瀬戸内海に浮かぶ小さな島、月島。短大保育科を卒業して赴任したその島で、私は美しい自然と潤に出会う。本土の高校に船で通っている潤は素潜りの名人で、放課後になると何かを追い求めるかのように海に潜っていた。そんな潤や保育所の子どもたちと交流するう
ちに、自分の中に蓄積されていた些細な不安や焦燥が少しずつ変化していくのを、私はとまどいながらも受け入れるようになっていく。海に閉じ込められた小さな島で、私は今、生まれ変わろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-05 00:11:48
16165文字
会話率:34%
少女の妄想は疾走する。
とどまる事を知らず、妄想はやがて熱を帯び、ただただ暴走して、爆裂する。
美里鈴鹿は中二病全開の女子高生。
瀬戸内海を愛車のスーパーカブで走り抜け、日々の妄想に切磋琢磨する。
一話完結型の妄想オムニバスです。
さくっと読める妄想劇をお楽しみいただければこれ幸い。
更新はかなーり遅めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-10 22:33:20
22025文字
会話率:45%
ある朝、突然夫が失踪した。四十代の主婦、水口(みずぐち)明海(あけみ)は、電話の下に挟まったパンフレットを頼みの綱にして、夫を探す旅に出る。
東京から始発に乗り込み、やって来たのは岡山県の西の端にある「笠岡」という町。何もない場所に愕然と
するが、道中に何度も見る不思議な夢、記憶を辿り、夫の居場所、そして真実が明らかになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-18 20:00:04
15071文字
会話率:35%
六甲山を仰ぎ、瀬戸内海を見晴るかすことのできる、このうつくしい街で、彼らは今、生きている。
最終更新:2015-10-11 23:06:48
7926文字
会話率:47%
瀬戸内海の中ノ島水族館。
バンドウイルカのココとトレーナーの少年アオ。土日限定一人と一頭のコンビによるイルカショーは小さな水族館のちょっとした名物となっていた。数年ぶりに姿をあらわせた父親が少年と母親にある決断を迫る。
最終更新:2015-07-15 02:25:55
9017文字
会話率:36%
この話は主に阪急 山陽 JRがでます
最終更新:2015-05-23 01:50:56
1040文字
会話率:0%
東京で育った奥村宏は祖父の死をきっかけに家族で瀬戸内海に浮かぶ護摩島へ行った。護摩島で行方不明の祖母や祖父の医院をついだ叔父、得体の知れない母に隠された秘密が分かってくる
最終更新:2015-04-21 14:45:01
16486文字
会話率:53%
自叙伝 少年時代の海との思い出を綴りました。
最終更新:2015-03-15 11:13:57
710文字
会話率:12%
瀬戸内海に面した港にほど近い松山港南高校。古豪と呼ばれるこの学校の野球部員である和泉清志郎は中学時代に全国大会にも出場した期待の1年生。入部直後からスタメンを勝ち取る前評判通りの野球の実力と誰からも好かれる明るい性格の清志郎だったが、人知れ
ず深刻な悩みを抱えていた。
ある日、父が営む寿司屋に住み込みで同じ年の高校生が港南高校に通いながら修業を積むことになったと急遽告げられた清志郎。戸惑いながらも、兄弟ができるようだとポジティブにとらえるが、やってきたのは2メートルを超える巨大なアフリカ系アメリカ人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-11 00:19:17
19553文字
会話率:40%
現在執筆している『黒龍の強くてニューゲーム』の番外物語です。これは作者の息抜きに書いている作品なので、現在書いている本編とはまったく別の話です。余計な物は読みたくないな……という方は、どうぞ本編のみを読んでやって下さい。どんな話か興味ある
し、本編とは切り離して読める! という方は、どうぞ御暇潰しにご活用ください。
※『黒龍の強くてニューゲーム』のプロローグ読後にお読み頂けると、話が分かりやすいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-06 01:00:00
150150文字
会話率:25%
神族と魔族の終わり無き戦いの末に滅び行く世界。その滅びから世界を救うために、世界最後のドラゴンが一人の巫女の導きで立ち上がる。そして壮絶な戦いの末に、世界は救われた――ドラゴンの死を代償に。体は朽ち果て、魂さえも消滅したはずのドラゴンは、人
間の姿で目を覚ました。転生などという都合の良い解釈をするには、あまりにも不自然な点が多すぎる現象に対してドラゴン――黒龍は自身に起きた現象の真相を解く為に、異世界で起こる争乱の渦へと自ら足を踏み入れて行く。
果たして黒龍に起こった現象は奇跡か、それとも陰謀か。
※【本作品に暴力、グロテスクな描写があり、一部性的な描写があります】※
上記の内容が苦手な方は読むことをお控え下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-07 02:33:09
533217文字
会話率:25%
僕、矢倉真悟は小学六年生の時の自殺未遂が原因でしゃべることができなくなってしまった。医者だった母さんは僕の心の療養という名目で、東京から萬島という瀬戸内海になる小さな島に移住した。
それから、三年後。僕のところにとある美女がやってきた。
彼女は覚という妖怪で、何を思ったのか自分を食べてほしいと言い出したのだ。困惑する僕に、覚は衝撃的な真実を告げる。僕の中に四凶の一人《渾沌》が封印されているというのだ。そして、それは三年前の自殺未遂が関係していると。
