「本の修理に、参りました」そう言った僕に、彼らはいつも驚くのだ。
皆さんが昔読んだことがあるであろう、物語たち。
もしも、ある日、その本の内容が、変わっていたら。
もしも、その物語の住人達が、困っているとしたら。
物語の、終わりがく
るはずなのに、終わりがこない。
そんな、困った、を解決するのが、
郊外にひっそりと佇む、一軒の潰れそうで潰れない古本屋。
修復屋リコルヌ。
またの名を、修復屋 一角獣。
彼らは、人知れず、不思議な本を修復する、世界でたった一つの、本の修復屋なのです。
この作品は、「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」「pixiv」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 20:00:00
25730文字
会話率:59%
お仕事×付喪神×片思い=新米店主の奮闘記。
亡くなった祖母の遺産として菜乃華が継いだのは、暗くて狭い路地の奥にある不思議なお店。そこは、傷を負った”本の付喪神”を癒す町医者だった。新米店主となった菜乃華は、祖母の親友であった付喪神の青年・
瑞葉に支えられながら、店を訪れる付喪神たちと向き合っていく。
猿の坊さんにそそっかしい青年、ぬいぐるみみたいな猫、他にもたくさん。個性豊かな付喪神との出会いが、菜乃華にもたらすものとは――。
これは、”本の付喪神”を癒す力を持った少女と付喪神たちが織り成す、絆の物語。
※四つの物語からなる連作短編です。
※全編予約投稿済みです。
※現役の司書も使用する簡単な本の修復方法も扱っています。
※アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-07 18:47:54
115797文字
会話率:40%
ロマンヌは繊細だけど、強い意志を持つ女の子。かつて心の病にかかったこともあったけれど、今はすっかり元気。ある日、健康チェックに行ったエルネスト先生の診療所の書庫で、本の妖精のイデアから、”悲しみ専門家”として、人々の悲しみを吸ってぼろぼろ
になってしまった不思議な本の修復を命じられる。1人の人の悲しみを癒やすごとに、本の一章が回復して読めるようになると言う。親友兼妹のレアと一緒に、時に大好きなパパとママ、想いを寄せるお医者さんのエルネスト先生達の力を借りながら、傷ついた人々の心を癒やす日々が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-12 12:26:51
207169文字
会話率:55%
高校で現代社会を教える岡安と、その生徒である神代明日香が、図書室での本の修復作業を行いながら、断片的になっていた岡安の青春時代をたどりつつ、恋愛をしていく淡い恋物語。
最終更新:2017-08-30 00:55:08
1122文字
会話率:27%