愛した者を、未だ忘れられぬ者を、新しい恋をする事で上書きは出来るのか。
騎士アリシアは、トレジャーハンターのロクロウを愛していた。
しかし彼はひとつの所に留まれず、アリシアの元を去ってしまう。
そのお腹に、ひとつの種を残したままで
──。
ロクロウがいなくなっても気丈に振る舞うアリシアに、一人の男性が惹かれて行く。
彼は筆頭大将となったアリシアの直属の部下で、弟のような存在でもあった。
アリシアはある日、己に向けられた彼の熱い想いに気づく。
彼の視線は優しく、けれどどこか悲しそうに。
「あなたの心はロクロウにある事を知ってて……それでもなお、ずっとあなたを奪いたかった」
抱き寄せられる体。高鳴る胸。
けれどもアリシアは、ロクロウを待ちたい気持ちを捨てきれず、心は激しく揺れる。
継承争いや国家間の問題が頻発する中で、二人を待ち受けるのは、幸せなのか?
それとも──
これは、一人の女性に惚れた二人の男と、アリシアの物語。
何にも変えられぬ深い愛情と、底なしの切なさを求めるあなたに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 20:01:55
312248文字
会話率:53%
「夜」の世界で出会ったカノジョは僕にとって生きる指針をくれたのかも知れない。
最終更新:2020-07-03 14:16:00
255文字
会話率:42%
"神"、それは人間の妄想や願い・祈りによって生み出された存在であり、人々の生きる指針であり、目的であり、支えである。故にその存在は完全無欠であり、絶対的存在でなくてはならない。
さて、つい先程、神は人間の妄想や願いによっ
て生み出されると述べたが、その妄想や願いには"意識的"と"無意識的"の2通りの場合がある。今回は後者により現代に生み出された神について述べたいと思う。
その神の名はテクノ、情報の神である。現代において非常に発達した情報社会の中で生きる人々によって、無意識的に生じた神である。この小さき赤子なる神を中心にこの物語は紡がれていく。
さあ、未だその全貌のほとんどが謎に包まれている神々の世界を共に解明して行こうではないか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-10 20:00:00
4170文字
会話率:60%
生きる指針を失った男の前に現れたものは。
星空文庫にも投稿予定。
最終更新:2014-05-17 15:15:40
3882文字
会話率:20%