夏目涼、32歳。平凡な人生を送っていたはずが、ある日突然意識を失い……目覚めたら、なんと14歳の少女『遠野沙羅』になっていた! 事故で数週間眠っていたという彼女の身体に、どういうわけか入り込んでしまったらしい。
「……え? 中学生!? しか
も女子!?」
元の体に戻る方法は皆目見当もつかない。絶望と混乱の中、涼は三十路の心を持ったまま、『沙羅』として2度目の思春期をスタートさせることを決意する。
ピカピカの制服、女子特有のグループ、そして何より予測不能な思春期の身体の変化…! アラサー男の常識は通用せず、毎日が驚きと戸惑いの連続だ。
時には達観した発言で周囲を驚かせたり、逆に子供扱いに内心憤慨したりしながら、不器用に日々を重ねていく。
失われた自分の人生を思う切なさもある。それでも、中学から高校へと続く5年間は、彼が忘れていた、あるいは経験すらしなかった輝きに満ちていた。
友情、部活、進路の悩み、そして男だった頃には決して知ることのなかった痛みや、誰かを大切に思う温かくて少し苦しい感情。
心はアラサー、身体は成長期の少女。ギャップだらけの主人公が、14歳から18歳までの青春ど真ん中を駆け抜ける。
これは、戸惑いながら、悩みながら、それでも懸命に今を生きる、ちょっぴり不思議で、甘くて切ない成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 18:10:00
54344文字
会話率:23%
中学2年の陸上部員・凌(りょう)は、思春期に差しかかったある日、
「匂い」に異常なまでの敏感さを覚えるようになる。
汗の湿り気、土と雨の香り、使い込まれたジャージ、
朝練後のマスク、放課後のマウスピース――
そのすべてが、誰かの“存在”
そのものとして、凌の五感に焼きついてくる。
鋼鉄の腹筋を誇る女子・早矢(はや)。
彼女の体から立ち上る“命の匂い”に、凌は抗えず惹かれていく。
だけど、これはただの恋じゃない。
ただのフェチでも、性衝動でもない。
性徴の自覚。
思春期という誰もが通る道を、「匂い」という本能を通して描く、
笑えてムズキュン、でもどこか切ない青春群像劇。
「汚い」ものなんかじゃない。
それは、“生きてる証”だ。
命の奥にある衝動と愛しさを、嗅覚とともに描く――
変態か、天才か。犬か、詩人か。
これは、においで世界を感じる少年の、命の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 18:00:00
84493文字
会話率:27%
入学前、理想に描いた高校生活を送れている人はこの国にどれほどの数いるだろうか。
もし貴方がそうなら、一発だけでいいから殴らせて欲しい。
メガネを新調し、初めての美容室に行き、自己紹介も念入りに考えたって現実は変わらない。
僕は今日も一人
だ。
ここはそんな僕の唯一の居場所。
文化部しか利用しない実習棟。その最下層、一階の最奥。軽音部の部室。
誰も来ない。誰も興味を持たない場所で僕は今日もギターをかき鳴らす。
でも僕は寂しくなんてない。
有名なバンドの有名な曲を演奏しているとき。
借り物の音楽で僕は誰かと繋がってるんだ。
音の中にいるときだけが、僕が僕でいられる時間だから。
そんなある日、僕がいつもの如く一人、ギターをかき鳴らしていると突然ノックもなしに扉が開き、クラスメイトの女子が現れた。
「今の曲ってアレだよね!あのアニメのー、ほらっ!なんだっけ?」
僕の青春が、始まったのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 07:10:00
97403文字
会話率:40%
とても仲がいい女子中学生の千夏と冬菜。
だが、とある合唱祭から二人の関係に壁ができる。
思春期ならではの感情の変化や心情の変化に楽しんでお読みください。
※ガールズラブではなくお互いの友情を表現したいなと思い物語を書きました。抱き締めるとい
う表現があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 23:40:06
4037文字
会話率:5%
思春期というのは、非常に繊細で、その癖に捻くれているから、思春期真っ只中の子達も自分をどう扱って良いのか分からないのでは無かろうか。
傷付く事が怖い。結果が出ないのが怖い。上手くいかないのが怖い。だから反動形成に頼ってしまう。
でもだか
らこそ、いぶし銀が格好良い。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
いぶし銀が好きなんですけど。
色も、人も。味があって渋いから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 18:02:11
934文字
会話率:18%
今より少し前の時代には、子供らが荒川土手に集まって遊ぶのは当たり前だったらしい。野球をしたり凧揚げをしたり釣りをしたり、時には決闘したり下級生の自転車練習に付き合ったりと様々だ。
