台風が来ると思い出す。子供の頃の忘れ得ぬ一日。
渡り廊下の風の匂い。騒がしかった教室。体育館に響くボールの音。窓際だけ照らされた図書室。校庭で揺れるポプラ。
最終更新:2022-07-08 16:59:13
2942文字
会話率:50%
遠足を明日に控えている私だったが、下校してしまってから遠足のしおりを教室に忘れてきたことに気が付いた。その日のうちに取りに行かなければならず、先生に怒られる覚悟で学校に向かった。
案外すんなりと話が通り、すぐに教室に連れて行ってくれる
という先生。渡り廊下の扉の鍵を開け、向こう側まで歩いていく。ふと目線を下ろすと、そこには高校生くらいの男子が2人座っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 00:37:41
1242文字
会話率:23%
【完結。全40話10万字強予約投稿済】男の子のような見目の小柄な伯爵令嬢フィリスは魔術師である。マリアンヌ姫の依頼を受けて、後宮に向かう途中、近衛騎士である侯爵家の子息サミュエルとすれ違う。目が合っても逸らし、挨拶もしない。幼馴染であったこ
ともすでに過去、魔術師と近衛騎士の接点は無くなっていた。ある日、フィリスが中庭で土人形(ゴーレム)の小鳥を飛ばしていたら、渡り廊下を歩くサミュエルへと飛んでいってしまう。しまったと思っても、小鳥を回収しないわけないはいかない。前日に兄のローレンスと雑談中に「もし男だったら」とふざけた勢いで、保管していた性転換薬を使ってしまったフィリスは、その時、男の子になっていた。少しだけ気が強くなっていたフィリスは、数年ぶりにサミュエルと言葉を交わす。男の子だとばれなかったことで気を良くしたフィリスは、女の子だったら絶対に行かない夜の屋台へ向かう。そしたら、なぜか小鳥を追いかけて、サミュエルが現れる。それから何かと彼と彼女は接点が生まれ、かかわるようになっていくのだった。地味で鈍感な魔術師の伯爵令嬢と奥手な美形近衛騎士の侯爵令息が再会し、もう一度関係を紡ぎなおしていくお話。
(構想期間:2021年10月24日~2021年10月26日。執筆期間:2021年10月26日~2021年10月30日。2022年2月3日~3月20日。予約投稿期間:2022年3月11日~12日。(C)柚祈)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 07:00:00
112040文字
会話率:42%
名古屋に本社を構える大手興業の山鍋興業の秘密会議室。
その会社の社長である山鍋清彦はある大きな悩みを抱えていた。
そしてその悩みの解決策として、犯罪コーディネーター兼プランナーのレントに前金一億円、成功報酬三億円で契約を結ぶ事にした。
一方、東京の私立秀明館高校には親の転勤の都合に御神蓮司が転校し、直ぐに同級生の大谷亜理紗と秋山妙子、半藤貴新と昵懇した。
御神が転校して来て三週間が経ち、御神の名古屋の友人の山鍋清彦の娘、山鍋佳純と山鍋興業の社員の笹野誠が婚約する事になった。
笹野誠の兄で東京に本社を構える大手興業の山光興業の部長の笹野透が主催者の、山光興業が名古屋の金山に開業するスカイタワーというホテルのオープンパーティーに御神が招待される事になった。
その同行者達として同級生の秋山妙子、大谷亜理紗、半藤貴新、同じく同級生の三堂賢悟、宮内守もそれに参加する為、名古屋に行く事になった。
御神一行は道中、佳純と出会い、目的地まで着き、その見上げた先には山光興業と大手商社積王商事が共同出資した山光興業のスカイタワーと積王商事のグランドタワーから成る高さ百五十メートルを超える二つのホテル、名称ツインホテルがあった。
ホテル内から両ホテルを行き来出来るのは、三十階にある二つのホテルを結ぶ渡り廊下しか存在しない。
二つのホテルのオープンパーティーは、同日の同時刻で開始されるとの事だった。
御神一行はオープンパーティー会場に向かうが、その途中突然後ろの方を歩いていた半籐が渡り廊下の扉が二枚共開いている事に気付き、グランドタワーへ興味を持ち、行きたいと言い出し、亜理紗と三堂がそれに付き合わされ実際に行く事になった。
