異世界に来たピオミル。
とんだ最低最悪な村に行きつき囚われた。
毎日自身の能力で凄い札を作っては買い叩かれて摂取され、心も体も疲弊しボロボロ。
ある日、自分のような子供が倒れていると見にいく。
子供は引き取ることにしたものの、自分を警戒し村
の状況を知るや己に対して村人達に復讐しろと、こちらの心を揺さぶる。
そんなことができるのならばとっくにやっているが、こっちは異世界人だし一般人だったのだ。
無理に決まってる。
首を振っている間に子供の秘密に触れて、無理矢理全てを進行されていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 07:00:00
4655文字
会話率:31%
乙女ゲームの悪役令嬢である公爵令嬢カロリーナ・シュタールに転生した主人公。
だけど、元はといえば都会が苦手な港町生まれの田舎娘。しかも、まったくの生まれたての赤ん坊に転生してしまったため、公爵令嬢としての記憶も経験もなく、アイデンティティ
は完全に日本の田舎娘。
高慢で横暴で他を圧倒する美貌で学園に君臨する悪役令嬢……に、育つ訳もなく当たり障りのない〈ふつうの令嬢〉として、乙女ゲームの舞台であった王立学園へと進学。
ゲームでカロリーナが強引に婚約者にしていた第2王子とも「ちょっといい感じ」程度で特に進展はなし。当然、断罪イベントもなく、都会が苦手なので亡き母の遺してくれた辺境の領地に移住する日を夢見て過ごし、無事卒業。
ところが母の愛したミカン畑が、安く買い叩かれて廃業の危機!? 途方にくれたけど、目のまえには海。それも、天然の良港! 一念発起して、港湾開発と海上交易へと乗り出してゆく!!
乙女ゲームの世界を舞台に、原作ストーリー無視で商才を開花させるけど、恋はちょっと苦手。
なのに、グイグイくる軽薄男爵との軽い会話なら逆にいける!
という不器用な主人公がおりなす、読み味軽快なサクセス&異世界恋愛ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 18:20:00
144459文字
会話率:43%
孤児のスーリはマクラムという組紐細工を作り、隊商の行き交うオアシス村の外れで細々と暮らしていた。
スーリのマクラムは民芸品屋を営むゾヤおばさんの店で売られていたが、やがてそれをラクダのたてがみに結んでおくと、砂漠をゆく道中で危険な目に合わな
いと評判になる。
だがマクラムの作者はスーリではなくゾヤおばさんの娘のサミラだとされて、みすぼらしいスーリは作品を買い叩かれる日々が続いていた。
そんなある日、スーリの小屋に血塗れの男が現れて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 11:14:26
11406文字
会話率:54%
ファンタジーRPGでお金を貯めてやっと買った武器。しばらく使って買い替えしようと武器屋に持っていくと、信じられない値段で安く買い叩かれた経験は誰もがあるだろう。
(5000Gもした『はがねのつるぎ』が50Gってマジかよ!)
ブランド品
買い取り店に勤める青年、伊勢崎右京は、ある時、客の持ち込んだ宝石を鑑定中にその不思議な力でそんな異世界に飛ばされてしまった。
その世界で右京は得意の鑑定能力を使って、武器の買取ショップ「伊勢崎ウェポンディーラーズ」を始める。相棒の使い魔「ゲロ子」と共に適正な値段で冒険者から武器を買取り、それに付加価値を付けて高く売って儲ける商売を始めたのだ。
これは武器にまつわる様々な人間模様を描くファンタジーな商売物語。強気だけど、もじもじしちゃう女戦士、清楚な神官娘、無敵のバンパイア娘、器用なハーフエルフ娘にヤンデレバルキリー、無能なお姫様とどこか変なヒロインたちと協力しながら今日も商売に励む。(儲かったでゲロ)
H28 3/25 第10回HJ文庫大賞でHJノベルス賞受賞しました。
10/22 HJノベルスから発売です。
※書籍化に伴い、キャラの容姿の変更を最小限ですが行います。その場合は活動報告でお知らせします。
また、キャラ紹介ページを増設します。
9月10日(土)伊勢崎右京 キャラデザイン公開
9月17日(土)霧子・ディートリッヒ(キル子) キャラデザイン公開
9月21日(水)ホーリー・イルラーシャ キャラデザイン公開
9月24日(土)ネイ・バロー キャラデザイン公開
10月1日(土)ゲロ子 キャラデザイン公開
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-22 23:00:00
1289909文字
会話率:56%
ある求人情報をもとに、メーカー指定運送会社の契約ドライバーになった稲田久志。その日に連絡を受け、業務仕様通りにトラックを運転し、指定の倉庫に家電品を運ぶ、そんな深夜労働である。倉庫の主は清水仲道と言った。久志に気安く接するが、倉庫の中に通
すことはなかった。ある夜、巡回中の警官からトラック襲撃事件の話を聞き、久志はあるアイデアを得る。それは業務仕様にある「検閲」の実態を知るために思いついたものだった。折しもその夜、久志は倉庫に入る機会を得、外箱に不自然な凹みがある家電品が置かれているのを見る。思いついた仕掛けは早速三日後に試されることになる。
三日後、久志はいつもより三十分早い検閲と納品の指示を受けていた。卸売を受け持つ倉庫では買い付けも行われる。この日はその買い付けに立ち会う名目で久志は呼ばれたのだった。豊川勢至と名乗る買付人は曰く付き品の専門。それらを買い叩くように取引を進めていく。不正ではないが、久志の疑問は大きくなる。自身の運転で生じた不具合ではないことを示す必要もあるが、清水が買い叩かれずに済ませるためにも重要だ。しかしながら、仕掛けによって得られた証拠は不十分な結果に終わった。
久志は再度仕掛けをセットし、業務に臨むが、その日の検閲では不審な動きは確認できず、空振りとなる。だが、収穫はあった。
先のパトロールで会った女性刑事、森下若葉は襲撃事件の真相を追っていた。久志はそれに乗る形で、証拠の獲得に万全を期す。台風が近づく夜。業務を終えた久志はトラック車庫に戻り、仕掛けを確かめようとするが、何者かによってすでに見破られてしまっていた。すると、記録済みの証拠を取り戻そうと、見覚えのある車とともに男が現れた。事態は一気に緊迫する。
久志がこの仕事に就いたきっかけ、二年前の台風の夜の事件、そして真の黒幕とその隠された理由などがこの嵐の夜に明らかになっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-30 22:15:19
15018文字
会話率:62%