「私は貴方を殺して望みに近づく」
〈凶戦士〉と呼ばれてもなお戦い続ける、血に染まった〈アリス〉
「おまんの為なら何じゃって苦じゃなかよ」
〈アリス〉に寄り添い、従う従順な〈チェシャ猫〉
「もし君が全てを諦めてしまうというのなら、僕
が君を殺してあげるよ」
冗談や笑みを絶やそうとしないが武器を手にすると容赦ない〈白ウサギ〉
「この手は、お前を支えるためにある。この手が血潮に濡れても、気にはしない」
〈アリス〉の生まれ落ちる瞬間を見届け、その望みの重さに気づきながらも支えようとする狂った反骨精神を持つ〈イカレ帽子屋〉
「わらわは、狂っておるのか……?」
首狩り女王という〈役割〉に苦しむ無邪気な〈ハートの女王〉
「朱に混ざって紅くなるのは染まった方の弱さでしかねぇ」
達観した考え方で〈アリス〉を導く、口が悪い皮肉屋の〈ハートのジャック〉
本が読まれなくなった時代、〈物語〉が望みのために、望みを持つ死者を使って行った〈戦争〉。
〈登場人物〉となった死者は、己の望みのために戦うことを決めた。
そう、例え、血に染まろうとも我が望みを叶えようと。
これは、〈不思議の国のアリス〉に集った、悲しい望みを持つ者たちの戦いの物語。
『お前の望みはなんだい? 私が叶えてあげよう……我が望みのために戦ってくれるなら、ね』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-19 01:11:44
8346文字
会話率:41%
夏休み。母親の都合で家から追い出された宮森進は、母の田舎である鷺ノ宮村へと向かった。短い田舎暮らしを堪能しようとしていた矢先、進は蔵で奇妙なオルゴールを発見してしまう。それを皮切りに、少年は鷺ノ宮村の秘密へと巻き込まれていくのだった……
最終更新:2011-08-24 23:23:18
14340文字
会話率:37%
ある日、崩れた山肌から、奇妙な岩を拾ってきた僕は、原因不明の皮膚病に侵されてしまった。どうしよう?かと思っていたら、夢の中に細菌だと名乗るものが現れて… 自サイトよりの転載です。
最終更新:2011-08-21 12:53:42
3390文字
会話率:44%
未来から来たと名乗る男が現れた。普段なら、気にしないところだけど、ところがそれは僕の知り合いだったのだ。
彼がすっかり有名人になった頃、僕は彼と偶然に公園で会ってしまった。そして、彼がどうしてそんな事を言い始めたのか、その理由を聞いたのだっ
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-31 23:18:04
2315文字
会話率:31%
ぼくの中のそれは凶暴で…少しの皮肉を込めた、狂想系の物語です。
最終更新:2009-07-22 23:37:28
885文字
会話率:0%
高校3年生の時に書いた「18歳の主張」を、もったいないので転載してみました。
清書版が手元に無い(下書きはある)ので、大幅に加筆しました。
最終更新:2011-08-20 19:05:21
1156文字
会話率:0%
――娘を殺した犯人を突き止めてください――依頼主の娘は腹を切り裂かれ、変わり果てた姿で発見された。それを皮切りに、凄惨な殺人が次々と起こり始める。私立探偵・榎尾冬也による衛藤家連続殺人事件簿。
最終更新:2011-08-16 03:41:14
62636文字
会話率:45%
私は幼なじみに殺された…。
怨みを晴らすために、私は再びこの世界に舞い戻った。
――新しい命として。
だが、そこには皮肉な人生が待ち受けていた。
最終更新:2011-08-12 23:51:11
5673文字
会話率:38%
物語の主人公は普通の男。しかしやがてねじれてゆき、姿を見せる皮肉な笑いと予想外の罠。それらに導かれるように幕切れが訪れる。自分の人生について語る男が陥った、人生の悲惨さを描くショートストーリー「実によって木を知る」
最終更新:2011-08-11 21:00:00
4696文字
会話率:14%
物語の舞台はありふれた風景。しかしやがてねじれてゆき、姿を見せる皮肉な笑いと予想外の罠。それらに導かれるように幕切れが訪れる。昼食を食べに食堂へやってきた男が陥った、思わぬ苦悩を描くショートストーリー「至高の瞬間」。
最終更新:2010-06-10 08:42:44
3479文字
会話率:0%