しかし、スカイタワーへ戻ろうとしたが、その時には透が既に施錠した後で、三十階から戻れなくなってしまい、外は豪雨の事でそのままグランドタワーのオープンパーティーに参加する事になった。
しかし、その最中、唐突に両ホテルでハイジャック事件が発生した。両ホテルのハイジャック犯達の目的は共通で不明で、それを訊いたら者は直ちに打ち殺すとの事。
両ホテルの人質達は二手に分かれて貰い、その人質のランクをクジ引きで決める前代未聞の事が起こった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 10:57:29
171544文字
会話率:47%
高校2年生の、春に起こった話である。
とある高校の学生をしている秋元 千里と、親友の清水 紗夜がひょんな事から不登校のクラスメイトと、出会ってしまった。
1階の廊下近くの窓からカバンが飛んできた…ちょうどその横の渡り廊下を通ってた千里に直
撃した…「痛…」という声に引き寄せられるように身軽で私の方に駆け寄ってくるその男の子は、一体…
朦朧とする意識の中で必死に思い出そうとするが一向に思い出せない。そんなことを考えているうちに意識が無くなり目が覚めると保健室にいた。
ベットの脇では紗夜がウトウトと居眠りをしてるなか、私が起きたベットの音で保健室の先生が近寄ってきた。「私は、何故ここに誰かがここまで運んでくださったんですか?」
と尋ねると、「あなたの同級生の子で、鈴木だったかしら?」と、先生もあやふやな答えが返ってきた。そんな誰かも分からない男子高校生と千里が繰り広げるハチャメチャ恋愛物語。
別アプリで連載:アルファポリス
名前:ポポ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 18:51:10
7152文字
会話率:56%
「ねえ!セーブする?」
「…へ?」
学校の渡り廊下、その中央あたりで、俺はそいつと出会った。
緑色のひらひらしたワンピースに、見たことの無い花の髪飾りをしたその姿。
子供ながらにその顔立ちは十分に整っていて、ひときわ大きな青色の
瞳と、新緑の髪が印象的だった。
ただ、2点だけ明らかに俺たちとは違う部分があった。
1つ目。それは背中に羽が生えてて、それが小刻みに揺れて浮いていること。
そして2つ目は、それが手のひらサイズだということだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 15:31:24
4886文字
会話率:63%
酒蔵高校に通う高校3年生である主人公は3年間片思いの相手であるヒロインに気持ちを伝えれずにいた
ラッキーなことに初めて同じクラスになりテンションが上がるが中々きっかけが掴めずにいるのでした
新学期初日の片想い女子の一日を描いてみました
最終更新:2018-09-19 08:04:13
3119文字
会話率:64%
真希は大学病院で勤務している麻酔科医で、高校の時大好きだった彼がまだ忘れなれないでいた。手術が終わった後、病院の渡り廊下で別れた彼を見かけ、心の炎が再び燃え上がり、気持ちを抑えるので必死だった。クラス会のあと、彼がまだ真希を思っていることが
わかり、再び愛し合う。二人は結婚し、子供にも恵まれ、幸せな暮らしをしていたが、真希は癌に侵されてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-28 22:14:13
3452文字
会話率:40%
渡り廊下を駆けぬける。
そんな狼藉が横行しています。
渡り廊下を偏愛する校長に命じられ、渡り廊下対策室は今日もしぶしぶ暴走者を取り締まる。
コオラと動物と書き物好きの偏屈和少女、水無月美月はもちろんやる気がない。
全ては山風が悪いから――
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 00:54:12
128525文字
会話率:37%
一つ、二つと増え続けるみけんのしわ。
えっと、私、何やっちゃいましたか??
