アイザックはA級の冒険者である。元は貴族家の生まれだが、優秀な兄たちと比較され「要らないもの」とされた。成人と共に家を出て、死をも恐れぬ無謀な戦い方で武功を立てる。
一生を遊んで暮らせる報酬を得て、三十代も半ばを過ぎた今では指名を受け
た時にだけ出張る気ままな一人暮らしだ。
そんな日々の中、とある依頼で出掛けた森の奥。出会ったのは、蜘蛛の巣の罠に掛かって磔にされている美しい少女、サンビタリア。
「──お主の働きはなかなか良いものであったぞ」
やたらと偉そうな口調で話す彼女もどうやら訳ありの様で、たまに見せる不安気な表情はアイザックの庇護欲を大いに掻き立てる。
どこかが欠けたふたりが偶然に出会い、共に過ごす時間で足りなかった何かを埋めていく。
結局のところ、初めて自分の腕の中に彼女を捕まえた瞬間から離す気のなかったくたびれおじさんと、閉鎖的な故郷の暮らしに耐えきれなかった逃亡エルフのほのぼのラブストーリー。
【この作品はさらさらしるな様主催 #匿名年の差カップル企画 参加作品であり、『連載の冒頭』という前提で書いた作品を連載版として加筆・修正を加えたものです】
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最終更新:2024-12-21 08:30:20
100114文字
会話率:53%
特に思い残すことなく家族に囲まれて生涯を終えたはずが・・神様の気まぐれで異世界に転移することになった一人の女性の物語。
勇者でも英雄でもなく異世界中を旅行して行くことを目標にしています。
ご都合主義やチートな部分もありますが、基本はゆっく
りと成長する物語。
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その日一人の女性が人生を終えた。
平凡だったけど孫の顔も見れたし思い残すこともない。
若くに子供を産んで、重圧に耐えきれなかった夫が早くに逃げ出したので苦労も多かった。
でも、どんな時でも子供達と協力して乗り切った。
ずっと誰かの為に生きてきたが、後悔はしていない。
誰かに見守られて人生を終えることができる。
50代で少し早かったけれど私はとても幸せだった。
ありがとう。
ただ・・もし、次に生まれ変われるなら・・
少しは自由に生きてみたい・・
時間と若さとはとても贅沢なことだ・・
気づいた時にはあっという間に過ぎている・・
もしも・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 19:13:27
249727文字
会話率:30%
魔法研究員のエティエと近衛騎士のラズローは幼馴染。
エティエはずっとラズローを想い続けているのに、近ごろは顔を合わせるとケンカばかりしてしまう。
そんなふたりが転移魔法の事故で極寒の雪山に放り出された結果、力を合わせて生還を試みたり長年の募
る想いをたしかめ合ったりイチャついたりする話。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。
※ラズローの理性が耐えきれなかったR18版をムーンライトノベルズに掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 21:19:18
16130文字
会話率:40%
7年間連れ添った最愛の婚約者であるジルベールの目の前で、コレットの体重に耐えきれなかったハイヒールの踵は、無残にもまっぷたつに折れた。
ことを重大にとらえた彼女は、意を決してダイエットに励む。オフシーズンに領地に籠り見違えるほどの変貌を遂げ
たのだが――
時すでに遅く、舞踏会シーズン初めに婚約者のジルベールの浮気現場に遭遇してしまい、7年越しの婚約はあっさりと解消されてしまったのだった。
やけ食いによるリバウンド!
友人からの叱咤激励!
新しい恋の予感!
翻弄されるコレットの舞踏会シーズンが今はじまる?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 07:00:00
105212文字
会話率:43%
マッチ売りの少女は、寒空の下、父に命じられるままにマッチを売っていた。しかしマッチは売れず、寒さに耐えきれなかった彼女は、マッチに火を灯し人生最後の暖を取る。そんな中マッチの火の中に祖母の姿を見た少女は、祖母の幸せになりなさいという最期の約
束を思い出す。
祖母に胸を張って会えるよう、少女は最後の力を振り絞り、もう一度だけマッチを売りに行くつもりが、うっかり自分を売ってしまった。
そんなマッチ売りの少女が幸せで買われる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 13:11:34
6218文字
会話率:38%
小学校から僕は、友達ができたこともない。もちろん中学と高校もである。
普段は読書と勉強だけをしている。やることはそれしかない。
友達と一緒にマックに行ってポテトを分けながら食べたりしたことはない。集合写真も毎回は端っこのほうでした。
学校は毎日が退屈で、楽しい思い出など一回もなかった。青春の一つも体験せずに卒業をした。
勉強しかしてこなかったので、大学はそれなりのところに行った。時間を一個のことにしか集中してやってるのだから当たり前の結果だ。
大学でデビューしてやると考えたが、結果は変わらなかった。
人間はそれほど簡単には変われないのだろう。
そこからの生活は、高校時代と変わらなかった。日々の講義を受け、勉強するだけの人生。退屈であった。
卒業後は、半年をかけ過酷な新人社員の入社試験に合格し働いた。だが、そこからの仕事は大変で、人とのコミュニケーションができない僕は、周りからの目線などの理由からやめてしまった。石の上にも三年と言う言葉があるのだが、僕には耐えきれなかった。