仕事で咎められ、失望しながら橋の下を眺めていた千原幸太郎は、服のまま川に浸かる奇妙な男を見つけた。興味本位でその男に近づくが・・・
男との邂逅は思いもよらない戯れの始まりだった!己に潜む不安定な精神との戦いを描く、人生の皮肉さと奇妙さに満ち
た作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-16 11:19:37
32057文字
会話率:38%
貴方と共に過ごした数日間が人生で一番輝き、大切なものとなっていたのに。久しぶりに私を目にした途端貴方が言ったのは…「私は貴女みたいな人間が、一番嫌いなんですよ」生死をさまよった彼が口にしたのはそんな言葉だった。あぁ神様、これは自分勝手な私に
対する罰だったのでしょうか?ロミオとジュリエットのもう一つの悲劇。決してこの恋を「悲劇だ」なんて言わせない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-07 18:00:00
3234文字
会話率:26%
主人公、甲 久司(きのえ ひさし)は中学三年の男。不登校児でいつも山に籠もっている。
七歳の頃両親を事故で失い、それ以来、母の田舎の祖父に引き取られ面倒を見て貰っていた。が、半年前その祖父も亡くなり、それ以来ずっと学校に行かず、祖父が行っ
ていた山の手入れや椎茸の栽培、炭焼きetc… などをして生計を立てて生活をしている(両親と祖父の保険金で生活していくのに困らないだけのお金は持っている)。
学校に行かないのは山仕事をする時間が無くなるのと、別段進学する意志もなく、将来もこのままの生活を続けていこうと考えているからだ。
多少皮肉屋だが、サッパリとした性格で友達も多く特に学校に不満があって登校拒否をしている訳ではない。
担任の教師などに再三に渡り説得されているが、応じる気は無かった。
三年になった四月初旬。運命の転機というか、災難の口火を切る女性が久司の前に現れる。
名を織部舞華。四月から久司の学校に赴任してきた新任教師である。
彼女は久司のクラスの副担任で、久司を学校に連れて行こうと使命感に燃えていた。
しかし彼女は久司にとって心の奥底に封印した負の記憶だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-26 09:42:17
4465文字
会話率:64%
「あたしを退屈させないこと」そう条件を出した女を乗せてアンティークショップの辛口皮肉屋ルイは車を飛ばす――でも恋の行方は迷走。ジョージアからフロリダ最南端へ、目指すは情熱の太陽とブルーグリーンの海。二十枚以上の写真を添えて。(『Soap D
ish』各話とリンクしたこぼれ話『Episode in Aurore et Crepuscule』ルイの続編。ですが、これ単体でも読めます。以前、別サイトにて掲載していたものをサイト閉鎖により移植)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-24 16:29:31
56225文字
会話率:52%
日焼けの後の、恒例行事。
最終更新:2011-07-20 22:35:20
200文字
会話率:38%
人間という紛い物の抜け殻から脱皮する者達への詩(うた)
最終更新:2010-10-13 10:00:00
249文字
会話率:0%
変わった師匠から「同年代と交じり合い、更なる高みを目指せ」と言われ、山から降り、龍牙魔術学園に転入してきた鬼崎炎魔。社会革命がまだ浅いため、学園内に差別が行われている。
炎魔は何と男子寮が満タンなため、女子寮に住むことに・・・・・
そして偶
然に‘男殺しの優‘と異名とる土方優の全裸を目撃してしまいボコボコにやられてしまう。次の日には女子には避けられ、男子には皮肉を言われる羽目に。さらに前任を蹴落とし、生徒会長に上り詰めた、雷神アテネに‘おもしろい‘という理由に無理やり生徒会に入れられる。気まずいことに生徒会には土方優が風紀員として君臨していた。それに追い討ちを駆けるかのように謎の裏組織が炎魔の中に眠ると言われる‘破壊龍‘を狙う。
このドタバタラブコメがありそうでないストーリー、読んで笑ってやって下せえ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-20 02:05:51
71701文字
会話率:29%
