ、それじゃタイトルコール行くぞ! 「え、タイトル?」せーの、が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-12 19:00:00
8316文字
会話率:57%
三十路女が過去を振り替えるためにブツブツと呟いています。
残酷描写は無いと思っていますが、ある意味精神的に酷いかもしれないということで、警告タグを付けておきます。
鬱々した話を延々と書き連ねることになると思いますので、そういうものを見たくな
い方は回避をお願いします。
書き足らない部分はありますが、連載中というのもおこがましいので済にして、足せるときに足していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-07 01:00:00
12866文字
会話率:8%
ある引きこもりが、一人でブツブツつぶやいている。
どうやら彼(彼女)には彼(彼女)なりの、うっ屈した思いがあるようです。
あなただったら、耳を傾けますか?
それともそのまま去りますか?
最終更新:2010-06-14 12:39:11
2100文字
会話率:0%