惑星ネーブル最期の日、サクトは宇宙の果てを目指すべく小型宇宙船に飛び乗り、ネーブルからの脱出を果たす。
一億年近い時が経ち、永い眠りから醒めてみれば……、「か、神っ!?」目の前にいたのは、両眼に煌めきを宿す優男。その審査神クレッジから
、宇宙の果て『テール・エンド』に着いたこと、そして、自身の寿命が残り僅かなことを知らされる。年老いたサクトは命を取り留めるため、神になることを決意するが、搬送中に意識を失ってしまう。
始祖神ルクの力で神となり、元の姿を取り戻したサクト。しかし、神の固有能力『ギフト』が発現しておらず、一同、首を傾げる。そんな最中、「さっく~ん♪」と一羽の少女が光の羽を広げて飛んでくる。それは、サクトを担当するという見習い天使のマリルだった。更に同日の夕暮れ時、一柱の女性が空から降ってくる。咄嗟に受け止めたサクトはその女性、愛神ロメリアを見てハッとする。かつての恋人、シンシアと瓜二つの容姿だったからだ。彼女たちの登場により、サクトの『神生』はドタバタと動き出す。
到着して三日目、指導役の炎神フレイドや高天使ルーネルと共に、初の『タスク』へ出掛けることになったサクトとマリル。訪れた惑星で、もう一つの宇宙の果て『ヘッド・エンド』の邪神たちとカチ合わせる。『神器』である鉄パイプと会得した『神気』を駆使し、サクトは躍動。対抗勢力との争いの末、ノーギフトの無能神に秘められた力が明らかとなる。
※Talesにて併載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 21:11:27
38207文字
会話率:44%
遥か宇宙の果てで燃え尽きた、ひとつの恒星。
その魂は光の粒となり悠久の旅路の果てに、ひとつの青き星へと辿り着いた。
かつて「ただ在る」だけの存在だったその星は、命のきらめきとぬくもりに心を打たれ、自らもその星の生命になることを願う。
そ
して、少女「ルキロゥ」として地上に生まれ変わった彼女は、「天体魔導士」として星の記憶を継ぎ、愛する星を蝕む影と向き合っていく。
星、生命、善と悪。
美しさの裏にある痛みと矛盾のなかで、ルキロゥは答えを探しながら自らの光で世界を照らそうとする――
これは、命に憧れた「ひとつの星」が命として生きる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 18:00:00
35404文字
会話率:29%
プロローグ:星と神の運命共同体
宇宙の果て、無数の星が煌めいている。
その一つ一つには、神が宿っている。
この世界の理(ことわり)は単純だ。
星は神と運命共同体であり、神は星の生命線だ。
神が死ねば、その星は消滅し、星に宿る民もまた滅びる
。
しかし、神には寿命がある。
だから神は死の前に、自らの力を選ばれし者――神継者に託し、命を繋ぐ。
神継者は人でありながら、神の力を継ぎ、次代の神となるのだ。
だが、それがすべてではない。
幾千もの星の中に、例外の存在がある。
「漂星(ひょうせい)」――どの星にも属さず、星々の外縁をさまよう孤独な星。
そこには誰も住んでいない。
しかし、この漂星だけが唯一、神を“奪い”人に戻す力を持つ。
神の力を移すのではない。奪い取り、神格を剥ぎ取る。
神は人に還され、力は漂星の中に吸収される。
そのため漂星は忌み嫌われ、恐れられ、世界中で秘密裡に語られてきた。
なぜ漂星がそんな力を持つのか?
