三年前に死んだはずの兄の訃報を受けた、高校生の野宮 一格(のみや・いっかく)。
応援一筋の人生を歩んできた一格は、八剣 一星(やつるぎ・かずせ)との出会いを境に、怪物の闊歩する夜へと身を投じる。
十二月を間近に控えた冬樫市では、不可解な死
傷事件の噂が流れていた。
巷で勢力を広げつつある新興宗教『りんご教』と、一格が出会った美しいシスター。
『機関』と呼ばれる謎の組織と、一星が尊ぶ正義の在り方。
そして、人知れず抗争を続けてきた異能力者たちは、勾玉を巡る命懸けのゲームを始める。
兄の死の真相は?
誰が味方で、誰が敵なのか?
ゲームの裏に隠された真の目的は?
一星とともに謎を追いかけながら、一格は戦う理由を見つけ出す。
――ある年の夏。此処ではない何処かの世界にて始まる“現代風幻想奇談”。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 18:00:00
162316文字
会話率:30%
『ソウルシーカー』と呼ばれるDEA(Devil Enforcement Administratio アメリカ連邦悪魔取締局)の職員、ナナ・キャットは、悪魔狩りの精鋭部隊「LAタイムズ」の一員として、“ヴィランズ”という悪魔を討伐する仕事を
担っていた。
ナナは人間ではなく、鬼の一族として古くから悪魔狩りの活動を続けており、“悪魔化”と呼ばれる謎の現象を収束するべく、数百年もの間戦い続けていた。
“悪魔化”とは、悪意を持つ人間が罪を犯した時に起きる現象であり、罪の大きさの度合いによって多少の差異はあるものの、一定の確率で人間が「悪魔」へと変貌する時に用いられる指標である。
地上には元々人間ではなく、『鬼の一族』が繁栄を極めていた。
鬼は人間を毛嫌い、奴隷のように扱い続けてきたが、『黙示録の戦争』と呼ばれる出来事を機に、衰退の一途を辿ることになる。
その背景には、人間を愛した赤鬼のグループと、人間を嫌う青鬼のグループの対立があった。
赤鬼は人間と共存することを選び、青鬼は人間を駆逐することを望んでいた。
鬼は永遠に生きれる強い生命力がある反面、生殖器がなく、人間のように増え続けることができない生物学上の問題を抱えていた。
鬼を増やすには、自らの血を人間に与える必要があった。
“鬼化”と呼ばれる現象は、鬼が一族としての地位を確立するためには欠かせない儀式であり、また、プロセスでもあった。
つまり人間は鬼の一族にとっての“贄”であり、「血の器」として道具のように扱われてきていた。
今から約三千年も前のことである。
人間には人間の生活があり、生き方がある。
人間は鬼が繁栄するための道具ではなく、自由に生きるための権利がある。
人間と共存することを選んだ赤鬼は、人間と対等に生きることを望み、例え一族が滅びることになったとしても構わないとして、人間に血を分け与える行為そのものを禁止しようとした。
戦争によって多くのものを失ったが、代わりに得たものは平和であり、人間と鬼が互いに笑い合える日々であった。
しかし——
鬼と人間と、——悪魔。
星を巡る命の戦いが、今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:07:35
2948文字
会話率:6%
そこは、魔法と呼ばれる力が普及した世界。
その力は防衛術としても評価を受け、いまや魔法は一般的なものとなった。
しかし、魔法の力は便利な事だけでなく……道具や武器に纏わせる事により効果を発揮するものだった――
最終更新:2020-11-25 21:00:00
901033文字
会話率:33%
男が頭を下げた。
「あいつは俺を庇って死んだ」
けれど私の愛しい男は約束を守ってくれた。
天涯孤独の身の上にはしないと。
帰ってくると。
だから私はお帰りなさいというのだ。
最終更新:2020-10-03 06:30:24
3676文字
会話率:18%
激戦であった第一次世界大戦のアラス戦線。その中で生まれた、ドイツ人将校と日本人義勇兵を巡る命の物語です。
最終更新:2019-12-27 20:49:25
730文字
会話率:15%
空に光の輪が浮かぶ。
あの光を見るのは恐らく二度目だ。
巡る命。
白い少女は死に続けることで出会った。
黒い少年は生き続けることで出会った。
運命と再会と、そして別れ。
全てを理解しているから、きっと幸せを求めた。
最終更新:2018-08-09 13:59:16
41600文字
会話率:27%
命は巡る
生まれること死ぬということ
悲しみを繰り返し 喜びを知る
虚無は埋まりませんが探しものは見つかります
必死に探せば見つかりますきっと
この作品を最後までどうぞよろしくお願いします
最終更新:2017-12-11 10:52:58
5843文字
会話率:15%
普通の生活を送っていたい少年鉄太は、幼馴染であり中二病真っ最中の愛菜に巻き込まれて事件へと足を突っ込む事になる。
愛菜が持っていた謎の預言書、そしてその本から召喚された謎の美女とバケモノ。
それらを巡る命を懸けた戦いは、普通の生活からはかけ
離れていた。
係わり合いになりたくない鉄太はどうにか逃げようとするも、愛菜がそれを許さず、状況も彼を逃がそうとしない。
結局、鉄太はこの世界の片隅で起こる、世界を破滅させかねない事件の渦中へと巻き込まれるどころか中心にすえられることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-21 17:00:00
103691文字
会話率:47%
川の上流から大きな桃が流れてくる。
お婆さんに拾われたその桃は、「行かねばならない」と言った。
え? 言ったのは桃? うん。そう、桃。桃太郎じゃなくて桃……。
桃の果たすべき使命とは。結末とは。
お婆さんと桃を巡る、ほんの少し悲しい物語。
短い話です。
※2015/7/19 第一話を一部改稿。黍団子を追加しました。
………………………
小説初投稿です。キーワードは盛大にネタバレです。
結末は考えてはあり、完結させる意思はありますが、唐突に投稿をやめる可能性が有り。更新頻度は非常にムラがあります。
読み専が作者さん方の苦労や気持ちを知るため、実験的に書き始めました。
私はこれからも読み専です。作家になるつもりは全くありません。
けれどほんの少しでも誰かに楽しんでもらえるのであればとてつもなく嬉しいです。
感想ではなくとも、読んでるよ!の一言が励みになります(^-^)/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-29 20:54:29
4465文字
会話率:27%
コンピューターが制御する機械仕掛けの鳥と、全身を血液が巡る命を宿す鳥。かつて、大空にはたくさんの鳥が飛んでいた。それは今では夢物語。けれども本当に夢物語なのだろうか?
不意に訪れた必然のような偶然は、問い掛けを残して静かに去って行った。
※本作品はpixiv、FC2小説でも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-22 02:51:15
8509文字
会話率:17%
体内を巡る命の音は、ビニールをこすった様な音がするそうです。大事な人の命の音はゆっくりと低い音を繰り返しています。きっと、自分も……
最終更新:2007-05-20 22:49:14
578文字
会話率:0%