環境問題について、二人の登場人物が喋ったりします。基本的に皮肉っぽく終わります。注釈まで読まないと、意味が分からない話もあります。
最終更新:2011-07-17 16:23:17
5098文字
会話率:55%
都心部の高校に通う相楽 透
透の前に突如として現れた謎の異国美人
その人物との出会いを皮切りに、透は世界の闇を目にする―
最終更新:2011-07-14 00:40:00
8930文字
会話率:30%
早暁のノックの音にさえ震え上がる男の妄想。
噴飯もいたしかねると猫またぐ。
最終更新:2011-07-08 11:28:55
7502文字
会話率:3%
僕は「アトピー性皮膚炎」という皮膚病を患っている高校3年生だ。
年齢は17、身長164、体重54キロ 高3にしては少し小柄なのかもしれない。
僕がアトピー性皮膚炎(以下 アトピー)に発症したのは小学5年生の初夏のころだった。
皮膚の赤みが
一向に引かなかったため、生まれて初めて皮膚科の病院に行ったところアトピーだと告げらて初めて自分の皮膚の異変を理解した。
しかし、当時はこのアトピーに関して全く関心がなかった、その理由は、症状が出ていたのが肘や膝の裏など目の届きにくい所だったからだ。
処方された薬を飲んで、塗り薬を塗っていれば「すぐ治る」と思い込んでいた。
その結果、中学に上がる頃にはアトピーなど微塵も見えなくなっていた。
中学になって初めて色んなことを経験した。
友達と夜まで遊んだり、お泊まり会などしたり、テニス部で夢中になってテニスをしたり。
初めて彼女だってできた。
それから学生生活が楽しくてしょうがなかった・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-21 02:30:26
976文字
会話率:0%
小、中学校と極度の人見知りのため常に一人ぼっちだった 野村 萌。
高校へ入学した春、今年こそは友人を作ると意気込むが結果はあまり良くなかった。
そんなある日、萌は偶然にもロンリーマンと名乗る男と知り合う。
そしてそれを皮切りに、萌のどこか普
通じゃない高校生活はスタートした。
美女だがどこか、はちゃめちゃな鯉やそのライバル椿、
そして融通の利かない新聞部部長の淳子に振り回されながらも
少しずつ成長していく萌。
これは萌とその周りの友人達が繰り広げる大分間抜けでちょっぴり感動するかも
知れないほのぼの学園コメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-06 12:50:04
6328文字
会話率:6%
夏奈子は25歳のOL。しかしOLは昼の顔で、夜はヘルスクラブで働いていた。彼女は職場の向かいに座る同期の小暮に憎悪を抱いている。一見すると人が良さそうな、皮をかぶった彼が大嫌いだった。男なんて女を性欲処理の道具としか思っていないくだらない奴
ばかりだ。夏奈子は達観さえしていた。そんな折、ヘルスクラブの上客であるイイジマにラブホテルに連れ込まれそうになった夏奈子の前に大きなバイクが現れて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-01 23:23:55
9731文字
会話率:41%
■【ファンタジー/神話系/短編】■幼子、光魄は、卵を拾った。王権の支配時代、農牧業が営みの中心であり、羊毛・皮革や肉などを生産する乾燥・砂漠地帯の遊牧民たち。一定の土地に住まうことは決してなく、粗末な継ぎ接ぎだらけの衣を進んで纏い、陰日向で
も自由よ意思よ、それは曲がらないと誇り失わず。水や草を探し求め、家畜と共に生きることを拒まず受け入れて選んでいた……馬かける世界観的小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-30 04:03:39
10009文字
会話率:42%
子犬のような弟に騙され続ける不憫な姉の話。
「その彼氏って何歳?名前は?どこの学校?この辺に住んでる?」
そんな可愛く聞かれたら、答えるしかないでしょ!
ー俺のものになるまでは、誰一人として紫織の彼氏になんかさせない。
象徴の花はザ
ゼンソウ。花言葉は「沈黙の愛」。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-21 17:45:04
2254文字
会話率:21%