何もかもがダメな僕は、社会から逃げるために、実家に帰った。そこからは、自由な生活になった。両親は何も言ってこないけど、昔から面倒をかけていたのでこれ以上はと考えた僕は、自ら家を出て行った。帰り道で、幼稚園の頃の男友達(蒼)と出会った。そして、彼は、住む場所を提供してくれた。
社長している蒼はブログの開発をしていた。そのサービスの感想を聞かせてほしいとのことなので、ブログを書き始める。
記事の内容は、蒼を女性の役にして僕と恋愛するストーリー。
そこから、小説を書くことになって、HJ文庫小説賞に応募をした。
ある日、小説のストーリーはフィクションではなく、本当に女性だったと気づく。
そこから、恋愛に発展する、そんな陰キャの人生を描いたストーリです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-20 09:34:57
62394文字
会話率:19%
仕方なく向かった廃ビルで、何故か味方同士のはずの魔法少女が壮絶な殺し合いをしていた。
「やめて!! 味方同士で喧嘩しないでちょうだい!!」
「お、落ち着くんだな二人とも……!」
魔法少女のパートナーである妖精たちがおろおろとしながら
魔法少女達を説得しようとしているが、魔法少女達は一向に気に留めず完全に二人の世界で殺し合いを続行しているようだ。
それだけなら「おおう仲間割れか? 漁夫の利狙うか?」と思うだけで済んだ。
だけどそれでは済まなかった、何故かというと……
なんか色々とやかましく罵り合いながら殺し合ってる魔法少女がどちらも少年であった上に、自分の元カレと今カレだったからだ。
流石にその場で膝から崩れ落ちた、メンタルには自信があったのだけど流石に耐えきれなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 20:12:04
6895文字
会話率:66%
ドアの向こうにある恐怖。何か居るかも、何かあるかも、そんな不安があればあるほど、ドアは恐ろしく感じられる。日常に潜む恐怖、それに耐えられなかった時に人は何を見るのか。という小さい男の子の話。
最終更新:2020-09-19 17:46:15
5034文字
会話率:40%
ねぇ、なんでボクにはリオウみたいな尻尾が無いの?ナオみたいな耳が無いの?
今までの違和感を初めて口にした日、世界が壊れた。
分かっていた。分かっていたから、耐えきれなかった。
それから、3年後、予想だにしなかったことが起きる。
それを機に
、二人の子供達の世界は広がっていく。
これは、狐になりたい男の子が、兄弟と一緒に、広い世界に旅立っていく話。
※この作品はボーイズラブ要素を含みます。
苦手、嫌い、と言う方は読まないことをお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-27 17:00:00
2115文字
会話率:58%
純朴で気の弱い青年に突然襲ってきた悲劇、苦しくて苦しくて耐えきれなかった結果、選んだ道は・・・
人の道であった。
最終更新:2017-10-20 00:00:00
63506文字
会話率:54%
誰にも知られず消えていく。
そうして消えていく人々は、悪魔見習いとなって、また新たな生を歩んでいく。
という建前。
本音は、カッコイイ題名(中2的?)思いついて耐えきれなかったから………そんな作品ですがよろしくお願いします。
最終更新:2014-09-20 20:44:03
454文字
会話率:0%
苦参(くらら)は、同級のひどく女々しい男子・夜鷹(よたか)のことが大嫌いだった。
夜鷹の、人に媚びへつらい、自分の意思のない様子に吐き気がしていた。苦参はそれにどうしても耐えきれなかったので、夜鷹を避けて過ごしていた。しかしある日、配膳係と
なった苦参は夜鷹に媚びた笑みを向けられる。そのとき、苦参自身も気づかなかったどろどろとした溶岩が頭の隅で湧き出るのを感じた――。
苦参と夜鷹による薄暗い青春恋愛小説です。やや暴力表現あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-23 12:31:27
7806文字
会話率:38%
少年は生まれた時から『強者』だった。
そうでなければならなかった。
耐えきれなかった少年ナキは、全てを捨てて旅にでたのだった。
最終更新:2014-05-09 16:38:51
1509文字
会話率:16%
代々日本舞踊で栄えていた百目鬼家。百目鬼八代は、舞台の練習中事故を起こし、足が悪くなっていた。道端で倒れ、蹲っていたところに霞森蒼と香田紫穂という高校生が通りかかる。そこで蒼は、八代の弟や家に仕えている家来たちに仲良くしてやってくれ、と頼ま
れてしまう。八代は昔、親友に裏切られ、かなり心を閉ざした部分があるという。弟の話によると親友は、八代の執着心に耐えきれなかったらしい。蒼はそれでも構わないと思い、八代と友達になろうと試みる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-08 16:21:43
453文字
会話率:50%
とある高校で廃部寸前だった下位文化研究部、通称“サブカル部”。
ギャンブラーの部長のダイチを筆頭に肥満体で読書家のジュン、侍を愛してやまないアメリカ人のジャック、オカルト趣味があるチホ。
しかしその性質ゆえ、生徒や教師からあまり良い印象がな
く、部員は教室で虐げられる存在になった。陰湿なそれに耐えきれなかったジュンやチホは次第に出席が少なくなる。
そんな状況を打開すべく、部長はある決意を……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-07 22:19:39
10529文字
会話率:46%