大国ネイピア王国に住まう侯爵令嬢ドロシー・ハートフィールドは、その美貌の所為で幼い頃から散々な目に遭い、男性嫌いを拗らせていた。その結果、実家の屋敷に引きこもりながら得意の調合を活かし、商売を行いながら生きてきた。
しかし、そんなドロシーに
は実は十二歳の頃に婚約をした婚約者が。しかも、その男性は――王国随一のひねくれ王子ルーシャン・ネイピア。
そんなルーシャンも極度の女性嫌いであり、二人は婚約してからずっと顔を合わせることはなかった。
まぁ、挙式まで一度も対面しない政略結婚もあるか。
そう楽観視していたドロシーだが、なんとルーシャンは挙式までをも拒否し、婚姻届け一枚屋敷に送ってくるだけ。
それに見たドロシーは、婚姻後毎日欠かさず三ヶ月、ルーシャンに会わせろと王城を訪れていた。目的はたった一つ。薄情な妻と思われないため。
そして、ようやく対面したルーシャンは……ドロシーが予想していた以上に容姿が整っており、絶世の美貌の王子だった。
そんなルーシャンに、ドロシーはたった一つの提案をした。
「私たち、離縁前提の結婚生活を送りませんか?」と。
◆掲載先→エブリスタ、小説家になろう、ベリーズカフェ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 20:49:26
218888文字
会話率:42%
文を読み解いて行くと、人間嫌いが見て取れる。
取り分け男性嫌い。軽蔑さえ感じる。
でもこのことを指摘すると、必ず彼女はこう言うのだ。
『私は男嫌いではないよ。嫌いなのは蛮族と性獣だけさ』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に
思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
凄いひしひしと感じるんですけども、深層心理で思ってることって小説に出やすいんですよ。
タイトル通り、なんでも許せる方向けです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 21:45:12
824文字
会話率:20%
14歳の時に対魔組織ウィザードの警部補として働く風の杖の神器使いで風の王国の王女カザナは、異世界ウィル神聖王国の第二王子オスカーの警護につかされる。本来の姿を隠して目立たないメイドアンとして、4歳年下のオスカーと兄妹のように仲良くなっていく
。二年後、成長したオスカーが西の魔王に襲われて、本来の姿を解いて、神器を使い魔王と対峙する。その際にオスカーの定められた番と判明するが、男性嫌いのカザナは、それを拒否する。ニ年後、天空界にカザナを追いかけて留学してきたオスカー。オスカーに振り回されてばかりのカザナはオスカーを意識するようになっていくが……。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 20:36:29
53184文字
会話率:40%
「アーロン、あなた犬になりなさい!」 ――クローディアは困っていた。ついに父子爵に婚約を決めたと宣言されたのだ。男性恐怖症のクローディアはそれを聞いて卒倒してしまったが、貴族として結婚は避けられない。だが恋愛小説を読んでも気持ち悪くなるほど
事態が深刻なのを見て、幼馴染のポーリーンが弟のアーロンを犬だと思って接して男性に慣れろと提案する。いくら幼馴染とでも侯爵令息を犬扱いは······と戸惑うクローディアをよそに、久しぶりに会うアーロンは何故か大喜びで犬耳帽を被り、遠吠えしたり庭に駆け出したりと犬道を邁進。クローディアはおっかなびっくりながらもアーロンを散歩に連れ出しおやつを与えて、男性に慣れるべく努力する。訓練の末ようやく改善の兆しが見られたある日、クローディアの前に男性恐怖症の原因になった公爵家のザカライヤ様が迫ってくるようになって······。
※作中に男性恐怖症という表現が出てきますが、定義・克服法など当方の理解が足りずご不快な思いをさせてしまうかもしれません。予めご了承の上でお読みになるかのご判断をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 19:50:57
40262文字
会話率:44%
男女が逆転した世界では、皇帝は女性で後宮には男性が侍る。
日の国にの当主の家系に生まれた千里(せんり)は、皇太子アッザームの初めての夫に選ばれた。
その理由というのが、アッザームは男性嫌いで、自分に閨事を教える男性を切り殺し、その後も男性
を拒んでいたため、穏やかで優しい千里の元に縁談が持ち込まれたのだ。
千里ならば殺されずにアッザームの心を開かせることができるだろうと送り込まれた寝室で、千里は十五歳のアッザームに拒まれてしまう。
「私は誰とも床を共にせぬ! さっさと消えろ!」
言い放つアッザームに物語を読み聞かせ、何もしないまま眠る千里。
千里は十五歳で子どもを産まされる皇帝や皇太子のあり方に疑問を抱いていた。
アッザームが十八歳になるまで体を繋げないと誓う千里に、アッザームは心を開いていく。
一方、皇帝が治める月の帝国ではアッザームのよくない噂が流れていて。
十五歳の皇太子と十八歳の夫が愛を育む、真実の愛の物語。
※完結まで予約投稿してあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 07:00:00
198992文字
会話率:49%
ミリアは家出することにした。
小さい頃に男の子から散々悪戯をされてきたせいで、すっかり男性嫌いになったミリアは十六歳になっても結婚する気はない。
しかし、周りの友達は皆結婚していることに危機感を感じたのか、母親はミリアを結婚させようとしてい
る。
偶然、それに気がついたミリアは結婚せずに一人で生きていくことを決意し、家出をする。
これは、ミリアがテイルと出会い、『テイルの飯屋』で働くまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 21:31:16
4546文字
会話率:19%
「お父様以外の男性は嫌い!」
リリアン・マレット、19歳。
大の男性嫌いのために結婚の申し込みを断り続けて3年。
結婚はせずに一人で生きていこうと決めたリリアンの元に届いた一通の手紙。
それはまさかの、次期国王候補である第一王子に嫁ぐように
、とのお達しで……。
しかもその王子様は5歳上の、噂では血も涙もない冷血な方らしく……。
そんなところにお嫁に行くのなんて御免です!
そうして彼女は、国一番の魔女に助けを求めたらなんと、三毛猫の姿にされてしまった!?
冷血な王子に、悪戯好きの魔女。 ……私は一体どうなるの!?それに加えて、王子を知る内に王家の闇も明らかになっていって…?
これは、どうしても結婚したくない御令嬢が、回り回って三毛猫になって、嫁に来いとの御触れがあった冷血(?)王子に結局飼われてしまう、とんでもなく遠回りするドキドキ、ハラハラな恋のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-26 21:12:38
95230文字
会話率:31%