地球上に住む殆どの人間に『能力』と呼ばれる摩訶不思議な力が付与された現代。『能力による社会貢献度』の影響で社会格差が生まれ、世の中は『能力主義』というものが一般化していた。また、能力主義による社会格差は社会そのものを『表社会』と『裏社会』
の二つにパックリと割ってしまった。そんな世界で生きる主人公、黒井蒼弥は『裏社会』を取り仕切る組織『ブラックスワン』で今日も愛する『君』のために行動する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 06:00:00
13471文字
会話率:59%
天才とまで呼ばれていた科学者アヤ
膨れ上がった世界大戦の末期に彼女は最愛の家族を失い
空っぽになった彼女は最期に世界の終末を見届ける。
だが彼女が目を覚ますとそこは自分の知らない異界の地だった!
科学技術が別方向へ進化し、蒸気機関溢れる
大都市
まるでおとぎ話のような魔法や生物
様々な人間以外の種族
様々な社会格差や腐敗政治
「マキナ」と呼ばれる特異能力
自分以外の転生者は?
そして出会う仲間と、何処か大切な人物の面影を感じるヒロイン「シャル」
アヤは2度と失わない為、シャルを守る為に
知力と勇気と仲間との絆で、戦略的にのし上がって行く
異世界と冒険と蒸気と魔法
アヤの歩む覇道の先には、何が待ち受けるのか
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 17:51:23
57028文字
会話率:30%
銀行を役職定年したと同時に離婚をした「私」は、北海道のサラブレッド牧場で住込み就労します。
しかし牧場はサラブレッドを生産するだけでなく、競馬を引退したサラブレッドを食肉用として肥育して売上を稼ぐ裏稼業も営んでいました。
社長は儲
けることしか考えておらず、猿山のボスがごとく、「私」をマウントします。社長の子息は、もっぱらサラブレッド生産に力を注いでいましたが、自分の意にそぐわない事が起こると癇癪を起こして「私」を責めてきます。
人間が生産した経済動物として生きている哀れなサラブレッドと、人間関係の煩わしさの中で生きていかなければならない難儀な社会格差を徒然に語る「私」。
(他サイトでも投稿していますが、「小説家になろう」で一番最初に投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 17:00:00
44523文字
会話率:27%
俺、グラン・ハースはどこにでもいる冒険者だ。不安定なその日暮らしに辟易しつつも、もう今さら後戻りできない。昔の夢はどこか遠くに忘れてしまった。そんなことよりこの乏しい懐の方が心配だ。
そんなある日、俺は一人の家出した貴族の女の子を拾う。こん
な場所にいたら危ないって教えてやっても、案外強情で帰りもしない。上流階級はこれだからイヤなんだ。
仕方ないから面倒みてやるか。でも俺は上っ面の優しさなんか持ち合わせていないからな。現実の厳しさを教えて、こいつの甘さをぶっとばしてやる。下流社会を甘く見るなよ?
夢を忘れてすりきれた三十路男と、世間知らずの可愛いお嬢様の不器用でどこか切ない――これはそんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 22:32:33
22179文字
会話率:39%
昨今の大学生の現状、あるいはより大きく社会の格差を就職活動を通して、鑑みる小説です。
何かと、一歩引いたところで物事を見る佐藤、ありふれた大学生である本田、DQNな武田、何かと天賦の才に満ちている崔、なにをやっても報われない峰。この五人の就
活を通して、それぞれの人生と大学の現状を描写した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-10 10:44:45
12811文字
会話率:64%
閉塞した世界に絶望し、異世界に旅立った集団『フラクシヌス』。
彼等と入れ替わるように向こう側の世界から現れた巨大生物『怪竜』との戦いで地球社会はいっそう全体主義化と社会格差を強めていく。
それから8年、フラクシヌスメンバーだった兄のお
かげで「ここではないどこかへ」の憧れを殺さねばならなくなった少年・桜芝草四郎は潤いのない底辺生活を送っていたが、そんな彼の前に突然、ナイスミドルになった兄が爬虫類人との間につくった娘を連れて帰ってきた。
だがその年上の姪は地球「からの」侵略に立ち向かうために送り込まれた巨大鳥人型機動兵器『ブランシュ・ペロネー』のパイロットで、草四郎は敵味方も定まらぬ闘争に否応なく巻き込まれる。
楽園を目指す者達は新たな可能性を追い求める開拓者なのか、それとも現実からの落伍者(Straggler)に過ぎないのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-17 22:40:44
146527文字
会話率:48%