――魔王が|流星《ほし》を降らせた。
その日、その時……人類が詰み、敗北が決定した瞬間だった。
世界最強の軍事国家の大軍も、世界最高の魔法王国の究極呪文も、世界最大の宗教国家の至上法術も魔王を滅ぼせず。
最速の剣聖の刃も、最狂の
賢者の最大呪文も、最優の聖女の神聖術も魔王には届かず。
そんな絶望に抗うべく異界から喚んだ勇者さえも、魔王は止められなかった。
ただただ世界に絶望し、最愛のヒトを奪った世界に破壊のみを齎さんと魔王が放ったその究極呪文は十三の流星を生み出した――否、落とした。
夜になると明るく地上を照らす、至高神の象徴であった十三の月を自らの場所まで引きずり落としたのだ。
中心の至高月に先んじて、その眷属たる十二の流星が大地に触れた時点で……もはや地上に文明というモノは残されてはいなかった。
生き残った人々はただ絶望し、ゆっくりと迫る最期の星を見上げては自らの終わりを指折り数えるしかない。
――どうして自分達はこんな目に遭っているのか?
……その疑問に答えてくれる神は、もう居ない。
ただ生き残った人々はしきりにこう口にする――〝勇者が逃げたせいだ〟と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 21:05:26
9037文字
会話率:50%
生まれた時に母親を亡くし、五歳で父親が失踪し、親戚もいないことから児童養護施設にて育てられた少年、真欧花月マオウカゲツは、それでも前向きに生きようと職員の手伝いや同じ施設の子供たちの兄貴のような存在として鍛え、中学では陸上競技で名を馳せる
選手となっていた。
しかし、大学への推薦も決まっていた最後の大舞台で、子供を助けるために身代わりに軽自動車にはねられるも一命を取り留めたが、命である足を負傷し、推薦も何もかもがなくなってしまった。
そんな夏のある夕暮れ、施設からの卒業も決まってしまい、感情もなく過ごしていたカゲツの前に、洪水に流される子供が現れる。「こんな命くれてやる!」と飛び込み、子供を助けたはいいものの、負傷した足は言うことを聞いてくれず、そのままカゲツは洪水の中で流され気絶していってしまう。
しかし、目を開けた先には自分を「大魔術師」と名乗る白髪の少女が立っていて…⁉︎
『剣聖術師』と名高い剣士の王女様と、脳筋バカによる、国と魔王軍、反乱軍の三勢力を巻き込んだ、胸熱くなる異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 20:00:00
36073文字
会話率:34%
「俺の名は≪夢幻の双魔≫クンゲツ・イリヤダストだ」
この世界には3つの能力がある。
〈神聖術〉〈神奏術〉〈魔法〉
〝エーテル"が使える者にだけ使えるという。
『数千年に一度の術者』と呼ばれる術者、漆葉君月は現在
高校一年生。
〈敵〉による世界の破滅を防ぐため、仲間の術者たちとともに〈敵〉を殲滅しに行く―
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 23:17:07
19150文字
会話率:36%
婚約破棄された侯爵令嬢は聖術師に頼んで魅了の可能性を確認したのだが──
「彼らは魅了されていませんでした」
「嘘でしょう?」
「本当です。魅了されていたのは……」
「嘘でしょう?」
アルファポリス様でも公開中です。
最終更新:2020-11-03 18:00:00
7381文字
会話率:33%
剣と魔法の異世界のピンチに召喚された最強の【賢者】……日神 剣は女神によって与えられたチート能力……圧倒的な保有魔力量とあらゆる神秘を見抜き扱う【完全魔法】、そして、理論上不可能な魔法を作る事が出来る【創造魔法】を駆使して【魔王】を討ち滅ぼ
した。
そんな彼を崇め讃える人族達の歓声は正に終わりを告げる祝砲だった。
彼は無事に【魔王】を倒したと同時に女神の強制で元の世界に戻されてしまう。
その時に能力も全て奪われたはずだが、チート能力を進化させ最強の【賢者】となった剣は無意識の内に【創造魔法】で【能力保持魔法】を作り、地球帰還後もその最強の能力を保持したまま過ごしていた日常を再び送ることになった。
だが、平穏に潜む非日常な現代ファンタジーにチート能力を持った剣が巻き込まれないはずがなく……?
