いにしえの昔。人々が暮らす唯一の小さな大陸には、五つの里が存在していた。
北方の【雪満里(ゆきみつさと)】、南方の【花散里(はなちるさと)】、西方の【風舞里(かぜまうさと)】、東方の【星降里(ほしふるさと)】、そして、大陸中央部にある【月輝
里(つきかぐさと)】である。
そこにはおのおの一人の【巫女姫(みこひめ)】と呼ばれる、天神地祇を統べる存在がおり、彼女らの神託やお告げによる祭政一致の政治が行われていた。
【巫女姫】は神が純潔の少女にのみ与えし宿命である。
選ばれた乙女には、十五歳の誕生日までに、身体の一部に【聖紋】と呼ばれる不思議な紋章が表れる。それがすなわち、国家を背負うことを宿命づけられた【巫女姫】となる証だった。
花散里の聖都【散花(さんか)】に暮らす少女・淡雪(あわゆき)は、新たな巫女姫・真珠(しんじゅ)が立つ儀式である【誓願の儀】の朝から、奇妙な胸騒ぎに襲われていた。
住まいである孤児院で水まきをしていたところ、不審者に腕を取られ、草蔭に拘束される。
侵入者の正体は、星降里の巫女姫を殺害した大罪人として指名手配されている、藍晶(らんしょう)だった。
その瞬間、彼が手にしていた青い勾玉に反応し、淡雪の胸元に巫女姫の証である【聖紋】がなぜか浮かび上がる。
花散里には新たな巫女姫がいるはずなのに、なぜ……?
巫女姫と五つの里を巻き込んだ、淡雪たちの冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 12:00:00
30178文字
会話率:34%
咲野花(さやか)は、いつも上から目線で正論を言う双子の姉、花散里(かざり)が嫌いだった。それなのに姉は彼女を「守る」と言って消えてしまった――。
大学に進学した咲野花が見た黒い子供の影。それによって彼女の日常は非日常へと変わる。
どうして姉
は消えてしまったのか? その真相に辿り着いたとき咲野花は――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 02:15:17
9934文字
会話率:22%
明治時代に短歌や俳句に導入されたとされる「写生」の精神を、「観照」と言葉は違うものの、「写生」の600年前には既に実践していたと言える和歌の一派があった。それが京極為兼率いる「京極派」である。
――ということを知って以来、現代語の関連書籍
や関連和歌集などをコツコツと読んで参りましたが、遂に京極派のバイブルともいえる『為兼卿和歌抄』を真剣に読んでみようと決意しました。
全130話を予定しています。
卒論(通信)の方は最愛の花散里について書くつもりなので、完全に趣味です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 11:00:00
289788文字
会話率:2%
女の子が好きなもの。おやつ、噂話、好きな人。お喋りに興じている間だけは忘れていられる。自分たちがどれだけ不確かで危うい存在であるかを。
1000年前の源氏物語の世界。繰り広げられているのは主人公の光を取り合う熾烈なな争い!?いえいえ、女
の子たちはもっと強かです。そんなヒロインたちの女子会をすこし覗いてはみませんか?
古典の教科書でお馴染み、不美人代表【末摘花】。マイナーだけどコアなファンが多い、こちらも不美人【花散里】。
そんな2人のお喋りをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 05:10:57
1966文字
会話率:53%
源氏物語の中で私のお気に入りのキャラクターについて書いた文章。
さきの男性編に続いて女性編です。
最終更新:2018-12-27 06:26:15
1678文字
会話率:3%
この歌を、僕は知っている。
最終更新:2017-01-20 17:34:38
19385文字
会話率:45%
私はいつだって花散里のような凜とした女性が好きだと言う様な、一巻の絵巻物のような感情に支配されていた。
最終更新:2016-04-04 10:35:14
1147文字
会話率:0%
とある学校に通う、笑顔のきれいな少女。
家はお金持ちで、友達もたくさんいて、威張ったりもしない魅力的なお嬢様。
でも……彼女にはたった一つの、大きな欠点があるという。
『彼女の周りでは、人がよく死ぬ』のだとか……
(直接的な流血
表現などは少ないですが、死亡シーンが出るので注意してください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-23 22:50:03
27590文字
会話率:47%
FBとブログ「風わたる丘」に投稿しています。
花散里中学の惨劇。そのあっと驚く結末は。
最終更新:2015-06-01 17:13:01
6901文字
会話率:31%
FBとブログ「風わたる丘」に投稿しました。
二階堂校長のいる花散里中学でおこる怪事件。その顛末は
最終更新:2015-05-30 07:19:52
1179文字
会話率:14%
恋に破れ傷ついたお姫様の心を癒すのは、仮初の王子様。失恋した時の悲しみはいっそう深く、女の子は等しく悲劇のヒロインと化す。
最終更新:2012-12-12 04:26:08
3007文字
会話率:37%
オレこと藤宮光治は神に嫌われている。
全てが変わったあの夏の日、オレは妹を護るため、ある決意をした。
殺し屋になる、とーー…
その上で出合っていく少女たち。彼女たちの暗闇に、光治は光を灯すことができるのか!?これは、オレと『華』の少
女たちの物語ーー
※思いつきで書いた小説です!若干の残酷描写は含むと思いますが、それでもおk!ならば是非読んでみてください!! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-11 23:00:00
9052文字
会話率:45%
これは、恋を諦めきれない女の話・・・。
最終更新:2012-01-15 22:53:54
473文字
会話率:0%
おもちゃの兵隊のお話。
最終更新:2012-01-03 22:54:21
293文字
会話率:0%
童話、昔話に関する詩を集めました。
小さいころを思い出しながらお読みください。
最終更新:2011-10-16 22:52:51
460文字
会話率:0%
中学二年五月。美少女とは言いがたい容貌だが、小学時代は愛嬌と性格のよさでクラス男子を悩殺してきた奈良岡彰子。ひょんなきっかけからクラスの王子様、南雲くんから想いを告げられてしまう。幼なじみの男子ふたりもからみ、彰子争奪戦は激しさを増していく
……。青潟大学附属シリーズ第八作/自サイトに同内容をアップし、「バブー」さんにDLできるよう預けてあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-20 00:18:08
138458文字
会話率:44%
中学三年、修学旅行前日から。南雲秋世の物語です。心底惚れぬいた「花散里の君」こと奈良岡彰子への想いは一年経った今も今だ衰えを知らないまま。全校誰も知らぬものがない甘い恋人同士と想われているけれども、本当のところを誰も知らない。今だ、夏木宗た
ち「花散里の君親衛隊」たる彼らと同盟を結んでいることとか、まだ目覚めぬ性格良すぎる姫君へのいらだちとか、いろいろと悩める問題はてんこもりだった。修学旅行前に、秋世は夏木に呼び出される。「いいか、彰子のうちはいまとんでもないことになってるんだからな。青大附中ではお前があいつを守れ!」彰子を巡る少年たちとの繋がり、そして秋世の家庭に秘められた信じがたい事実……自サイトに同内容をアップしてあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-17 22:36:05
267704文字
会話率:44%