いつもの日々。会社帰りの喫茶店。
そこに現れた雨に濡れた一人の女。
彼が選んだのは、金ではなく、悪と時間であった。
最終更新:2020-09-22 15:35:28
1970文字
会話率:42%
部屋で1人、プラネタリウムを作っていた。
君と見た星空を、思い出しながら。
そう、あのとき君は、満月に手を伸ばして――。
【この作品はカクヨムにも掲載しています】
最終更新:2020-05-21 14:07:38
925文字
会話率:36%
幼い頃、初めての魔法で作ったシャボン玉が
大人になった魔女の元に戻ってきた。
そうしてシャボン玉は、魔女に話し始める。
自分が姿を消した、その真実を――。
最終更新:2020-05-18 23:44:03
4364文字
会話率:63%
暦が晩冬を示しても、欧州屈指の連峰がもたらす冷気は緩む気配を見せない。
幾重にも無機質に立ち並ぶ相似の建物群を抜けて、大学寮敷地の北端へ。運営事務所に隣接する煉瓦張りの平屋に身体を滑り込ませる……
とある二人が至った極北の儀式。
最終更新:2020-02-23 20:00:18
6335文字
会話率:34%
【短編 No.13】
ローマ時代の残滓漂う旧市街。
赤茶けた煉瓦作りのありふれた住宅マンション。そのワンフロアを占有する家族経営の安宿に逗留して、数週間が過ぎた……
夜行列車で出会った彼女との、始まりの物語。
――――――
初出
はエブリスタ。
三行から参加できる超・妄想コンテスト「恋のはじまり」参加作品です。
2017.8.23 初掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-21 18:00:00
6776文字
会話率:28%
僕はレンガ職人。それも職歴2年半のベテランだ。
レンガ・レンガ・レンガ!
レンガを積むだけの人生になってしまったのは僕のユニークスキルが『予報』だったから。
成人する15歳になるとスキル神殿で授かるユニークスキル。それが「剣術」や「魔法」な
ら冒険者になれる。
しかし、『予報』スキルを授かった僕の人生は無茶苦茶になった。勝手にスキル発動するから余計なことを言い、人間関係がトラブルだらけ。だから仕事が続かない。とんでもない外れスキルだった。
レンガ・レンガ・レンガ!
そんな僕にできる仕事はレンガ積み屋だ。毎日500個のレンガを積み大銅貨5枚。日雇い最下層の仕事だからバカにされることも多いけど地道に生きてきた。
ところが、外れスキルの『予報』が意外と使い道があった。なりゆきで予報屋を始めたらまさかの大繁盛。
だけど、レンガ屋は相変わらず続けている。
レンガ・レンガ・レンガ!
いつしか、レンガスキルがランクアップ。
煉瓦・煉瓦・煉瓦!
