地球を飛び出し、銀河系のいたるところに拡散して生息域を広げ、離合集散・栄枯盛衰・切磋琢磨を繰り返した末に、全銀河・全人類を包含した統一政体のもと、恒久平和を実現するに至った人類の、一万年にも及ぶ、大樹のごとき歩みの経脈-それが、銀河戦国史
です。
その大樹よりこぼれ落ちた一葉の物語が、エリス少年のもとに舞い込みます。彼は、恒久平和実現後の銀河系で暮らす、歴史好きの少年です。今日も彼は、一葉の物語に乗って、遥かなる歴史の探索に乗り出すでしょう。
さあ!あなたも、銀河系を股にかけた全人類史という壮大な歴史叙事詩の1ページを、エリス少年と一緒に垣間見るべく、遥かなる時空へと旅立とうではありませんか!
今回少年が垣間見るのは、銀河史中世の出来事です。
漂泊者、とよばれる男が登場します。全ての勢力から疎外され、頼るものも無く孤独に、流転と放浪に生きることを宿命づけられた男です。
権力者や富豪に、踊りや楽器の演奏を披露したり、美味珍味を振舞ったり、名品珍品をプレゼントしたり、といったことで暮らしをたてているのですが、一方で、実は、国家の命運を陰からあやつり、もてあそんでいた・・・・・・?
真実なのか、フェイクなのか、そんなことを、金で買った女の前で豪語する漂泊の男の姿を、未来宇宙を舞台に描いています。
全5話の、超短編です。40字原稿換算で、たったの50ページ程度しかありません。しかも、大半が会話文。さらっと読めてしまえると思うので、気軽に覗いてみて欲しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 17:00:00
18978文字
会話率:22%
両親を事故で亡くし、伯父の伯爵家へ引き取られたディートは、聖女候補である従姉のアンネ以外に伯爵家から聖女はいらないと、男として生きるよう言い渡された。それからアンネを引き立たせるためだけに生きてきたが、努力も虚しく惨めに虐げられる毎日を送っ
ていた。
ついにアンネは聖女候補として神殿に見出されるが、出来の悪いアンネのために女に戻って一緒に神殿へ行き、アンネの分まで力を尽くせと言われ、引き取られてから初めて自分のために行動した。
それは伯爵家を出ることだった。
男と書かれたままの身分証を握りしめ、王都へ出て待遇の良い騎士団の事務を希望して試験を受けると、何故か面接をした騎士団長に実働部隊へ引き入れられてしまった。
動かない表情から「永久凍土の君」と陰で呼ばれる団長をサポートしながら、隊の中で一生懸命に生きるうちに、次第に国の英雄と讃えられる団長から向けられる視線や言葉に戸惑って……。
無表情男装令嬢と、コミュ障騎士団長の物語です。
最初主人公はそれなりに虐げられています。
ざまあしますが、どぎつい表現は避けたいと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-15 00:00:00
96540文字
会話率:26%
とある少年ニルスは悪運の女神に祝福され、生まれてまもなく呪いの剣を授けられることとなる。
呪いから与えられる苦痛に耐えながら、それでも彼は旅に出ることを決断する。
旅先で出会った少女と懇意になりながらも、彼を取り巻く悪意は絶えず、残酷な運命
に振り回されるばかり。
それでも彼が受けた呪いの力、その理不尽ながらも強大な力で困難を迎え討ち、化け物と称されながらも僅かな希望へと縋り付く。
決して自分自身を見失うことなく、苦難を与える呪いさえも踏み台にし突き進む彼の結末は、如何に。
これは運命さえも呪われたニルスが、度重なる不遇に見舞われながらも這い上がってゆく、理不尽を呪う物語である。
※拙作は小説投稿サイト「ハーメルン」様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 16:00:00
236078文字
会話率:49%
男爵令嬢ベルティナは、現在家族と離れて侯爵家で生活をしている。その家の侯爵令嬢セリナージェとは大の仲良しだ。二人は16歳になり貴族の学園へ通うこととなった。
3年生になる年の春休み、王都で遊んでいたベルティナとセリナージェは、3人の男の子
と出会う。隣国から来た男の子たちと交流を深めていくベルティナとセリナージェだった。
ベルティナは、侯爵家での生活に幸せを感じている。その幸せはいつまで続くのか。いや、まずその幸せは誰から与えられたものなのか。
ベルティナが心の傷と向き合う時が迫ってくる。
完結いたしました。
ご感想、評価よろしくお願いします。
\(^o^)/
300ポイント突破しました!ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 08:33:43
106577文字
会話率:44%
ランレーリオとロゼリンダは、生まれたときから婚約していた。二人にとって、近くにいることは、当然のことだった。
しかし、国王陛下の命令と策略で婚約は破棄され、ロゼリンダは他国へ嫁ぐことになった。
嫁ぐことになったはずだった。国王陛下の傍若に
より、それもなくなった。
残ったのは、ロゼリンダに対する醜聞だけだった。
ロゼリンダと身分の合う男性は数が少なく、ロゼリンダの醜聞も合わさって、ロゼリンダは未だに婚約者がいない。
そんなとき、隣国から留学生がやってきた。その留学生は、公爵令息で、ロゼリンダとの身分はピッタリだった。
『虐げられた男爵令嬢はお隣さんと幸せになる』に登場しました、ランレーリオとロゼリンダのお話です。
毎日、午前中に更新中!
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 08:39:53
46746文字
会話率:35%