煙草臭い路地裏に濃霧が満ち満ちる。僕は霧を掻き分けて必死に前へと進み歩く。前へ、前へ歩くと光が見えてきた。遠くの方で微かに輝く光だ。光の先に何があるのか、そんなことを考えもせずに、すがるように光へ飛び込んだ。
最終更新:2013-05-11 23:31:52
1819文字
会話率:15%
黒部義人(クロベヨシト)38歳は何の因果か、ある日突然管理者と名乗る男の前に連れてこられた。その男が言う「このまま地球に返す事が出来ない」と。仕方なく別の宇宙、女性管理者が治める世界へ生きたまま送られる。地球での生活を捨て、自らの記憶を封印
され、体は子供に戻され、微妙に物理法則の異なる魔素(まそ)が満ちる世界に孤児として降り立つヨシト。彼は果たして幸せな生活を過ごせるのだろうか。これはすべてを失った哀れな中年が、優れた力をもらって生きていく現実の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-09 15:14:00
361213文字
会話率:30%
語る事はない
記憶の砦のなかで
世界は崩れる
押し潰すほどの重圧
そして、泣き叫ぶような
咆哮
時が満ちる時
月が砕ける
全ては・・・
最終更新:2013-02-20 22:00:42
255文字
会話率:0%
ゆるくカールした栗毛に夕日色の瞳。道行く誰もが振り向く美人凄腕殺し屋の私はとある任務の最中だった――。恋愛あり、バトル有り、謎解き(?)あり、ちょこっと枕美ありのエンターテイメント小説、の予定です。旧作『そして今夜も月は満ちる』とちょっぴ
りリンク。※読まなくても大丈夫な感じに書いていきます。(作者:紗英場 渉)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-29 02:19:01
26579文字
会話率:50%
金釦がアクセントの漆黒のピーコートに身を包み、裾から覗くギンガムチェックのロングスカートまでも黒く、真っ赤なマフラーは半分以上がコートに収まっている。コード・ネーム“ダスク”の殺し屋、ミチルのある日の仕事は、人気子役:リサ・パーファシーを殺
すこと。殺し屋ミステリー宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-04 17:03:52
42214文字
会話率:59%
ある日突然神隠しに遭い、異世界で生活することとなった少女 伊月。数百年前の日本に似た世界では、月が満ちると不思議なことが起きる。そこから見えるのは、もうひとつの世界の存在。もう一人の異人の存在。※第一部 完結しました。
最終更新:2012-06-17 16:26:53
104955文字
会話率:46%
ここは、現代とかけ離れた世界。
そこに、養子としてやって来た「ナチ」。姫になったナチの毎日は退屈!いつも、満ちることのない月を見ていた。
そう、そこでは、数百年間「月」が満ちることがなかったのだ。
姫の心が動くころ、月の止まってた時間が動き
だす。
姫の心はどこにあるのか?姫の日々は変わるのか?
ぜひ、読んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-09 10:33:12
240文字
会話率:0%
「調律の名のもとに命をもらいに来た」
神が定めた基準に従い、世界に満ちる『命の量』を一定に保つ調律者と呼ばれる彼らと、彼らに関わる人々。
様々な価値や想いは交錯し、対立し、人の生は営まれていく。それらは全て神に捧げられる演劇。
最終更新:2012-03-02 05:38:09
30405文字
会話率:51%
ある新月の夜。
星座観察に出かけた山奥で偶然出会った奇妙な鳥。
鳥は月を追っていると言う。
それ以外に何も無いという。
月が満ちるまでの短い期間を共に過ごす中で起こる 小さな対話の中で、互いの中に少しずつ生まれる確かな変化の物語。
最終更新:2012-01-13 02:10:27
18493文字
会話率:21%
最近、道ばたで首の無い死体が転がるという奇妙な事件がこの町 「川崎」で起きている
おかげで町中大混乱「死」への恐怖が充満したこの町で生きていく事は想像以上に萎える。
俺達はまるで檻の中の豚だ。
俺は早乙女龍貴、俺の夢、それは、この不可解な事
件の犯人を暴く事だ。そしてその犯人が絶望に満ちる顔が見たい。
暴く方法なんて思いついてないけどな
これから起きることで僕は知る、「危機は突然」
「近付いてくる」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-08 23:00:28
10975文字
会話率:38%
胸に秘めた想い、あふれ出そうなほど心に満ちる、彼への想い。それは秘め続けることで、一つの物語を紡ぎだす。はたしてそれは、いかなる結末を迎えるのか?