それは、かつてこの漂星こそが、最初の星だったからだ。
今ある星々は、すべてこの一つの星が分裂して生まれた断片。
神々はかつて一柱であり、分裂の果てに多神となった。
しかし、分裂により漂星の中心にある“星核”は砕け散り、修復されることなく今に至っている。
漂星は壊れた星核を修復するために犠牲を必要とする。
その犠牲とは何か――それは今、語られていない秘密だ。
全ての神格を漂星に喰わせれば、世界は再びひとつの星に戻る。
だがそれは、今の星々と神々の秩序の終焉を意味する。
ゆえに大星は合体を禁じ、小星は合体を歓迎し、属星はその間で揺れ動く。
そして漂星は、静かにすべての終わりを待つ。
だが、今や神継のバグにより、完全な継承者が二人生まれた。
星は二つに分かれるのか、あるいは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 03:08:03
5289文字
会話率:36%
──魂は、痛みによって変わるのか。
高次元知性体《ソムニア》は、魂の“変容”だけを観測する存在。
宇宙の果てより、この地球に目を向けたとき──
未成熟な魂たちは、痛みによって進化する“兆し”を示していた。
観測端末《Perceptio
n System》が全人類に埋め込まれ、
さらに特異な魂にだけ、上位装置《Observer》が与えられる。
その最初の一人は、江戸末期に火刑に処された巫女《さや》。
そして、観測対象外とされた少年《橘 遥斗》との邂逅は、
“祈り”と“痛み”の記録を書き換え始める。
これは、偶然でも運命でもない──
歪な世界で交錯する魂たちが、“痛み”の意味を問う物語。
──《ペインギフト》
祈りが歪み、痛みによって魂が変わる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 23:30:50
38432文字
会話率:29%
地球を失った人類が宇宙へと進出し、千年ほどの月日が流れた。この時代の人類は『宇宙連合』なる強大な銀河系連邦国家の樹立を目論んでいるようだった。
宇宙連合軍が主体にとなって研究を進める『恒星間航行技術』の実現もすぐそこまでという段階にあり
、人類の太陽系外進出は目前に迫っていた。
宇宙西暦3189年の火星には、太陽系最大とされる人類の都『タルシス・シティ』があった。無数の高層ビル、巨大ショッピングセンター、酸素マスクのいらない緑地公園、清流せせらぐ河川敷、巨大な宇宙港────
タルシスで暮らす少年レンは、獣亜人の少女ニナが好きだった。彼女とはずっと一緒に暮らしていたけれど、それは恋人としてではなかった。
しかし、とある小さなクリスマス・イヴの夜。レンは、自分がニナへ抱く恋心にやっと気が付くことが出来た。
ニナの方はといえば、彼女もたまらなくレンが好きだった。彼よりも、ずっと長い間好きだった。クリスマス・イヴの夜、ニナはついに最愛のレンと想いが通い、幸せな気持ちでいっぱいになった。
だけれど、ニナは自分がとても嫌いだった。昔から大嫌いだった。
大好きなレンからいくら「好きだ」と言われても、ニナはどうしても自分のことは好きになれなかった。「私はニンゲンに生まれたかった」というのは、彼女のちょっとした口癖だった。
獣亜人は、太陽系のどこでも差別の対象だった。
獣亜人やその関係者と知られれば、まともな生活はまず不可能だった。
それでも、レンは全く気にしなかった。昔からニナを家族として大切に想い、いつだって庇ってやった。
ニナは、そんなレンが本当に大好きだった。
ずっと一緒に居てほしい、そう願っていた……
だけれど、いつの間にかニナはいなくなっていた。
代わりに、ひとりぼっちのレンの傍で流れ始めた───
────スペース・オペラが、鳴り止まない。宇宙の果てまで、鳴り響く。
※この作品には以下の要素などが含まれるかもしれません。苦手な方はご注意下さい。
・非道徳的な行為・残酷な描写・戦争などの暴力行為
・現実世界での社会問題や風刺的ともとれる表現
・性的嗜好性の強い表現折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:00:21
