村上翔太は肥満体の体格を馬鹿にされ、東京の高校ではいじめられていた。
ある日、出身の中学の見知らぬ後輩が他校の女子中学生、佐倉優佳に絡んでいた所を助ける。
感謝されて連絡先を渡すが、番号が間違っていたためそれっきりになってしまった。
半年後
の春。今度は普段彼をいじめている生徒から、入学したての女子生徒を助ける。
よく見ると、彼女は半年前に一度助けてそれっきりになった中学生、佐倉優佳その人だった。
彼女はわざわざ翔太の通う高校を探し当て、入学してきたのだった。
※中編予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 18:30:27
15172文字
会話率:41%
ホリーは影が薄い。顔を覚えてもらえないし存在には気づいてもらえない。一応貴族である彼は、そんな体質を生かして密偵の仕事をしていた。
ヴィオラは目つきが悪い。目が合った相手はもれなくひるんでしまう。おまけに彼女は無愛想でろくに喋ろうとしな
い。そんなこんなで、伯爵令嬢である彼女は悪女として知られていた。
そんな二人は、ある日パーティーで偶然顔を合わせた。ヴィオラはホリーを冷たくあしらい、ホリーはそんな彼女に反感を抱く。それっきり近づくこともなかったであろう二人は、一匹の子猫をきっかけとして互いを理解していくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 12:08:25
13680文字
会話率:27%
高坂晄(こうさかひかる)は、どこにでもいるような、正にモブキャラと呼ぶに相応しい高校一年生だ。
そんな彼がある日、学年一の美少女・早瀬結絵(はやせゆえ)から、「放課後に、A階段の踊り場まで来て」と、呼び出しを受ける。
地味な自分とは、
全く縁が無いと思っていた早瀬からの突然の話に、激しく狼狽え戸惑った晄は、幼馴染の工藤秀(くどうしゅう)に相談し、その背中を押された。
勇気を振り絞って待ち合わせ場所に来た晄に、早瀬は、とある質問をしてきたのだった。
「ねえ……高坂くんと工藤くんって、どっちが“受け”で、どっちが“攻め”なの?」
――と。
初恋の人に、幼馴染の親友との仲をソッチ方面に誤解されてしまったヒカルだったが、だからこそ、憧れの人と接点を持つ事が出来た。しかし、シュウとの仲を否定してしまっては、彼女との縁もそれっきりになってしまうだろう……。
そう考えたヒカルは、シュウと相談の上で、『早瀬の誤解の通りに、ヒカルがシュウに片想いしている体を演じつつ、自然にその誤解を解き、何時の日か彼女に告白する』事にしたのだが、その前途は実に多難であった――。
想い人に、とんでもない勘違いをされてしまった凡庸な高校生と、そんな彼を取り巻く様々な人間達が巻き起こす、すれ違いラブコメ、ここに開幕!
*2019年12月6日より、ノベルアッププラスでも掲載を始めました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 13:05:21
624049文字
会話率:48%
『銀河帝国衰亡史~銀河を駆ける三連星~』より5年前の銀河歴712年。
300年に渡り栄華を極めた銀河帝国は、次期皇帝の後継者争いに端を発する分裂から、エディンバラ貴族連合軍を相手におよそ50年も内戦状態が続いていた。そんな時代、代々軍人を輩
出してきた武門の名家ネルソン子爵家当主マーガレット・ネルソンは、銀河帝国軍大佐として最前線に身を置き、帝国と民を守るために命懸けで敵と戦っている。
しかし、最前線から遠く離れた安全な宮廷で贅沢な暮らしを送る帝国貴族達は、真っ当な軍人として生きようとするネルソンを貴族の異端児として嘲笑し、中には露骨に毛嫌いする者もいた。
これは、後に銀河帝国の運命を大きく動かす事になる3人の英雄を、上官として導いたネルソンが、陰謀や謀略渦巻く宮廷で、いつ死ぬかも分からぬ戦場で、如何に気高く戦い抜いてきたかを描いた物語。
本作では、本編中で1回だけ登場させてそれっきりになっていたキャラや作ったは良い物のほぼ活かせなかった設定なども活用していきたいと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 22:36:14
20774文字
会話率:40%
秀でた能力を持たない冴えない主人公と、ほとんどのことはできる美少女の幼馴染が織りなす、青春ラブコメディー。
俺…こと前沢 大輝(まえざわ だいき)は容姿端麗、成績優秀、体育の成績も良い文武両道を地でいく、神崎 栞(かんざき しおり)
と幼馴染だ。
昔、俺に相応しくなる。なんて訳の分からないことを言って何処かに行った彼女。普通に考えたら相応しくなるのは俺の方なのに。
彼女との関係のせいでいじめられていた俺は、それっきり彼女との交流がなくなった。
いじめに耐えきれなくなった俺は遠くの高校を受験していた。そして入学式当日、高校生活を共にする仲間を見渡していると、ある人物が目に入った。それは、綺麗な美少女…俺の幼馴染、神崎だった。
「なんで、ここにいるんだよ!?」
これは、過去を振り返りすぎて前を向くことができない少年と、素直になれず、少年に振り向くことができない、二人のお話。
時間は不定期ですがほぼ毎日更新or誤字以外の改稿を心がけておりますのでよろしくお願いします!
