都市から排斥された棄民たちの住処、サリエンス・ゼロには死と絶望が病魔のように蔓延している。
十分な食糧も医療体制もなく、本来なら外敵より都市を防衛するために備えられた砲台の多くはその砲口をサリエンス・ゼロに向けていた。
なぜならそこに、守
るべき"人間"は居ないから。
そこに存在するのは都市外に存在する赤い霧のバケモノと同じ、人の形をした"畜生"だから。
逃げ場など、どこにもない隔壁に挟まれた薄汚れた小さな箱庭。そんな場所に、似つかわしくない輝きを放つ白銀の少女が逃げ込んだ。
——全部捨てて、ここではないどこか、遠くの世界に行きたいんだ。誰も、わたしのことを知らない世界に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 14:03:19
8068文字
会話率:42%
証明できること、証明できないこと。
そこに正か負かの基準点は存在できない。
というかもう、通り過ぎている。
最終更新:2025-03-20 02:05:38
495文字
会話率:0%
宇宙ステーションの研究所が凶悪なエイリアンに侵入された。どうしようもなく、閉じ込められて逃げられない研究員。
最終更新:2023-10-29 22:39:06
771文字
会話率:0%
2029年、冬。
少年はこの街が、この世界が嫌いだった……。
ある日、彼の街で鬼獣──野生動物の変異体──が“隔壁”を突破する。それは、このくだらない日常を破砕する始まりの鐘だ。
崩壊してゆく街と人々。ちょっぴり近未来の廃退世界で
、全てが嫌いな少年は己に、世界に何を見出し何をするのか?
友人と北の国サバイバル。鬼獣の力・ビスコスを操る少女との出会い。狂った世界に日常を探す人々。
鬱屈とした日々を暮らす全ての人に捧ぐ物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-16 21:28:55
38365文字
会話率:50%
幻想都市セイレンは隔壁に囲まれた都市である。
隔壁は、世界に蔓延する毒を防ぐためであり、また暴走機甲であるNoahの侵入を防ぐためでもある。隔壁外のNoahの排除を仕事とするハルヒトは、ある日、Noahの中にいた少女を見つける。
そこから多
くの運命が狂わされていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 22:22:54
18946文字
会話率:27%
それが現れたのは地球を『滅亡への一途』へと辿らせる人間達への報復か。
それとも地球外からの侵略か。
どちらにせよ、世界は彼らの出現を許してしまった。
幻の様に現れ、人々の心を喰らう化け物。心魔《ファントム》
奴らに重火器など余り意味を
なさず、生存圏縮小と共に人口も激減し、人類は地球上に点在する非常災害用防護隔壁《シェルター》へと非難を余儀なくされる。
人々は心魔へと対抗するため、限りある備蓄で生きながらえてきた。
そんな備蓄も底が尽きそうなってきた頃、地球各地で点在する生存圏の一つから重要な情報とデータが飛ばされた。
そして人類は初めて心魔への武器を手にする。
心魔から守る力。それらは全て殻と呼ばれた。
敵から身体を守る鎧殻。
敵を殺すことで様々なものを守る装殻。
それらを手にし、始まる『人類』vs『心魔』の長い争いの幕開け。
人類の生存圏を取り戻す戦いが始まり早数年。
未だ、生存圏を拡大できたところはどこにもない。
水面下で力を蓄えた者、表立ってその力を見せびらかしてきた者。
彼らは出会い、成長し、生きていく。
ただ一つの目的、数多くの脅威から仲間や家族を守るために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-11 20:03:45
9051文字
会話率:28%
ときは西暦2103年――72年前の探査機の事故により地球外生命体<デビル>に汚染された世界。人類の98%は死滅し、残された人類はデビルから逃れるため隔壁を築き、その中で暮らしていた。
宇宙探査、AI開発等が規制される中、唯一認められたバ
イオテクノロジー<デビル細胞組織の移植>よって人類はデビルと対抗することのできる巨大な力を得ることができた。
遡ること約一世記前。学校でいじめられ、居場所がないと感じていた高校生<西城翔>は自殺未遂をする。
未来技術で甦り、企業<ユーン社>で働くことになった翔。普段は兵器開発の雑用。緊急時は兵士として未来で暮らす翔。友情、恋、幸せ……それらを未来で始めて手にしたとき、翔は全てを知ってしまう。
