傷ついたあなたの、そばにいることは叶わない。でも、あなたに寄り添いたい、どうか元気になってほしい。不器用な騎士は、暴力を受けて心に傷を負った愛しい人に手紙を送る。かける言葉はみつからない、そうだ花を描こう。彼はいくつも、いくつも花を描き、
彼女に送り続ける。
※直接的な描写はありませんが、女性に対する暴力行為を想像させる描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 20:21:41
11689文字
会話率:34%
むかしむかしのこと。ある村にとても背の低い男がいた。
と、そんな彼がどんな扱いを受けたかそれを語るのは少々心苦しい。平たく言えば人間扱いしてもらえなかった。畑仕事に狩り仕事。男からは頼りにされるどころか数にも入れて貰えず女からは文字通り
見下され、できたのは子供の遊び相手ならぬ、からかい相手。
それでも彼は男だ。それも年頃の。欲求は人並み以上。一人物陰に隠れ、己のモノをしごきしごき。見つかれば「おやまぁ、ネズミかと思ったよ」と女たちに嘲笑われ抵抗する術なし股間をグリグリと押され「あふぅ」「ひふぅ」と情けない声を上げ顔を真っ赤、恥ずかしさと快感に涙をこらえるも、こみ上げるものは我慢できず、絶頂。
「わぁ、くさーい」「ふふふっ、そこも小さいくせにねぇ」「ネズミというより虫かもね」
ケラケラ笑われ、虫けらのように仰向けになってヒクつく彼。女たちが去るとむくりと起き上がり静かに涙を流す。そうとも彼にも意地がある。男の涙は女には見せないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 11:00:00
1218文字
会話率:5%
銘尾 友朗様主催『冬の煌めき企画』投稿作品です。
クリスマスの公園。プレゼントを横に置き、涙をこぼす男。そこに声をかけてきたのは大学のサークルの後輩。後輩の問いかけで、男の涙の理由が解き明かされていく……。
最終更新:2021-02-11 00:04:07
3107文字
会話率:70%
俺の一番好きな女の子、神崎純子が俺の部屋を訪れた。
俺はあいつを押し倒し……。
青春群像劇「十七歳は御多忙申し上げます」
( https://ncode.syosetu.com/n3682fj/ )
のスピンオフです。
本編の
第56話〜第59話「冬の日の図書室のKISS(1)〜(4)」
と併せてご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 07:24:53
1449文字
会話率:12%
リーマンショックから1年後に力尽き、会社を倒産させて歌舞伎町でルンペンの様な暮らしをする男が振り返る、かつての仕事。
ほんの少し前まで社長と呼ばれながら、歌舞伎町の広場で雨に打たれる着の身着のままの男。
自分はこのまま終わるのか?それ
ともまた立つことができるのだろうか?男の回想はとめどなく続くのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-16 11:16:16
9958文字
会話率:13%
とある、研究所の。とある、異能の子らの。とある悲しいお話。
最終更新:2013-09-12 22:08:28
1390文字
会話率:13%
気になる同僚は元同級。過ぎた青春思いつつ、男は今日もアプローチ。……しかしそのアプローチ、企てるだけに終わります。ヘタレ男の習性消えず。嗚呼情けない情けない――――日々是悶々、常に先行く彼女を追い追い、されど二人は進展皆無。嗚呼ただひたすら
ぐだぐだぐうたらのらりくらりの日々是意味無く男は泣き泣き。今日も今日とて鐘が鳴る。無い袖振って金鳴らす。呑み屋に男の涙散る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-10 18:45:36
12268文字
会話率:49%