読者様からのレビューや感想、ブックマーク、ポイントは大変作者の励みになりますので、どうかお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-14 17:40:32
75676文字
会話率:53%
掌編。
「僕は」、家具屋で黒く大きなクローゼットを見かける。
子供の頃だった「僕」と、仲良しだった女の子「A」は、自宅のクローゼットの中に入って、内緒話や噂話をしていたことを思い出す。
ある時、「A」は「僕」に、彼女が内緒にしていた一言を彼
に告げる。
それ以降「僕」と「A」との距離は遠ざかり、それっきりになってしまった。
けれども、彼女の最後の内緒の一言は、今でも「僕」を支えているのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 23:42:22
2045文字
会話率:9%
過去を根に持つ方ではない碧は、良いことも悪いことも寝るとすっかり忘れてしまう。人を恨んだり深い妬みを抱いたりする人たちが苦しんでいるのを見るたびに、都合のいい性格だ、とつくづく感じていた。
そんなある日、小学生の時に両親の都合で転校し
た親友の沙耶香が、大学進学を機に尼崎へと帰って来た。親友との再会を素直に喜ぶ碧だったが、沙耶香の口から不意に飛び出した「賢人」という名前に動揺してしまう。
沙耶香が転校する数ヶ月前、急に転校した男の子が賢人だった。彼とはそれっきり会っていなかったのだが、碧は思うところがあり咄嗟に自分の性格を利用して覚えていないフリをしてしまう。だが、沙耶香は碧が小学生の時に彼のことを好きだったことを知っていた。
かつてそうだったように、沙耶香は悪戯な笑みを浮かべて碧を追求する「照れてる?」、そう言われると隠すことは容易でない。沙耶香の悪意のないからかいは、碧にとって懐かしい過去そのものだった。
「賢人くんが、どこに引っ越したのか探してみない?」
沙耶香が告げたその言葉がすべてのはじまりだった。引っ越しをしてから行方の分からなくなった賢人のことを探すうちに、互いの秘めた思いが徐々に交錯し始める。
そして、過去には縛られないと思っていた碧もまた自分が過去に縛られていることを自覚していくのだった。
懐かしい青春の思い出と切ない記憶に隠されていた悪意とは――――
※短期集中連載、毎日更新する予定です!
「LINEノベル」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「小説家になろう」同時掲載作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-12 20:26:54
113549文字
会話率:62%
「――別れてほしい」
二年付き合った恋人兼上司に振られた私。彼は貴族のお嬢さんと結婚するという。
最低な気分の私に声をかけてきた男は、そんな私をたまたま見かけて興味を抱いたようだ。
君が欲しいと言われて、はねつけた。
「貴族らしい傲慢《
ごうまん》なお言葉。それでなんでも自分のものになると思っていらっしゃる」
それっきりだと思ったら、なんと思わぬところで再会。
彼は私の勤め先、竜宮《りゅうぐう》の皇太子だった。
かたくなな私の心も次第にほぐれていくけれど、身分が違いすぎて素直になれない。
ハッピーエンドのシンデレラストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 17:38:31
8795文字
会話率:25%
夏の類いの風に吹かれたとき、蝉が鳴いた。ぎぎ、と鳴いた。それっきり、聞こえなくなった。飛び立ったかもしれない。わからない。バイバイって、呟いておいた。そうしたら声が聞こえた。滑らかな声だった。街路樹を見上げた。
最終更新:2019-09-27 22:38:09
317文字
会話率:0%
『お悩み相談室』の終了後、上空に現われた謎の館が、『遊び場』の地面に降り立ってしまったのです。妖精のミーナが上空から突っ込むも、それっきり。ミーナの身を案じた化けネコのミアンは開いたドアから仲間と一緒に入っていくのですが……。
最終更新:2018-12-25 00:00:00
201423文字
会話率:32%
喧嘩の原因は些細なことだった。けどそれっきり、ちょっと気まずい。何とかしたいけど…。
僕と彼女の、冬の一幕。
最終更新:2018-12-01 00:00:00
1453文字
会話率:25%
君が結婚したと連絡来たよ あの時別れてそれっきり 昔共に探したフォーマルハウト 秋の夜
最終更新:2018-11-19 06:33:03
510文字
会話率:0%
日盛りの道端に男が倒れている。私はそれに声を掛けた。生きているのか、死んでいるのか。男はおもむろに顔を上げ、私の目を見てこう言った。「悪いが、君には無理だ」それっきり動かない。何が無理だと言うのだろう。なぜ無理だと言うのだろう――。夢オチ
に終わる短編です。流血にご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-16 13:25:48