現役女子高生が執筆する社会派SF×サスペンス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-20 11:00:00
456文字
会話率:10%
恋って何だろう。
4日間に起こる出来事は
そっと未来を変えていく…
キーワード:
最終更新:2014-07-11 13:00:05
16281文字
会話率:23%
※哲学的描写がかなり入っています。嫌悪感を感じるかもしれません。
仮想世界
・一つの大陸に三勢力。神崇教、反神派、電脳派。外は海だけ。
神崇教以外は決まった領土を持っていない。
・電脳粒子、電脳武器(電脳
粒子を結合させ物質化した物)
・物質精製にはデータが必要。一度実物を造る必要がある。
・基本的に銃(人が持てる大きさなら何でも)
刃物(ナイフから剣まで全般)
投擲物(手榴弾から照明弾などの特殊な物まで)
・シールドボム(盾爆) 範囲は自分の全身分
の三つを電脳印という印があれば無制限、瞬時に精製できる。
・大型装置を使えば文字通り、大型の武器(ミサイル、大砲など)無制限に精製可能。こちらは精製に時間が掛かる。
・電脳人(帰還者、宇宙人)、レーダー能力、赤目
・天使(女性だけ)、聖痕
・神、エデン、絶対女王
・蛇
・フリーダム(掃除屋)
・電脳製造技術、電脳武器とは別物。電脳粒子を使って物を造る。よって資源を必要としない。破損した場合、再度造り直す必要がある。
・ナノポーション
・六面キューブ
・シグナル衛星
・電脳回路
・霊子体 電脳粒子で更生された生物。
・人格強制プログラム 2cm程度の正方形、プログラムされた人格に矯正する。暗示程度で自我が強い者には効果が薄い。
・超3Dメガネ
・竜 試作霊子体 ベラ、風助。
真・世界
・電脳能力 電脳粒子を使った魔法みたいなもの。
・無神教 神すらいない世界、凪。
・解放者 『蛇』
・王剣 超可変式剣
・天敵システム 平和ボケ防止、文明向上
・隔壁 国境
・電脳ローブ 多機能パワードスーツ
・第二世代 新しい幸福(働いて子供産んで死ぬ、以外)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-23 09:00:00
181081文字
会話率:79%
――――俺の住所は、生まれた時から"ソフホーズ"だった。
親によれば、国が20年くらい前に突然建設し、国民数百人を強制収容し、農業に従事させるという食糧供給安定化政策。
その農場がこの大規模農村都市、ソフホーズ。
当初の猛烈な反対運動は、あらゆる特権、恵まれすぎた環境に、一部の人の順応もあって、闇へと消えた。
学校でも教えることなんて簡単な算数と国語に、経済学。あとは体育くらい。
物々しい隔壁で外とは隔絶されていて、外部とのコネクションは東西南北の4つのゲートのみ。
未だに思う。
――――――この政策の本当の理由は何だ?
※メビウスリング掲示板に掲載しているものの転載です。ほぼ改変していません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-28 00:28:40
34147文字
会話率:25%
突如出現した巨大な虫の姿をした捕食者によって、未来人類は滅亡の危機に瀕していた。
相次ぐ焦土作戦によって一面の焦土と化した世界の中、残された人類が唯一生活出来るのは、大きな隔壁によって守られた都市という限られた空間のみ。
そして、物理
兵器の通じない災厄の名を冠した捕食者『ディザスター』に唯一対抗出来るのは、人の姿を借りた機械外郭と呼ばれる機動兵器。
主人公である暢気で子供っぽくどこか頼りない少女ハル・ハルシオンは、その機械外郭の操縦に於ける類稀な才覚を持ちながら、実習中、機械外郭に意識を取り込まれるという不可解な事故に会いトラウマを植え付けられ、その道を閉ざしてしまう。だが大切な人を、引いては自分の第二の故郷となった都市『ルーブルシア』を守るために尽力するという希望を捨て切れないハルは、機械外郭の運営補助部隊への転身を決意する。
そうして迎えた都立学園の卒業式。そして、いよいよハルは、都市軍への配属が決まる日を迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-09 14:00:00
133442文字
会話率:32%
観測ブースで星に祈りを捧げていた艦のアイドル・美世子は、観測ブース勤務に来た女癖の悪い真二に見つかってしまう。真二の嫌がらせから何とか逃げ出せた美世子。そのとばっちりで観測ブースに閉じ込められた真二。その時、デブリ警報が!
最終更新:2012-07-15 01:43:32
1391文字
会話率:38%