いじめられっ子の佐々木は、高校の卒業式の前日、予行演習のために登校する。三年間担任として世話になった山神太一先生が教室に入ってきて言った。「今日の授業は人間不要論だ」
信じられない佐々木たちは警察を呼んだり、反抗したりする。だが一人の生徒が
実際に目の前で殺され、到着した警察も死体を片付けるだけ。山神は言う。星守教という宗教が全世界の人口の半数以上を覆いつくし、信者の全てが人間不要論を教え込まれていると。人間不要論、それを実行していくのが我々の使命なのだと。生き残った最後の一人だけが卒業でき、その生徒は星守教に入ることになると知らされる。
家族が監禁され、教室から一歩でも出たら家族が殺され、逃げようとすれば廊下にいる兵士に射殺される。そんな理不尽なルールを与えられた生徒たちは、殺し合いをすることになる。
誰もが拒否反応を起こすが、脱出することはできない。生徒たちに残された選択肢は、山神を殺すか、ルールに従い殺し合いをするしかなかった。
佐々木は、いじめっ子の河崎に廊下に突き飛ばされ、ルールを破ったことになり、家族を殺されてしまう。憎しみを河崎にぶつけようとするも、非力ゆえに周りの男子たちに押さえつけられてしまう。
大切な存在である三上が死んだことをきっかけに、佐々木は人間不要論について考えるようになる。地球に悪いことをしている人間を殺すのはいいが、地球環境や生物を守ろうとしている良い人間は殺すべきではない、という考えに至る。
河崎を憎む佐々木は、自らの手で河崎を殺すために、罪のないペアの生徒を殺害し、生き残る。ここから佐々木は狂い始めていく。
ついに河崎との一騎打ちになる。隙を見て刺しにいこうとするが、佐々木に好意を寄せている安藤が、佐々木を守るため、河崎を後ろから刺す。とどめを刺すためナイフを振るう佐々木は、河崎が死んでいることに気づかず、笑いながら体を何度も貫く。
最後に残った佐々木と安藤は愛し合う。だが、残り時間わずかのところで安藤が裏切り、佐々木を殺そうとする。
ギリギリで防いだ佐々木は安藤を殺し、人間はすべて悪だ、ということを理解する。生き残るためには他者を殺す。結局は自分だけがよければいい。それが人間の本質だということに気づく。
卒業証書を一人もらった佐々木は山神とともに教室を後にし、星守教の本部に向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 12:31:28
128293文字
会話率:37%
人は死ねば地獄に落ちる。
どうして?
生きているだけで罪だから。生きているだけで悪いことをしている。
だから?
だから、地獄に落ちる。
じゃあ、地獄で死んだら?
それはもう、本当に人ではなくなってしまうよ。
今日も愉快に!残酷に!【二度
目の地獄】でゾンビ兄妹も、魔女も、イカれ科学者も。みんなで歩こう!
みんなで死ぬまで踊ろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 20:26:22
98216文字
会話率:38%
長い長い夜が明けて、夕暮れでも青空が広がるこの時期に、彼女は言った。
『悪いことしているみたい』と。
昨日と同じ毎日から一歩でもはみ出ると、そう言った。
そんな事はない。だから何処へでも。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思
われたら申し訳御座いません。
注意事項2
書き手には旬があるんですよ。
それを逃すともう書けないんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 18:10:09
810文字
会話率:47%
鬼人の少女クコは、気付くと夜の見知らぬ場所に立っていた。
戸惑っていると熊の獣人達に声をかけられる。仲間の誰かと間違われているらしいが、妙な雰囲気でそれを言うこともできない。
ある屋敷の裏口で見張りをするように言われたが、悪いことをしている
と思ったクコは、その場から逃げ出した。
誰かにこのことを伝えなければ、と思ったクコは、通りで見付けた鬼人のシダルゼアに助けを求める。
その後、シダルゼアに拾われたクコだったが、次の日に彼女を標的にした悪い噂がいくつも流れ……。
全十九回折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 19:00:00
97776文字
会話率:38%
通りすがりに怠惰な悪魔に取り憑かれた俺は悪魔の嗜好によりしょうもないことをし続ける人生を歩むことになってしまった。
最終更新:2022-02-20 00:24:10
353文字
会話率:0%
『あの人は悪いことをしているかもしれないけど悪者じゃないかもしれない。反対に、あの人は良いことをしているけど善人じゃないかもしれない……』
普通の高校二年生である錦野亜美(にしきのあみ)は母親と共に父親から虐待を受けていたが、暴力にあらがう
ことができないまま毎日を送っていた。だが、ある日出会った1つ歳上の優等生、白石明日香(しらいしあすか)との出会いが亜美の運命を、そして世界の運命を左右することとなる――
