間も無く建国二百年を迎える耀青国の首都蕭洛は、十日前からその繁栄とは真逆の不穏な気配に包まれていた。縮緬問屋安芸月、米問屋栄屋、油問屋箕松屋と、三件の連続火付け押込み事件が起きていたからである。五十一年前都を暗躍した凶賊狐火と同じ、家人奉
公人を皆殺しの上放火と言う残虐な手口に、人々は狐火の再来かと眠れぬ夜を過ごしていた。
そんな中、何故か伝統的に仲の悪い警察組織清竹と火消し集団桐水は、一向に何の手掛かりも摑めぬ現状を打破する為に共同での夜警を開始する。清竹唯一の女性警吏紅子と組んだのは桐水一の女誑し武早とそのお目付け役大和だった。初対面時から口説きに掛かる武早にうんざりしながらも、紅子は独自の情報網を用いて密かに捜査を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 07:00:00
170346文字
会話率:24%
馬鹿みたいな理由で婚約破棄されたルシルは嫌われ悪女として『呪われ辺境伯』の元へ押し付けられることになる。
「予知夢で見たわ?私は愛されず、婚約者様にはもうすぐ運命のヒロインが現れて私は悪役になっちゃうのよね!」
それでもルシルは動じない
。生きているだけで価値がある、愛され猫として生きてきた前世の記憶を思い出したから!
呪われ辺境伯は素敵だし、運命のヒロインが現れるまでは暫定婚約者を満喫します!
しかし無自覚チートで周りを惹きつけ振り回し、いつのまにか誰もがルシルを愛するように。
呪われ辺境伯もそんなルシルに次第に興味津々になっていき……?
「ところで、運命のヒロインが解いてくれるはずのその呪い、嫌われ悪女の私が先に解いちゃダメですか?」
自己肯定感つよつよ主人公ルシルと、予知夢と初対面時の態度のせいで全然ルシルに意識してもらえない残念呪われヒーロー。
「俺は君のような心の醜い愚かな女が一番嫌いだ」
「私を嫌いでも問題ないわ!だって、こんなに猫ちゃんが可愛くても犬派が存在する世界ですもの。好みってあるわよね」
そんなラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 22:54:03
314429文字
会話率:32%
初めて会った時、能面が張り付いた様な
無表情で/笑顔で、人の動向を
伺って/甘やかしていた。
得体が知れない輩だと思った。
これはそんな二人が和解した、おこがましい話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座
いません。
注意事項2
初対面時は、有象無象の一人だと思われてたと思いますよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 18:41:28
1085文字
会話率:40%
本編全25話。番外編は一話で読み切りタイプで全5話。
前半はメイン二人が嫌味の言い合いばかりしてますが、後半かなり甘くなるので苦手な方はご注意を。
【あらすじ】
天候を操る国と呼ばれている小国サンライズ。
王族は男性に限り、どんな悪天候でも
晴天に変える事が出来き、その他に雨を降らせる事が出来る一族が三家、風を起こせる一族が三家と存在。完全なる女系一族の計六家は国より爵位を貰い、それぞれの天候を操る力を国外に提供する事で国の収益に貢献していた。
そんな雨を降らせる一族の一人、スコール家の令嬢アイリスは、前代未聞の強力な巫女力を持って生まれた為、僅か5歳で二つ年上の王太子アレクシスの婚約者にされる。
初めはその事に舞い上がっていたアイリスだが、初対面時に偶然王太子の腹黒い一面を知ってしまい、以降10年間ずっと王太子を拒み続けていた。本作品はそんな二人が、和解し結ばれるまでの物語。
※本作は『風巫女と精霊の国』に登場していたアレクシスと、その婚約者アイリスの物語です。
一応、こちら単品でも読める様には書いてますが、分かりづらかったら、ごめんなさい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-29 14:22:35
161123文字
会話率:47%
人とのかかわりを避け自分の殻にこもるようになってしまった主人公「桐原基」は五年ほど前から山の中腹にある咲かない一本桜にのみ気持ちを吐露していた。
変わりたいと思うものの自分で変わることができなかった基は変わるきっかけを探していた。
そんなある春の日。
咲くことのなかった一本桜が満開の花をつけた。
咲き誇る桜のもとで基は一人の少女とであう。
その少女は自らを「咲良」と名乗った。
基は咲良と初対面時に大切な人と再会したかのような不思議な感覚に包まれるのだった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-08 15:14:56
138998文字
会話率:53%
少年少女が独自の《能力》に目覚める世界。最高の第八階級である少女、御京院・アナスタシア・祗蓮は学園にてある少年と出会う。古崎祐雅。階級は、最低の第一。前髪がやけに長く、どこかちゃらい少年だった。
初対面時、彼はメイド服の女性に抱き着いて
いた。不潔。更に事あるごとに付きまとってくる。祗蓮にとって印象は最悪。しかし、彼女はまだ知らない。
何故《万物再生》の能力を持つ自分と古崎祐雅が引き合わされたのか――。
この後に待ち受ける、能力者達による壮絶な戦いを――!
3月20日、お嬢様編は完結しました。
ラブコメかつ能力バトルものを目指していこうと思います! 全く新しい能力(漢字四文字)を考えていきたいです。どうぞ、楽しみにしてください。どれぐらい書くか決めていませんが、頑張って書いてつもりです。エクステンデッド・ドリームも連載しているので、こちらもよろしくお願いします。
現在、天使編、巫女編、妹編を執筆して、お嬢様編に入っています。ここにメイド編を入れて終了します。タイトルに反して中身はかなりえぐい方です。
第一階級の少年が頑張って能力者に勝つ! みたいなお話だと思ってください。
ちなみにPV4万5千、ユニーク1万突破しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-20 00:26:20
275680文字
会話率:41%