忘れられない。一日三食。質素な暮らし。四畳半の監獄。鉄格子あり。窓なし。
誘拐犯き与えられた環境は決して良いものではないはずなのに、私はその誘拐犯の男の内面を少しずつ知るうちに、彼のことが頭から離れなくなっていった。
最終更新:2024-04-14 23:31:27
14463文字
会話率:36%
■四畳半の彼女の中【皮モノ】
★この作品は利用フリーです
★【原作 水馬泉】と表記すれば自身で漫画化ができます
ーーーーー
◯
ボロアパート二階の共有廊下
夜
▼ト
部屋の間取りは風呂なし四畳半押し入れ付き
ボロアパートには不釣り合いの
美女が帰宅する
美女、ドアを開け帰宅する
美女は小柄な美人
■美女
ただいま〜!って言っても誰もいないか!
▼ト
美女、部屋の中央に移動して、あぐらをかいて座る
コタツ机の上にあるノートパソコンの電源をいれる
エロ動画サイトを開く。画面には「エロ動画10円セール」の文字。
美女の鼻息が荒い。
■美女М(モノローグ)
この日を楽しみにしてたぞ!エロ動画10円セール!おっ、VR動画も10円か!今日は豊作だ!
▼ト
美女、興奮しながら唇を舐め回す
■美女М
喉が乾いたな。冷蔵庫からジュースとってこよう
▼ト
美女、立ち上がり冷蔵庫から開封すみの紙パックジュースを取り出す
押し入れの方に向かう最中に、足元のゴミにつまずく
押し入れの扉に向かって倒れる
扉破れる
美女の頭にジュースが大量かかる
美女、白目になり頭から火花と煙がでる
押し入れの中から宇宙服のようなものを着ている男が鎮座してる
■宇宙服の男
やっべ!!壊れた!!ヤバい!!まじか!?
▼ト
押し入れあら宇宙服の男、出てくる
宇宙服の背中が開き、汗だくの男が出てくる
宇宙服の中にはゴム風船を敷き詰めたようにみっちりしている
男は壊れた美女の頭を抱えこむ
■男
あ〜こりゃ駄目だなあ。修理に出さなきゃ。高かったんだけどなあぁ。この美女擬態スーツ。しばらくはこの娘を着てのお出かけはお預けかぁ。サンシャイン通りの散歩、楽しかったんだけどなぁ。
■N(ナレーション)
男が着ていた宇宙服のようなものは、密着型コントローラーになっており、ラジコン彼女を操作して街を徘徊してたのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 21:48:09
736文字
会話率:0%
主人公は、作家という職業に固執して生きるしかない不器用な男だ。この男は妻帯者で子供もいるが、家族からみればはた迷惑な奴であった。おおよそ愛とは無縁な生き方をしてきたせいで、十年も前から男は痺れを切らした妻から別居を言い渡されている。四畳半
のぼろアパートに引きこもり来る日も来る日も小説だけを書き続けていた。定職にも就かない穀潰しとして。
四十代も後半になり世間の風当たりはますます冷たい。それでも男は取り憑かれたように筆を執る。それは今日も明日も変わらないかに見えた。隔絶された世界で孤独だけが慰め、といった様子で。
そんな折りに妻が倒れたという連絡がもたらされる。
これは男が筆を擱(お)くまでの、物語。
――丁年(ていねん)、字引を相棒に。転がる無数のちり紙、失敗作の山に埋もれて。
カクヨム、ステキブンゲイ、アルファポリス、小説家になろう、のサイトで重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 10:00:00
10109文字
会話率:21%
父が勝手に決めたことだ。アネットだってそもそも男爵家の長男とこんな平民が暮らす長屋に住んでいる行商人の娘では身分が釣り合わないと思うだろ。これからは俺の許嫁とは言わないでくれ、迷惑だ。
許嫁のヘルゲは父が亡くなった翌日にそれを言いにきた
。
私ひとりぽっちだよ。暮らしていた長屋も焼かれ、私は父の住まいがある異国に来るよう言われた。そこには大きな屋敷があった。四畳半に住んでいた私には目がくらむような大きさだった。そこで私は貴族の権力争いに巻き込まれてしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 14:46:38
31269文字
会話率:56%
10年間ひきこもりで完全に煮詰まった者。
10年間家から一歩もでないひきこもりを抱えた親。
30回見合いしながら結婚相手が見つからずもうすぐ40歳になる者。
10年間必死に努力したが夢をかなえられなかった者。
年収200
万円、たぶん10年後も年収200万円だと思う者。
10年間必死で頑張ったが正社員になれず雇止めされた契約社員。