ーーこれは、最強の能力を持ったまま地球へ帰ってしまった異世界最強【賢者】が現代魔法、神聖術、呪術などの現代ファンタジーを同級生の少年少女と共に爽快無双する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 00:00:00
95261文字
会話率:19%
なりたくもなかった天才聖術師になってしまった私
魔術師のトップとはなんだったのか
それまでの記憶とその後の経緯どうなるのか!!
最終更新:2019-06-02 18:41:45
1638文字
会話率:49%
とある理由により、魔術師でありながら攻撃用の魔術が使えないキース・ルクタリエ。
代わりに短剣を扱う前衛、通称『殴り魔』として魔物の討伐に乗るも、その需要の隙間もなさそうな役割に、多くの依頼主に断られていた。
ある時、魔術師を急募するパーテ
ィーの依頼に乗って現地に合流するも、リーダーである聖術師のティアに「魔術師って言うから、てっきり攻撃魔法が使えるものだと思ってたのに」と言われ、ふたりは揉めてしまう。
情けない惨状に、引く手数多の盾役である騎士がパーティーを見限って去ることに。
その時、ティアが投げやりに言い放った「それならあなたが盾役をやってくださいよ」という言葉から、なし崩し的に盾役をすることになるキース。
魔術師なのに盾役という無理難題を押し付けられたキースは、果たしてこの危機をどう乗り越えるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-25 23:30:08
31716文字
会話率:49%
蜂蜜色のふわふわロングヘア―に深い青のアウイナイトの瞳。
社交界で「妖精姫」と称されるセレスティア・ニゲラーテは、皇太子エドワード・プリムジアの婚約者である。
見た目の愛らしさもさることながら、鈍感・純粋・天真爛漫……妖精姫の名は伊達ではな
い。
お勉強は苦手だし、運動神経も残念。
聖術も魔術も目覚めてないし、いつも優秀なお姉さまと比べられてばかり。
趣味は街での食べ歩き。
そんな侯爵家の姫君と周りの皆様のお話です。
テーマは「少女漫画」。
ゆるっとのんびり更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-03 22:12:49
9094文字
会話率:34%
3部構成の第2部。
冒険ファンタジー。
魔物の力を身に宿した魔幻士リグと幼馴染みの聖術士エラルの旅が始まる……。
最終更新:2018-12-01 21:09:11
22200文字
会話率:30%
暴発によって死ぬはずだったアーニーは、生への執着から、死にたいと願っていた少女の体を手に入れる。そこは、精霊のいない世界だった……。
最終更新:2018-11-25 19:35:47
5690文字
会話率:38%
前世の記憶を持つ少女ソフィー。彼女が生まれ変わった世界は、前世で大好きだったRPGの舞台に酷似していた。ソフィーはこの世界で『ヒロインになる』という野望を胸に秘めて生きていく。生まれ持っての美貌と猫を被る才能、磨き上げた聖術、そして強運によ
って聖女と呼ばれるようになり、野望達成の直前まで行くけれど……最後は転落することをソフィーは知らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-09 04:08:41
82332文字
会話率:24%
あの日、突如として現実を異界化という非現実が破壊した。
神倉瞬は、自らに封印されていた
禁じられた聖剣ファイオラセル
を駆使し三年前の異界化を終息させた聖剣士であり多くの人々に英雄として知られ称えられてきた。
だが、彼自信を、裏切った女
神への恨み憎みの闇は深く……。
平和だったあの頃の現実を取り戻すとともに復讐を心の内に誓った彼は、学園で出会った仲間たちとともに魔族と死闘を繰り広げ戦い成長していく。
自らの聖剣の力を使い様々な女神と契約していくなかで己の限界を高め、最強の聖剣技で裏切りの魔王を倒し異界化の改編(無かった事にする)を目指す?
