私たちは縛られている。自分と、それを取り巻く環境によって。
四方を山に囲まれた、丘の上にある緑陵中学校。
そこに通う織櫛あいと桜庭もと花は、同じ教室で授業を受けて終わったらいっしょに帰る、
そんなありふれた普通の学校生活を送っていた。
しかし、もと花がかつて所属していた部活の先輩から告白され、友達として付き合い始めた
ことで状況は一変する。
あいにとってもと花は特別だった。
友情ではなく恋愛感情を抱いていたあいは、このままではもと花がやがて自分の傍から離れていってしまうことに危機感を覚え、ついにもと花に同性愛について思っていることを尋ねる。
「やっぱり……変だよね」
このままではもと花を取られてしまう。そう苦悩するあいのそばで、彼女に語り掛ける男の声があった。
「もし君が本当に男になりたいと望んでいるのなら……僕が力を貸すよ」
同性愛なんて成り立たない。声に誘われて男になったあいは、もと花と結ばれるために行動を起こしていくのだが……。
既に完結まで原稿は執筆済み。クライマックスにてキスシーンの描写があるためR15指定をかけてますがえっちぃ要素はほぼないです。
公募用に執筆しましたが、文量が長く悩んだ末にこちらに置かせてもらいました。
様子や反響を見ながら少しずつアップしていきたいと思います。
小説家になろう慣れしていないため表示の読みにくさなどあるかもしれません。本文のサブタイトルや誤字脱字の修正は行っていきますが、本文や内容、設定の変更は致しません。
それらも含めてどんな意見も頂戴できれば幸いです。
よろしくお願いいたします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 21:37:01
201455文字
会話率:36%
明治から大正に掛けての変革の時代。勃起不全障害を持つく久賀野親弥は、売れない小説家として執筆活動を続けていた。親弥が目指すのは、田山花袋のような「自然主義文学」だが、親弥の忌み嫌う不倫などの不貞行為を描こうとするも、「妄想の産物」と揶揄さ
れ、作品は一向に認められない。障害の治療も先が見えず、親弥は自身のコンプレックスによって大きな不満を抱え、他人を避ける生活をしていた。妻の宮に対しても極力身体的接触を避け、宮を愛しているものの、夫婦関係はどんどん悪化していく。
同じく自然主義の作家として人気のある友人、田之上兪吉に、「作家活動をやめろ」と言われ、激高した親弥は一度捨てた自分の原稿を読み直すが、田山花袋の模造としか思えないような自分の文章に気付き、執筆ができなくなってしまう。そんな折に、アルツハイマーを患う、親弥の義父である華族の大谷禄太郎氏の邸宅に招かれた親弥と宮は、禄太郎氏の病状の悪化を目の当たりにし、二週間横浜の屋敷に滞在することを決める。その間も一向に執筆活動ができず、禄太郎氏からのストレスも相まって精神を蝕まれていき、親弥は薬に頼るようになる。また、宮は親弥に黙って不穏な動きを見せる。
横浜で兪吉と会い、兪吉の知り合いだという楼主の千寿喜明の案内で「永真遊郭街」に出向く親弥。そこで、宮に瓜二つな「楓」に出会い、宮の持ち得ない色気や、見ず知らずの男に抱かれている楓に嫉妬と精神的情欲を覚えた親弥は、小説内で楓を犯すことにのめり込む。
※直接的な性描写はございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-24 20:00:00
80870文字
会話率:46%
悪役令嬢であるエカテリーナは、これまでの悪行を売れっ子小説家として生活していた。
そんな彼女が新しく執筆しているのは、異世界転生小説。その小説を書き終えようとした時、突然小説の原稿から、封印されし世界最強の魔王が飛び出してくる。
「我は魔界
の王、モルドレッド。お主が小説を書き終えた時、我は完全に復活するのだ!」
そう言って高らかに宣言する魔王に、エカテリーナは対抗する。
「私とゲームをして、貴方が勝てたら小説を書き終えるわ」
かくして世界の運命は、一人の悪徳令嬢の手に託されたのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 19:51:34
7112文字
会話率:37%
【第一回書き出し祭り総合3位入賞作!】
小説家の川辺誠には、『絶対に』破ることが許されない締め切りがあった。
彼の原稿を待つのはヤクザの組長!