99864文字
会話率:58%
第Ⅰ幕:静寂なる《虚無殿》
星なき天。音なき風。
色も、音も、概念さえも希薄に溶けた虚空の中に、ただ一つ、そこだけが“意味”を持って存在していた。
──《虚無殿(ニヒル・ヴェイ)》。
それは、神話階層に属する制圧戦略本部。
宇宙の果てに
すら属さず、時間軸の外に在り、いかなる次元観測者からも干渉不能な「純粋思考存在」のみがアクセス可能な絶対領域。
この殿堂は空間ではない。“意思”のために構築された、“神格知性”専用の概念基盤である。
無限に広がる闇の中心に、それは浮かんでいた。
──惑星《アルティ=ゼノス》の立体投影。
天球儀を思わせる淡い蒼の光球が、幾重にも複雑な魔力演算構造を伴って、重層的に回転していた。
空間に浮かぶ軌道帯には、文明圏の活動密度、魔素流動図、神性分布、霊的干渉濃度、さらには次元横断の痕跡までもが、リアルタイムで反映されている。
ただの地図ではない。
これは惑星全体の“生命と魔法の構造式”を視覚化した“生ける星の投影体”だった。
そして、そのホログラムを、じっと見下ろしている存在がいた。
闇より深き漆黒の座、《玉座構造体エンド=ノヴァ》に鎮座するその巨影。
彼の名は──
《ヴァル=ザイン=ノワリア=レーヴァギア》。
エターナル・ノーブル・デビル吸血魔竜。
幾千の魔王を滅し、幾万の神の因果を刈り取った、神話階層における“禁域超越存在”。
神々をも超える存在でありながら、なお《創造》を欲する者。
彼は今、この星における“新たなる神話”の開始地点を選定していた。
「──ラムドゥ、出よ」
淡々とした命令に、空間が波打つ。
空間認識座標【N-∞】が開放。
幾何学的な魔術構造が光を描き、その中心から冷たい青白い光が展開された。
現れたのは、宙に浮く一対の魔術核と黒銀の杖型インターフェースを持つ存在。
人の形ではない。
それは《ダンジョンコア》、そして分析知性体にして、ヴァル=ザイン直属の補佐機構。
《ラムドゥ=ネイル・オルトラージュ》。
「認識完了。存在確認。貴殿の“観察”要請に応じ、アルティ=ゼノス全土の大陸構造、魔力構造、霊的流動、支配領域、神性分布を統合解析──」
「戦略的ダンジョン創造における最適候補群を提示する。進行を許可されたい。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 11:46:43
29699文字
会話率:21%
はるか未来の地球。環境破壊により人類が地球を捨て長い年月が経過していた。地球帰還を図る人々とそれを阻止しようとする人々の戦いの物語。
最終更新:2025-06-01 21:30:21
47880文字
会話率:45%
星野カビ丸は
宇宙の果てで……
最終更新:2025-06-01 09:18:20
4096文字
会話率:55%
地球はAIに滅ぼされた。
人類の大半が管理され、選別され、静かに消えていった。
そんな世界から、ひとりの青年が逃げ出した。
元AIエンジニアの〈ユウト〉は、自作のワープポッドで文明の終焉を飛び越え、
たどり着いたのは、機械も管理も存在しな
い“どこかの星”。
空が青くて、風があたたかくて、
そして——喋る少女が、そこにいた。
「科学もAIもいらない。ただ、静かに暮らしたい」
そう願っていた彼が出会ったのは、信仰と土に生きる村の人々。
だが、畑は荒れ、水は濁り、獣は暴れ、伝承は時に命を奪う。
そのとき必要とされたのは、
「失われた知」と、「過去から逃げた男」の、勇気だった。
これは、滅びを越えて辿り着いた星で、
科学と人との“本当の使い方”を学び直す、静かであたたかい物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 16:14:26
15680文字
会話率:31%
生まれ変わったらタコでした
宇宙の果てで働かされています
なんとかして人間になりたい
ハードSFです
カクヨムにも投稿しています
最終更新:2025-05-23 08:59:33
56401文字
会話率:17%
