戦国時代、出雲の国を本拠に山陰山陽十一カ国のうち、八カ国の守護を兼任し、当時の中国地方随一の大大名となった尼子家。しかしその栄華は長続きせず尼子義久の代で毛利家に滅ぼされる。その義久に生まれ変わったある男の物語。
この小説はカクヨム、アル
ファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 12:00:00
220776文字
会話率:46%
ヒトはその誕生当初から平和的な種族だった。彼らの一部はいつしか太陽信仰に目覚め、極東の日本へとたどり着いた。
縄文時代は太陽と自然を崇め、祖先を身近に感じながら暮らしていたが、弥生時代に死者を不浄とみなす価値観が持ち込まれる。
これを
もちこんだのはユダヤ人だと考えられ、現在の日本にもその痕跡が残る。そして弥生時代には、戦乱が増えていく。
二世紀、関東にあるアマテラスの国に出雲のスサノオ王が訪れる。表向きは和平の申し込みだが、スサノオの振る舞いは傍若無人であり、アマテラスの孫ニニギを人質としてもらい受けたいという意図が垣間見える。そこでアマテラスはニニギを出雲まで送るように見せかけ、同盟国であった南九州の狗奴(くな)国に逃がした。
狗奴国で生まれたニニギの曾孫イワレビコは、ある日まつろわぬ民の少女ハルノと出会う。彼女の正体は邪馬台国の女王、日(ひ)巫女(みこ)の後継者だった。とある事件がきっかけで、二人は邪馬台国で再会する。イワレビコはハルノに夢を明かす。それは日本古来の自然崇拝、ユダヤ教、道教を統合する新たな宗教「神道」を創設し、大和の地で天下を治める王となることだった。
それから七年が過ぎ、イワレビコの天下取り、いわゆる神武東征が始まった。大分県の宇佐でイワレビコはハルノと再会し、結ばれる。その後、出雲へと向かい、武力をもって主王の大国主と副王の事代主に出雲の国譲りを認めさせる。
そして大和へと向かうが、強大なナガスネヒコ軍の抵抗により、長兄イツセを失う。イワレビコはハルノに使者を送るとともに、紀伊半島を南に回って熊野を目指すが、途中で残り二人の兄も失う。失意のイワレビコのもとに、タカクラジとヤタガラスが現れ、加勢することになった。そして長い旅路の末にナガスネヒコ軍と再戦する。
イワレビコは日巫女に即位したハルノの占い通りの状況を作り出して相手の戦意を奪い、ナガスネヒコ軍に勝利する。ナガスネヒコの主君であるニギハヤヒは、ナガスネヒコを東北へと逃し、みずからはイワレビコに恭順する。
こうしてイワレビコは初代天皇に即位した。やがてイワレビコは畝傍(うねび)に、ハルノは宇佐に埋葬される。その一方で二人の魂は分霊され、別の場所に合葬されたかもしれない。
現在の神道は、縄文系の自然崇拝がユダヤ教を取りこんだように見える。そしてその祭祀王が天皇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 19:20:00
124972文字
会話率:32%
演劇の上演台本である『戯曲』形式での記述とする。
あらすじ
京都の山奥に鎮座する『縁切大明神』。
その社は、怨霊「崇徳上皇」が祀り上げられている、なんでも縁切りの御利益がある神社として大変繁盛していた。
神社は人々にとっては願いを掛け
る神社として存在するのみである。
しかし、実際は違っていた。神社の境内では、その神社に祀られている怨霊「崇徳上皇」やその使いである人ならざる者達が、人間と同じように営みを繰り広げていた。
物語は、人ならざる者達が過ごしている縁切大明神から始まるのだった。
ある時、その社へ出雲の国より一人の神使、名を『鶴』と名乗る者が訪れた。
出雲で開催される神有月の集会へ崇徳院が一度も訪れないことに対する調査のために、出雲の国から派遣された神使だと、その者は言った。
そうして鶴は調査を続ける中で、崇徳上皇へ一つの提案を持ち掛けるのであった。
「過去を変えたいとは思いませんか?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-25 03:00:00
39273文字
会話率:1%
<<日本神紀>>の外伝に当たり、出雲大社での神在月に備え、準備をする出雲の神々が描かれています。
最終更新:2020-10-17 20:00:00
4121文字
会話率:26%