タイトル回収の『予報』スキル進化はずっと先、いつになったら『言ったら実現』になるのか。
ネバーエンディングレンガストーリーになりつつも、『予感』と『テンプレ』スキルを持つメンバーを加えて、予報屋パーティの冒険が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-16 06:23:31
234635文字
会話率:47%
他愛ない思い出を書いた。ぼくがぼくになった一つの理由は、無花果にもあるだろう。煉瓦の壁際には無花果の木が連なっていた。ずっと、心にあるあの色合いは、今ではどこにも見当たらなくなった。もう一度、作ってみようかなんて。
最終更新:2019-08-20 20:28:08
337文字
会話率:0%
『冤罪』をきっかけに人生を狂った主人公。気が付けば異世界に転移!?。異世界で主人公はどう生きるのか……。
最終更新:2019-06-12 06:00:00
11758文字
会話率:37%
「周りの景色から酷く浮いている」
街の人々が口を揃えて言うその屋敷の名前は、静夜館。
一向に修理されない逆回りの大時計に、寂れた赤煉瓦で埋まる家々。
主人であるラクの世話役であるメイド頭、大図書室でのんべんだらりと
過ごし続ける司書。
ある
日、メイド頭とラクは旅に出た…
徐々に明かされる謎と、ラクの秘密。
ギャグもクトゥルフもホラーも。
乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-07 19:18:56
5593文字
会話率:7%
私の目の前にある、芥子色の煉瓦道。
そしてそこに立つスーツを着て、赤いブーツを履いた猫耳が生えた男の子。
彼は自分が猫だと名乗った。
猫は、煉瓦道を進めと言ってきて…
最終更新:2019-03-23 20:57:08
2182文字
会話率:25%
ウサギはお母さんにこう教わっていました。
《ガブリ》は化け物です。《ガブリ》はウソつきで、動物をだまします。《ガブリ》に近づくと、皮をはいで食べられてしまいます。《ガブリ》に良いやつはいません。もし良い《ガブリ》がいても、《ガブリ》は動物
の敵です。《ガブリ》のご先祖様は大昔、やってはいけない罪をおかしました。《ガブリ》を許してはいけません。動物と《ガブリ》は違います。《ガブリ》は化け物です。
ある日、ウサギはガブリに出会います。
Twitter@bot_noveさんのお題「都へ進む煉瓦の道を、よいせよいせと進む幌馬車」より着想折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-18 15:00:00
1233文字
会話率:28%
表参道五丁目の裏路地には、赤煉瓦と白い石材によって積み上げられた西洋かぶれの一軒家がある。それは鉄筋コンクリート造の住宅が大半を占める軒並みの中でも、 とりわけ異色を放っていた。その館の主人である秋風真宵は幻想郷管理者である八雲紫に依頼を
受け、自身の弟子である五十嵐真宵を幻想郷に送ることを決意する。
そんな五十嵐真宵の幻想郷での奮闘記物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-22 21:32:54
6260文字
会話率:65%
シンガポールには温泉が一つだけある。そこには静かに赤煉瓦の建物がぽつねんと佇んでいる。それはシンガポールの残る日本軍の残した遺構だ。だが、この建物の様式は時代を二十年近く先駆けている。誰がこの建物を設計したのか?その特殊な意匠の建物は静かに
語る。
ショートストーリー・シンガポール 最終選考委員会特別賞作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-26 00:27:55
5731文字
会話率:59%
小説『走れメロス』が主人公・メロスの竹馬の友とされる男の物語である。
名はセリヌンティウス
考えなしのメロスの暴走に巻き込まれ、メロス処刑までの身代わりとして牢に入ってやるお人好し。
煉瓦職人で弟子を持ち、煉瓦と同じよう地に足をつけた堅実な
生活を第一とする・・・と、思いきや!?
メロスを疑い始めたセリヌンティウスの衝撃の発言と、その一部始終を目撃してしまった
哀れな牢番・バシレイオスとの会話を、メロスは知る由もない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-16 19:53:59
2262文字
会話率:32%
何もないところに絵を描いた
最終更新:2018-02-01 18:26:50
420文字
会話率:0%
考えた末に答えがなくとも
キーワード:
最終更新:2018-02-01 18:16:13
300文字
会話率:0%
夏の灰が未来の灰になる
最終更新:2018-02-01 15:48:36
325文字
会話率:0%
ある少年がいた。