20年間四畳半のボロアパートに住んでいるが誰もそんな自分の事を気にかけてくれない者。
アパートを借りることすらできずにネットカフェを転々とする日雇い労働者。
コミュ障で一人も友達がいない者。
しめつけるような孤独に苛まされている者。
好きな人に必死でアプローチしたらストーカー扱いされた者。
人からバカにされなめられ軽く扱われた記憶しかない者。一人前の人間扱いされた事のない者。
子供のときイジメられた相手を見返してやろうと思って必死にがんばったが成功せずイジメた相手の 方が自分の10倍稼いでいる者。
夫が必要な生活費を渡してくれない妻。
妻から1万円しか小遣いをもらえない夫。
あんたなんか産むんじゃなかったと言われた子供。
息子の家庭内暴力で救急車を呼んだことのある親。
3桁の借金を抱えて立ち往生している者。
貧しさに堪えかね兄弟に援助を求めたら虫けらのように扱われた者。
高校受験に失敗して灰色の学生生活を送り大学受験にも失敗して二浪の末ボーダーフリーのクズ大学に入学するも耐えられずに中退した者。
ブラック企業に入社したが耐え切れず退職しそのままうつ病にかかった者。
事故で回復しない障害を負った者。
決して回復しない持病を抱えた者。
障害を持つ同居家族と自分の未来が見いだせない者。
夜ごと悲哀と後悔に枕を涙で濡らしている者。
惨めな人生をやり直す時間がなくなった中年。
身寄りのない老残の身をさらす老人。
これからの人生にどう考えても希望が見いだせない者。
これはそういう人々のための人生論である。
心配しなくていい。快楽は限られた少数のものかもしれないが、幸福は万人に与えられるものだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 17:39:32
63705文字
会話率:4%
公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
最終更新:2023-11-28 19:00:00
212文字
会話率:0%
俺は極狭アパートに住んでいる貧乏フリーター。
隣人はマダム。
最終更新:2023-05-20 22:00:00
502文字
会話率:10%
俺――山村明人は、四畳半の部屋で凍えるようにして死んでしまった。だが、再び目を覚ますと俺は小学生になっていて、死んでしまったはずの義両親が目の前に存在していた。また、小学生のときに亡くなってしまった同級生で、隣の家の女の子――歌島生美まで生
きている。
これは夢なのか――?
しかし、時間がたつにつれて、どうやら過去に戻ったらしいと気がつく。歌島を助けるなど自分の人生をやり直しているうちに、どんどん未来は明るくなっていく。
そして、高校生になったときには、当たり前のように歌島生美が俺の隣にいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 19:17:48
155715文字
会話率:33%
滅ぼされた魔王が異世界転移して、一人暮らしの現代若者の部屋に転がり込む話。
最終更新:2023-03-20 00:56:12
759文字
会話率:3%
とある星からの侵略者、何故か地球でメジャーな生き物に激似 侵略者の吾輩と飼い主のドタバタ生活
最終更新:2023-01-23 11:25:05
45311文字
会話率:52%
二〇四号室。オレ、在室。ここ四畳半にて、濡れ雑巾みたいな味のチーズケーキを食っている。
最終更新:2022-11-22 17:54:54
2789文字
会話率:55%
四畳半のボロアパートのベランダで、いつものように煙草を吸う。どうやら近所の夕飯はカレーらしい。匂いが鼻にこびりつく。遠くで小さい子の声が聞こえる。こんな日は、彼女のことを思い出す。
最終更新:2022-09-24 15:31:01
805文字
会話率:0%
ちょうど今日の明日の境目に、地球は滅びの時を迎えるらしい。
ヤケになった俺は、愛しき四畳半から抜け出して外へと飛び出した。そしてささやかな悪事を犯した。
そこで出会ったのは、俺を咎める赤いスーツのヒーロー。
ご当地ヒーローと冴えない男の、
地球滅亡までの短い時間を綴った青春ドラマです。
※この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-13 08:03:07
6030文字
会話率:30%
部屋で寝ていたら突然黒服の男達が押し寄せてきて納豆の賞味期限が切れていることを教えてきた。
そんな訳のわからない冒頭からなる訳の分からない話。
