高校に上がったリサは、学校で起こっているいじめに頭を悩ませていた。ナオミという美しい少女が運んできた烈風は、そんな悩みを吹き飛ばすのに余りあるものだったが、彼女は同時に諦念を孕んでもいた……。
カクヨムにも掲載中の作品です。
最終更新:2017-03-26 22:21:38
25756文字
会話率:47%
遊牧民の少年、アルゲレリオン・ブルトチノはライバルのオユントゥルフールを追って日本の大相撲の世界に飛び込んだ。
しかし、入門早々ブルトチノは兄弟子の久山 力(ちから)と共に暴力事件を起こした。部屋の規律違反、くび確定だった。
時を同
じくして、赤瀬部屋の師匠・赤瀬 峰夫が死んだ。
ブルトチノと久山は自分達をかばってくれた幕内力士・漣が興した五味部屋に移籍した。
弱小部屋は金銭面などあらゆる面で不利だったが、おかみ・律子の手腕が部屋経営を助けた。
ブルトチノは「狼」の四股名をもらいデビューした。
たった二人の力士は相撲漬けの環境で実力をつけて行った。
しかし、二人に壁が立ちはだかる。
久山には十両の壁。
一人前に認められる十両力士。それまでとは待遇が一八〇度違う。給料は雲泥の差、手足となって世話をする付き人がつく。
久山は東幕下筆頭にまで登り詰めた。半枚上は天国。また、あとのない十両力士にとっては久山は地獄へと足を引っ張る存在。彼らは久山を全力で潰してきた。久山の体はぼろぼろ。何とか三勝三敗で最後の相撲にたどり着いた。相手は赤瀬部屋の赤烈風。赤烈風はアマチュアタイトルを総なめにして角界入り、入門二場所で十両力士・関取になった。
赤烈風との対戦。馬力は久山に分がある。捌きのうまさでは赤烈風。両者、自分の長所を生かし素晴らしい相撲になった。最後は稽古量がものを言う。久山が赤烈風を押し出した。
久山は関取になった。
久山を追うブルトチノの壁はバータル。対戦成績、四戦全敗。歯が立たなかった。
ブルトチノはもがいた。想像を絶した猛稽古。砂まみれ、どったが顔かわからない。そんな猛稽古でも自信が沸かない。見兼ねた師匠・五味、ブルトチノに胸を出した。相撲とは押すことである。
「押せば押せ引かば押せ押せ近場押して勝つのが相撲なりけり」
師匠はこの言葉をブルトチノの体に刻んだ。
押すとは何ぞや。それは力士のコア。押さなければ隙が生まれない。投げもいなしも意味を持たないのだ。相撲は少年の狼に牙を与えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-10 20:56:12
49907文字
会話率:56%
VR技術が進歩したその世界。ファンタジーの世界をと遊ぶ人達やギャルゲーで疑似恋愛を楽しむ人も居るなか、レシプロエンジンが主力だった当時を再現した世界にロマンを求めた人々が入り込んだ。
ドーバーで零戦が飛び、ベテランパイロット達のユーザーが
マリアナや日本本土で烈風を操り、北アメリカでの南北戦争でF8FとP51が戦う。
あり得ない組み合わせがVRの世界で実現し、遊ぼうとするユーザーは喜んだ。
だが、
「最初がクソゲー」
多くのユーザーがそう喚く。リアルを求めまくったこのゲームはリアル時間で30時間はパイロット教習が必須なのである。パイロットだったもしくはパイロットの人達は個人登録時に航空機免許番号が自動に読み取られて免除や一部除外されたが、大半は素人である。自動車教習と言わんばかりの座学と実習で学ばされ、合格させるまで続けられる。ちなみに合格まで行くと初等航空機VR学科履修証明書が届く。国家が発行する正式な書類で世界共通なのが笑えない。
なお、教習(チュートリアルとも言う)を免除された各国の暇人パイロット達はゲームした後、教官を訪ねた。デジタルに頼りすぎてアナログの航法を忘れたからだ。
なお、教習が終わったユーザーも戦闘機に乗っていざ行かんと喜び勇んで海原に飛んで…迷子続出した。当時の単座戦闘機は航法の不安定から二人以上乗っている航空機が案内していたからだ。
