遠い故郷は誰かの夢の中で見る御先祖の幽霊
寂しい旅人は涅槃の夢を見る
川の流れは絶えずして
笹船が宴を知らせる
海の見える宿場町には
老婆だらけの銭湯の安らぎ
夢はいつか終わるものですか?
問いかけを隠して
狐面の少年は神社の境内に消えてい
った
あの暗がりに夢
秋は静かに背中に吹いてくる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 22:39:38
2288文字
会話率:0%
適当に書いた「夢日記」が売れる。行きつけの喫茶店の店長とくだらない争い。水路の多い町で、横
に住んでいる泉さんと笹船を漕ぐ。普通に暮らしているはずが、どうして友人からはきちがい扱いされ
るようになった。私は本当にきちがいなのだろうか。そんな
はずはないと思うが、この町には雷獣が住
んでいて、それが故に雨が少ないという訳のわからない話を聞く。それこそ気ちがいの発想だと思うの
だが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-12 08:00:00
13986文字
会話率:49%
とある夏の、不思議なお話。導くものは貨物を待つ。
最終更新:2015-07-03 23:33:54
2342文字
会話率:0%
小さい男の子と女の子のお話です。
童話です(真顔)。
最終更新:2015-03-09 02:28:42
800文字
会話率:48%
小さくても大切な記憶。
短くても心に残った思い。
それらの小さく短い物語を綴った言の葉が流れる和流(せせらぎ)のような。
そんな言の葉で作った笹船に乗せた物語たちのお話。
最終更新:2012-09-29 10:17:33
4725文字
会話率:31%
「自分は兄の欠陥品。偽物。
まるであの立派な船の横に浮かぶ笹船のように。
すぐに沈んでしまう笹船のように」
劣等感にまみれた少年。そんな彼が見つけた自分の存在意義とは・・・
最終更新:2010-05-18 22:29:16
5280文字
会話率:52%