……宮中には口にしてはならないことがある。
「王女様は、本当に王の子なのか」
セシリア・オルレアン王女は、王族の誰にも似ていなかった。王妃様を溺愛していた国王陛下は彼女を憎み、亡き王妃様の不貞を囁いたものは処刑した。その真相は闇の
中だと、誰もが思っていた。
────王女様本人を除いて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 07:06:10
6940文字
会話率:40%
とある神父の元へ、一人の女性が助けを求めてやって来た。「娘が妖精のいたずらにあい『増えてしまった』」という。神父はその娘の元へ行ってみるのだが……。
最終更新:2025-04-10 07:43:14
1003文字
会話率:63%
これは……なるほど……ふむふむ……カボチャだ。
ある晴れた朝、私は突然カボチャに変身してしまった。
理由はわからない。なったからなったとしか言いようがない。神様の気まぐれか、妖精のいたずらか、悪魔の呪いか、はたまた魔法使いの仕業だろう
か。カボチャが馬車になるなら、馬車がカボチャになることも、人がカボチャになるのも不思議ではない気がする。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-04 11:00:00
1376文字
会話率:10%
※エブリスタ様にて「ほのぼの特集」でピックアップいただきました!
元子爵令嬢、ノエル・シュガレットは、いわゆる悪役令嬢と呼ばれる立場の令嬢に、濡れ衣を着せられました。
濡れ衣の内容は『妖精のいたずらに見せかけて、宝石が埋め込まれたネック
レスを盗んだ』ということ。
もちろん記憶にないのですが、自分の部屋から該当のアクセサリーが発見されてしまったため、潔白の証明はできませんでした。
しかもその日は、婚約者もうちの屋敷にいたのでその場で婚約破棄。
そしてこの話は貴族社会に回ってしまい、父の爵位維持のためには私を貴族社会から追放し、庶民になるしか方法はありませんでした。
落ち込んでいるところに、私は滅多に見ることのできない妖精との出会いをはたします。それも大量に。
妖精さんが美味しそうにお菓子を頬張るのをみて、みんなが喜ぶお菓子を作りたいと思うように。
その後なんだかんだあって、数年後独立し庶民として『妖精のお菓子屋さん』を開店させました。
妖精さんたちも手伝ってくれるおかげで『妖精に会えるお菓子屋さん』として人気繁盛。
しかし妖精たちが手伝ってくれるとはいえ、作り手は私一人……値段をリーズナブルにしすぎて生活は意外にかつかつ。
人気が落ちれば店を畳むしかないかもしれないことを妖精たちに伝えると……
次の日まさかの事態に!!
しかも貴族たちもうちに来るようになって……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 01:56:27
255523文字
会話率:48%
この国の妖精はいたずら好きだ。たまに誰かの頭の上にその人の心の声。本音を文字で示す。
妖精の意見を示すこともある。その意見に共感することも多々あって困る。
それがどんなに失礼でもどんなに不敬でも罪に問われることはない。
これは、ある令
嬢がいたずら相手に選ばれた時の騒動を描いたものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 00:20:00
8696文字
会話率:10%
マリー・エヴァンスは普通の少女である。牧歌的な土地に住み、そのまま一生をそこで過ごすであろうことが確実視されたような。
だが、気まぐれでもたらされた見合いにて、彼女の人生は一変してしまう。
恐ろしいほどの美貌と、何の感情ものせない男の相手と
して選ばれることによって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 14:37:26
10506文字
会話率:22%