彼女の最期の願いは、「あのアバズレ妹を一発ぶん殴って、それに誑かされ、婚約破棄した野郎をぶん殴り、生きててよかったと思って死にたい」だった――。
わらわは、名を持たない。154年もの間生と死の番人を務めた、善き魔女である。しかし、魔女の禁忌
である恋をした結果、想い人に裏切られその命を散らしてしまう。
しかし、死ぬ間際…わらわらの元に、傷ついたとある令嬢の魂がやってくる。名前は『アリセレス』。彼女は義妹によって地位も、名誉も、婚約者さえ奪われ、謂れの無い罪で処刑されてしまった非業の運命の持ち主である。
妙に共感してしまったわらわは、自らの命を対価に彼女の魂を過去に戻す秘術を使ったのだが…気が付いくと、アリセレスの身体の中身は、この154歳のババアの魔女になっていた…!しかも、魔女時代に持っていた『生死の番人の力』が、そのまま継続して使える…が、これは修業が必要かもしれん。と、とにかくアリセレス、おぬしの願いは必ずかなえてやる!!
だが…中身は154歳のババアなんだが、だいじょうぶかの?しかも婚約破棄した野郎は、王宮にいるようだが。しかもそいつの顔、見たことあるような…?
ババア令嬢、ファントムハントしつつ、亡霊の力を借りて王子殿下に復讐を代行する。
※ババア令嬢の復讐の概念は、通常の復讐と異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 14:43:49
469062文字
会話率:59%
伯爵令嬢リリアーヌ・バシュレは、兄の親友である侯爵子息のレオン・カバネルに幼い頃から片想いをしていた。
しかしレオンにはすでに決まった婚約者がいる。
しかも二人は両想いでリリアーヌの入る隙は無かった。
片想い歴十年目にして、ついにレ
オンへの叶わない恋を終わらせようとした矢先…突然レオンの婚約破棄の知らせを受ける。
しかもなんと、兄の口添えにより、レオンの新しい婚約者はリリアーヌとなった。
ああ、生きててよかった。私はなんで幸せなんだろう…長年の切ない想いを我慢する必要がなくなった!
リリアーヌはレオンへ、毎日一方的に愛を叫ぶ。
しかしレオンはどうやら元婚約者との結婚を諦めていないようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 19:21:48
43422文字
会話率:31%
侯爵令嬢マヤは父親から婚約者であるブレディンを紹介されたその瞬間、自身が転生者であること、この世界が生前大好きだった少女漫画の世界であることを思い出した。
(わたしがブレディン様の婚約者? ありえない、ブレディン様にはアイラがいるのに!
)
『二人は絶対に結ばれるはず……!』と思うものの、病気のせいで命を落とし作品の完結を見届けられなかったマヤには、このあとなにが起こるかわからない。少女漫画はハッピーエンドであってこそ! 婚約が円満に解消できるよう、マヤはブレディンとアイラに働きかける。しかし二人は『仕方がないことだから』『マヤに対して申し訳ない』と言い、マヤとの結婚を受け入れようとする。
そんななか、マヤが転生者であることを知っている執事のアンセルが『自分が責任を持って外堀を埋める』と言いはじめる。彼にはなにか考えがあるようで――
『此度の婚約をこちらから破棄することのお詫びと、事の顛末を説明させていただきに参りました』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 16:25:46
11624文字
会話率:48%
あるフィクション作品のキャラは悩んでいた。
彼は一度感動的な死に方をしたのだが、作者によって「実は死んでなかった」ということにされ、再登場することができたのだ。
この展開に、てっきり「再登場嬉しい!」「生きててよかった!」という反応を貰える
かと思いきや、読者からの反応は思いもよらぬものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 16:35:16
2422文字
会話率:8%
今から50年前、虚怪《ゴースト》と呼ばれる未知なる存在が現れてから世界は唐突に……────頭がおかしくなった。
そのせいで獣も人も、街も国も狂気を帯び始める。
ある日、聖騎士の姉が任務の中で虚怪によってさらわれてしまった。
まだ幼かっ
た少女は絶望にのまれながらも"絶対に姉を見つけ出す"と心に誓う。
それから年月は経ち、彼女はこの狂った世界を駆け巡る。
増え続ける廃村や廃墟。
首吊り死体がいくつも木々にぶら下がった街道。
一撃必殺を信条とした『人斬りの母』と呼ばれる凄腕の剣士としてイリスは姉や姉をさらった虚怪の情報を集める。
ある日、夜の天空から光が舞い降りてくるのを見た。
物珍しさに追ってみると……?
幻覚の中でしか見ることの出来ない神父。
影で暗躍する盲目の元忍者。
暗闇を操る死合わせのピエロ。
錬鉄と腐蝕を司る魔女。
そして、廃村で拾った少年マーロウにのみ見える謎のガンマン。
その他個性的なキャラクターが織り成す、世にも不思議なダークファンタジー。
※当作品は『魔刃覚醒 ~この世は虚ろな一人舞台。なれど生きててよかったと、君に光あれ』『無限幻想 -灰と忘却のパヴァーヌ-』のリメイク・改変版となります。
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©️ 『支倉文度』 2018.
この小説に掲載されている写真、イラスト、文章の著作権は作者『支倉文度』に帰属いたします。
許可なく無断転載、使用、販売を禁止します。
The copyright of this work is owned by the author 『支倉文度』. Unauthorized reproduction is forbidden.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-05 12:00:00
37616文字
会話率:32%
幽霊だった神道集は、目の前で死んだ桐山誠と手を握る。そして、神道集は桐山誠として病院のベッドで目覚めていた。
集は誠として生きることを決意するが、死んだはずの人間が生きていていいのかと疑問に思い始める。
新しい友達と出会い、昔の仲間と
再会する中で、集は一つの答えに巡り合う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-07 14:08:03
1111文字
会話率:24%
俺、生きててよかった。死んでたら、日和を守れなかったから……
☆君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな☆
藤原孝義の和歌をもとにして作られた純愛ストーリー。
楽しいことばかりじゃないけど、辛いことばかりでも
ない人生を、主人公・百瀬日和が思い思いに語ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-14 23:59:23
5082文字
会話率:29%
男は、ロリコンであった。
最終更新:2010-08-04 01:14:29
2361文字
会話率:48%