大学の長い夏休みを利用して、女子大生の山本夢路(ヤマモトユメジ)はハードなバイト生活を送る予定でいた。それなのに、気付けば見知らぬ町の往来に立っていた。
空飛ぶ蒸気機関車、発光する金魚、夕暮れ色に染まった空、甘味屋。どことなくノスタルジッ
クな世界に迷い込んだ彼女が、毒舌家の青年に協力してもらいながら帰る方法をさがす話。
※更新速度はスロー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-09 14:20:41
14244文字
会話率:29%
手野鉄道の北陸線では、週に1回、蒸気機関車を走らせている。
最終更新:2014-11-07 00:00:00
538文字
会話率:0%
とある田舎町で平穏な日々を両親と過ごしていた少女――桃李が両親の死を機に町の人々から遠巻きに見られるようになり、その重圧に耐えかねた彼女は両親との思い出が強く残る街へ行く。以前家族旅行で行ったその街は変わらず鉄臭くて思い出が頭の中で鮮明に呼
び起こされて泣いてしまう。そこにかつてと同じように車掌の老人――仙梨が声を掛ける。桃李の事情を知った彼は彼の家で暮らすことを条件付きで勧める。行くあてのない桃李は二つ返事で条件を飲むと、さっそく彼と共に暮らし始めた。それからというもの、桃李は彼の仕事に毎日付いていき、その仕事を見てはメモをして少しずつ覚えていった。彼が一緒に暮らす際に提示した条件は「仙梨の後を継いで車掌になること」だからだ。そんな生活が六年も続くと未成年ながら仙梨の付き添いがなくとも一人前の仕事をこなせるようになり、彼に見守られながらも一人の駅員として働く日々は充実したものとなっていた。ある日の仕事終わりに仙梨が「最後にもう一つだけ教えることがある」といつになく真剣な表情で桃李に告げる。いつでも朗らかな彼しか見たことがない桃李は内心怖気づくが、その表情と声音からそれだけ大事な仕事なのだと感じ取り、彼に着いていく。彼が歩みを止めるとそこは寂れた駅のホームだった。閉鎖された地下に一つだけあるホームなのに明かりが点され、そこにはお客様が数人いた。桃李は仙梨が立入禁止の場所にいる彼らを注意するのかと思って見ていたが、その様子はなくむしろお客様が彼の元へと歩み寄り切符を切っていた。それから懐から一枚の紙を取り出し、懐中時計を見やり時間を持て余しているかのごとく空いているベンチに座り読書に耽っていた。零時が過ぎた頃、悲鳴とも怒号ともつかない不気味な音を立てて来るはずのない何かがホームに止まった。見たことのないフォルムをしていたためよく見るまで判別できなかったが、それは紛れもなく蒸気機関車であることが分かる。お客様を乗せて発車する機関車が見送ると、仙梨はとつとつと今の状況を教えてくれた。とはいえ彼も知らないことが多く、彼が言うには「最終手段」とのことで、それ以上のことは何も答えてはくれなかった。仙梨が引退した後、桃李は正式に車掌として働き始めた。もちろん地下のホームでの仕事も彼女が請け負った。これはそんな彼女とハルニレに乗るために地下に訪れるお客様が紡ぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-18 00:00:00
8615文字
会話率:35%
主人公の少女アリスは鉤十字国選公務員で、最新鋭蒸気機関車アインナハトの乗務員。
停車駅の町を巡る調査の中でアリスが見るモノは何か。
この国に隠された秘密とは一体?
