夏から秋にかけての新月の晩、お山に狐火が三つ灯ったら、それが市の立つ合図です。
作法は三つ。面をかぶって素顔を晒さないこと。提灯を持って歩いてゆくこと。そして、決して声を出さないこと。
守らなかったらどうなるかって?
行き着く
ことが出来ないか? 帰ることが出来ないか?
それとも……。
※不思議な物を売っている、あやかしたちの『狐火の市』を題材とした短編シリーズです。夏の夜にぴったりの、昭和レトロとノスタルジックをどうぞ。
《お品書き》
・僕と婆ちゃん編 京都弁の少年太一と、大好きなばぁちゃんと狐火の市のお話
・姉妹編 広島弁の少女ミサキが行方不明の妹を探すために、狐火の市を目指すお話
・猫又ニア編(ニャー語) 新米猫又のニアが、妊娠中の飼い主ハルカのために、ひたすら頑張るお話
・姉ちゃんの嫁入り編 博多弁です。少年イツキと歳の離れた姉ちゃんのお話
・約束編 出雲弁の少年、マサトとタク。幼馴染の二人の、大切な約束のお話
・炭焼き小太郎編 炭焼き小屋の少年と、冬季休業中の狐火の市の面々とのお話。群馬弁です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-09 22:00:28
99964文字
会話率:21%
幼い頃に両親を失い、元傭兵だったお爺さんに育てられ、健やかに育った彼女だったが、彼女が15歳を迎えた日に育ててくれたお爺さんは亡くなってしまった。
お爺さんの仕事である炭焼きと僅かな家畜ではハイジ一人が生活をするには難しかった。
ハイ
ジは長年住んでいた炭焼き小屋と家畜を売り払い、かつて、一時期を過ごしたドイツへと向かう。
フランクフルトはプロイセン王国に併合され、急激な工業都市へと発展をしている最中であった。
人口は増加の一途を辿り、富が集中していた。
資産家だったクララを頼ったハイジ。
友人としてクララはハイジに身の回りを世話をするメイドとしての仕事を与える。
しかしながら、山暮らししかしてこなかったハイジにはメイドとしての才能はまったくと言って恵まれず、また、彼女自身もそれが酷い精神的苦痛へとなっていった。
ある日、軍人の男がハイジの高い戦闘技能を目撃して、彼女はメイドよりも傭兵として雇った方が遥かに有効であるとクララに進言する。
クララはハイジがどうして、そのような技能を有しているかを彼女に直接、尋ねると、お爺さんから何かあった時の為にと教えられたと答えた。
傭兵としての高い戦闘技能を有したハイジを傭兵として雇う事はクララにとっても安心が出来る事であり、即座にハイジを傭兵としてクララの身辺警護を任せた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-23 05:22:22
39529文字
会話率:26%
吉原きっての花魁である「絹千代太夫」こと沢村絹子は、花魁の中でも
最高位の「呼出し」まで上り詰めた絶世の美女だった。彼女の贔屓筋の
筆頭は、船成金として有名な内田信也だった。しかし、沢村絹子は、
ちょっとした間違いを犯し、子供を身ごもり、大
きくなり堕ろせなくなり
、産んだ。子供を産んだ身体では、とても花魁の中でも最高位の「呼出し」
をはる訳にはいかず、表舞台から身を引いて、鬼怒川温泉の温泉宿に身を
隠した。その後の関東大震災でも、それ程大きな被害を受けず隠遁生活を
続け、やがて第二次大戦を迎え、食糧不足の折、昭和20年に結核を煩い
山奥の炭焼き小屋に、食料だけを届けられて生きていたが3月に息絶えた。
その長女の沢村貞江は、フェリス中学時代松竹のニューフェイスにスカウト
され銀幕のスターへ、その後、米国から来ていたハリウッドの映画監督に
スカウトされ、沢村貞江がハリウッドへ、その後、監督は女優と不倫して
離婚し、他の映画人と結婚、長男、沢村広尾と産んで、中学入ると英国の
学校へ送り、オックスフォード大学卒業後、スイスのプライベートバンク
に入社し、同じ大学に日本から留学していた百合さんと結婚し長男・長女
を授かり、激動の時代を生き抜いていくというストーリーです。
是非、ご覧いただきたき、時代の流れ、人生の機微を感じて欲しい。
なお、この作品はアルファポリスに、重複投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-22 17:16:45
32044文字
会話率:0%
七夕の夜、炭焼き小屋に住む源三郎のもとに、ひとりの美しい女が訪ねてきた。
さらさと名乗るその女は源三郎の妻になることを望み、そのまま炭焼き小屋に住み着く。
さらさには普通の人間とは思えないあやしいところがあった。その正体は狐狸妖怪の類ではな
いかと怪しみつつも、源三郎はさらさと仲むつまじく暮らす。
だが、冬が近づくにつれ、さらさの身にある変化が現れた。
妻の身を案じる源三郎は、意を決してその問いを口にする。
「そなたは本当に――ひと、なのか」
果たしてさらさの正体は。そして、妻の正体を知った源三郎は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-24 20:36:32
12263文字
会話率:34%
炭焼き小屋に住み暮らす源三の前に一人の美しい女がおとないを告げる
少し不思議な展開に期待してて下さい。
最終更新:2015-05-17 01:10:21
583文字
会話率:5%
初夏を迎えた星空に
北極星とは一線を画し惑うように動く星たちの間から一筋の光が舞い降りた。
炭焼き小屋に住み暮らす
源三とタエの親子の前に一人の美しい女がおとないを告げる。
キーワード:
最終更新:2015-05-17 01:00:00
583文字
会話率:5%
昔、、炭焼き小屋に住む、、少女にまつわるお話です。
最終更新:2014-12-19 07:58:33
3419文字
会話率:9%
short story of the long night.
最終更新:2014-09-04 09:11:56
4122文字
会話率:8%
俺とキモかわいいペットアーリマンのアーツ山脈での生活。
家を叔父から追い出されたどり着いた炭焼き小屋、そこを我が家に俺と食いしん坊の相棒が巻き込まれる物語です。
最終更新:2012-06-14 12:00:00
79260文字
会話率:40%