そんな話を親から聞かされながら育ったせいなのか、僕らの
遊び場はもっぱら荒川土手だった。もちろん小学生最後となる六年生の夏休みもいつもと変わらず、いつものように幼馴染で集まってありきたりの遊びに精を出す毎日である。
そして今日は鯉釣りの予定だ。今まで一度も釣り上げたことのない鯉を小学生のうちに釣り上げるのが僕、田口暦(たぐち こよみ)の目標だった。
今日こそはと強い意気込みで釣りを始めた僕だったが、初めての鯉と出会う前に自分を宇宙人だと言う女子、ミクに出会い一目で恋に落ちてしまった。だが夏休みが終わるころには自分の星へ帰ってしまうと言う。
かくして小学生最後の夏休みは、彼女が帰る前に何でもいいから忘れられないくらいの思い出を作り、特別なものにするという目的が最優先となったのだった。
はたして初めての鯉と初めての恋の両方を成就させることができるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 17:50:00
129788文字
会話率:43%
時は20XX年の日本
その時代は思春期に「性転換」してしまう奇妙な世界になっていた。
元男子の真面目は女子の身体になり、同じく男子の身体になった元女子の岬と共に、男女のアレコレをぶつけ合っていく。
そんな青春時代の一幕を描く、笑いあり、謎あ
り、ドキドキありのヒューマンコメディである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 06:30:27
681781文字
会話率:63%
転校生は俺が主人公のマンガのヒロイン!? その作家も学園内にいる!?
桜河学園高等部2年の呉田春空(くれた・はるく)は、思春期真っただ中のどこにでも居る普通の高校生である。
ゴールデンウィーク明けの5月上旬、彼のクラスに金髪の女子「間宮
レイア」が転入してくる。
誰もが認めるような美少女にクラス全員が見惚れるが、そんな彼女は春空に向かって「あなたが好きです」と告白する。
大騒ぎのクラスをよそに、彼は事情を聞くために放課後の屋上にレイアを呼び出す。するとそこで、彼女は一冊のノートを彼に見せる。
「私はここから出てきました。私を生み出した人間がどこかにいるようです」
レイアは「誰かが」描いたマンガのキャラクターであるという。そしてそのマンガの主人公は、なんと春空自身だった。
「作者を見つけてどうするってわけ?」
「私はあなたのヒロインです。ですが、全然タイプではないので書き直してほしいと」
「なんで俺はフラれてるの?」
果たしてレイアは何者なのか、マンガの作者は誰なのか――。
どこにでもいる普通の高校生が、予期せぬ形で描くトライアングルラブコメ!
※カクヨム様でも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 18:30:00
4309文字
会話率:29%
高校一年の愛緒衣(あおい)は、たまたま通りがかった裏庭で、同じ学年の美蘭(みらん)を見かける。
彼女は蛍のような光をまとっていて、それは魔法だと言う。
「私、異世界から来た魔法使いなんだ」
交流を深める二人だけれど・・・。
問題も答えもはっ
きりしない思春期掌編。
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現代日本。すこしふしぎ。
三人称。
ジャンルは、どちらかといえばライト文芸って感じだと思うのですが、ないので純文学にしています。
-----折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 20:18:12
6586文字
会話率:38%
「キスをしたことがないんです」
幽霊を自称する彼女は自分の未練をそう語った。
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時をつかさどる神【クロ】の身の回りの世話をしている【芹沢幸人】は、ある日世話をしている神の神社に久しぶりに
参拝客が来たことを知る。
だが、その参拝客【桜木美奈】は、すでに死んでいて幽霊だったのだ。
事情を知った幸人は彼女を救うために過去へとタイムリープする。だがそれは、救われることのない幸人の苦悩の始まりだった。
これは、思春期の揺れる思いが生み出す少し切なくて、少し面倒くさい物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 21:19:11
119940文字
会話率:60%
日付を跨ぐ瞬間に、七光台駅に到着する電車の中で居眠りをすると、願いが叶う。と言う不思議な電車があった。
高校3年生の船橋(ふなばし)光ノ介(こうのすけ)は、その電車に乗り、願いが叶った人を見つけてその願いを消す事を目的にしていた。
