「ねえ隆弘。同棲しない?」
幼馴染で同じく大学三年生の伊藤瑞希にそう持ちかけられた。
瑞希と俺、佐藤隆弘はご近所さんで一緒に育ってきた仲で、この歳まで仲良くしてきている。
「同棲っていうのは恋人同士がするもんじゃないのか?俺たちは付
き合ってすらいないだろ」
瑞希は温和な性格なのだけど、時折こういうぶっ飛んだ提案をしてくるのが玉に瑕だ。
だから、そう窘めたのだけど……。
「そんなの世間が決めたものでしょ?こういうことって当人の気持ちが一番大事だと思うの。私は隆弘と一緒にいると安心できるし、一緒に暮らせたらないいなって思ってる。隆弘はどうなの?」
まっすぐにそう問い返された俺の返事はといえば。
「まあ、俺も瑞希と一緒に暮らせたら……その、いいなって気持ちはある」
瑞希のことが好きな俺は内心少しだけ複雑だったけど、そんな返事を返してなし崩しの同棲開始。
だけどいざ始めてみるととても居心地がいい。
朝は一緒に大学に行けるし、講義が終わって家に帰っても一人じゃない。
(案外いいかもしれないな)
同棲を始めて二週間。そう思い始めた頃だった。
何度かある脱衣所での遭遇事故。いつもなら瑞希に注意されて終わりなのに。
「私の身体、なんか変じゃなかった?」
急にそんなことを気にしたり。
「そういえば、トイレの消臭剤置いといたから」
匂いに気を配りだしたり。瑞希の中で一体何があったんだ?
これは距離感バグり気味の二人が恋人未満で同棲する甘酸っぱいお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 14:40:44
6979文字
会話率:62%
『なんか、しっくりこないんだよね、君』
そんな投げやりな一言で婚約破棄されてしまったユーリシア。
男爵家の令嬢として生まれた彼女は、幼い頃より政略結婚の道具として育てられてきた。
聖女という肩書を得たのもそのためだ。
しかし、聖
女は生涯で一度しか結婚できないという仕来りがある。
結婚道具としての価値を失ったユーリシアは、実家に戻るわけにもいかず、公園で途方にくれていた。
「……じゃあもう、行きたかったところに行くか~!」
たっぷり3時間ほど公園で落ち込んだあと、彼女はもう好きに生きようと決意する。
向かった先は、海が見える港町。
本の中でしか見たことがなかった海をこの目で見たいと思っての行動だった。
そこでユーリシアは、宮廷魔術師として成長していた幼なじみのアランと再開する。
互いに、望まぬ身分を求められたユーリシアとアラン。
ただそれよりも前の、本来の自分で接することができる二人の関係。
それは二人にとって、夢のような時間だった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 12:29:01
15236文字
会話率:36%
「フレンチトーストの正解が分からないんだ」
『私』は友人・田中からそう告げられた。
よく分からないまま、SNSでバズったという『最高のフレンチトースト』を作ってみるがしっくりこない。
自分はどんなフレンチトーストが『理想』なんだろう?
それっぽいものを想像しているだけで、『理想のフレンチトースト』なんて存在するのか?
