「僕はいつか、世界一の技師になってみせる」
そう宣言したのは幾年も前のこと。
その姿は今では見る影もなく、デルタ・グリステアは衣食住を共にしていた冒険者パーティから追い出されてしまう。
その冬の夜、路地裏で毛布に包まって自身の境遇を嘆いて
いると、彼に一人の少女が手を差し伸べた。
「私も似たようなものですから」
リナと名乗る不思議な少女。自称魔物学者の彼女は行くあてのないデルタに助手として自分と生活することを提案する。
暫し考え込んだ末、デルタはリナの手を取り、立ち上がった。それが二人の、まだ見ぬ者の、果ては世界の運命を変えかねない事態へと展開していくとは考えもしなかった――
発明家に似た職業である技師が、同じく『一味違う』職業の者と活躍する物語が、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 19:02:54
320473文字
会話率:56%
この世界にはダンジョンと呼ばれる迷宮がある。
この迷宮は誰が作ったのかいつからそこにあるのか分からない。
迷宮はゾンビ、ゴブリン、スケルトン果てはドラゴンのように多種多様の魔物が存在する。 迷宮は不思議な力で財宝を生み出し人間を誘き寄せ
る。
非常に危険な迷宮だが財宝や名誉などを求めて探索する冒険者は後を絶たない。
この世界で唯一の魔物学者ローランもその迷宮に魅入られた男の1人だ。
ただし、男は財宝や名誉を求めているのではない。 魔物が好き過ぎて魔物の生態を調べるために迷宮へ日々潜っているのだ。
これはちょっと変わった男の人生を綴った物語である。
尚他の人の視点もちょくちょく挟みます。
本作はアルファポリスと小説家になろうに掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 19:33:28
65118文字
会話率:33%
第5回「小説家になろうラジオ大賞」投稿作品です
ファンタジー世界の学校の文化祭を舞台にした青春を描きました
感想お待ちしてます(^▽^)/
最終更新:2023-12-08 17:40:30
950文字
会話率:45%
あらゆる知が集積した、とある世界の書庫。その書庫を司る番人の少女テラは、世界から逸脱する存在を選定し知の殿堂へと招き入れる。
ある時、テラの前に1人の男が姿をあらわす。彼女の知りうる全ての知、集積された世界の知に一切該当しない。その男は、彼
の持つ知識は、書庫に存在しない未知の塊であった。
これは、知識を追い求める者を導く女神テラと、理の違う『異世界』からやってきた青年レパルが紡ぐ知識を編む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 10:00:00
55276文字
会話率:46%
魔物学者のルアドは、冒険者の『副団長』によって冒険者パーティーを追放された。
団長のいない隙に。
冒険に同行しているのに、魔物を退治するわけでもなく、冒険者の裏方を手伝うわけでもなく、ただいるだけで役に立っていない、という理由で。
だが、副団長は知らなかった……いや、団長から聞いて知っていても、重要だと思っていなかったのだろう。
ルアドが、大規模冒険者団を運営する資金源になるための希少で価値の高い魔物を見つけ、その生息地に団長を案内していたのに。
追放されたルアドは、たまたま助けた魔物使いの素質がある少女に案内された村で〝魔害〟に対処することになった。
が、土地が枯れた原因は、村の周りに大量発生したスライムを退治するために雇った冒険者が『塩』を撒いたことだと判明する。
「興味深いねー。逆に魔物の特性で、塩害に覆われた土地を元に戻せるか。ボクと一緒にやってみない?」
これは、少々変わり者の魔物学者が村を助けたことで受け入れられて、魔物使いの卵である少女と共にフィールドワークして魔物の生態を観察したり、手なづけた魔物を繁殖させて魔物牧場を作ってみたり。
そういう、楽しい魔物研究生活を送る話だ。
ちなみに、副団長の勢力は、団長に見捨てられてキノコの魔物に苗床にされて、マタンゴになりました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 12:24:21
101788文字
会話率:44%
26歳サラリーマンの俺がある事をきっかけにスライムに転生してしまった。一緒に転生した彼女と一緒に魔物達が通う学園で最強を目指していきます。
最終更新:2021-01-26 16:13:06
956文字
会話率:44%
自称魔物学者の冒険者ベル。
彼は過去に魔物の襲撃で最愛の女性を失う。
その事件から魔物に対して異常な興味を持ち、最初のうちは虐殺を、そして次第に同じような悲劇が起きないように魔物のことをしろうと思い立つ。