旅行に「行かなければ」という衝動に刈られて旅をしたある女性の物語。
ストーリーより、景色の描写を中心に進みます。
最終更新:2020-03-22 21:58:38
6917文字
会話率:18%
日本
出雲、それははるか昔に出雲の国としてオオクニヌシが納めていた国。今現在、
そこは世界でも有名なオオクニヌシが祭られている場所。
俺は2240年、10月10日この出雲大社に来ていた。
最終更新:2019-10-12 16:41:11
4742文字
会話率:28%
幼き日にヒーローになることを本気で夢見た少年がいた。
彼の名は健康優良大和男児『御剣緋色(みつるぎ・ひいろ)』。
しかし三年の研鑽の果てに出来上がったのはヒーロー気取りの中二病患者。
そんな緋色も今年から華の高校生。小学校時代の恩師のツテで
彼は島根県は出雲の国にある私立校に入学が決まったのだが、彼が入学した豊葦原瑞穂学園は、伝説の武器たちが女子高生として通う擬人化学園だったのである。
人間と伝説の武器たちが織り成すボーイ・ミーツ・ガール。
擬人化ヒロイン学園バトルコメディーこれより開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 21:40:38
121360文字
会話率:38%
出雲の国の一番東に御代ノという一族がいた。その御代ノ一族の中で一番神々に近い存在を神擬(かみもどき)と言われた。しかし、初めの神擬が何らかのせいで闇に堕ち約四人の神様を殺めた。
それから数百年後、一族は滅び、ただ一人の生き残りで神擬である
少女は、初めの神擬を再封印するという運命に立ち向かわなければならなかった。だが、少女は記憶を無くしてまだ力に目覚めてないごく普通の人間だった。しかし、霪馬(いんば)と鹿威(かい)=二人あわせて『馬鹿』という自称神様(一様神のはしくれ)に出会い、神様としての力を目覚めさせるべく色々な問題(事件)に立ち向かうのだが─────
恋愛事情に家族事情に時には妖怪やら幽霊から依頼が来る中………えっ?同じ神からの依頼もありだって!?
小春と霪馬と鹿威のお人好しお馬鹿三人組が織り成す、なんちゃって江戸時代&神様なお話し。
っと言うストーリーだか何故か何時も話しがズレてきます。
神様ギャグ&シリアスの時はかなりシリアスな物語。
時代物ですが神様に古いモノや新しいモノっと言った感じが無いので現代っぽい言葉が出ます。
主人公の幼少期から始まります。
※神様が出て来ますが古事記とか関係ありません。ほとんどの神様は作者が作ったオリジナルです。主に一人称視点+三人称視点です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-24 23:26:14
313410文字
会話率:61%
「生きる理由を教えてもらえるなんて、私は幸せだね」――挑むようにそう言って、出雲の緋羽大社に去った幼馴染の樹乃。
時を同じくして、紫庵と樹乃の故郷・オクヤマツミは、緋羽大社の手によって全滅の憂き目にあう。独り生き残った紫庵は、復讐と樹乃
を取り戻すため、出雲へ疾走る。
一方、出雲の国では、霊山に大神を封じる大社と、その力を手に入れようとする領主の久世氏とが対立していた。出雲の国部衆、婆娑羅姿の少女、天剋流という傭兵集団も加わり、紫庵は大神をめぐる彼らの争いに否応なく巻き込まれていく。
暴力と陰謀と死の影が覆う中、紫庵は封印の供犠とされた樹乃へひたすらに手を伸ばす――自身が鬼と化すのもかえりみずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-26 10:00:00
111739文字
会話率:34%
神無月-神様がいなくなる月。
じゃあ、いなくなった神様はどこにいるの?
姿を消した神様が、集まる場所はただ一つ。
そこは出雲大社。
一般的に神無月と呼ばれる11月。出雲の国だけは神在月となる。
日本中の神様が、10年に一度の大宴会
…いやいや日本の行く末を話し合う大事な大事な集まりなのだ。
全国の神社が手薄になるこの瞬間を、悪鬼達が見逃すはずがない。
神社に祀られた三種の神器を奪おうと、悪鬼達と神社の守人達との壮絶な戦いが始まる―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-24 22:08:32
5340文字
会話率:60%