バレンタインデーの渡り廊下での一場面。
ラブコメ調短編です。
最終更新:2018-02-14 00:00:00
3042文字
会話率:44%
ヴォータンさんの作品も見てくれ
最終更新:2017-12-06 03:23:10
1667文字
会話率:39%
2017年10月22日。
文化祭の日に起こった嘘みたいなホントの話し。
最終更新:2017-06-23 21:09:21
4915文字
会話率:60%
海の見える渡り廊下には不思議な言い伝えがあった、それを確かめるために彼は一人真夜中の学校に入っていった。
最終更新:2017-11-25 00:08:00
3641文字
会話率:44%
これはきっと、復讐の物語だ。
大阪の府立高校に通う少年、古城ミチヒデ。彼は夏休みの前日、終業式の直後、渡り廊下で殺された。
彼と瓜二つの姿をした何かに、殺されたのである。
最終更新:2017-11-08 13:19:44
202825文字
会話率:41%
校舎三階の渡り廊下。
利用する者の少ないその場所には、"渡り廊下の主" と呼ばれる男子学生がいる。
サボテンに向き合い、楽して生きたいと常に考える彼は自らの大器を信じて疑わず、いつでも不動の存在である傍ら、渡り廊下を訪
れる者の悩みを聞く存在でもあった。
そんな彼の元を訪れる一人の女子生徒。
彼女の依頼は渡り廊下の主を動かすことができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-28 11:59:01
12598文字
会話率:36%
担任の先生が死んだ。
どうやら渡り廊下で足を滑らせ、そのまま転落してしまったようだ。
ボクは渡り廊下がよく見える教室にいながら、落ちる瞬間を見ることができなかった。
他に居合わせた生徒は見ることが出来たのだろうか。
人が死ぬ瞬間を見届けたの
だろうか。
担任の先生が死んだ日、教室に居合わせた3人の生徒たちの視点から語られる真実。
先生はなぜ死んでしまったのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-18 03:06:39
1021文字
会話率:0%
とある県のとある学校にはある噂が流れていた。夜9時になると学校の一階の渡り廊下の奥に地下へと続く階段が現れるという噂である。
最終更新:2016-11-28 18:16:05
4084文字
会話率:53%
【音楽をテーマにしたストーリー】黄昏の時。夕暮れは…すべてを赤く染めて…夢か恋なのか…わからなくする。でも、迷わないで…あたしの恋心。渡り廊下の出会いと、一枚のCDが、織り成す物語。そして、少女は、旅立っていく。
この作品は、音楽小説とい
うこともあり、リズム感を出すような書き方になっています。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-13 19:14:01
182525文字
会話率:21%
とあるセレブなおばさまに声をかけられ、王城で働くことになった彼女。“子どもの世話をするだけの簡単なお仕事”だと聞かされていたのに、勤務2日目に痛い目を見る。それでも辞めようと思わないのは、ある思いを抱いているから。
「たとえ友達に鼻で笑われ
ようと、私の心は変わりません!」
そんな彼女が、ちまちま意地悪されながら大人になる話。
「渡り廊下を渡ったら」の脇役、キッシェさんのその後のお話です。
※渡り廊下本編の設定メモを紛失したので、使っている漢字や歳などに違う箇所があるかも知れません。すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-31 17:09:40
88216文字
会話率:36%
「渡り廊下を渡ったら」「春を運ぶこかげの花」本編と1周年記念編に設置している、web拍手の会話小話を纏めて陳列しています。折々の裏話的な内容になっている・・・かも。
また、気まぐれに書いた小話も収録予定。
最終更新:2015-10-20 01:05:18
130705文字
会話率:61%
「渡り廊下」完結から約1年半後の世界。
渡り人となってやって来たのは就職を控えた大学生。雪の降る朝に滑って転んで、気づいたら異世界へ。拾ってくれたのは、某国の某補佐官殿で・・・。
雛鳥を可愛がるような補佐官殿との、世界の謎を交えた恋愛中心の
お話です。
※「渡り廊下を渡ったら」の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-04 03:54:27
434194文字
会話率:28%
渡り廊下に人形が落ちていた。
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ブログとの同時掲載です。
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Particle CoffeeのBlog
http://b.dlsite.net/RG24
884/
―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-13 18:00:00
1035文字
会話率:0%
高校二年の初夏。
幼馴染の留美子と僕が、学校の渡り廊下で鉢合わせ。
いろいろあって、今は顔を合わせづらい。
そんな二人がすれ違うとき……
最終更新:2016-06-07 08:27:23
27942文字
会話率:22%