「世界は俺の“語り”でできているッ!!」
そんな黒歴史まみれのノートを中学時代に書いてた元・中二病の俺、クロウ。
異世界に転移したら、なぜかその設定がガチで通用する世界だったんだが!?
モブ司書として隠れて生きてたつもりが――
・影の組織を妄想で語ったら、本当に使徒が生まれ
・適当に祠で神をでっちあげたら、黒い光輪が空に出現
・「語り部様……命令を」←は!?お前そのノリやめろや!!
全部俺の妄想だったはずなのに、
この世界、俺の演出(ごっこ遊び)にマジで従ってくるんだが!?
こうして、
・冴えない図書館司書(自称モブ)
・妄想ノートを演出として使う元・中二病
・ついでにやたら忠誠心高い使徒たち
が繰り広げる、勘違いから始まった本格神話改変ファンタジー!
「語っただけだぞ!? なのに神話になったんだが!?!?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:00:00
13079文字
会話率:33%
町や村を巡り歩き、地脈の様々なレベルを扱う技術者がいた。名を高橋直哉。彼は地脈ネットワークのインフラもバックエンドもフロントエンドも、お手のものだった。
地脈とは、各地の魔族たちが家畜人類達の生命などからなる魔素を集めて魔王一族へ送り届
け、魔王一族が魔族向けに整えた魔素を魔族一人一人が受け取る絆のネットワーク。家畜人間たちから生命などの魔素を吸い取って地脈に収めることが祭礼であり、それを司るのが祭司であった。
彼はすこしでも条件の良いところを求めて転職をしさまよい続ける独立の技術者だった。
彼は、秘密があった。
一つは、振り切ったはずの女たちに追いかけまわされていることだった。しかもそれは魔族の女であった林梓晴と、アリサだった。だが、男尊女卑である祭礼の際に、仕事柄、女性を大切にする祭司であるために、惚れる魔族の女たちが増えた。
二つ目は、魔族の支配の下に虐げられている家畜外人類を秘密裏に見出し救い出すことだった。そのような人類は、ついには地脈に接続されて魔素を吸収されてしまう犠牲者だった。
三つ目は、愚かさを身に着けているため、表面的にはわからないのだが、潜在意識の最深部に隠された、なおかつ条件付けされた目標があった。それは魔王を倒すことだった。
そして、彼が真の敵であることを魔王ラーメックも、彼らを陰で操る大魔ルシファーも認識していなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 13:00:00
104572文字
会話率:60%
地上界を震撼させた蛇神崇拝者たちによる陰謀から半年——。
サンナ村に戻り、村外れの小屋でひっそりと暮らすゴルカンの前に、村一番の富豪にして、村の治安維持組織〈黒帽隊(こくぼうたい)〉を陰で操る老人ソルドーと、〈黒帽隊〉隊員が現れる。
ソルド
ーは、ゴルカンに思いがけないことを依頼する……
〈灰色の右手〉の異名を持つ剣士ゴルカンが、新たな謎に立ち向かう。
「蛇神覚醒」続編の中編小説。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 21:56:35
25036文字
会話率:45%
『傘がない』『続・傘がない~下駄の男』『蝉時雨』(短編集「週末、公園のベンチにて」収録)に続く、下駄の男シリーズの第4弾です。
江戸川区にある笠井町。そこで多発する事故死。笠井町周辺を担当エリアとする江戸川南警察署の組織犯罪対策部所属の後
藤刑事は、自分がマークしていた暴力団員やその関係者の謎の事故死を追う中で、不思議な力を持つ男と出会う。
尾上弥太郎と名乗るその男は作務衣に下駄という風貌で自らを「拝み屋」だという。
下駄の男の力を借りて事件の真相に迫った後藤刑事とその部下鳴門刑事。しかし、それは大きな陰謀めいた闇の力の、ごく一部でしかなかった。一つの事件――傘による謎の交通事故の一応の解決をみたあと、笠井町のあるアパートに大量の蝉が発生し、またしても元暴力団員 権田聡が事故死をする。
その裏に隠されていた坂口姉妹の権田への復讐劇にたどり着いた三人であったが、そこに何者か=第三者が関与している可能性を下駄の男は指摘した。
「おそらくは、悪意を持ってこの外法を坂口由紀子に教えたものがおる。ワシはそうにらんでおる」
下駄の男がいう『外法』とは一体何なのか?
