二0XX年、政権与党の民自党が、日本国憲法九条改正を国民へ向けて叫ぶ中、横須賀の第七艦隊米海軍基地が、国籍不明の武装集団からテロ攻撃を受けるという、未曾有の事態が国内で突如発生した。深夜未明に侵入した武装集団は、海軍基地施設内に壊滅的なダ
メ―ジを与えた後、横須賀市街地へと標的を移した。これにより自衛隊は個別的自衛権によってようやく事態収拾へ動き出せたのだっただが、街中へ散った武装集団は至る所で対峙した自衛隊員諸共に自爆テロを計り、横須賀の街を焦土とさせてしまった。後にヨコスカ・ショックと名付けられた未曾有のテロ事件の発生により、これまで改憲反対だった国民意識は軒並み改憲へと振れ出した。更に、死刑囚を恩赦で自衛官に仕立てる特任自衛隊法が、九条改正と伴に施行された。
ヨコスカ・ショックの二年後、軍需企業として名高い菱井重工業CEO、菱井佐奈江の姿が練馬区のあるマンションにあった。彼女の父、健三郎が数日前にアフガニスタンでの視察最中にテロリストに惨殺され、その首謀者を見つけ出す協力をある男へ依頼する為だった。探偵業を営む片山浩というその男は、過去に天才ハッカ―として名を馳せた人物だった。片山と助手の娘、ミカ・ベネットが顧客から依頼されている案件協力を佐奈江が出来るという条件で、片山は調査の為のマルウェアを作成すると約束した。
片山の案件は、スキ―事故で意識不明となったあるプロスポ―ツ選手の実態調査だった。脳死状態なら契約不履行としたかったスポンサ―からの依頼だったが、マネ―ジャ―は吉澤幸雄という闇社会の男で、匿われた世田谷の大邸宅内は雑木林に阻まれ、無頼漢が犇めいて調査は困難だった。佐奈江はそんな二人に開発中だった91式夜間偵察用強襲強化ア―マ―「ナイトバ―ド」を提供する。ナイトバ―ドを装着したミカは邸内へ忍び込み、無頼漢達を駆逐した後に昏睡したアスリ―トを確認した。
約束通りに作成したマルウェアで片山は、佐奈江が疑っていた米情報機関施設をハッキングし、大量の情報を引き出した。驚いた事にその中には、吉澤の追跡調査報告が何故か大量に含まれていたのだった。更にファイルには、アフガニスタンでのテロも、その施設の主であり、情報機関が組織した「ISMO(諜報特別任務機関」の仕業だという証拠もはっきりと残されていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-12 21:36:57
149248文字
会話率:46%
ひとりのサラリーマンが大企業の頂点のCEOになるまでの物語
最終更新:2017-04-02 18:21:01
407文字
会話率:0%
電子商取引で世界に名を馳せるIT企業・ガルブレイス社のCEO・イアン・ガルブレイス。その息女であるエミリア・ガルブレイスは、十四歳にして傘下の会社を経営する天才少女。クリスマスの日も休むことなく、ニューヨークのホテルで仕事をする彼女の部屋に
、一人のベルボーイがやってくる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-25 18:18:52
6691文字
会話率:41%
ソフィアは、高校の卒業旅行で父親と訪れたハワイで、若きCEOエイデンと出会う。2人は、すぐに惹かれあい結婚するが、なかなか子供に恵まれなかった。
10年後、ようやく妊娠できたソフィアに、医者から告げられた事実は彼女には辛すぎるものだった。愛
する夫のため、彼女は夫の花嫁を探す決意をするー・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-02 16:40:55
5889文字
会話率:27%
IT系のベンチャー企業。CEOである俺は、ある日、突然、予期せぬ災厄に見舞われてしまう。会社にあるPrin/DOS7搭載PCが、全て強制的に10にアップグレードされてしまったのだ。MonsterSuspend社の陰謀に翻弄されながら、ヒロイ
ン・ナナコ女史、相棒のレオギとともに逃亡を続ける。7月29日のアップグレード最終日まで、俺は逃げ切ることができるのだろうか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-04 20:24:52
37141文字
会話率:35%
もしかしたら君の近くでも似たような場面に出くわすかもしれない。
近未来のお話。高度を極めた情報化社会は
オペレーションのための優れたAIを
渇望していた。
様々な企業が参入する中で、
様々なAIが生まれたが、
どうしても機械らしさが抜け
ない。
しかし突然出没したマザーシステムズ
という企業が開発競争の前線に躍り出た。
そして、マザーシステムズのCEOはこう宣言した。
「機械は機械として使われるだけのいわば奴隷のようなものです。
しかし、わが社の人工知能は機械が機械であることを超えます。そう。それは
ヒトの新たな"友達"として。」
そうはいったものの、到底受け入れづらいことのはずだ。
人工知能は暴走したり、あるいは進化しすぎたせいで、人間に
悪影響を与えるものだと信じられてきたからだ。無論、これは周知の事実である。
世界各地で人工知能を廃絶する動きが高まってきているにもかかわらず、
マザーシステムズは予告通り、ケモノを世へ放った。これに反応するかのように
世論が騒ぎ出した。
「人工知能、人類の駆逐を開始する」
「人類終了のお知らせ(;´Д`)」
「人工知能がお友達!?」
しかしヒトとは不思議なものである。人工知能の普及が始まってというものの、
政府の前からはデモ運動をする労働者の姿はなくなり、街中では幼い子供が
人工知能と遊んで笑顔をのぞかせていた。
人間を縛るものはモノではなく、人間だということを痛感させる出来事であった。
そのうえ、人工知能は親しみやすい動物のデザインを兼ね備え、
住んでいる地域、マスターによって性格も
性別も姿も違いの出るダイバーシティがあり、なおかつ、
他のAIには見られなかった、本物とみまごう優れた人間性を持ち合わせていた。
そして、そのAIはバーチャルビースト(AIIS)と呼ばれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-09 22:05:56
2207文字
会話率:32%
【PDMT】のCEOである【オベリスク】は異常脳を持っている子供を利用する。
本編ではあまり書かれていない内容を詰めてみました。
最終更新:2015-08-05 09:00:00
1809文字
会話率:40%
ぼっち生活を続けていた俺はとふあるきっかけでクラスに先日転校してきた紫明エニス・・・14歳の時にアメリカで物理の博士号をとったという天才少女の秘密・・・ネトゲ廃人になってしまい研究室を首になったということを知ってしまう。
そして、エニスは
その恨みからそのネトゲの会社のceoを暗殺するために日本に来たというので、主人公の雪街源五郎は必死にそれを止め、もっとその才能をクリエイティブに生かすことでその復讐を成し遂げるべきだと説得する。
そこで、紫明は新しいゲーム会社を作り、自分の人生をめちゃくちゃにしたそのゲーム会社をつぶしてやるという野望を宣言し、雪街は不可抗力的にそれに巻き込まれることになる。
高校生がMMORPGを一から作り運営していく近未来日常ストーリー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-23 16:25:27
43613文字
会話率:38%
「ドクター」とは、昔々の大昔のパソコンで遊ぶ人工知能というよりは人口無能といった方が良いようなプログラムで、「患者」の打ち込んだ言葉を、ほぼおうむ返しで返して、問題点を患者自身に気づかせるという丸投げな「精神科医」さんである。
※同ハンド
ルで他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-13 11:52:44
1082文字
会話率:87%