佐倉 真一郎が長州派にいた頃、新選組は壬生浪士組という名で存在していた。
壬生浪士組という名の頃は、派閥は芹沢 鴨を頭目とする水戸派と近藤 勇を頭目とする試衛館派に割れており、更に文久3年5月の頃に我こそは尽忠報国の士と名乗る者が大量に加入
してきた。第一次隊士募集である。
勿論、それなりに篩(ふるい)にかけて入隊を許したが、多少いい加減なものも混じっていて、採用後も仮同志(ふるい)にかけた結果、近藤達が京で活動を開始して初めて現地で同志(なかま)に加えた隊士達は、好くいえば個性的、悪くいえば不純物が入っていた。其は正に玉石混淆(こう)―――・・・玉はいい加減なものを取り除いた事で更なる輝きを放ち、不純なものどもはその黒さが浮き彫りとなった。中には、両方の性質を具えたものも窺えるものの。
前者は5人しか在らず。否、5人も在れば充分であろう。
美男五人衆と。
後者は、長州からの間者である。
※登場人物は『新選組・真の参謀』を基礎としています。一部のキャラクターや設定は友人の作品を下敷としています(掲載・応募の許諾あり)。
※ 時代系列はおおむね史実通りですが、事件の経緯や解釈などは創作の要素が強いです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 16:00:00
48316文字
会話率:46%
二十二世紀を間近に迎えた世紀末2190年。
人間の持つ精神エネルギーを物理的なエネルギー「精気」として利用する技術が誕生したことで、日本国内でも銃器を用いた事件が多発するようになってしまった。
治安維持を目的とした特殊探偵業制度が制定された
ことで治安の悪化こそ免れたが、この平和は一般人の知らない裏で悪党と警察や探偵が血を流すことで保たれている。
そんな社会情勢の日本の首都、東京の池袋で特殊探偵業を生業として生活している青年壬生開人とその相棒である美少年病田恭介。
「ブクロの狼」「壬生狼」などの二つ名を持ち、悪魔の末裔とされるカイトは強大な精気であらゆるものを破壊できるのだが弱点が一つ。
それは精気の回復能力が放出量に見合っておらず、一度ガス欠になったら立て直しが難しいということ。
彼の欠点を唯一補うことができるのは、淫魔の末裔とされる少年、恭介ただ一人。
出会いの日、恭介のキスで窮地を救われたカイトも最初は困惑していたのだが、次第に恭介とのキスなしでは満足できなくなっていく。
それはカイトを兄のように慕う恭介もまた同じだった。
二人は情愛と煩悩の間に心を惑わせながら次の戦いのために唇を求めあう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 08:27:31
42296文字
会話率:38%
江戸時代末期(幕末)の京都。最近巷を騒がせる人斬り“白狐”の行方を追いかける新撰組。
白狐の犯行現場には、決まって白詰草が置いてあった。白詰草の花言葉は復讐──白狐の狙いとは何なのか? 白狐とは何者なのか? 何の手掛かりも掴めないままの
日々が続いていた。
そんな新撰組には一人の少女が女中として働いている。その名を百合と言う。これは、壬生狼と呼ばれ民から恐れられた男達と、一人の少女のお話。
※史実を元にしておりますが、オリジナルキャラクターも出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-12 19:52:53
37677文字
会話率:47%
主人公である小夜が池田屋事件により住む場所を失ってしまう。
それを見かねた新撰組は屯所で女中として働くことを提案し、そのまま屯所で働き始める。
壬生狼と恐れられていた彼らの本当の表情を見ている内に、本当の居場所を手に入れるが…。
「もし
」の物語ですが、時代の流れは史実に
基づいています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-12 07:00:00
5925文字
会話率:34%
なにげ史実に沿った新選組長編。
イマドキ肉食系女子大生がタイムスリップした先はなんと江戸時代!
新選組に拾われた彼女が、乙ゲーちっくなイケメン隊士達ときゃっきゃうふふしながら動乱の幕末を駆け抜ける!!
☆印は卑猥だったり、流血表現だっ
たり
※自サイトでも重複連載中!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-27 11:28:58
330422文字
会話率:36%
ある日、年若い僧侶である吏鶯《りう》が拾い上げた赤子がいた。包まれていた錦地のおくるみから察するに、高貴な身分であろう赤子はそのまま寺の養女となる。しかし、異例なのはその待遇ばかりではない。常人の三倍の速さで成長する異常さがあったのだ。
指したる混乱もなく成長する赤子を椿姫と呼ぶ僧侶たちの中で、吏鶯だけは赤子の異質さにはっきりと気付いていた。
それは心に巣くう闇が深い為なのか、存在自体がひとつの闇である赤子は、更なる闇を呼び寄せる。
成人した赤子に剣を向けるひとりの侍の名は、斎藤一。京都の町を震撼させている集団、壬生狼《みぶろ》のひとりでもあった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-08 11:41:07
104051文字
会話率:39%
実ることなく 枯れることなく
ただ静かに散り逝く金盞花
その花は、きっと私に似てる
***
文久三年、京に突如現れた壬生浪士組。
彼らは町民に『人斬り集団』や『みぼろ(壬生狼)』などと呼ばれ、蔑づまれていた。
そんな壬生浪士組の敵で
ある長州藩士、紺は、かつて幕府に殺された恩師、吉田松陰の復讐に燃えていた。
そして彼女はある日、ある青年と出会う。
どんどん青年に惹かれる紺。しかし彼は……
***
どうせ散り逝く運命なら
あなたによって散らされたい
それは贅沢な望みですか……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-08 17:21:26
9732文字
会話率:42%
幕末の京に、一人の少女が足を踏み入れた。幼馴染との約束を胸に、向かう先は、”壬生狼”と呼ばれ京の民に恐れられている新撰組。
やがて、大好きな幼馴染の側にいるために、少女は新撰組入隊を決意する。
新撰組の面々に反発しながらも、少女はや
がて知ることになる。
時代に翻弄されながら、自分の信念を貫く男たちの強さと儚さを。
そして、少女が見つけ出す”未来(こたえ)”とは?
ちょっと勝気少女の新撰組ライフ。
基本シリアス。時々コメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-24 22:18:25
82858文字
会話率:32%
新選組一番隊組長沖田総司に住まう鬼。
最終更新:2008-03-20 09:37:49
1366文字
会話率:6%