そして色々生物を研究して論文の発
表をするが、学者たちの嘲笑を買う。
所詮は冒険者の足らぬ頭と無い観察眼で作られた論文だと。
彼はそんなことにもめげずに今日も魔物の徘徊する危険な場所で観察し続ける。
武器も、防具も付けることなく、どこの誰でも手に入る町人(まちびと)の服だけを装備して。
名前:ベル
職業:魔物学者(自称)
レベル:64
得意技:隠遁魔法、幻覚魔法
装備
頭:ナシ
胴:町人の服(上)
脚:町人の服(下)
足:革の靴
武器:長めのナイフ(ほとんど道具袋の中)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 00:07:39
18384文字
会話率:43%
旧題:最強系モンスター達と一緒にスパイする
一章あらすじ:過去の僅かな記憶だけが抜け落ちている少女、漣 渚は、ある日、魔物の女性であるゲルトルーデと遭遇する。
自分の忘れている記憶が、魔物との大切な約束であることを思い出した渚。そんな記憶を
手繰るため、ルーデやその仲間達と一緒に人類の敵となってスパイ活動に勤しむことを決意した。
吸血鬼の真祖だとか、自動人形、獣人、鬼、不定形生物、騒霊、と言った規格外の魔物達。
誰も彼もが一癖あり、各々が得意分野を生かしてスパイ活動する中で、少しずつ渚にも変化が訪れる。
果たして、約束の君は誰なのか。渚は、人類の敵として無事、目的を果たせるのか。
実は色々ごちゃまぜのモンスターアクション!
二章あらすじ:
魔物達と一緒に勤めるスパイと言う仕事にはまだまだ慣れない中、渚は北陸の地にいる雪男と雪女を尋ねることになった。
旅の道中、鬼のエリックとの仲も少し進展する。新たに雪男と人間のハーフである少年カガミとも仲睦まじい仲になり。
そして、武器屋の旦那こと竜等 薫を追って危険な洋館へと足を踏み入れてしまい、渚達はこの世で最も狂った者達の供宴に列席することとなる。
最後に明かされる渚の特別な力とは。
オリジナル解釈マシマシなエセ魔物学?
第三章あらすじ:
渚の持つ力は超精神安定だった。
さておき、大企業に隠された秘密に挑むべく、渚が初の潜入担当を務めることとなる。
情報を集め、策を練り、いざ挑んだ作戦の先に怪物がいた。
獣人ゲルトルーデにとって最悪の再会。付きまとうは魔物狩りの影。
新たな敵はそれだけに留まらない。
ついに雪原で失われた追憶の真実が明かされる。その時、渚達はどんな決断をするのだろうか。
反面、武器屋こと薫との仲はどうなってしまうのか。
裏切りと希望が交錯する、スパイアクション第三章解放!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-29 12:41:03
265234文字
会話率:38%
対魔物学園に通うリオル・サーファは、多数の生徒から苛めを受けていた。
ある日、定期的に行われる学園の実習で森を訪れると、不幸にもイレギュラーな凶悪魔物と遭遇してしまう。
リオルを含めたクラスメイト全員は、命の危機に瀕したことにより
、一目散に森から脱出しようと躍起になる。
そんな緊急時にリオルは、普段から自分に苛めを行ってる中心グループに魔法で閉じ込められ、生け贄として置き去りにされた。絶体絶命のピンチ到来だ。
この出来事を皮切りにして、人並みの優しさを持っていた少年――リオル・サーファは豹変することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-06 13:17:21
266726文字
会話率:40%
名門シルヴェスト魔術学院に新しい魔物学の教師がやって来た。
これから始まる楽しい学校生活に胸を躍らせる生徒達。
しかしやって来たのは学院長曰く『ちょっと変わり者』で……
教科書は初日に放棄。
座学のはずなのに校外実習。
魔物との触れ合い、と
いう名のリアル鬼ごっこ。
魔物に愛称を付けるのに生徒の名前はまるで覚えない。
そんな人間<魔物な思考回路の魔物愛好者による楽しい楽しい授業が始まる。
「先生助けてぇえええ…………」
「見ろ、素晴らしい走りだろ?美しい……(魔物が)」
「先生!食べられちゃいましたよ?!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-26 12:00:00
19359文字
会話率:37%
突然不思議な力が宿ってしまったとある少年。
自分ではどうすることも出来ず、少年は苦悩する。
そんな少年の元に、「あなたの力は救えます」と一通の不思議な手紙が寄越される。
最終更新:2013-08-05 21:51:50
1574文字
会話率:22%