■
他サイトにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 02:27:16
2624文字
会話率:39%
親しくない後輩、小梅に告白されて付き合うことになった。面識がある程度だったけれどいい子で、きっとその内本気になるのだろうと思っていた。こんな恋の始まりもあるのだろう。なんて風に思っていたら、何故か妹の陽子に告白されてしまい、私のいかにもJK
の青春っぽい平和な日常は終わりを迎えた。
これからどうなってしまうのか。面倒くさいから全部なかったことにしたい。
実妹後輩どスケベストーカー三角関係百合。
タイトルがしっくりこないので変更するかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-06 10:00:00
151929文字
会話率:50%
私は子供の頃から、自分ではない誰かの声が頭の中で聞こえている。
今でもその声が何なのかは分かっていないけれど、便宜上その声の事を「守護霊さん」と呼んでいる。
その声からしたら呼び方はなんでもいいらしいので、一番しっくりくるその名前にし
た。
この守護霊さんが天然で面白いので、エピソードを書いてみる事にしました。
※二重人格、幻聴と色々悩んだ時もありますが、聞こえるものは聞こえるし開き直る事にしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 15:00:26
2207文字
会話率:42%
先代国王により平民でありながら聖女として王太子の婚約者となったシャルロット。
奇跡の力を何も持たない彼女は────── 十年後、偽聖女と呼ばれ、長年国に尽くしてきた父親と共に国を出る決意をした。
最後の挨拶がしたいと、王太子に会う為、城
を訪れる。
シャルロットが国を離れるその日。
彼女はある別れの言葉を残す。賢王と医療の母、二人の偉人を生んだ、奇跡を持たない聖女シャルロットをめぐるお話。
本編が4p、他視点1p、主人公外後日談4pの予定です。
読者様へ
中世っぽい世界の婚約解消物ではありますが、ザまぁ要素は薄いです。モブ以外に悪いヤツは出て来ません。そしてそのモブも雑魚です。そのぶん、お話が穏やか仕様になっておりますのでご了承ください。
※流血や残虐シーンもないので安心してお読みいただけます。
※タイトルがいまいちしっくりこないので、思いついたらサクッと変更すると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 00:00:00
19646文字
会話率:49%
読み始める章、および読む順番により、読み手が主人公と認識する人物が変わるよう執筆しています。同じシーン、同じセリフでも先入観や思い入れ、先に読んだ章により関係性や解釈が変わってきます。
先入観が大きく影響するよう構成しているため、主人
公は読み始める章で決まると思います。貴方が選んだ主人公を起点に「この人は悪では無かったんだ」などの気付きを経て、人間関係を創造してみてください。
好きな章から、好きな順番で読み進めた結果、最終的にしっくり来ると感じていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 01:58:56
57913文字
会話率:40%
▼ほぼタイトルどおりの内容ですが、一応、あらすじのようなものを申し上げますと、以下のようになります。鍛冶職人の長男坊に生まれ、テレビも無ければ未だに黒電話という、驚くほど時代錯誤な家庭に育った立花天松(りっかてんま)は、全国屈指の進学校・私
立聖開学園高等部に通う、成績は下の下、卒業すら危うい三年生。ある日、天松は祖父の使い走りで、依頼主の古屋敷を訪れた。そこで予期せぬ人物と邂逅し、突然、昔ばなしを語られる。内容は、日本人なら誰もが知るであろう桃太郎。が、始まってすぐに物語はおかしな展開へ。さらに聞き進むうち、それは旧家西園寺に古くから語り継がれてきた【妖鬼】に纏わる伝説と知る。伝説。故に不明な点が多く、聞けば聞くほど胡散臭い。しかし、そこへ正体不明の美女六人が顕われたことで、その眉唾な伝説が一気に信憑性を帯びるのだった。その後、紆余曲折の末に妖鬼の世界へ乗り込むことを余儀なくされた天松は、頼れる仲間と伝説の宝樹顕現を目指す、歴史ミステリ、SF、ファンタジーありの、ジャンル不明な小説です。▼どうにも、しっくりくるタイトルが未だに決まらず、これまでにも何度か変更しています。また、今後も改題する可能性が高いです。継続的に読んでみようと思われた方は、ブクマしておいたほうが良いかも知れません。▼某出版社公募の新人賞に《風の気まぐれ、天のいたずら》を応募。その一年後の舞台を《七重宝樹編》として連載開始。主題・本編を読まずともお楽しみいただけるよう、遅筆ながらも真剣心底、全力で執筆しています。▼こちらは空行あり・改訂版です。PCによる縦書きPDF特化版も同時に連載しています。お好みでどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 02:27:06