ぜひ読了後しょうもなと一言呟いてください。
最終更新:2022-08-25 03:17:59
868文字
会話率:36%
30代の国語教師・仮屋真琴はTRPGオタクである。
産休臨時任用で講師を勤める高校の授業で、それを隠すどころか思いっきり晒してしまった報いはてきめんに表れ、生徒に嫌われた彼は契約更新を断られてしまう。
むくれる彼は田舎へ帰る次の朝、寝ぼ
け眼で引っ越し屋を迎えに出た道で、行き交うダンプカーの前に歩み出てしまう。
遠のく意識のなか、仮屋の目の前に現れたのはTRPGのステータスとパラメータだった。
気が付くと、掟破りの四畳半ダンジョンの中、ゴブリンに囚われた姫君が助けを求めてくる。
仮屋は、「この世の者には突破できないダンジョン」に挑むべき異世界召喚者として、内乱に直面した姫君の呪文で呼び出されたのだ。
武器になるのは、王家に伝わる破邪の剣と、授業でウケなかった「三十六計」……。
仮屋は剣を振るう力のないオタクなりに、深いダンジョンと無数のモンスター、そして王国の内乱へと、ディープな雑学で挑んでゆく!
(『カクヨム』様との重複掲載です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 14:17:42
250263文字
会話率:21%
目覚めたら宇宙戦艦で異世界だった平凡な一般戦艦のありきたりな物語。
最新鋭宇宙戦艦として建造された時より史上最強の戦闘力が約束され、世界を統べる能力を秘めた空前絶後かつ超絶怒涛の各界の大物戦艦から命を狙われている超越艦が異世界で目覚めてか
ら初めての決断は
『絶対働きたくない』だった。
働き方改革の反逆児、個人戦艦巨砲主義異世界失業者党公認、不動産収入による不労所得で安定した生活を目論む、どこにでもいる普通の宇宙戦艦の四畳半的戦闘詳報。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 16:00:00
162992文字
会話率:25%
四畳半の北向き風呂無しトイレ共同木造アパート二階。大家は腰の曲がったお婆さん。隣や下の部屋は誰が住んでるかは知らないが、時たまギターの音がする。そんな部屋に住むうだつの上がらない小説家未満の男とそのアパートを根城にし、ずかずかと部屋に入り込
む三毛猫の日常。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 22:28:39
12236文字
会話率:32%
冴えない大学生である「私」が部屋の片隅に腐った玉葱を見つけたとき、「私」のカレー道は始まった。食、哲学、思想、歴史、あらゆる人間文化の総体としてのカレー。カレーを極めることこそ人の道であると悟った「私」のカレー讃歌が幕を開ける。
カクヨ
ムでも公開中
https://kakuyomu.jp/works/16816452220330153756折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 07:00:00
17455文字
会話率:21%
服なんてね。脱がせたいという、正しき男の欲望の象徴だろ。その証拠に。
「新郎の目はドレスの谷間に釘付けになっていた」
それに対し激高した新郎である1つ年下の弟、タカシは、二度と来るなと兄、トオルを追い出した。
気がつけば夫から、言
わなくてもわかっているだろう、という自己思考により、睦言を囁かれることも無く、名を呼ばれる事も無くなったユカ。
そして。妻は夫が寝静まると、寝室を出て『内職』を始める為に、四畳半へと向かう午前2時。夫は外に女と遊んでる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 08:18:58
60923文字
会話率:38%
しがらみの多い里から抜け出てきた化け狐と化け狸。2人で一緒の小さな幸せ
先祖代々のしがらみに縛られて争い続ける里の者たちに嫌気が差して里抜けをしたものの、今日も人間社会の荒波に揉まれて疲弊した状態で、夜も更けていく頃にぼろっちい四畳半のア
パートにやっと帰ってきた化け狐の紅(くれない)と化け狸の緑(りょく)。
料理する気力も食材もなく、弁当を買いに行くことすら億劫でこたつから出られない彼女らの空腹を救ったのものは。
※この小説はフィクションです。実際の個人名や団体名とは異なります。
※無断転載お断り
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 20:00:00
1424文字
会話率:79%