深夜00:00。願いが叶う電車から降りてきたのは、セーラー服。体が透明になってしまい、衣服だけが見えるようになった女子高生、桜木(さくらぎ)宮佳(みやか)は、元の姿を取り戻す為、光ノ介と協力して願いを消そうとする。
願いは叶った方がいいのか。思春期と言う不安定な時期。それぞれの願いが電車に揺られて、交差する………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 16:46:16
14168文字
会話率:58%
なんの手違いか、女子生徒と同室になった勇太。
一年間、彼女と同じ部屋で生活しないといけない。
思春期真っ只中の高校生である勇太はドキドキしていたが、同室になったのはボサボサ頭に長い前髪の女子で、しかも土人形を相手にぶつぶつと独り言を呟くちょ
っと怖い人だった。
しかし、そんな彼女の意外な素顔や、土人形を愛でる理由を知って……。
なろうラジオ大賞6参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 21:01:11
998文字
会話率:54%
とある中学校の一年C組の担任である先生。仮に名をTとしよう。Tは、皆から嫌われていた。思春期特有の大人を嫌うものではない。Tだけを皆、嫌うのだ。
クラスの一軍女子、副担任、その他クラスメイトや様々な人に視点が移り、結末はどうなるのか
最終更新:2024-10-25 05:59:49
600文字
会話率:47%
私立天祥学園高等部の仲良し三人組。
二年生の男子学生・姫野誠(ひめのまこと)、
同じく二年生の女子学生・二瀬姫乃(ふたせひめの)、金子煌(かねこあきら)には、他にも名前がある。
誠は華睡蓮(かすいれん)、
姫乃はインファ、
そして煌が石菫
青(せききんせい)。
三人だけが、お互いに知っている名前。
三人の共通点は、同い年であること、同じ学校に通っていることのほかに、重大なことがひとつ。
それは、前世の記憶がある、ということ。
「私たちは、クーデターの晩に非業の死を遂げた……多分?」
“おそらく”は陰謀蠢く王宮から、
“多分”現代日本の庶民に転生した、と暫定的に判断した三人は、
相思相愛だった想い人を、探しているのかいないのか。
輪廻転生の記憶は思春期の妄想なのか、真実なのか。
三人の姫(仮)は今日も放課後に恋バナをする。
※この物語には、ヘテロカップルの他、
ボーイズラブ要素、ガールズラブ要素が入る可能性があることを予めご承知おきください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 12:34:06
11249文字
会話率:32%
岡崎春輔には、ある悩みがあった。
それは、放課後になると、誰かが自分の机の上にエロゲーを置いていくのだ。
思春期男子の真っ只中である春輔でも、この異質で淫靡な怪奇現象には困惑気味である。
新手の嫌がらせか……? と春輔は思いつつも、
ある日、放課後に忘れ物を取りに戻ろうと教室に入ると、案の定、自分の机の上にエロゲーのパッケージが置かれていた。
そのきわどくイヤらしい表紙絵に頭を抱え、しばらく教室で放心していると――。
「――気に入ってくれたかな、それ?」
ついに……。そのエロゲーを置いた犯人が姿を現す。
なんと、そのエロゲーを置いた主犯は、クラスの人気者で"清楚"と呼ばれるエロゲーとは程遠い存在――"緋之原琴葉"だった……!
まさかの人物の登場。しかも、その緋之原の提案で、彼女の家でエロゲーをプレイすることになり……。
さらには、エロゲーのシチュエーションをリアルでも体感してほしいと、なんと彼女の家にも泊まることになり――。
――続きは本編で。
©2024 謎の赤毛折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 11:39:51
26443文字
会話率:44%
「自分一人の犠牲で済むなら。それで、みんなが、世界が、丸く収まるなら。
私は、それでーー」
「……なぁんて言うとでも思ったがピッピロピ〜〜〜〜〜!!!!!」
「うるせぇ知るか吹き飛ばす!!!」
「今日日、悲劇のヒロインムーブは流行
んないんですよねぇ」
「クッソつまんない雑魚エンドは一昨日きやがれください」
2005年、舞橋市。科学の発展した平和な世界で、しかし世の中の人々は『理術』と呼ばれる不思議な力(ただし使い所がない)を誰もが使えた。
ある日、怪しい男子校生に襲撃され、4人の女子高生は無能なハズの理術を巡る争いに巻き込まれる。
「ほらよ。受け取れハニーたち!」
タラシ、あるいは月谷潤ことつっきー。
「何!? 触手!? 触手プレイ!?」
変態、あるいは畠中春ことはったん。
「私の愛する娘たちに仇なすタラシと変態は養分にします」
生物オタク、あるいは草間奈由ことなっちゃん。
「でっかいクモさんに対抗して、でっかいちょーちょさん!」
10歳児、あるいは白原杏季ことあっきー。
その他、長髪ナルシストや漆黒や鬼畜メガネが、水や雷や植物やプラナリアを召喚してしっちゃかめっちゃか乱舞する!