合格後に所属する勢力が選べるが各勢力に所属すると色々なしがらみに捕らわれる。適性検査で使用機種が限られる。行き先が指示される。ただ、機体が壊れたりして整備する費用は勢力が持ってくれるとすべてが悪いわけでもない。
もちろん、フリーのユーザーもいる。勢力に属さず、適当な小島や海岸に最小限の設備を設置して傭兵のように戦う。
いきなり攻撃されて零からやり直しに修理費用全部負担。ただ自由にやれるとあのジブリ映画のごとく空賊をしてたり個人輸送と遊んでいる。
そんな世界で遊ぶ変なロマンを抱えた1人のお話し折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-24 18:47:46
3290文字
会話率:57%
1944年、ラバウル航空隊に飛ばされてきた震電。
しかしその数日後、ラバウルは敵機により大空襲を受けてしまう。
退路が絶たれる直前、内地から新型戦闘機、雷電32型、艦上戦闘機烈風が運ばれてくる
極限の状況の中震電達は祖国へ命を捧げ、戦うが・
・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-06 21:01:35
1853文字
会話率:33%
――烈風に 花弁謳うは 誰ぞ歌か
踊り落ちるか 風が拐うか――
大正浪漫モチーフ、和風ファンタジー。
是は、全てを無くした可哀想なあの子に
愛を報せる為の戯れに過ぎないのだ。
最終更新:2015-11-01 23:57:21
10641文字
会話率:56%
去年、ガガガで一次落ちしたやつ。一次落ちより、自らの信念を貫けなかったのがくやしい。「編集さんは、こういうのが好きなんでしょ?」というのが。
主人公、平凡な男子高校生ファウストは、体育祭の準備中、知らない女生徒が恐竜の化石の化け物に襲わ
れているところを目撃する。無謀にも助けようとして、逆に狙われ、絶体絶命となるが、生徒会付け撃剣抜刀隊隊長マクベス(女子)に助けられる。一刀のもとに倒された化け物は「体育祭を中止せよ」とメッセージを残す。マクベスの剣技と人間性に惹かれたファウストは弟子入りを志願する。マクベスは即答を避け、生徒会長に紹介し、判断を仰ごうと提案する。
生徒会室がある建物に車で移動中、飛行タイプの化け物が襲ってくる。マクベスが空を飛んで応戦している間に、別の化け物に車を横転させられ、ファウストはピンチに陥るが、今度は烈風忍者隊隊長ジライヤ(女子)に助けられる。
生徒会長エイメ(女子)に紹介されたファウストは、マクベスへの弟子入りは却下されたものの、生徒会特使として化け物の元凶を調査するよう命令される。
調査の結果、歴史研究会部長メフィスト(女子)が真犯人とわかる。運動が苦手で、受験も控えているので、体育祭を中止させようと画策していた。
戦闘の末、化け物を作成するパワーの源(水晶ドクロ)はジライヤが破壊したが、空間を操るパワーは継続し、ファウストとマクベスは強制的にキスさせられた状態のまま夜を明かす。パワーを失ったメフィストは体育祭中止を諦め、メフィストの精神攻撃に晒されたジライヤは自棄になって去る。
数日後、マクベスが妊娠したことが判明し、ファウストとマクベスは退学・結婚することをエイメに報告する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-29 21:00:16
110883文字
会話率:49%
人間が住む嵐ヶ丘。怪人が住む槍ノ峰。その間にある自然地帯。
嵐ヶ丘に住む自称「トレジャーハンター」宝島凛は今日も、未来の億万長者を目指して宝探しに明け暮れていた。
彼女の今回の目的は万能燃料ネルジー−−凛は砂漠で穴を掘ってそれを探して
いたのだが、突然彼女をいや嵐ヶ丘まで襲った強烈な風によって、凛の苦労は水の泡と鳴ってしまった。
今回の烈風はどうやら事故でも自然現象でもなくとある人間による者だと知った。
何よりもただ働きを嫌う凛は、激昂し、単身槍ノ峰へと乗り込むのであった。
