盲目の按摩師、石(いし)は、弦(つる)という女性と江戸を目指して旅を続けていた。
旅の途中で水茶屋の女主人の由(よし)と娘の妙(たえ)親子と知り合った石は、地元の八九三(ヤクザ)とトラブルを起こしてしまう。
仕方なく石は由に頼み込み、弦
はソの郷とという集落にある由の家に身を寄せる事になる。
石はしばらく子毛(こげ)という宿場町に留まることにした。
町を裏で支配するのは、多の屋助五郎(タノヤスケゴロウ)という八九三(ヤクザ)
折に、町は御上(幕府)より命じられた大工事の真っ只中。
ソの郷の住人で由の世話をなにかとしてきた定吉(さだよし)は、由に執着する助五郎と次第に対立を深めていく。
不満が高まる中、町を管轄する江戸幕府の代官の跡取り問題が引き金となり助五郎の怒りが暴走する。
それは定吉や由の親子、そして弦がいるソの郷の集落を襲うということだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 12:30:00
50818文字
会話率:30%
拙作「黒姫ちゃん」と「ふぁんたじー歴史物」融合チャレ企画第1弾。
魔法使見習いの夏川ハナヲが花のお江戸でモテる話。
黒姫シリーズを読んでくださってる前提で好き勝手に書いたお話です。
◇登場キャラ紹介◇
ハナヲ:
シータンの魔法アイ
テムで江戸時代へ。
谷中の笠森稲荷門前のお茶屋に勤務する。
水茶屋看板娘の【笠森お仙】に成りすまし、当時のアイドルを満喫。
※笠森お仙:江戸中期に実在した伝説のアイドル。
シンクハーフ:
同じく水茶屋の同僚に成りすましハナヲをサポート。
本編にあたる、
「どどどどーすんのっ、黒姫ちゃん?! ~強つよ有望株の姪っ子魔法使は、叔母のセンパイ魔法使に頼られたいっ~」
の方も、応援よろしくお願いします。
https://ncode.syosetu.com/n0402iv/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 18:52:58
13419文字
会話率:42%
浅草は観音様のお膝元、雷門と駒形堂を繋ぐ参道沿いの、駒形は駒形でもちょいと西に入った裏小道に、小洒落た赤紫の暖簾を垂らし、涼しげな表を構える水茶屋『はなや』。この粋な水茶屋には、看板娘が二人いる。華奢で艶やか、すわ石楠花(しゃくなげ)かと見
紛う花盛り、看板娘の『お玉』……は、まあさておき。裏看板と名高い娘のほうは、その名ひとつ表にゃ出てこない。裏と言うにゃあ訳がある。訳あり客が、訳ありの訳を持て余し、尋ねて問うて、ようやく辿り着くのが『はなや』の裏看板。こちら世間様にゃちょいとお話出来ない、隠れ話にございます。
***
アルファポリス様で先に連載していました。短編8話分で一旦完結。
江戸が舞台ではありますが、詳しい時代考証はしてありません。
あまり難しく考えずに、なんちゃって時代劇ドラマ程度でお楽しみいただけると嬉しいです。
注:このお話は江戸を舞台にしてますがフィクションです。実在の事件他、どれほど似てようが、絶対に間違いなく作者の妄想フィクションです!お間違いのないようお願いしますm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 08:00:00
29172文字
会話率:28%
一人で水茶屋を切り盛りする梅は、兄の非礼のおかげで天女の様にお綺麗な美人さんと知り合う。お客様からお友達へ、仲良くなれたことを喜んでいたのに、実は美人さんは。有り得ない勘違いをしてしまった梅と、それに気付かずもどかしい思いをすることになる美
人さんのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-29 22:00:00
82074文字
会話率:47%
ときは戦国時代。その剣豪は、鎌倉で参篭していた。ちだが水茶屋の娘に心を惹かれてしまう。満願の日が来ても何の悟りも得ぬまま、彼はその娘との快楽を貪ろうとした。
その夜……事件は起こった。
(*他サイトで発表済みです)
最終更新:2011-07-20 00:35:43
4107文字
会話率:15%