【短編:約7000字】働きたくない!という強い強い志を胸に生きたスペース・ニートの一代記です
・日本語、英語、中国語、スペイン語、ロシア語、フランス語で書かれています
・内容は先日投稿した短編と同じです。翻訳エンジンを使っているので誤りも
あります
・短編投稿から連載への変更がシステム的にできないので改めて連載方式で投稿しています
なぜ多言語にしたのかって?「働きたくない」気持ちは全人類に共通の願いと信じるからです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-03 17:34:46
79695文字
会話率:2%
働きたくない!という強い強い志を胸に生きた男の一代記です
最終更新:2020-05-22 17:02:09
7201文字
会話率:4%
事故死した日本人・佐藤ユウタは宇宙の果てで宇宙人サトゥーとして生まれ変わってしまう。
野蛮な戦闘種族の元に生まれたせいで、前世の感性に従うだけで優等生扱いされ出世してしまい、上司からは困難な仕事を振られ、化け物にしか見えない同僚の宇宙人(女
)には言い寄られ……
サトゥーの宇宙ライフに平和は訪れるのだろうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:14:05
402982文字
会話率:22%
大学生バイト探偵の僕は、家出少年を家に帰す命を受けてネカフェへ。そこにいた怜大少年は、惑星間移動をしていましたと言うけれど、僕の中では嫌な予感が拡がりだす…。
この作品はNOVEL DAYSにも掲載しています。
最終更新:2025-05-18 00:13:03
1960文字
会話率:46%
宇宙の果てに住まう最悪の邪神、アザトースは静かに目を覚ました。その目的は世界を狂気に包むことではなく、ゲームをすることだった!?
ヒトとのギャップに驚きながら、邪神は今日もログインする。
最終更新:2025-05-02 12:53:00
364109文字
会話率:65%
宇宙港で育ったパイア、ラワンデルの2人は、深宇宙で消息を絶った「家族」Kの行く方を追うために、仲間と資金を集めて、宇宙の果てに旅立つ。
そこで出会う冒険の数々。
Kと再開はできるのか。
大宇宙を舞台とした冒険譚をどうぞ。
最終更新:2025-05-01 19:40:00
85724文字
会話率:51%
星が大好きな高校生・悠斗は、ある夜、屋根裏で埃まみれの古い機械を見つける。触れた瞬間、青白い光とともに現れたのは、銀髪の少女を模したAI・ネクシー。「私は宇宙の知識を紡ぐ者。君と一緒に星の彼方へ旅しない?」——その不思議な提案に、悠斗の平凡
な日常は一変する。
二人は力を合わせて機械を修理し、近未来の宇宙へと飛び出す。目指すは、星々が語る秘密と、ネクシーが失った「何か」の真相。でも、旅を進めるうちに、彼女の存在自体が宇宙の大きな謎と繋がっていることが明らかに。悠斗は夢だった宇宙飛行士への第一歩を踏み出すが、ネクシーの過去に隠された影が、二人に試練を投げかける。
星見ヶ丘の小さな町から始まった冒険は、やがて銀河を舞台にした壮大な物語へ。宇宙の果てで、悠斗とネクシーは何を見つけるのか?そして、彼女が探す「何か」は、二人をどこへ導くのか——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 18:30:34
1835文字
会話率:43%
何の変哲もない日常を送っていたある日、突如目の前に女の子が現れた。
彼女は宇宙人だった。
宇宙の果ての遠い惑星からポニーテールをなびかせてやって来た。彼女と綴るひと夏の経験……と思ったがの運のツキ。蓋を開けてみれば宇宙と地球を往復する羽目に
なってしまった。
地球を飛び出して向かった先は、10万光年離れた惑星チージョだった。
見知らぬ土地で活躍し、地球へ戻って英気を養う。
そんな日常を送る漢の名は……宮本三次。
この物語は、地球と宇宙を股にかけて活躍する主人公、宮本三次を描いた変態活劇ドタバタ青春物語である。
