開国間もない日本。
横濱の外国院居留地には、とある仕立て屋があった。
亡き母から受け継いだ店を切り盛りするのは、若い女主人。
刺繍の名人と評判の彼女が仕立てるドレスは、西洋のご婦人ばかりか洋装を始めた日本のご婦人達の間でも噂になっている。
そんな彼女の元には、異国人の少女によって時折『訳あり』な注文が持ち込まれる。
そして女主人は、古い裁縫箱に向かってこうささやく。
「さあさ、一緒に踊りましょう」と……。
※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 19:01:34
21557文字
会話率:14%
とある裁縫箱の中の秘密について。
最終更新:2025-04-21 01:04:59
227文字
会話率:0%
箱らしくない箱。
収納するためではなく、跳躍するためにつくられた箱。
とび箱は、箱らしくない自分に悩みを抱えていた。
最終更新:2022-02-21 18:08:03
493文字
会話率:0%
志垣(しがき)アリアは自分を受け入れたただ、一人の人物である遊休紗英(ゆうきゅう さえ)と別れる日がやってきた。紗英はアリアにハートの絵柄が印象的な裁縫箱を贈った。その裁縫箱がいつか、二人の再会を導く目印になると信じた。
だが、アリアは
同じ八歳の女の子 霜澤秋(しもざわ あき)に殺されてしまった。火傷を負った秋を助けようとしたのに彼女は殺されてしまったのだ。アリアの持っていた裁縫箱を駆使してアリアの皮膚を身体中に貼って、金髪の髪をカツラにして被った。何処から眺めても少女の身体には火傷の跡などなかった。
出逢い――――死が出逢い――――死を呼ぶ。
衝撃のグロ小説。醜悪な美は千の落ち葉を散らす。
醜美千秋(しゅうびせんしゅう)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-11 10:13:35
102357文字
会話率:46%