架空19世紀初頭の、ドイツをモデルとした仮想国「ハーケンクロイツ」のお話。
※スチームパンクではありません。・・・たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-08 12:00:00
3546文字
会話率:40%
事故により全てを失った兄妹がいた。八坂雪弥と八坂由宇。
ある日、二人は誰から届いたのかわからない手紙に入っていた切符を手にした。その夜、彼らは見知らぬ地下鉄ホームに立っていた。
そこに現れたのは蒸気機関車と異形の怪物。異形の怪物を殺し
た車掌に言われるまま兄妹は異世界へと旅立つ。
そこは蒸気機関が異常発達し、鬼と呼ばれる異形が跳梁跋扈する灰色の空が空を覆った異世界。帰る当てなどなく、帰る気もなかった彼らはそんな世界の日柳で生活していくことを決める。
生活するために煙突掃除の仕事に出かけた雪弥はそこで鬼と出会い、狂想に彩られた心の刃――凶器を顕現させる力を覚醒させた。
力を覚醒させた者は叢雲士官学園に通わなくてはならない、世界の為、人類の為に。
否応なく、兄妹は鬼との戦いへと巻き込まれて行く。遥かな鬼と人の戦いに。その中で雪弥は失ったものを少しずつ取り戻していく。
黄昏の都市にて語られる鬼と人と機関が紡ぐ狂想曲。これは、八坂雪弥が失ったものを取り戻す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-13 00:00:00
120357文字
会話率:36%
地球から遠く離れた星雲・・・その名前はワード惑星群
そこでは星星(ほしぼし)達が一つの世界を作っていた・・・
科学は地球より発達しており、宇宙での輸送も盛だった・・・
だが、人員や物資の輸送手段は、我々では普通のある乗り物だった・・・
最終更新:2014-07-16 16:00:00
22393文字
会話率:49%
野沢リョウは、学校からの帰り道、トラックに弾かれて意識を失う。
気がついた時は、知らない部屋にいた。目の前にいたヤクザ風のオッサンは何かよく分からない事を言い、リョウは駅のホームに放り出されてしまう。
どうやら日本ではない、というか地球です
らない可能性が高いこの世界で、リョウはなんとかして(心当たりのない)借金を返済しなければならないらしい。
現れる謎の少女、そして与えられる機関車。
リョウは、この世界で、機関士として生きていく事を決意する。
果たしてリョウは借金を返す事はできるのか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-17 01:09:50
45354文字
会話率:39%
夜の町に響く「蒸気機関車」の汽笛。毎晩続く騒音に住民は悩まされ、捜査に乗り出した警官の力でもその真相は掴めないままであった。しかし、事件解決の手がかりが意外な所から現れた。果たして謎の汽笛が鳴り止む日は訪れるのだろうか?
最終更新:2013-11-30 09:00:00
7080文字
会話率:39%
蒸気機関車に乗って進む青春の日々の中、夢や目標も持たずに走っていることに疑問を感じた男が、悩み落ち込む。蒸気機関車の様に走る青春の中で葛藤する男の物語。
最終更新:2013-09-12 15:46:26
4914文字
会話率:15%
昔ハマったサガフロンティアの混沌の中にリージョン(並行世界)が無数に浮かぶ世界を見て、物理学の膜宇宙を参考に造り上げたブレーン((膜)並行世界)が亜空間を漂う何でも有りな世界観をプラットフォームに繰り広げられるフリーダムモード全開のお話です
。
連邦政府(連邦議会)に統治されたこの世界(一部の領域)を舞台に……
連邦議会を支配し暗黒種族達を辺境に追いやった巨大宗教組織十字教会。
十字教会の政教一体の連邦議会運営に異を唱え対等する政教分離主義勢力。
辺境を中心に亜空間上に張り巡らされた鉄道網を駆使し、暗黒種族の未来を切り開く暗黒武装鉄道結社シュバルツァークロイツ。
この三つの巨大組織が並行世界(ブレーン)を越え争う……。
争いの後には一体どんな結果が待っているのだろうか……
※色々な世界観に繋ぐのを前提で創ったプラットフォームなので、コラボ企画とかに誘って頂けると泣いて喜びます。
次章
http://nk.syosetu.com/N6844O折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-03 09:29:22
57028文字
会話率:37%
少年の日の夏の思い出……小さな冒険と小さな恋。果敢なく過ぎ去る幼い日々は、何時もヒグラシの声に滲んでいる。主人公瀬戸内朋也がちょっとませた、多感な小学生時代を綴る。
最終更新:2008-10-31 23:45:04
46601文字
会話率:22%
蒸気機関車が都内を駆け巡り、機械音が回りの摩天楼に響き反響する。蒸気機械の都、ルイン。主人公が友人から投げ渡されたのはアンティークな黒い鍵だった。「お前の住んでいる第6番区の立ち入り禁止区画通路の途中にある瓦礫だらけのA-20ってかかれてた
よく分からないシェルターあるだろ?なんか戦争前からずっとあるってやつ。」そういわれて実際に行ってみるとそこには古びた屋敷があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-07 18:16:48
4411文字
会話率:32%
5年生になる男子生徒に必ずやってくる「真夏の度胸だめし大会」。草太もこの夏にとうとう、参加のキップを手にした。だがここである事件が起こってしまった。度胸試しなんてへでもない事件が、草太たちの目の前で起こったのだ。真夜中の線路に突如すがたを現
した蒸気機関車。果たしてその列車の行く先は?目的は?夜空を駆けめぐり少年たちは、なにを見つけ、なにを手にするのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2006-07-23 04:08:27
1497文字
会話率:32%
主人公の神谷蒸太郎の人生を父、一幸が遺した遺言が180度変えたものにした。一幸は一体どんな遺言を託したのだろうか?そんな蒸気機関車に関する物語。
最終更新:2005-09-14 21:00:23
997文字
会話率:25%