ノースランビア大陸の大国・神聖ミリトス王国に勇者として召喚された県立川良高校の生徒たち。彼らは大陸中を跋扈する魔物を駆逐し、魔物を統べる魔王を打ち倒して世界に平和をもたらすことを期待されていた。
しかし生徒達に突きつけられたのは残念な現実だ
った。
異世界に召喚されただけで桁外れの力を付与され、勇者の名にふさわしい偉業を成し遂げる、などという話は一切無かった。
彼らは元々持っている平々凡々な身体能力に申し訳程度の魔法の力を付与されただけの、勇者と呼ぶのもおこがましい被召喚者に過ぎなかった。
働きながら高校生をやっていた美島鋼生も召喚された1人だった。
彼は召還時に攻撃系の魔法を付与されず、治癒系の魔法を付与された。
そしてそれを喜ぶべきか失望すべきか分からないうちに、異世界の大人の事情によって能力を削がれたうえ、生存は不要とされてしまった。
命を狙われる美島。
身を隠さねばならない。
だがそれだけでは駄目だ。
メシを食わねばならない。
雨風をしのぐ住処も必要だ。
つまり異世界でカネを稼がねばならない。
そして美島は異世界の懐の深いオッチャンや情の厚い姐さんに見守られ、生きる術を身に付けていく。また意外な仲間に助けられ、元の世界の経験をほんの少し活用し、徐々に異世界に馴染んでいく。
これはいきなり異世界に放り込まれた現代人が、チートな能力で非常識な武勲を打ち立てる物語ではない。
普通の人が異世界で足掻く物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 09:20:00
740054文字
会話率:30%
【この作品は、『シュクレール亭と愉快な住人達』を加筆修正したり世界観を弄ったリメイク版です】
【ノベルアップ+にも掲載しています】
【申し訳程度の魔法要素もあるため、ジャンルは「ローファンタジー」にしていますが、基本は日常です】
申し訳
程度の魔法要素、そして本来の現代世界にはありえない出来事や法律などが存在している日本において、世界的有名な「シュクレールコンツェルン」が運営している中規模飲食店「シュクレール亭」。
これはそこで店長として働く20歳の青年が仲間や恋人と共に、破天荒な客の相手をしたり、時には悩む人たちを導いたりする日常生活ローファンタジー物語である。
【タグは随時追加していきます】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 15:43:57
37602文字
会話率:50%
おっす!ワシ神様!突然じゃが聞いてくれ!
チート能力厨しかいない転生希望者にホイホイ能力を授けてたら、ワシ自身の能力値がバカみたいに弱くなってしもうた!!
残っている能力は「若返り」「知恵袋」、申し訳程度の魔法の杖……。こんなくそ雑魚能力で
異世界でやってけるわけねーじゃろ!?
そんな所に、1人の転生希望者が現れた。じゃが、目の前にいたのは……腰がまがってるおばあさんじゃった!?しかもめっちゃいい人!転生してまで人助けがしたいとか、もうステキ!!よし!ワシ、この人についていこーっと!!
このお話は若返ったおばあさん、梅田麗子と、猫に変身して麗子さんのペットとなったワシこと神様の、デュフフでオホホなラブコメ……もとい、異世界で世のため人(?)のためになるべく今日も頑張る、スローライフな日常録じゃ!!「よろず屋ばぁば」、今日も開店じゃぞ〜!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 12:11:33
6202文字
会話率:37%
一人の老人は、町中で静かにその生の終わりを待っていた。
「静かに逝く」
──それが、ささやかな願いであった。
しかし、そんな願い等を他所に起こる強盗事件。ことにそれは、彼の眼前で展開される。
更に悪いことに、年端もいかぬ少女が一人人質となっ
てしまっていた。
──あぁ、どうしてこうも人の最期にまで邪魔が入るんだ……。
そう思いつつも、彼は余命幾ばくも無い老骨に鞭を打つ。
面倒になると知りつつ、彼は迷う事なく鞘走った。
窮地を脱し、逃げるように人気のない場所へ行く彼の元に現れた者とは?
如月が送るハートフルボッコファンタジー、遅筆ながら開幕。
注意点。
*シリアス多め、ギャグシーンほぼ皆無。それでも良ければご照覧あれ。『合わないな』と思われたなら回れ右推奨です(笑)
*台詞に皮肉あり。胸糞注意。
*グロシーン、心理描写に定評あり。
*ダークファンタジーテイストの作品。
*申し訳程度の魔法要素。
*筆者が極度の洋画、海外ドラマ愛好者。
*今回の戦犯:如月 恭二
*筆者は生粋の戦闘狂。重度のバトルジャンキー。
【お知らせ】
自主的ながら、校正予定あり。
主要箇所は二章クライマックスの戦闘シーン。
他は矛盾点等あれば随時実施。
話の大筋に変更予定なし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 11:48:05
365673文字
会話率:29%
ブラック企業での過酷な業務の結果過労死してしまった俺は、異世界で公爵家の長男として生まれ変わっていた。
婚約者もでき、あとは学園を卒業するだけとなったが、その卒業式典にて俺は婚約者に婚約破棄をしていた!
しかしこれには、とある理由があり……
。
悪役令嬢タグがありますが、欠片くらいしか要素ありません。
申し訳程度の魔法等が出てきます。
というか、婚約破棄してません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 01:06:55
4275文字
会話率:32%
貴族の令息令嬢が通う魔法学園の卒業パーティーで、皆が浮かれ楽しんでいたとき、水を差すように舞台上にいたレオン王子が声を上げた。「───ヴィクトリア・ブラットリー、この場を借りて、あなたに問いたいことがある」険しい面持ちで自らの婚約者を呼ぶ王
子の後ろに、愛らしいピンクブロンドの少女と、彼女を守るように取り囲む青年達の姿がある。名を呼ばれた令嬢、ヴィクトリアは銀色の髪を翻し、気の強そうな目をクイと引き上げ笑った───。
申し訳程度の魔法要素。ふわっとした貴族設定。
ざまあは無し。
個人的にはヤンデレを書いたつもりはありませんが、人によってはそう感じるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-19 06:00:00
30839文字
会話率:44%
剣道の公式試合において無敗を誇る高校三年生の武田刀冶は、日課の朝練を終えて風呂に浸かろうと浴室に入る。しかし、そこには浴室ではなく白い光に包まれた空間が広がっており、刀冶の目の前には、自らを「神」と名乗る美女が立っていた。
「私の治め
る世界で起こっている戦争で、人間に勝利をもたらしてください!」
現実世界にて「楽しい戦い」をすることを望んでいた刀冶は、神の願いを聞き入れ、戦争に勝つと心に決める。
レッツ 打倒魔族☆ 【不定期】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-28 22:44:48
30355文字
会話率:59%