「負けてるわっ!」
そんな叫び声を上げて崩れ落ちたのはヒロイン、ルーチェ・ソヴァール。
そこにはヒロイン、悪役令嬢、その婚約者の第一王子が揃っていた。傍から見れば、「悪役令嬢が、婚約破棄を言いつけられる」シーンのように思うだろう。
だが実際にはヒロインが地に伏して泣いている。その原因は……。
「なんで! どうして! 悪役令嬢が、本物の王子より王子らしいのよおおおぉぉ!」
この世界の悪役令嬢が【王子様系令嬢】になっていたからである。
その様子を、私――モーヴス・ブール(戦犯)は後ろから眺めていた。
そして思う。え? 今から入れる保険があるんですか?
※前世:女性→男へ転生の、香散見初のTSものです。見方によってはGLに見えるかもしれないです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 19:07:04
14958文字
会話率:36%
ジュヌヴィエーヌは、王太子である婚約者ファビアンから、突然の婚約解消を告げられる。
婚約者のファビアンは、男爵令嬢のマリアンヌが真実の愛の相手だと言うのだ。
「義務感では駄目だったのね」
落胆するジュヌヴィエーヌに追い討ちをかける
ように他国への縁談が持ちあがる。
相手は壮年の国王、子も既に4人いる。長子はジュヌヴィエーヌと一歳しか年が違わないという。
ジュヌヴィエーヌは、正妃を喪ったエルドリッジ国王のもとに側妃として嫁ぐのだ。
結局は政略上の駒でしかないと知り、落胆したジュヌヴィエーヌは、せめてと出立前に森の魔女を訪ね、ある秘薬を求める。
「この薬があればきっと」
だが、冷遇を覚悟で嫁いだアデラハイム王国では意外にも歓迎されて・・・?
「あなたが『マル花』の悪役令嬢ジュジュね! ストーリーからの脱出おめでとう!」
「?」
継娘となる予定の第一王女からかけられた言葉に首を傾げるジュヌヴィエーヌ。
魔女が用意した薬を手に、決死の思いで他国に嫁いだジュヌヴィエーヌに訪れる幸せは・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 10:00:00
161705文字
会話率:32%
婚期を逃し、没落寸前の貧乏男爵令嬢のアリスは、ある日、父親から結婚相手を紹介される。
そのお相手は、この国の王女殿下の護衛騎士だったギルバート。
彼は最近、とある事情で王女の護衛騎士を辞めて実家の爵位を継いでいた。
そんな彼が何故、借金
の肩代わりをしてまで私と結婚を……?
と思ったら、どうやら、彼は“お飾りの妻”を求めていたらしい。
(なるほど……そういう事だったのね)
彼の事情を理解した(つもり)のアリスは、その結婚を受け入れる事にした。
そうして始まった二人の“白い結婚”生活……
ポンコツながらもこれは思っていたよりうまくいっている?
と、思ったものの、何故かギルバートの元、主人でもあり、彼の想い人でもある(はずの)王女殿下が妙な動きをし始めて……
✿アルファポリス様にて投稿・完結済✿
加筆修正しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-27 09:00:00
75892文字
会話率:47%
幼稚園児だった頃の幼い初恋の悲しい思い出。いじめっ子られていたボクを助けてくれたのは、憧れの千代子ちゃんだった。しかし、千代子ちゃんには、「不治の病」と言われていた病気であるということを知ってしまう。
最終更新:2018-11-07 13:48:29
20283文字
会話率:74%
ある日、下働き同然の生活を送り、政略結婚(?)から逃げ出してきた不幸続きの花嫁と、喋ることができず、森奥に引きこもっている魔法使いが出会った。
全く異なる環境にありながら、どこか似たもの同士でもある二人は、共同生活を送るうちに惹かれ合って
行く。
けれどそれぞれの抱える秘密が、思いもよらない事件につながり――。
自分に自信が持てない。自分が好きになれない。それでも本当は、誰かに必要と言ってほしい。
それぞれ「訳あり」を抱える二人の、日常と冒険の物語。
※第八回一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞の銀賞を受賞しました。書籍版もよろしくお願いします!
※番外編の描写の都合上警告タグを付け足しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-04 20:05:26
255628文字
会話率:29%
春日家令嬢、春日光の望む未来。
最終更新:2016-05-27 05:02:49
1703文字
会話率:11%
新田家の御曹司、新田康司が出会った光。
最終更新:2016-05-26 19:00:00
2136文字
会話率:14%
そこそこ良い家に生まれたそこそこモテる女、春日光。彼女に人生最大の危機が迫る!?
最終更新:2016-05-20 19:00:00
1560文字
会話率:19%