思い出そうとする僕の前に、チャイナドレスを着た少女がいきなり襲ってきた。彼女の名は、白麗鈴。古来より《渾沌》を封印してきたという中国の道士で、《渾沌》を自分の中に再封印しようとしていたのだった。だけど、それは失敗し、彼女は僕の前から姿を消した。
それから三日後。再び僕の前に現れた麗鈴。そして、三年前に僕の中に《渾沌》を封印したという麗鈴の兄、白勇。僕は勇さんから三年前の真実を聞かされる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-20 23:00:00
70713文字
会話率:31%
東京に住む商業デザイナーの霧崎晋平は、失踪してしまった同居の恋人美沙子を追いかけて岡山の犬島にやってくる。しかし、以前一度だけ訪れた島ではあるが、美沙子の行方を探す手がかりもないまま、島の住人ジョン治郎と出会い、その男が営む民宿に宿を借りる
。その夜、晋平を呼ぶ声に誘われて深夜の浜辺へ行ってみると、猫の頭を持つ不思議な存在から忠告を受けてしまう。翌朝、ジョン治郎と共に美沙子を探しに出かけた先で、廃屋の中で夕べと同じ奇妙な存在パステトが現れる。パステトが語る謎の言葉と共に、何故美沙子が島に来たのかが明らかになっていく。その直後、晋平は美沙子を発見する。島の猫駆除を恐れる猫たちの情念が二人を島に呼び寄せ、不可解な現象が現れていることを、晋平は確信する。さらに、美沙子を宿に連れ帰ってみると、ジョン治郎と美沙子の母親が古い知り合いであったことが判明し、驚いたことに、晋平の父親が美沙子の母親の恋人であったことが分かる。すわ、美沙子と晋平は近親相姦していたのかという疑惑が浮上するが・・・。猫駆除を心配する必要がない事を確認した後、晋平は無事美沙子を連れて帰途につく。その船の中で思わぬ謎解きをする美沙子。果たして二人は近親相姦ということになるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-07 12:00:00
17420文字
会話率:54%
瀬戸内海に浮かぶ島に住む酒木という男は、小説を書きながらこうもり傘屋を営む。そして父を殺めた刀を知るべく奔走する。
酒木が"飼う"菊間や、島一番の酒木の理解者である夫婦等を始め、様々な人物が繰り広げる大正・昭和テイストの
物語でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-16 23:17:37
1287文字
会話率:35%
Hは大学で民俗学を専攻している。
間違って取ってしまった本がきっかけでとある民俗信仰に興味を持ち、
夏の長期休暇を利用して自ら調査に出向いた。
「犬神」と呼ばれる民俗信仰の舞台となるのは瀬戸内海に浮かぶ月ヶ瀬島。
しかし島で出会った女性から
、今現在、犬神は呪いの神とされている旨を聞かされる。
果たして犬神の正体とは・・・・・・?
※この作品は、拙作ブログ「歪みない小説を目指して」からの転載となっております。
http://blog.livedoor.jp/abswear18723/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-14 22:13:44
18542文字
会話率:26%
瀬戸内海を臨む村落、草薙村に居を構える主人公は、ひょんなことから少女に交際を申し込まれる。その瞬間、主人公の騒乱と歪みを抱えた日常がスタートすることとなる。 さしずめ、これらの異常は主人公にとっておあつらえ向きの日常だったのか? 人の弱さと
醜さが炸裂する、時限爆弾式恋愛小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-10 17:19:52
168782文字
会話率:34%
都内の高校に通う少年ゆうたは、夏休みを利用して悪友マモルの田舎、瀬戸内海の阿手内島にやってきた。
本来ならば一緒に来るはずだった女の子達にドタキャンを食らい、失意の中の旅。
そんなゆうたの前に、3人の少女が現れる。からんできた観毛内島
の少年達を瞬く間に叩きのめした彼女たちの正体は、海女僧島に住む女だけの部族アマゾニスの末裔だった。
自分より強い男の『モノ』になるというアマゾニスのしきたりを知ったゆうたとマモルはバラ色の夏休みを求めて海女僧島を目指す――――!
数年前に他サイトに投稿した作品です。
もし楽しんでもらえたら嬉しい限りです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-03 01:22:10
96634文字
会話率:55%
霊にとりつかれた兵藤典子が除霊のために訪れたのは、瀬戸内海の小さな島。
そこで彼女を待ち構えていたのは、一見ギャルにしか見えない女子高生除霊士、導冥明だった--
最終更新:2010-05-23 18:41:51
11518文字
会話率:23%
遠堂愁二(えんどうしゅうじ)は暗い毎日から脱出するべく親戚が住んでいる瀬戸内海に浮かぶ小さな島、長沖島(ちょうおきとう)の学校に晴れて通うことになった。しかしその島には代々たる不吉な習わしが存在していて…。
最終更新:2010-01-16 21:59:11
2331文字
会話率:28%
686年10月2日大津皇子は謀反の疑いをかけられ、自害させられた。その前日、大津皇子の皇子・粟津王は吉備の船乗りの手によって救い出されていた。10年後、粟津王・カイは養父・リキとともに帆船に乗り半島を行き来していた。旅の途中、児島の津で恐ろ
しい妖物に遭遇する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2006-05-29 19:51:58
55792文字
会話率:34%