そんな異世界アクションファンタジー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-15 21:52:08
15651文字
会話率:30%
海外出張の命令を受けた俺が向かった先は、なぜか国内の山奥の民家だった。
最終更新:2017-09-22 16:17:26
13149文字
会話率:37%
平凡な男子高校生の坂井康介はいつもの帰り道の交差点で信号を待っている時に車に跳ねられ死んでしまう。訳も分からぬまま異世界に転生するが、MMORPGで培った知識を使い冒険者の中でも珍しい聖術師になる。そんな聖術師の康介は異世界を満喫するために
旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-10 22:59:07
2209文字
会話率:29%
そこは科学技術の進歩により「魔法」の使用が可能となった世界。
その魔法の能力の高かった高校生、古宮恋斗はその能力を買われ、魔法・剣術を学ぶための学園へと転校することとなった。
しかし、そこは様々な「属性」を持つ高校生たちが集まった色の濃い学
園だった。
「聖術都市」と呼ばれるその学園で、恋斗と様々な登場人物が織りなす慌ただしい日常が、幕を開ける。
※文章が拙く読みにくいかもしれませんが、修正できるところはしていくつもりです。
気にせず読んでいただけるとありがたいです……!
ちなみに「R15」「残酷描写有り」は今後使う可能性があるので一応つけておいた次第です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-23 00:05:46
35172文字
会話率:47%
VRMMOを始めた【ひな】
素敵なお姉さまに憧れたり、友達とのんびり狩りしたり・・
VRMMOでの日常を書いていく予定です。
※R15は保険です
最終更新:2015-09-14 22:00:00
5956文字
会話率:24%
超能力者である水無月葉風は帰宅途中に同級生を見つけ、駆け寄ろうとした直後盛大に転んだことで異世界へと召喚される。魔法やら剣技やら神聖術やらと異能が入り乱れるファンタジーな異世界を、彼は自身の持つ唯一無二の異能『超能力』を活かし駆け抜ける。
――これはとある少年が紡ぐたった一つの英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-16 23:32:34
16657文字
会話率:33%
学院都市の小さな本屋を継いだばかりのエフェメラさんが、地下の書庫で見つけた黒革装丁本を開いた瞬間、「設定」という名の物語が始まった。///大陸、魔導院学院都市の特色、魔術、神聖術、錬金術についてなどの設定をチーズケーキが大好物のエフェメラさ
んが学んで行きます。///「お前ら!武器屋に感謝しろ!」の設定集です。小説仕立てで書いていきますので、読み物としても楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-20 15:25:36
19696文字
会話率:41%
技術が発展していなかった時代の話。
国同士は戦を続け、領地を奪い合い、繁栄と衰退を繰り返していた。
そんな世界に、ごく個人で運用できる力があった。
聖術(せいじゅつ)という力だ。
聖術は、光で照らし、火を操り、水を割ることのできる特殊な力。
それを操れる者たちのことを聖術師と呼んだ。
国は聖術師を育成し戦で優位に立とうとした。
そして作られたのが、セント・アンヌ聖術師仕官育成学園。
平原に囲まれる、経済と学問の街トゥーニナにそれは作られた。
そこである少年がいる。
未だ聖術に目覚めていないただの少年。
その少年は聖術師が起こしたと思われる殺人事件に遭遇した。
周りの話が進んでいく中で少年は思い悩む。
因縁と決意を持って、少年はその事件と対峙する。
学園ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-25 20:00:00
49588文字
会話率:32%
タナトスオンライン
これは仮想実体験型オンラインゲームである。
黒髪の大鎌使い『首切り』阿修羅が、青髪の雹魔法の使い手『雹導』メシル、黄色髪の二刀剣使いの『奔雷』恋(れん)、そしてワケアリの聖術使いの『白巫女』クツキと共にギルドを作るとこ
ろから始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-23 23:09:18
39830文字
会話率:44%