その少年は、時を巻き戻す力を持っていた。
その時を巻き戻すトリガーは「仲間か自分の死」というものだった。
日本のある街に、1人の少年がいた。その少年は観月紫苑といい、どこにでもいるこれといって特徴のない男子高校生だ
った。親に頼まれた物を買い家に帰った。しかし親はどこかへ出かけていた。仕方がないと眠りについた。次に目を覚ましたのは煉瓦で作られた建物が並ぶ中でーー。
これは、異世界へ転移した1人の少年が様々な「死」という運命に抗う物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-20 10:24:07
2684文字
会話率:30%
人気のない路地に、ひっそりとその店はあった。
門灯のように目立つものは何もなく、扉には「御用の方は家主まで」と書かれた羊皮紙が貼られている。
羊皮紙だけ見れば羽振りが良さそうなものだが、煉瓦でできた店の壁は、ぽろぽろと崩れてくる程にはボロ
い。
私が、小さな不安を抱えながら扉を開ければ――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-02 22:48:31
4385文字
会話率:33%
落ちこぼれ研究生のはずが、中・遠距離魔法戦闘が主流の異世界で、転移粒子(ネオン)を駆使した超近接戦闘の主人公は無双状態。運命を継承する大魔法によって数々の「伝説」を継承していき、世界にその名を轟かす存在に。
六苑寺煉瓦(ロクオンジ レン
ガ)由緒ある六苑寺家のいわく付きの名前を受け継いだ18才。
突然、強制転移させられた先の浮遊都市パラネラで発覚したのは、転移者が必ず2~3個は持っている先天性魔法を一つも持っていない事。
【万年研究生】のレンガは転移粒子(ネオン)を扱える稀な体質を活かして他に例を見ない "リフレクター" というクラスでギルドに登録する事に。しかし、遠・中距離の魔法戦が中心のこの世界において、ネオンの特性を駆使した超近接戦闘でレンガは無類の強さを発揮、これで最強の名を欲しいままにし、ハーレムの中で悠々自適のスローライフ計画だっ!
しかし、転移後教育を受ける学園生活と、パラネラの人々と楽しく満喫する日々が突然終わる。
レンガが誰にも言えず持っていたのは、世界でも数種類しか確認出来ていない「大魔法(グランナーダ)」。その属性効果は「運命継承」。
発動した大魔法、レンガが継承してしまった運命とは、、、。
世界最大の連合勢力達に狙われる事?になってしまったレンガは、大陸を旅しながら継承した運命を乗り切れるのか?
☆重複投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-20 01:20:48
78613文字
会話率:50%
大災害と呼ばれる小天体の地表激突から20年が過ぎた。
大災害を期に発生した特殊な伝染病を封じ込めるため築かれた絶対境界線の内側の世界、煉瓦台。そこには伝染病の発症者が起こす事件を解決するための組織、特種捜査機動隊がある。
その中でも発
症者だけを集められた3課は、若干20歳の課長代理である御剣京子、どんな遠距離でも百発百中の能力を持つ高校生の深水透、能力とは無関係に格闘戦を得意とする笹原美禽、絶対防御の能力を持つ臆病者の津賀野亮一など個性的な面々が集っていた。
ある日、煉瓦台と絶対境界線を挟んで隣接する八坂市で感染者が発見される。80名の外部感染者が新たに隔離され、煉瓦台に送られてきた。
そして煉瓦台を変えてしまう一連の事件が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-15 21:03:54
333912文字
会話率:29%
元の世界で普通の日常を送っていた蒼依蘭佐《あおいらんさ》。
あっけない理由で殺された蘭佐は女王、スカサハが支配する畜生道《ドン・スカイ》に魔猪として転生する。
チート能力全無、周りには自分より優れた英雄たち。そんな不条理な環境で広げられる異
世界英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-17 21:02:25
1930文字
会話率:14%
「又、始まったよ。」
501号室の住人トムソンは、
元々音楽は好きだったが
最近引っ越して来たこのアパートが大のお気に入りだった。
煉瓦造りで五階建てなのにエレベーターも無いので
初老の彼には少し辛い事も有るのだが、
仕事から帰って来て、
ふと気がつくと折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 10:56:06
600文字
会話率:28%
煉瓦工場で働くわたしは、錆びついたバルコニーの手摺の上にジャコウアゲハの幼虫を見つける。わたしは彼女にエマと名付けた。きっと美しい蝶になるだろう。
夢と現実の融け合う幻想掌編。
最終更新:2017-01-05 13:40:50
8954文字
会話率:53%