191853文字
会話率:44%
▼ほぼタイトルどおりの内容ですが、一応、あらすじのようなものを申し上げますと、以下のようになります。鍛冶職人の長男坊に生まれ、テレビも無ければ未だに黒電話という、驚くほど時代錯誤な家庭に育った立花天松(りっかてんま)は、全国屈指の進学校・私
立聖開学園高等部に通う、成績は下の下、卒業すら危うい三年生。ある日、天松は祖父の使い走りで、依頼主の古屋敷を訪れた。そこで予期せぬ人物と邂逅し、突然、昔ばなしを語られる。内容は、日本人なら誰もが知るであろう桃太郎。が、始まってすぐに物語はおかしな展開へ。さらに聞き進むうち、それは旧家西園寺に古くから語り継がれてきた【妖鬼】に纏わる伝説と知る。伝説。故に不明な点が多く、聞けば聞くほど胡散臭い。しかし、そこへ正体不明の美女六人が顕われたことで、その眉唾な伝説が一気に信憑性を帯びるのだった。その後、紆余曲折の末に妖鬼の世界へ乗り込むことを余儀なくされた天松は、頼れる仲間と伝説の宝樹顕現を目指す、歴史ミステリ、SF、ファンタジーありの、ジャンル不明な小説です。▼どうにも、しっくりくるタイトルが未だに決まらず、これまでにも何度か変更しています。また、今後も改題する可能性が高いです。継続的に読んでみようと思われた方は、ブクマしておいたほうが良いかも知れません。▼某出版社公募の新人賞に《風の気まぐれ、天のいたずら》を応募。その一年後の舞台を《七重宝樹編》として連載開始。主題・本編を読まずともお楽しみいただけるよう、遅筆ながらも真剣心底、全力で執筆しています。▼こちらはPC閲覧による縦書きPDF特化版です。お好みと閲覧環境に合わせ、空行あり・改訂版へどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 03:38:03
183652文字
会話率:28%
◆orz4月14日には間に合いませんでした。しかも珍しく見切り発車!無事に完結できるのかこれ?w
◆自分の能力を活かせる職業…しかし公にはできない特殊能力のためプライベートアクトレスで誰かの役に立とうと日々邁進する主人公が、20年前に誘拐さ
れた大富豪の赤ん坊の代わりの依頼を受けたためにボディガード兼探偵の友人と事件に巻き込まれた話。
◆(;^_^A 推理、桜の木…で思い付いたのが木の下に埋めた?という陳腐でありきたりな発想しかできませんでした。但し作者の力量不足で普通の推理小説にどうしてもできず、少し不思議を混ぜて主人公が特殊能力者にしたらしっくりきたため、ノックスの10戒やヴァンダインの20則は今回スルーの方向で願います。
※この作品はフィクションであり、よく似た作品、実在する名称、人物、団体等とは一切関係ありませんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 18:00:00
38076文字
会話率:28%
方言が馴染みすぎて、困った事もある。
最終更新:2022-03-29 16:40:50
1739文字
会話率:22%
しゃべくり漫才の台本です
伊達ちゃんと富澤で脳内再生するとちょっとだけしっくり来るかもしれません
ゲラゲラコンテスト4応募用
最終更新:2022-03-18 00:05:35
1689文字
会話率:100%
この世には刀使い、いわゆる侍が多くいる。
その昔、日本は侍王国として、各国に名を馳せていたが、他国も同様、侍文化が根付いていた。
戦争の主流は刀。各国は世界の覇権争いを制するため、刀を活かすための技を磨いた。その末にたどり着いたのは、刀技と
いわれ、刀を主とし魔法を使うことであった。
火、水、風
刀技は3属性。
新井弘人は、日本国に生まれるも、名もなき家庭に育つ普通の学生であった。才能はあるが1番にはなれず、「そこそこの学生」というのがしっくりくる。そんな弘人に待ち受ける世界大戦。
