異世界に来たピオミル。
とんだ最低最悪な村に行きつき囚われた。
毎日自身の能力で凄い札を作っては買い叩かれて摂取され、心も体も疲弊しボロボロ。
ある日、自分のような子供が倒れていると見にいく。
子供は引き取ることにしたものの、自分を警戒し村
の状況を知るや己に対して村人達に復讐しろと、こちらの心を揺さぶる。
そんなことができるのならばとっくにやっているが、こっちは異世界人だし一般人だったのだ。
無理に決まってる。
首を振っている間に子供の秘密に触れて、無理矢理全てを進行されていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 07:00:00
4655文字
会話率:31%
『霊術』、それは世界に当たり前のように存在する、異能。
誰しもが持つ、一人一つの固有能力である『霊能力』と、霊能力を分析し、その能力を霊符に込めることで誰しもがその力を使えるように昇華された技術『媒体霊術』、その2つをまとめて『霊術』と呼ぶ
。
『霊術』は武力としてだけでなく、生活の一部として使われるほど世に定着していた。
そんな世界で、霊術界の権化であり頂点『水無月家』に産まれた少年、水無月 祐。
彼は平和が好きだった。
誰しもが、権力に怯えず過ごせるように。
誰しもが、心を寄せ合い笑えるように。
そんな世界を目指していた。
だが………彼は、ある日を境に全てを失った。
家族、級友、富、名誉。
命以外の全てを奪われたその少年は世界に失望し、心を閉ざした。
『平和こそ人生の極地』
世界の「平和」を志すために、自身の胸に刻んだその言葉はいつしか、「孤独」であることを肯定するための自己擁護となっていた。
だけど、彼はそれでも、人が好きだった。
人と触れ合いたい。
笑い合いたい。
いつしかの記憶がそう呼びかけるが、自らが抱える「孤独」が、それを阻む。
「孤独」と「平和」の矛盾を抱え、少しずつ心に傷を負いながら、それでも何も無いフリをして生きていく日々。
そんなある日、彼は唯一この世に存在する友人「神崎 恭也」に、入学するはずなかった高校へ無理矢理連行される。
そこは霊術士を育てるための高校とは名ばかりの養成所である『月園高校』。
平和と同時に霊術士としての道を捨てた彼にとって、そこは自身の存在が許されない場所だった。
元「権力者」である彼を周りは否定し、悪態と誣言が飛び交う。
そして………………そんな、否応なく導かれた地で彼は、ある少女に出会った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 19:48:28
227938文字
会話率:38%
楠 彩莉は高校の帰り際、自分の想い人である幼馴染に告白するが、突如どこからか怪人が現れた!
その怪人から想い人を庇った結果、彩莉は銃で撃たれて死亡してしまう。
しかし、死んだはずなのに目が覚めて意識を取り戻すと、そこは宇宙海賊の宇宙船。その
上、自分は宇宙海賊の動く鎧の怪人になっていた。
宇宙海賊の事情を聞き、日本の偉い人になんとか会い、説得しようと思った彩莉は地球に降り立ったが警察沙汰に。
警官は彼を掴んで無理矢理連行しようとするが、理不尽な理由だと感じた彩莉は手を振りほどこうとした。
だがその瞬間、怪人となった彩莉の力によって警官がビルまで吹っ飛び、現場はパニック状態になってしまう。
その事態に現れたのは、地球を侵略しようとする異星人から地球を守るために戦う特殊部隊"ガーディアンズ"。
その中には、彩莉が告白したあの幼馴染もいて……
※この作品はフィクションです。実際の人物、団体、事件とは一切関係ありません。
⚪︎ タイトルは「怪人アイディアル」です。よろしくお願いします。
⚪︎ 主人公が怪人というのもあり、人に対して強い言葉(暴言など)が描かれるかもしれません。ご了承ください。
⚪︎ 拙い文章の上、突っ込みどころもあるかと思いますが、ご容赦を。
⚪︎旧題: vs Heroes 〜ヒーローに倒されるであろう敵怪人に転生したら、人間から痛い目にあわされたから怪人として生きる話〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 18:30:35
289644文字
会話率:45%
戦後間もなく、東京周辺三十三カ所に突如出現した異空間。
〈こちら〉とは全く違う法則に支配された場所に繋がる「そこ」は〈不可知領域〉と命名され、いつしか〈迷宮〉と通称されるようになる。
それから半世紀以上が過ぎた現在、〈迷宮〉はレアな物質を
採取するための場所として認知され、東京という都市の風景にすっかりとけ込んでいた。
それら〈迷宮〉に挑む探索者たちは、一攫千金を狙う者か、それともなんらかの理由で一般社会から弾かれた訳ありか。
とにかく、まともな人間が迷宮に入る例は少なかった。
今日もまた、中学時代に不登校になって以来、長らく自宅に引き込んで無為無産な生活を営んでいた少年が、家族に無理矢理連行されて、迷宮前に捨てられ、もはや帰る自宅はないと宣言される。
生き残るために、少年は否応なく迷宮の中に身を投じた。
「カクヨム」、「セルバンテス」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-20 20:00:00
96554文字
会話率:19%