おっさん組長の自宅に缶詰状態で行われる執筆作業。
だが、原稿はなかなか進まない。締切が刻々と近づ
いてくる中かけられる「先生、進捗どうですか?」の声。
彼に秘策はあるのか。はたして締め切りに間に合わせることができるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 08:59:14
80653文字
会話率:30%
なんの趣味も夢もなく生きていた高校2年生の佐々木。彼はひょんなことから小説家を志す事になる。しかし小説を書くことは疎か、原稿用紙一枚分以上の文章を書いたもない。宿題として読書感想文を出された高校1年の夏には、本のあらすじだけを読んで感想文
を書いてしまうような少年だった。そんな彼はこれから執筆する小説に一つの妙案を思いつく。
それは物語を高校生活の一年間とし、これからの学園生活を小説にするというものだった。しかしそれは自伝やエッセイ、ましてや日記でもない。佐々木自身の体験を描くわけではなく、クラスメイトであるバスケ部のスター選手、『吉田君』とアイドルのような容姿を持った転校生、『小池さん』の二人を主人公とヒロインに仕立て上げこれから現実で起きるありのままの恋愛を本にしようとしていた。しかしそれは、物語として魅力のある恋愛でなくてはならないし、二人の行動を可能な限り把握しコントロールしなくてはならない。佐々木は一年の時に友達となった無口な変わり者『ソラ』や世界的天才作家『エド』と共に執筆を始める……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-03 21:39:11
23240文字
会話率:56%
いわゆる「自費出版系」の出版社で、一般人の書いた原稿を書籍にする仕事をしている派遣編集者の「私」は、次々に訪れる「難敵・素人物書き」との戦いに明け暮れている。作家になりたい人必見、アマチュア作家たちの「書き手としての失敗」をあげつらいつつ出
版や文学の世界の現実を語る文芸コメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-30 22:58:28
67460文字
会話率:24%
ー こんな小説家の原稿を、キミは読んでみたいか⁈ ー
・文房具がすべてadidas製
・小学校の前に来るとなぜかニヤニヤ顔になる
・倒立書きや原稿二枚返しなど、必殺技がある
・今時「落ちる」と声聞こえると怖くて発狂する
・執筆中の形
相が必要以上に血管浮きまくりでスゴイ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-22 19:25:21
695文字
会話率:30%
顔とスタイルはそこそこなのに熱血ドジな新人編集者赤川麗子は入社二年目の24歳。10年前、当時17歳の若さで新人文学賞を受賞し世間一体を総なめにした少年・碓水聡明に憧れこの業界に入って初の担当を任されることに。
しかし陰気で卑屈で神経質な
ことからこれまで匙を投げた編集者も数知れない曰くつきの作家(通称・編集崩し)の異名を持つ彼こそ、10年前、赤川が恋い焦がれた碓水だった。
「書いてください、続編!」
「却下」
「エッ」
かつての有能小説家は、自信喪失と明けないスランプに陥っていた。
果たして、新米編集者赤川は小説家碓水の創作意欲を呼び覚ますことが来るのか?
父との確執、祖父との約束、元恋人との連鎖、未来を語り合った友人…すべてが織り交ざったとき、小説家は動き出す。
熱血編集と、卑屈な小説家の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-27 22:25:55
6004文字
会話率:70%
小説家の「私」は、締め切りが迫っている原稿の執筆を進めていた。
しかし、休日のある日、私はある物を目にしてしまう。
※FC2小説と二重投稿しています。
最終更新:2012-09-16 20:58:21
4195文字
会話率:58%
現役の小説家のボクは大学を中退し、二十代前半で公募新人賞を獲ってそれからずっと自宅で執筆活動を続けていた。ミステリーが専門で、書いた本がよく売れていて、おまけに原稿のオファーなども来る。地方在住なのだが、公共交通機関を乗り継いで東京の出版社
などに挨拶に行くことがあった。デビュー時から拾い上げてくれていた担当編集者の中埜とは常に親しくしていたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-10 12:59:20
2931文字
会話率:50%
二年前、中央の公募新人賞を射止め、小説家としてデビューしたあたしはずっと原稿を書き続けていた。その日の朝、駅改札口を出てケータイを見ると、着信窓に男友達で彼氏の勇司がメールしてきていてそれに気付く。返信を打つと彼がほんの先に立っていた。一週
間ぶりに会ったあたしたちは互いに声を掛け合いながら歩き続ける。公務員の勇司と対極的に本職の作家のあたしは、ウエブなどでの活動も含めてずっと執筆をしていたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-17 17:22:03
3162文字
会話率:89%
駆け出しの小説家、里中史也は真夏の暑い日に、壊れたエアコンの修理代を稼ぐために原稿を執筆していた。たまたま冷蔵庫に入っていた見たことのない缶ビールを口にしてから・・・
最終更新:2009-07-09 16:40:08
1899文字
会話率:9%