大切な何かを守るため、弘人は戦場を駆け抜ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-28 17:56:25
1445文字
会話率:5%
貴族の長男として生まれたハルキ・アルストロメリアは、貴族なしからぬ教育を受けてのびのびと育ち、無時学校へと通う事となった。
学校に通う理由はただ一つ。立派な貴族になるため。
ただこの学校は別に貴族の育成をしている学校ではない。というか
、貴族ではなく戦士を育てるための学校と呼ぶ方がしっくりくるほど、学ぶ事はちがくて。
勿論そんな事はハルキも理解している。なにせ、この学校に来たのは、貴族になるためではなく、ある人物を超えるためで…。
笑い無し涙なし、殆ど何も詰まってない貴族育成物語、始まる予定です。
※この物語は『すばらしい世界を楽しむ~魔法『生成』が万能なので、楽しむだけ楽しんでみた~』の続編にあたる作品だったりします。別に知らなくても楽しめますが、知ってたらちょっとだけ楽しめたり楽しめなかったりするはずです。よければそちらの方も是非。ってか前作主人公が出しゃばってきます。私にも制御できません。知ってる方が楽しめる気がします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 23:18:25
133172文字
会話率:56%
大人気VRMMORPG『エタニティ・メモランダム』。
神ゲーとして名高く、多くのプレイヤーの魅了してやまないこのゲームには、もっとも有名かつ謎に包まれた一人のプレイヤーが居た。
『最凶最悪』、『徘徊する負けイベント』、『野生のラスボス
』、『形を持った最大の悪意』、『プレイヤーよりボスモンスターと言われた方がしっくりくるプレイヤーキラー』―――。
数多の悪名を持つそのプレイヤーの名は『邪龍 モーディフォード』。
これは、最悪の怪物とそれに抗った者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-18 06:00:00
85416文字
会話率:43%
人と人の繋がりって不思議だなぁと思った時に
何となくしっくりきた
最終更新:2021-12-02 20:51:56
350文字
会話率:0%
剣と魔法の世界に異世界転生したけれど、チートもなく、前世の記憶があるからか、この世界で生きていてもなんかしっくりこない。10歳で独り立ちして、なんとなく冒険者を続けてた俺が出会ったのは…
【逃げるなら今?】から始まった短編の7作目です。
最終更新:2021-11-19 12:00:00
6777文字
会話率:43%
ある日、竜殺しは少女に出会った。自分とは違う何処までも純粋な色をした白い髪が風に靡いている。絹のような肌に何処かの王族と言われてもしっくりくるような整った顔立ちをしているが、纏っている服装は街で働いている平民ならば誰でも買うことができるも
のだ。服が容姿に負けている感が拭えないが、少女は気にした様子はない。
そんな少女が竜殺しに対して指を指し、宣言する。
「貴方、私と一緒に国盗りをしなさい」
「いや、何でだよ」
~現在アルファポリス、カクヨムにも投稿をさせて頂いてます~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 18:45:26
436318文字
会話率:42%
まるで誂えたかのような、しっくり感。
最終更新:2021-09-25 20:00:00
1875文字
会話率:13%
仕事から帰宅した主人公が家の扉を開けただけで異世界に飛ばせれます。
そこで人を探しエルフの女性と出会う。
特別な知識も技術も持ってないただのサラリーマンが異世界でしっくりはっくしながら自分の世界に戻る方法を模索します。
最終更新:2021-09-17 02:12:43
1379文字
会話率:53%
何かしっくりこない人生を模索しながらも
何となく生きている25歳フリーター独身女子。
吉田優子。
大好きなばあちゃんが死に
ばあちゃんの最後の言葉をキッカケに
人生が大きく変わり始める。
自分のまんなかにある心に従い
夢を追う人だけが会え
るという
人間の人生サイコロを振る神様と出会い
夢を追いかけ始める主人公とその人間関係を
日常的に切り取った爽やかなラブヒューマンドラマ。
あなたのまんなかには何がある?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 21:00:00
22628文字
会話率:40%