日本史上に燦然と輝く劇作家、近松門左衛門。江戸時代の18世紀、その近松と肩を並べる浄瑠璃作者が存在した。
彼の名は、紀海音。海音は近松を超える作品を書こうと、励みつづける。
※「ノベルアップ+」様にも投稿してます。
最終更新:2024-05-26 07:35:26
3556文字
会話率:38%
天竺はびしゃり国えんらの庄かたひんらの里に住まう長者、かんし兵衛夫婦はその慳貪な性格から仏罰を被り命を落とした。後に残された二人の姉弟、姉の天寿姫と弟のていれいは、流浪の身の上となる。やがて両親の七回忌を目前にした姉弟は、親の菩提を弔うため
に我が身を売ることを思い立つ。ちょうどそのころ、おきの郷ゆめの里の大まん長者は、長年病に臥せっている息子を治すために、八方手を尽くしていたが……
慶長年間に人気を博した説経浄瑠璃作品「阿弥陀胸割」を現代語に翻訳したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 22:22:26
14834文字
会話率:24%
人形浄瑠璃見物の帰り、大阪から話題の「Aシート」つき新快速に乗り込んだ素人探偵・鴨川浮音とその友人東野英二は、ひょんなことから同じ車両にいた建設業社長の殺人事件にかかわる羽目になる。
ところが、人目のある車内での殺人にはどうしてもおかし
な点が見受けられて……?
西日本独自の快速車両「新快速」の車中を舞台に、鴨川浮音が十重二十重に入り組んだ事件の謎を解き明かす!
(初出 令和三年九月・文学フリマ大阪頒布 推理同人・睦月社刊行 同人誌「WEST-EYE No.4 トラベルミステリー特集号」)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 03:00:00
11876文字
会話率:50%
人形浄瑠璃は三人で一体の人形を動かすそうだが作家は一人で何体の人形を動かすのだろう。
「ワタシ」はその何体の内の一体なのだろうか
最終更新:2020-12-07 17:38:51
6423文字
会話率:6%
大学二年の夏、私の想いは動き出す
最終更新:2020-09-15 19:07:25
12548文字
会話率:42%
永遠の愛を誓ったソウルメイトはドSクールな生徒会長?!それとも……?!
ガール・ミーツ・ボーイ現代和風ファンタジーラヴコメ連載です☆
(完結済みの物語を順次掲載してまいります)
(あらすじ)かつて一人の力ある人形師が作った特別な人形に、
人形ならざる魂が宿り、人形は人に生まれ変わって姫御前と呼ばれた。愛する人形師とともに幾世も転生を繰り返す姫御前の今生の姿が私?!
ばらばらに散った人形の魂のかけらを集めるため、みやび子は相棒の少年ナツとともに、人形にまつわるミステリーに立ち向かう。
※本作品はフィクションであり、実在の人物・団体・伝統芸能とは一切の関わりを持ちません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 16:00:36
106874文字
会話率:36%
浄瑠璃の戯作者として一世を風靡した近松門左衛門。彼は還暦を過ぎて人生を振り返る。
ちょうどそのころ発表した人形浄瑠璃『国性爺合戦』が大成功を収めて祝杯を挙げていたとき、小屋の座長と浄瑠璃義太夫の政太夫にせがまれ昔話をすることになる。
『
国性爺合戦』の元になった明国の武将・鄭成功には秘密があったのだ。
既に数十年が経過し、その秘密を知る者もご公儀にはいなくなったからと、門左衛門は二人にすべてを打ち明けようとする。
四十年近く前。門左衛門は江戸で辻講釈師・吉次郎と名乗っていた。そこに近づいてきたのは少女を連れた若きサムライ・結城。彼は吉次郎に中国の書籍を講釈するように依頼する。和訳と講談風のアレンジに苦労したが、おかげで唐物講釈は人気となる。
あろうことか将軍の弟・甲府宰相に目を留められ、屋敷に呼ばれる事となった。
結城は吉次郎に正体を明かす。何と彼は明国の人間で、しかも鄭成功の孫・鄭大成であり、鄭成功が日本に援軍を求めるために大成を派遣したのだという。
吉次郎は幕府高官に近づくために利用されていたのであった。
大成の人柄を信用した吉次郎は協力することになり……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-15 10:00:00
142507文字
会話率:45%