高校生の織りなす恋愛模様に、あなたは何を思うだろうか。
最終更新:2011-12-30 16:41:24
8352文字
会話率:44%
”それは、かつてあったことなのか、あるいはこれから起こることなのか。”
天空姫と地龍神、二柱の神が創りし<力>満ちる世界。
しかし今、その均衡は崩れ、物語は紐解かれる。
これは、あるオンラインゲームによって起こった「事件」によって、世界の
裏側を見ることになった少女のお話です。
元々は私、‘Sassy-talkeR’氷月 晶が運営しております辺境サイト「幻想協奏曲」のオリジナルサイドで連載しておりますWeb小説です。無断転載ではございませんので、どうぞご安心してお読みください。
なお、これは10年以上前から書きはじめた(!?)お話ですので、Program 0、1、2辺りは惨々たる文体です……。本当に申し訳ない。ですが無理に弄るとお話が壊れてしまいそうなので、矛盾や明らかにおかしいところを多少解消しただけで投稿しました。読みづらいとは思いますが、見捨てないで頂けたなら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-14 22:57:56
176851文字
会話率:46%
今、目の前にいる初恋の男の子
貴方ならどうしますか?
罪悪感なんて気にせず手にいれる?
それともあきらめる?
最終更新:2011-05-07 13:00:00
8551文字
会話率:32%
「フカツ」
乾の手が腕を捉えた。引き寄せられる。足元で砂がじゃりっと音をたてる。シャツに乾の指が食い込む。
熱い指だ。
「好きだ。フカツが好きだ」
熱い声だ。
夏の太陽のように、人を焼く、生々しい声だ。鼓膜が震える。振動が指先にまで
満ちる間、瞼を落とし感じていた。
これは、恋だ。こういうのを恋と呼ぶのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-25 15:21:35
9331文字
会話率:42%
大ヒット歌手の愛飢男(あい・うえお)が、政府に目をつけられた!やってきた刺客、歪飢男(わゐ・うゑを)は愛で政府の願う曲を作れと命令を愛に下す・・・
はたして、国家の仕掛けた陰謀とは?
最終更新:2010-11-03 12:43:38
14805文字
会話率:65%
二つの月の物語。始まりの月と終わりの月。震災による街の崩壊から七年。とある復讐の幕はひっそりと誰に知られることもなく上がっていた。速さに取り憑かれた慇懃無礼な後輩。文武両道の二重人格な少女。互いが互いを許容し合う白と黒の兄妹。邂逅の果ての月
と、終焉の彼方の月。ある日の夜、気紛れに脚を運んだ災害跡地で見つけた猟奇死体。鮮血に彩られた終わりの囲い、その中で――――僕は、彼女に出逢った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-10 22:44:38
128277文字
会話率:41%
破界の力を司る十人の異界者『十死誅』――――鮮血の月が満ちる時、破界の時は訪れる。
最終更新:2009-09-17 13:38:19
4824文字
会話率:23%
リリーが出会った“死神さん”がリリーに伝えようとした事とは――。
最終更新:2009-04-13 16:38:09
3133文字
会話率:25%
続編連載開始しました☆ある宇宙の話。太陽系連邦とアストレーデ教圏という宗教を基盤とする諸国の二つに大別された世界。アストレーデ教圏諸国のうちの大国、若年にして王位についたラーフェドラス王国の王は、衰退する国力を憂慮しながら、半ば幽閉された暮
らしを送っていた。そして、隣国ファーマムール王国による侵攻作戦が開始される。人の思いと憎悪、悔恨と裏切りが満ちる陰謀の宮廷小説の一幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-01-31 17:00:36
117812文字
会話率:22%
時は17世紀。カリブ海に放り出された大海賊バリーの息子クリストファーは、絶対に海賊になるもんか、と天に叫ぶのだが、時代はクリスを巻き込んでいく。人の思いと憎悪、悔恨と裏切りが満ちる陰謀の宮廷小説(部分)。
最終更新:2009-01-01 00:35:33
6733文字
会話率:20%
二つの月が満ちる夜、あの木の下でまた逢える。
待ち合わせシチュエーションのロマンティックショートストーリー。
※1000文字小説に掲載した作品の完全版です。
最終更新:2008-09-29 12:17:48
2500文字
会話率:4%
森の中の一本の『散る散る』と、その森で大きくて一つだけの『満ちる』。樹と川の、小さな物語。
最終更新:2008-07-12 18:19:34
957文字
会話率:41%