そしてその『外法』と使う人物とは?
笠井町を舞台に繰り広げられる奇伝
笠井町を守る刑事=後藤刑事、鳴門刑事
下駄の男=尾上弥太郎
外法を使う符術師=狩野紫明
下駄の男を師匠と慕う書画家=田中太山
笠井町の町に影を落とす闇の塔=東京スカイツリー
闇の塔を見守る猫=団十郎
政界、経済界、そして警察組織ですら陰で操る謎の人物=しわがれた声の主
さらに 短編集『休日、事務所のソファにて』収録の<魔法少女シリーズ>の主人公=魔法少女ミサも登場し、奇想天外な物語が繰り広げられます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-28 13:27:25
102812文字
会話率:58%
魔導石。脆弱な人間族の切り札となる不可思議な石。水・火・風・土をはじめ多様な属性をもち、肉体的能力で劣る人間族にとっては、魔族や魔獣といった凶悪な種族に対する唯一無二の対抗手段である。
人間族の青年エル。ある魔族によって自分の育った村を
滅ぼされ、敗走を余儀なくされた彼の目的はひとつ。村を襲った魔族を殺すこと。その為には力が必要だった。手も足も出なかった魔族に対抗できるだけの絶対ってきな力が。
魔導石を探し求める旅を進める中で仲間と出会うエル。斬馬刀ともいえる大剣を振り回すオルガ、魔導石に関する知識が豊富で法術に長けたセシリア。それぞれの目的を果たすべく行動を共にする3人であったが、次第に魔導石の収集と、エルが標的とする魔族の討伐が共通の目的となっていった。
魔獣や聖獣との戦いを経て、ついにはエルの村を滅ぼした魔族シュクリスの居城へたどりついた3人。感情剥き出し、怒りのままに検を振るうエルと、攻撃補助・防御補助に回るオルガとセシリア。やがて追い込まれ劣勢に陥るエル。その戦いの行く末は。そっしてシュクリスを陰で操るものとは。
シュクリスとの戦いから1年。エル、オルガ、セシリアの3人に、有翼人リリト族のクリアンカを加えた一行。4人は各地で暴れる守護獣(ガーディアン)、かつて人間族が創り出した対魔族用兵器の討伐に乗り出した。ガーディアンを寄せ付けないまでの強さを見せる4人。大きな被害もなく順調に戦いを進めていく中、オルガの当初からの目的であるファラム・ランサに辿り着いた。人間族と魔族が共に暮らす世界とは一体。
そして大魔天使フォルテナとの死闘。クリアンカの育ての親と剣を交える4人。動揺を隠せないクリアンカと殺意のみで動くフォルテナ。圧倒的破壊力で4人に襲いかかる大魔天使に対抗する手段は。そして戦いの末に各々が選んだ道とは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-19 09:23:27
261733文字
会話率:32%
高校三年間、ずっと好きだった君が遠くへ行ってしまう。俺にはやり残した事があった。君に会わなければならない。そして君のもとへ自転車を走らせる俺は、予想もしなかった事態へ巻き込まれていった。意識を失い改造人間にされ、謎の女に妄想めいた話を聞か
される。陰謀。秘密組織。世界を陰で操る男。そして、あの子がいずれ世界の支配者になる? どこまでが真実なのか。正義とは。悪とは。世界の真理とは。なにもわからないまま、俺はあの子を守り抜く為に命を懸けて戦う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-01 20:00:00
59168文字
会話率:26%