1467文字
会話率:20%
呪われた人間。死ぬためには生き続けなくてはならないーー。焔(ほむら)は幼い頃、夏祭りで年上の女の人と出会い、恋をした。その人のお陰で、欲しかった金魚を手に入れられた。お礼に何かしたいと提案すると、その人は呪いを解いて欲しいと言う。だけど幼
かった焔は何もできず、その人とはそれっきり会うことはなかった。それから十年後、高校二年の夏休み。終わったはずの初恋を終わらせずにいたとき、大切にしていた金魚が死んだーー。これを切っ掛けに傷心旅行を計画するが、旅先の電車内で自らを化け物と言う少女と出会う。そこで、呪われた人間の話を少女から聞き、夏祭りで出会った女の人を思い出す。呪いを解いて欲しいと言っていた。もし、その人ならもう一度会いたいーー。かくして、焔はその少女に誘われるまま、化け物たちが集う隔離された世界へと足を踏み入れたーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-05 22:11:53
44129文字
会話率:25%
ある日、山崩れが起きてその後に洞窟が現れた。
付近の住民が入ってみると、それっきり失踪。
地元の警察官が捜索に赴いたが、二重遭難。
レスキュー隊が向かうも、断念。
なぜなら、洞窟の奥には怪物が生息するダンジョンが広がっていたからだ。
こ
んな想定外の事態に対処できる、できそうな、可能性がある組織は日本ではただ1つ。
自衛隊だけだ。
政府は防衛省が対処するよう、秘密裏に予算を成立させた。
これを受け、統合幕僚監部は陸上自衛隊 第16普通科連隊を中心に第2戦闘団を編成。本件に対処することを決定した。
パニックを避けるため、当該案件は特定秘密に認定。情報管制を敷き、秘匿契約を結んだ学者や、米軍の協力を仰ぎ調査を開始して数ヶ月。
何も知らん会社員がダンジョンに落っこって来た。特定秘密漏洩の危機である。
この危機をどうするかということを気にかけようともしない、すちゃらか会社員の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-04 22:54:50
164768文字
会話率:24%
私は高校二年、クラス委員を務める地味子。
ある日、無責任な担任から、転校してきたばかりの金髪不良・高杉君の面倒を見るよう仰せつかり、見事に地雷を踏んで玉砕する。
それっきり縁は切れたと思ったんだけど。
これは、見た目怖い少年高杉君と、見た
目まじめで中身がダメな野澤さんの、いろいろ駆け引きな物語。
不定期連載。
ヒロインがあまりにもひどい性格なので、それがダメな方はお読みいただかない方が幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-18 17:39:42
11587文字
会話率:18%
幼少期の頃、偶然出会ったある少女に興味を抱くも、それっきり会えなくなる。
高校生になった今でもたまにその少女のことを思い出す。
高校二年生になった時期、ある女の子が自分のクラスに転校してきた。
その女子高校生を一目見たとき、脳に衝撃が走り、
過去のあの時を鮮明に思い出す。
僕はどうなってしまうのか?今まさに期待と不安が両方に募る!。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-15 21:43:33
2475文字
会話率:30%
魔法のメカニズムに端を発する、「感覚」というものに疑問を抱いて抱いてしょうがないフィルは、それっきりとにかく考えることの虜になった。
出来る事ならば一日中部屋に篭って考え続けたいが、例えるならばそう、数字がわからなければ計算が出来ない事と同
じように、考えようにも考えるものが無ければ考えられないので、考えるために旅に出ることを考えたのでした。
まずは何について考えようと考えた所、考える切っ掛けを得るために多くのものに触れる事は様々な切っ掛けを与えてくれると考え付き、冒険者になる事を決めたのでした。
趣味と生活に精を出し、時には人の心を粉砕し、時には人助けするかもしれない、そんな頑固で自分勝手な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-12 00:27:40
7257文字
会話率:38%
たった一つの水槽の中に、たった一匹の魚が泳ぐ。狭い館内のどこを見ても、展示はただただそれっきり。そんな小さな小さな水族館に、毎日たくさんのお客が押し寄せる理由とは……?
(「カクヨム」にも投稿しています)
最終更新:2015-12-15 19:14:30
8414文字
会話率:17%
広くて涼しい部屋に私は住んでいる。
たくさんの仲間とともに。
けれど毎日だれかが消えて、
それっきり帰ってこないのだ。
帰ってきても前とは別になっている。
一体何があるのだろう…。
最終更新:2015-08-06 22:05:46
720文字
会話率:5%