槍ノ峰に到着した凛の目に飛び込んで来たのは、風が吹きすさぶ学校であった。そして、からからとなる大きな大きなかざぐるまであった。
何はともあれと凛はやったやつを懲らしめると息を巻いて向かうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-11 01:22:56
4887文字
会話率:15%
山口多聞氏の「戦闘機創作大会2013夏」参加作品です。
ちょっとした歴史のいたずらから、あの人が怪物をつくってしまった…そんなお話です。
感想などお待ちしております。
最終更新:2013-08-02 02:25:05
8511文字
会話率:10%
人と妖魔。互いに交われないとされた種族がぎこちなくも手を取り合って暮らすようになって二十年の月日が流れた。想い人と結ばれた上に娘にも恵まれ、ある村で温和な日々を送っていた応龍・黎琳。しかしその平和は彼女の失踪と人外の力による火事から歪み、崩
れ去っていく。黎琳から継いだ応龍の力に目覚めた娘・燐燐は母の行方と再び平和な世界を追い求めて風琳国を駆ける――。
「龍神烈風伝」の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-19 17:29:52
73934文字
会話率:44%
風琳国――人ならざる存在と人間が共に生活する、大陸国。地上では今までそれほどの脅威ではなかった妖魔達が暴れ始め、世が乱れ始めていた。天界に住まう七神達は強大な力を持つ応龍を放つ。名は黎琳。彼女は幼き頃から地上へ降りた事が一度もなく、小さな人
間と妖魔の存在をあざ笑っていた。面倒ながらも妖魔達を滅ぼす使命を全うしながら、彼女は人間との触れ合いによって、変わっていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-17 15:05:42
243164文字
会話率:41%
夢ならさめろ!ドッキリだと言ってくれ!龍にさらわれ魔物に襲われ一体俺が何をした!?バスに乗って気がつけば乗り合わせた人達と異世界に!? 2月14日 完結しました
最終更新:2013-02-14 18:15:19
983964文字
会話率:43%
巷で話題の勇者がいる。
その名は『戦女神』。
腕に携えた槍を振れば烈風と共に業火が
吹き上がり敵を残さず焼き尽くし味方の傷を
癒す。
愛馬と共に翔けるその姿をみたものは
皆こうべを下げ神々しさに打ち震えるという。
荒くれ者ばかりの『勇者ギルド』でも
若干厳しいがとてもいい人という。
そんな彼女の昔の話
不定期更新です。気にいったら気ながに
お待ちください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-20 14:56:30
6015文字
会話率:12%
とある田舎町、武器屋の若き青年店主ディオヘル・マッケンジィは一人の居直り強盗に出会い、人生に一筋の風を吹き込まれる。
名前を変えたい男と名前が欲しい女の烈風すさぶ物語。
最終更新:2012-01-29 04:25:05
48259文字
会話率:63%
戦国時代の九州に、南端の地から後に天下を揺るがすことになった島津四兄弟、次男義弘、末弟家久等の活躍を、他の九州の武将等の活躍とともに描いてみたいと思います。
最終更新:2010-06-01 17:46:47
292082文字
会話率:41%
一九四五年八月十五日。太平洋戦争最後のこの日、遅すぎた零戦の後継機『烈風』が空に舞い上がった。これは、嘘のような真実の話。
最終更新:2010-01-10 23:31:02
5536文字
会話率:20%
ジェット戦闘機が使えない戦場。海軍はかつての名機「烈風」の改良機を戦場に送り出そうとする。……かなり、長いので気楽に読んでくださいね?
最終更新:2008-01-30 22:47:45
9077文字
会話率:38%