平和な日常に隠れた世界の秘密とは?
そして受験生の彼女たちの明日は大丈夫なのか!?
とりかえしのつかない青春は、仕組まれた高校生たちと共に舞い踊る――
異能×青春×群像劇。
おおむね大フィーバー、たまにシリアス、思春期こじらせ真っ只中な、高校生ズの乱れ舞うハイテンションファンタジー。
※こちら(https://ncode.syosetu.com/n9429cc/)のリライト版です。
※カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054881507313)にて同作品の改定前版掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 22:19:43
461941文字
会話率:42%
夏よりアツく空より青い、女子高生たちの異能な青春はお好みですか?
時は21世紀、舞台は日本のとある街。科学の発展した平和な世界で、しかし世の中の人々は『理術』と呼ばれる不思議な力(ただし使い所がない)を誰もが使えた。
そんなある日、
仲良し女子高生4人組(タラシ・変態・生物狂・10歳児)は、同世代の男子高生たちから襲撃され、図らずも理術を巡る争いに巻き込まれていき……。
萌えるより燃えたい、少年少女の青春賛歌が開幕する!
魔法(?)×青春×なんちゃって群像劇の、おおむね大フィーバー、たまにシリアス、思春期こじらせ真っ只中な、高校生ズの乱れ舞うハイテンションファンタジー。
※2月29日~「カクヨム」にて同作品掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-21 13:22:45
829235文字
会話率:42%
父親が再婚することになり、同い年の姉が出来た。
女子高生といきなり同居することになり、
思春期真っ盛りの主人公はドキドキハラハラするのかと思いきや…
実は主人公は人生2週目の中身40代のオッサンだったというお話。
最終更新:2024-08-19 11:27:17
1120文字
会話率:64%
ねぇ、男の子っていくつになっても王子様なの?
最終更新:2024-08-19 09:00:08
2770文字
会話率:12%
真夢莉と妃夢莉。
二人は双子のようで双子ではない。思春期の姉妹の葛藤を描く。
最終更新:2023-11-23 12:17:45
5421文字
会話率:16%
私立成城学園に通う有馬駿には推しの歌手がいた。
国民的人気を誇る“グリ”という女性歌い手で、顔出しはせず、動画配信サイトで歌ってみた動画や配信ライブを細々と部屋で観るのが彼の唯一の楽しみだった。
そんな彼には同じ高校に通う幼馴染
がいた。
佐倉莉子。彼の住むマンションの下の階に住む同い年の女子高生。
駿と莉子は小さい頃からずっと一緒に育ち、いつの間にか思春期に突入。
お互いに意識し合う間柄ではあるが、中々後一歩踏み出せない。
そんな莉子には絶対に言えない秘密があった。
それは彼女こそ駿の推し、歌い手の“グリ”であるという事。
駿との関係を進展させたい莉子ではあるが、自分が“グリ”だと言って彼の気を引く事はしたく無いと考えていた。
莉子がグリとは知らず、彼女の素晴らしさを熱弁する駿。
間接的に駿からの愛の告白を受けて尊死寸前の莉子。
青春爆発、不毛な三角関係青春ラブコメの短編です。どうぞお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 21:10:00
11159文字
会話率:35%
雨の日になると思い出してしまうんだ。普段なら臨時休業の四月の雨の日。予約した花束を受け取りに店に行くと、聞きなれた店長の声が聞こえた。私には、聞く勇気も、代わりになる勇気も、あの人の一番になる勇気もなかった。きっと、今日の雨で桜並木は散って
しまうのだろう。
大学を機に上京した橙田紫乃。花屋でバイトをしていくうちに、店主の黒木一期に恋の花を咲かせていく。
思春期女子が花と共に成長していく、酸いも甘いも、時に苦いも知る日常と恋と花物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 21:00:00
44046文字
会話率:73%