ルメーク社会主義人民王国――本来ならば両立することがない君主制と共産主義が融合し、党と国王の指導の下に発展する王制共産主義国家は、危機に陥っていた。
体制内に未だ残る植民地時代の旧貴族ら右派勢力、立場を利用して私腹を肥やす腐敗した党官僚(
ノーメンクラトゥーラ)、そして王制共産主義に反対し農本主義と融合した極めて原始的な共産主義を掲げる反体制勢力ルメーク赤色前衛革命戦線――通称パデワット・ルージュといった内憂に悩まされ、さらには豊かな土壌を持つルメーク領を狙う周辺諸国の外患にも王国政府は苦悩していた。
ルメーク人民労働党本部付中央規律監査委員会軍事部門のカイン・ロン少佐は党本部より特命を受け、ルメーク王国第三王女のノロドム・ペル・ラヴィ少尉と共に特務部隊『特別脅威偵察群』を率いて『国王と人民の国家』を脅かすこれらの脅威に立ち向かうことになる。
奇妙な同盟の上に成り立つ不安定な王国の未来は、破滅か共存共栄か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 00:00:00
1302文字
会話率:48%
舞台は、植民地時代の面影がいまだ残る、とある島のビーチ。特別外交官のエドワード・フィッシャーは骨董商イアン・ティーコから銀の置き時計を購入したが、その返品を巡っての対立から彼を殺害した。
ところが、骨董商はその翌日生き返っており記憶を失っ
ていた。その後、エドワード・フィッシャーは妻クレアとともに再度の殺害を図るが、なぜか骨董商のイアン・ティーコは再び生き返った。
その頃、島の老漁師エイブラハム・ラトゥーンが死に、島のビーチでは葬儀が行われていた。ところが、ここでも死んでいたはずの老漁師が生き返り、一同を驚かせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 07:38:44
51971文字
会話率:55%
ある朝、ギルドが崩壊していた
ギルド戦での敗北から3日、アドラーは自分以外の団員が辞めたと知る
成り行きで団長に就任したアドラーは、ギルド再建を団の守り神から頼まれた
かつての超名門団は、今や潰れかけのソロギルド
しかし新しい団長は、大陸最
高の転生冒険者だった
アドラーの固有スキルは『指揮下の能力を3倍増』という強力無比なもの
やって来るのは居場所のない混血エルフや竜の姫に紳士のオーク
変わり者ばかりが集まるギルドは、やがて大陸最強の戦闘集団になる
二つの大陸が出会う時代、小さな冒険者ギルドが歴史を変える
※メイン完結 外サイトに投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-31 17:39:47
613756文字
会話率:33%
イギリス植民地時代のインドの歴史小説を書こうと試みたのですが、無理そうだとわかりました。
そこで、今まで読んできた日本語の資料などを、物語の当初の構想と絡めて紹介したいと思います。
カーストやインド思想などは扱いが難しく、なるべく分かり易く
出来ればと思っています。不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-26 07:00:00
12057文字
会話率:12%
人類は宇宙に進出して、第二の植民地時代が始まった。
惑星を開拓していくうちに異星人と接触し、交渉し、小競り合いはあったけれど、人類は技術と文明が発達していった。
が、開拓には問題がつきものだ。
グリーン・ランド。
第二の地球とするために開
拓していた部隊から連絡が途絶えた。
なにが起きたのか原因を突き止めるため、開拓部上層部はすぐさま第二次開拓部隊を派遣する。
開拓部隊に参加する傭兵たちの中に、バトルアーマーを装備した折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-12 15:14:51
11820文字
会話率:27%