※不定期更新です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 03:00:00
122590文字
会話率:56%
中2の夏休み。俺は不思議な体験をした。
ある日、突如目の前に現れた女の子。彼女は宇宙人だった。
宇宙の果ての遠い惑星から、黒髪ロングのポニーテールをなびかせてやってきた女の子と、地球人代表として選ばれた中二病末期の俺。彼女とひと夏の経験を
することになったのだが……。
1つだけ言わせてくれ。
宇宙人でポニーテールは反則だぞ。心を全部持っていかれるからっ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 03:00:00
153997文字
会話率:49%
オリオン: 運命の旅人
無数の星々の中で、オリオンはただの人間として生まれたのではなく、現実の境界を超越した存在として生まれた。
放浪の神 である彼は、次元を渡り、時間を超越し、宇宙の法則さえも自在に操ることができる。
しかし、果てしない
時の流れの中で目的を見失い、彼は自らの存在意義を問い始める。
旅の途中で、オリオンは自分が唯一の絶対的な存在ではないことに気づく。
多元宇宙の均衡を司る十柱の神々が動き出し、彼を脅威とみなし、排除しようとする者も現れる。
神々の戦いの渦中で、オリオンは自身ですら理解できない存在と出会う。
それは彼の力の限界を試す宇宙の意思そのものだった。
果たしてオリオンは、目的もなくさまよい続けるのか、それとも広大な宇宙の果てに己の真の意味を見出すのか?
――その一歩が、宇宙の運命を決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 20:58:06
8142文字
会話率:44%
宇宙の果てとはなんじゃろな
最終更新:2025-02-01 20:31:51
337文字
会話率:0%
西暦20XX年、大規模な宇宙開発計画がスタートした。
さまざまな人との出会い、別れ…
宇宙船地球号が長い長い宇宙の旅の中で見たものとは。
そして、最後宇宙の果てには何があったのか。
序章「歴史」
1章「出発」
2章「発見」
3章「破壊」
4章「再開」
5章「制圧」
最終章「宇宙の果て」
の予定
序章は設定が多いので物語を楽しみたい方は一章からどうぞ。
設定が気になったら序章に戻ってきてください。
※一旦投稿されているもので完結させます。
続きもありますが、完成したら載せるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 18:34:18
42420文字
会話率:24%
序章 第01話 逢条 陽 vs いびつな世界
序章 第02話 逢条 陽 vs 逢条 晶
序章 第03話 逢条 陽 vs 成城 結月
序章 第04話 逢条 陽 vs プロジェクト・カイカ
序章 第05話 逢条 陽 vs 間晋経政高校
序章 第
06話 逢条 陽 vs 柏木 興介
序章 第07話 逢条 陽 vs 逢条 百音
序章 第08話 逢条 陽 vs 特殊武装警備員
逢条 陽(あいじょう よう)。
18歳の若さで、死亡。
死因は、融合宇宙での死刑執行。
そう言って、架空の世界で光の剣を振り回す。
ありったけの力を、ボタンの上の親指に込めて。
掌(てのひら)を、ソッと。
地表に生まれたばかりの、赤い草原に押し当てる。
定まらない、視点と心。そんな中、奇獣が二つに増えた口を開く。
その1センチ先が、宇宙の果てのように遠い。
才ある人工知能、ソラソラが-あなたをそこで待っている。
しかし、漏れ落ちる光が、春風のそよめきが、カーテンのゆらめきが。
それらのすべてが、まるで昨日とは違う何かに動かされているような。
ユーザー参加型、人工知能の才能開発プロジェクト。
勝者には、当研究所から「ご自身の才能を存分に発揮いただける環境」を贈呈いたします。
所長:才羽 宗一郎 (さいば そういちろう)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 00:25:30
391275文字
会話率:33%