※一部、暴力的な表現や残酷な表現が含まれております。苦手な方はブラウザバックをお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-14 15:10:59
28347文字
会話率:24%
83年前、青年将校達が「昭和維新断行 尊皇討奸」を掲げて起こした軍事クーデター 226事件。
「君側の奸 くんそくのかん」 天皇陛下の傍にいて悪いことをしている人間を排除して、天皇中心の新たな政治体制を構築しようとしたあの事件。
この物語
は、今まで映画やドラマで語られなかった、真実の安藤輝三と226事件を原作者の奥田鑛一郎氏の著書 「二・二六の礎 安藤輝三」を元に脚本化した作品です。
事件の中心人物であった安藤輝三に焦点を当て妻の視点からドラマチックに描いた作品を目指しております。
平成もあと僅か、今一度、あの事件を振り返って頂けたら幸いで御座います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-03 18:55:47
7206文字
会話率:89%
悪いことをしているようで、良いことをしている学生と大人たちの物語。
最終更新:2017-11-24 16:56:08
2680文字
会話率:54%
「私は正義のヒーロー、ティナ!悪は必ず成敗する!」
決め台詞を吐いて夜の駅前に現れたのは、スキーゴーグルとバンダナで目と口を隠し、赤いジャージに黒いマントを身に着けた、黒髪セミロングヘアーの女子高生だった。彼女は1年前に誕生した、日本初の
女性ヒーロー。
海外では実際にスーパーヒーロー…というか自警団は存在するらしいが、日本でそんな事をする人などそうそう見かけない。しかし万が一居たとしてもゴミ拾いなどのボランティアぐらいしかやることがないだろう。
だが彼女は違った。
彼女はアニメや漫画のように悪いことをしている輩を退治するなどという活動をしているのだ。
そんなティナにももちろん、スーパーヒーローではなくごく普通の女子高生としての生活もあり、更には同じクラスのクールで高身長な彼氏もいた。ティナは成績も優秀、見た目も美人で人脈も広かった。
だが日本初のスーパーヒーローティナは、周りの友達や家族に自分がスーパーヒーローだということを隠していたのだが、ティナが通う学校の職員に特定されてしまい、退学処分を受けてしまう。
果たしてティナの人生はこのままどん底に落ちてしまうのか…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-28 04:54:44
3694文字
会話率:56%
高校を卒業後、進学も就職もできなかった栗林秋人(くりばやしあきと)。
そんな彼が見つけた目標は、立派な(?)大泥棒になることだった。
しかし不器用な彼は失敗ばかり。一度として上手く泥棒できたことなどなかった。
そんな彼がある日の万引きで拾
ったのは、魔法を使う不思議な猫だった……!?
魔法という反則の力を手に入れた彼は、見事一人前の泥棒になれるのか……。
悪いことをしているけれど、決して悪人になりきれない。
心優しい怪盗は、猫を抱いて今日も行く……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-29 23:09:10
48672文字
会話率:32%
「れい!今日は学校でしょうが、起きなさい!!」
「んーー。」
週5でアルバイト。帰りはいつも美咲、未希、渚と
遊んで夜中に帰宅。もしくは泊まりがけで
遊んでいた。別に悪いことをしているわけでも
これと言ったことをしているわけでもない私は
罪悪感0だが、
母親は全日制の高校を辞め今の好き勝手している私の生活が不満みたいだ。
通信の学校は午前中で終わるためこの日も昼からはアルバイトだ。
「おつかれれいー♡」
今日は美咲と2人。
「うわー。私より早く来てるし!
珍しー(笑)」
未希と渚は1つ上。だけど二人とも先輩ぶらないし
すっかり友達だけどやっぱり一番気が合うのは
同い年の美咲。
ちっちゃいけど見た目は派手で無駄にうるさい。
自己中でワガママだけど人一倍優しくて涙もろい。
そんな美咲が私は大好きでいつも癒されていた。
まぁ。間違ってもそんな事、本人には言えないんだけど。
今日はアルバイト後も美咲と2人、
ファーストフードを買って海に行く。
泳ぐこともせずひたすら砂浜で馬鹿なことを話しながら
ハンバーガーを食べ歌をうたう。
美咲が海水をかけてきたからかけかえすと本気で激怒され
本気で喧嘩する2人。(笑)
「いや、みぃがかけるのとれいがかけるのは
わけが違うじゃん!!!」すごく理不尽(笑)
「意味わかんないし。」
こんな毎日が楽しい。いつまでも続くんだ。
こんな毎日が。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2014-09-03 03:06:05
1987文字
会話率:22%
「ねえ、サンタクロースは、どうして夜にみんなに隠れてプレゼントを配るの?別に悪いことをしているわけじゃないのに。」
忘れん坊のサンタクロースと、一人の少年のお話。
最終更新:2013-10-12 07:02:04
1940文字
会話率:35%